文字を書いてご飯食べてます

ライターの副業始めました

　さて、気になる人も多いであろう、ライターのお給料についてです。ここで注意が必要なのは、給料が出るのは企業に所属するライターの場合です。

　フリーランス、つまりどの企業にも属していないフリーライターは、個人事業主扱いで仕事をした分だけお金がもらえます。企業に所属していないので、事業収入として扱われるのですよね。なので、給料ではなく報酬と言うのが正しくなります。

　問題は、媒体によって報酬が全く異なると言うことです。

　例えば、紙媒体の雑誌記事なんかは非常に報酬が高くなります。これは当然で、取材に費用や文字数に落とし込む手間が必要になるからです。それに、競争も激しいので仕事を獲得するまで頑張らなければなりません。

　逆に、ネット媒体の広告なんかは報酬が安くなる傾向があります。もちろん、大手とか独自のノウハウが必要になるものは高くなる傾向があります。傾向があると言うのは、技術があっても買い叩く人がいるからです。

　実際問題、実績がないと報酬が高いライターの仕事ってなかなか回ってこないんですよ。例えば、薬剤師とか、看護師や医師とか、SE（システムエンジニア）とか、専門性の高い仕事の経験がある場合は、情報も高値で売れるので仕事の単価も上がる傾向にあります。

　当然、芸能人とか、有名ブロガーの報酬も増えやすい訳です。

　では、全く無名の人がライターで仕事をしようと思った場合、どれくらいの報酬が出るかと言えば、

　1文字で0.2円位からです。
　400字詰め原稿用紙で80円位ですね。私が仕事はじめた時はもうちょっと最低単価も高かったのですが、今は結構厳しめの仕事も増えています。

　そして、『から』と言うのがポイントで、無名であっても1文字1円とか報酬高めのお仕事が入ることもあるからです。ついでに言うと、１文字0.2円以下の仕事もゴロゴロしています。

　で、どんな風にお仕事を探すかと言うと、ライター募集しているサイトが山ほどあるのです。うん、本当に山ほど。単価の差もすごいですよ。ネット上で仕事が完結するものから、様々な取材を行って、写真も添付してってお仕事もあります。

　内容は様々ですが、実際に読んだ本の口コミをライティングサイト経由で投稿するとか、商品の紹介ページを作成するとか、ビジネスのノウハウを書くとかそんな感じです。要するに、ネット広告や商品紹介の中の人として文字を書くわけです。あとはブログの代筆とかですね。

　私が副業始めたところはそう言った知識も余りなかったので、1文字0.25円位の仕事から始めています。ただ、そのサイトは単価安くてもコピーチェックツールや文法チェックツールが充実していて、初心者でも使いやすいように工夫されていたんですよ。
　
　システム面と支払いの安定性は結構大切で、単価が高くても直接契約であれば報酬支払わずに逃げられたり、オリジナル記事でもコピペだって疑われて著作権問題云々とごねられる確率とか、訴訟に発展するリスクも生じます。
　要するに、そう言ったリスクを投稿システムが担保してくれるかどうかが大切な部分もあり、多少単価安くても安定して稼げた方が良いなーと言うのがあったのです。

　何が楽って、あんまり気を使わないで済みますから。ストレスがたまらないです。元々本業があって、仕事帰ってから副業としてやるわけですから、あまりエネルギー使うと翌日仕事にならなくなってしまいます。
　それに、仕事と媒体によって多少誤字とか文法に誤りがあっても受け付けてくれるものとかもあるのです。とにかく文字数稼ぐ書き方でも受け付けてくれる場合があるので、暇つぶし感覚でも仕事が出来る。

　また、同じサイトでもひょっこり高い報酬の仕事入ったりすることもあるので、そう言う仕事を優先的にやってました。同じサイトでも文字単価0.5円以上とか、キャンペーン活用するとさらにボーナスが出るとか色々あるのですよ。あと、書いてて楽しい仕事は多少単価安くても引き受けていたりしました。
　ストレス溜めない事を優先していたので、フルタイム、週休二日の仕事をしつつ、月に2万円行かないくらいが副業の報酬でした。ばらつきがあるものの、基本的に年20万円を少し下回る水準です。

　で、だんだん色々なサイトで単価の調整や個別の依頼を引き受けられる状態になったところで仕事を辞めて、完全にフリーライターになったわけです。
　大体副業としてのライターは2年くらいやっていましたでしょうか。

　数をこなすっていうのは結構大切で、ネットで情報調べながら書く技術とか、仕事の段取りを組むための技術は今でも生きています。

　そもそも論として、ある程度報酬が安定する目途が無ければ独立自体が博打になりますしね。

　私の初期目標は、時給換算で1000円以上で、稼げなかったら派遣に戻るつもりでいました。それも出来ないようならあとはやりくりで何とかするしかないなーと。

　そして、実際フリーライターとして独立して今も文章一本で食べているわけです。

　今回は文字単価と言う面でライターの報酬を開設してきましたが、次回はより高額な報酬を得るためのノウハウに切り込んでいきます。

　お楽しみに～。