2 / 2
後編
しおりを挟む
浴槽は全くストレスなく二人でつかれる広さがありそうで、
シたばかりなのに、また心くすぐられる。
「そうだね……まだ、時間、あるよね?」
「うん。まだ、全然」
大助も同じ気持ちらしく、二人で服を脱ぐなり浴槽にもつれ込んだ。
爽やかな香りの中で、情事の汗が洗われる。
思ったとおり浴槽は広く、二人で抱き合いながら肩までつかることができた。
「さっき全然、顔見れなかったから」
そう言って腰に手を回し、僕の口内を堪能する。
水があふれる音にまじり、くちゅ、くちゅ、と大助の舌が僕の中をかき回す音が脳内を支配する。
「んっ……ふぅ……」
持て余した手で彼の自身を弄ると、すでに硬さを取り戻しつつあった。
大助は触れられてピクリ、と一度動きを止めたが、その後満足そうな笑みを浮かべ、次は僕の首筋にチクリ、と跡をつける。
そしてまた、僕の口の中を弄る。
その彼の舌に、僕の舌を絡めながら彼の昂りを愛撫すると、だんだんと熱を取り戻していくのがわかった。
「ふふ、大助、元気」
「民人くんこそ、もう欲しいって顔してる」
大助は僕を抱えながら湯船を上がり、浴槽のへりにこしかける。
「次は顔見てシたいな」
大助と向かい合って跨り、彼のそれの上に腰を下ろす。
「はっ、ああっ……さっきと違うとこ、当たってる……」
しっかりとした質量のそれを飲み込み、多幸感に声が溢れた。
「さっきゴムした意味ないじゃん……」
「だって、そんなの待てないし」
彼の質量を捉えるように、僕が身体を上下させる。
「ちょ、民人くん、そんなっ」
「うっ、……はあっ、……大助、……きもちい?」
「くっ、……キツ……」
「はあっ、や、ぼくも、きもち、……あん」
彼の首の後ろに手を回すと、彼は僕の胸を貪るように愛撫する。
「や、だいすけ、噛んじゃ、やっ……」
「ここ、好きでしょ」
「だから、噛んだら、だめ」
「こっちだって、もっと奥、欲しいでしょ、俺もほしい」
そう言って、僕の腰を掴み、ぐい、と彼の昂りを置くまで押し込む。
「ああっ……! や、だめ、さっきより、奥……っはぁ」
自分で動いているときに潜在的に避けていたところを刺激され、脳みそが蕩けそうになる。
「民人くん、もっとドロドロにしちゃいたい」
「んっ、はっ……」
彼は僕をめいっぱい抱きしめて、僕のそこらじゅうに口付ける。
彼の体と僕の体はピッタリとくっつき、ガンガンと彼に突き上げられるたびに僕の昂りも刺激される。
「やっ、ああ……おかし、……だめ、こんなの、はじめて……」
夏の昼下がりつ、お天道様の下でする淫らな行為だからか、単純に、のぼせて頭が変になってるのか。
ともかく僕たちは、いつもより盛っていた。
「いいよ、もっと、おかしくなって」
「だめ、トんじゃ……っ、大助と、シてんの、わかんない……」
「なにそれ、ずるい」
もうすぐ、というところで大助のそれが引き抜かれる。
そして、大助にされるがまま、さっきまで腰掛けていた浴槽のへりに寝転がされた。
僕の足を持ち上げて、自らの肩に乗せる。
持ち上げられた下半身に、大助の、妖しい光をまとったそれがふたたび埋められる。
「ほら、見て。民人くんと俺がつながってんの」
「ああっ……」
足を大助に掴まれているせいで逃げ場のない快感が、だらしないうめき声として溢れ出す。
再び、大助が動き出す。
僕の中に、繰り返し大助が埋められるのが視覚としてはっきり認識できた。
「はっ、やっ、だいすけ、はあっ……」
「民人くん、好き、も、止まんない」
「そんな、いま、いわなくてもっ、あっ、はっ、……」
いつものヘラヘラとした笑顔もなく、僕の首筋にまた痕を刻む。
「ずっと、あんただけ、だから」
「あっ、あ、あっ、あんっ、はあ、はっ……」
その跡には、独占欲みたいなのがあるんだと、思った。
少なくとも僕は、大助以外の男性を知ってるし、そのことを、大助も知っている。
だから、すくなくとも、これ以上はずっと、大助だけが僕を抱くんだと、そういうおまじないみたいなものなんだろう。
「はぁ、ぼくも、だいすけ、だけ……」
僕だって、過去は過去だけど、もう大助を知ってしまったから。
「ありがと、……はっ、あ」
にこり、と笑ってから、すぐに眉を寄せて呻く。
「あっ、だいすけ、あっ、あっ……」
頭の中がだんだんとろけてきて、喘ぐしかできない。
快楽にのけぞる身体が、大助に抱き寄せられる。
「やっ、あっ、前、こすれて、あっ、きもち……い、いっ……」
ただでさえ絶頂に近い身体に、だらしなく液を垂れ流していた僕の自身への刺激が加わり、頂へ急に導かれる。
「はあっ、民人くん、うっ……一緒に、……!」
「やっ、あっ、……はっ……ああっ……!」
僕がビクン、と爆ぜてすぐ、彼の自身も引き抜かれる。
それから、僕の太ももに、生ぬるいものがふりかかった。
「ああっ……だめ、も、イってる……」
ドク、ドクと、彼に刺激されるたび、僕の先端からも白濁が溢れる。
「はあ……はあ……すげ……エロい……」
「あんま……見るなよ……ていうか、ナカ、出してよかったのに……」
「だから、大変でしょ」
……夜、いっぱいあげるから。
そう言って、僕の身体を優しく拭った。
***
それからはに体を清め、服は汗まみれでもう着られないので、浴健全衣を着てから居間に戻った。
「夕飯まで一時間か……ああ、喉乾いた……」
ミネラルウォーターを一気飲みする僕を見て、大助が笑う。
「はは。エッチで熱中症になったら困るから、ポカリ買っておこうか」
「ぶっ……」
ギリギリのところで吹き出すのを抑える僕を見て、またニッコリと笑う。
「だって、まだまだこれからでしょ」
こいつ、いっつも余裕こきやがって。
でも、僕にだって、まだ隠し玉がある。
「うん……楽しみにしててよ。今すっごい下着履いてるから」
「えっ……!?」
「晩御飯のあとのお楽しみね」
最近気づいた。
大助は余裕こいてるけど、僕の色仕掛けにはめちゃくちゃ弱い。
こうやって少年みたいに顔を真っ赤にするところを見るのが、僕の楽しみだったりする。
その夜、下着のおかげもあってか大変盛り上がり、僕たちの温泉旅行は当たり前のようにエッチ三昧となった。
まあ、たまには、悪くないよね。
シたばかりなのに、また心くすぐられる。
「そうだね……まだ、時間、あるよね?」
「うん。まだ、全然」
大助も同じ気持ちらしく、二人で服を脱ぐなり浴槽にもつれ込んだ。
爽やかな香りの中で、情事の汗が洗われる。
思ったとおり浴槽は広く、二人で抱き合いながら肩までつかることができた。
「さっき全然、顔見れなかったから」
そう言って腰に手を回し、僕の口内を堪能する。
水があふれる音にまじり、くちゅ、くちゅ、と大助の舌が僕の中をかき回す音が脳内を支配する。
「んっ……ふぅ……」
持て余した手で彼の自身を弄ると、すでに硬さを取り戻しつつあった。
大助は触れられてピクリ、と一度動きを止めたが、その後満足そうな笑みを浮かべ、次は僕の首筋にチクリ、と跡をつける。
そしてまた、僕の口の中を弄る。
その彼の舌に、僕の舌を絡めながら彼の昂りを愛撫すると、だんだんと熱を取り戻していくのがわかった。
「ふふ、大助、元気」
「民人くんこそ、もう欲しいって顔してる」
大助は僕を抱えながら湯船を上がり、浴槽のへりにこしかける。
「次は顔見てシたいな」
大助と向かい合って跨り、彼のそれの上に腰を下ろす。
「はっ、ああっ……さっきと違うとこ、当たってる……」
しっかりとした質量のそれを飲み込み、多幸感に声が溢れた。
「さっきゴムした意味ないじゃん……」
「だって、そんなの待てないし」
彼の質量を捉えるように、僕が身体を上下させる。
「ちょ、民人くん、そんなっ」
「うっ、……はあっ、……大助、……きもちい?」
「くっ、……キツ……」
「はあっ、や、ぼくも、きもち、……あん」
彼の首の後ろに手を回すと、彼は僕の胸を貪るように愛撫する。
「や、だいすけ、噛んじゃ、やっ……」
「ここ、好きでしょ」
「だから、噛んだら、だめ」
「こっちだって、もっと奥、欲しいでしょ、俺もほしい」
そう言って、僕の腰を掴み、ぐい、と彼の昂りを置くまで押し込む。
「ああっ……! や、だめ、さっきより、奥……っはぁ」
自分で動いているときに潜在的に避けていたところを刺激され、脳みそが蕩けそうになる。
「民人くん、もっとドロドロにしちゃいたい」
「んっ、はっ……」
彼は僕をめいっぱい抱きしめて、僕のそこらじゅうに口付ける。
彼の体と僕の体はピッタリとくっつき、ガンガンと彼に突き上げられるたびに僕の昂りも刺激される。
「やっ、ああ……おかし、……だめ、こんなの、はじめて……」
夏の昼下がりつ、お天道様の下でする淫らな行為だからか、単純に、のぼせて頭が変になってるのか。
ともかく僕たちは、いつもより盛っていた。
「いいよ、もっと、おかしくなって」
「だめ、トんじゃ……っ、大助と、シてんの、わかんない……」
「なにそれ、ずるい」
もうすぐ、というところで大助のそれが引き抜かれる。
そして、大助にされるがまま、さっきまで腰掛けていた浴槽のへりに寝転がされた。
僕の足を持ち上げて、自らの肩に乗せる。
持ち上げられた下半身に、大助の、妖しい光をまとったそれがふたたび埋められる。
「ほら、見て。民人くんと俺がつながってんの」
「ああっ……」
足を大助に掴まれているせいで逃げ場のない快感が、だらしないうめき声として溢れ出す。
再び、大助が動き出す。
僕の中に、繰り返し大助が埋められるのが視覚としてはっきり認識できた。
「はっ、やっ、だいすけ、はあっ……」
「民人くん、好き、も、止まんない」
「そんな、いま、いわなくてもっ、あっ、はっ、……」
いつものヘラヘラとした笑顔もなく、僕の首筋にまた痕を刻む。
「ずっと、あんただけ、だから」
「あっ、あ、あっ、あんっ、はあ、はっ……」
その跡には、独占欲みたいなのがあるんだと、思った。
少なくとも僕は、大助以外の男性を知ってるし、そのことを、大助も知っている。
だから、すくなくとも、これ以上はずっと、大助だけが僕を抱くんだと、そういうおまじないみたいなものなんだろう。
「はぁ、ぼくも、だいすけ、だけ……」
僕だって、過去は過去だけど、もう大助を知ってしまったから。
「ありがと、……はっ、あ」
にこり、と笑ってから、すぐに眉を寄せて呻く。
「あっ、だいすけ、あっ、あっ……」
頭の中がだんだんとろけてきて、喘ぐしかできない。
快楽にのけぞる身体が、大助に抱き寄せられる。
「やっ、あっ、前、こすれて、あっ、きもち……い、いっ……」
ただでさえ絶頂に近い身体に、だらしなく液を垂れ流していた僕の自身への刺激が加わり、頂へ急に導かれる。
「はあっ、民人くん、うっ……一緒に、……!」
「やっ、あっ、……はっ……ああっ……!」
僕がビクン、と爆ぜてすぐ、彼の自身も引き抜かれる。
それから、僕の太ももに、生ぬるいものがふりかかった。
「ああっ……だめ、も、イってる……」
ドク、ドクと、彼に刺激されるたび、僕の先端からも白濁が溢れる。
「はあ……はあ……すげ……エロい……」
「あんま……見るなよ……ていうか、ナカ、出してよかったのに……」
「だから、大変でしょ」
……夜、いっぱいあげるから。
そう言って、僕の身体を優しく拭った。
***
それからはに体を清め、服は汗まみれでもう着られないので、浴健全衣を着てから居間に戻った。
「夕飯まで一時間か……ああ、喉乾いた……」
ミネラルウォーターを一気飲みする僕を見て、大助が笑う。
「はは。エッチで熱中症になったら困るから、ポカリ買っておこうか」
「ぶっ……」
ギリギリのところで吹き出すのを抑える僕を見て、またニッコリと笑う。
「だって、まだまだこれからでしょ」
こいつ、いっつも余裕こきやがって。
でも、僕にだって、まだ隠し玉がある。
「うん……楽しみにしててよ。今すっごい下着履いてるから」
「えっ……!?」
「晩御飯のあとのお楽しみね」
最近気づいた。
大助は余裕こいてるけど、僕の色仕掛けにはめちゃくちゃ弱い。
こうやって少年みたいに顔を真っ赤にするところを見るのが、僕の楽しみだったりする。
その夜、下着のおかげもあってか大変盛り上がり、僕たちの温泉旅行は当たり前のようにエッチ三昧となった。
まあ、たまには、悪くないよね。
11
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
声なき王子は素性不明の猟師に恋をする
石月煤子
BL
第一王子である腹違いの兄から命を狙われた、妾の子である庶子のロスティア。
毒薬によって声を失った彼は城から逃げ延び、雪原に倒れていたところを、猟師と狼によって助けられた。
「王冠はあんたに相応しい。王子」
貴方のそばで生きられたら。
それ以上の幸福なんて、きっと、ない。
執着
紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。
魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由
スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。
これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。
無自覚両片想いの勇者×親友。
読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる