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第3章
第289話 そのプレゼントは日を浴びて虹色に煌めく
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「アキ、それ何?」
「ああ、これ?」
雑貨屋の奥にある作業場に来たラミナさんが、挨拶もそこそこに窓際を指さす。
でも、それも仕方ないことだと思う。
窓から差し込む光に照らされて、虹色に煌めく小さな苗木がそこにあるんだから。
「これがメールに入ってたプレゼントってやつだよ。ほら、ラミナさんのお父さんにパスワードを貰ったやつ」
「……そう」
「ちなみに、僕にも鑑定は出来ないんだ」
その言葉に彼女は驚いて「アキにも?」と、少し身体を震わせた。
そんな姿に少し笑いつつ、作業を続けながら「でも何かは分かってるよ」と、僕は言った。
「それ、世界樹の苗なんだってさ」
「世界樹」
「あのイベントの時、僕がドライアドを枝に封印したでしょ? あの枝のデータを変換して、苗木にしたものらしいよ」
「精霊がいる?」
「多分ね。まぁ、育ってみないとわかんないし、育てるならもっと広いところが必要になるかな。……まぁ、それを見越して“ギルドを設立してほしい”ってお願いだったんだと思うよ」
僕の予想は、あくまでも状況から考えられることをつなぎ合わせただけの予想だけど、あながち外れでもないと思う。
だって、ラミナさんも「そう」と、納得したみたいに頷いてくれたんだから。
ちなみに、シルフはラミナさんが来た時点で姿を消していた。
すでに顔合わせもした相手なんだし、隠れなくても良いと思うんだけどなぁ……。
(アキ様、そういう問題ではないのです!)
(そういう問題だと思うんだけど)
虚空を漂いながらもラミナさんから視線を外さないシルフが、語気を強めつつ放ってきた言葉を、僕は脱力したままの言葉で切り返す。
しかしシルフさんや。
なんでそんな、親の敵みたいに睨んでるんですかね?
仕方ない、少しだけ話を変えるか……。
(ねぇシルフ。あの苗からはドライアドの存在が感じられたりしない?)
(そうですね……。何かしらの精霊がいるような気がします。ただ、非常に微弱ではありますが……)
ラミナさんを見ていたはずのシルフが、目線を窓際の苗木へと移す。
彼女の目には何が見えているのか分からないけれど、精霊の存在を感じられているのなら……なおのこと、しっかりとお世話をしてあげないといけないね。
そんな秘密の会合を行っていた僕らに気付くこともなく、ひとしきり窓際の苗木を眺めて楽しんだ彼女は、調薬をする僕の近くに椅子を置いて、ちょこんと座る。
特に何か言うわけでもなく、むしろ僕が作業しているのを眺めることが目的のように、目線は固定されたまま、僕の作業が止まるその時まで彼女は無言を貫いた。
「アキ」
「ん?」
「お疲れ様」
「ありがと。ラミナさんは退屈じゃなかった?」
「大丈夫。楽しかった」
「そっか」
何が楽しかったのかは分からないけれど、彼女は彼女なりに何かが楽しかったんだろう。
もちろん知れるなら知ってはみたいけど、きっとそれは僕がすでに感じて、慣れてしまったことばかりなんだと思う。
何度も何度も繰り返し、失敗しては考えて、また次を試す。
それによって、僕は今の技術や知識まで辿り着くことが出来た。
でも、それは……彼女みたいに、純粋に調薬を楽しめなくなってしまったというのとも、同義なのかもしれない。
まぁ、それが悪いとは思わないけれど、時には初心に戻りたく思うこともある、かな?
「それで? ラミナさんはなんでココに?」
「アキに聞きたいことがあったから」
「僕に?」
「そう」
わざわざゲームの中で話をしなくても、学校でだって会えるし、一応連絡先も交換したわけだし……手軽な方法で聞いてくれれば良かったんだけど。
でもまぁ、折角来てくれたんだし、今日の所はこれで作業を終えようかな!
「それで、聞きたい事って?」
「ギルドの事。設立の条件確認」
「ふむ……。そういえば告知が来たんだっけ? 良かったら教えて貰える?」
「ん、わかった」
彼女は短く答えると共に、虚空に開いたらしいウィンドウを操作する素振りをみせ……作業台の上に一枚の紙を出した。
「地図?」
「そう。ギルド設立は別の街」
「えっ!?」
驚いた僕を尻目に、彼女は紙の上を指さす。
その指が指してる所は――――
「この街がそこ?」
「そう」
「それで、ギルド設立が出来るところが……」
「こっち」
スススッと指を動かして、彼女は地図の一点を指さす。
そこは平原を抜けた先にある街だった。
って、これ僕とアルさんのパーティーで茶毛狼を倒した所の先にある街じゃん!
「そういえば、行くの忘れてたね……」
「アキ、引きこもり?」
「違うんだけど、でも今はあんまり否定出来ないかもしれない」
「ん」
衝撃の事実にうな垂れる僕の頭に、彼女は手を乗せて、優しく撫でる。
同い年のはずなのになぁ……。
「あと、アイテムがいる」
「ふむふむ」
「お金も要る」
「……ふむ」
「でも、両方大丈夫」
「そ、そうなの!?」
「アイテムは、アキとリュンと姉さんが貰ってる。イベント報酬」
そういえば、ギルド設立用のアイテムがランキング報酬に入ってたんだっけ?
それならアイテムに関しては問題無いとして……お金は?
「みんなで稼ぐ」
「ふ、ふむ……?」
「みんなで向かって、道中で魔物を狩る。それから売る」
「ああ、なるほど。リュンさんやハスタさんと一緒に行けば、あの2人のことだから、頼まなくても戦いに行くか」
「そう」
「じゃあそうするとして……距離ってどれくらいあるか分かる?」
「1日あれば、多分」
多分って……。
いや、きっと戦いながら行ったら時間が読めないって事だと思うけど……。
ただ、1日かかるってことなら、向かうのは土日を利用した方が良いかもしれないね。
あと、一応のテントとか食料とかを持って行く方が良いかもしれない。
野宿はトーマ君達と行った森以来やってないけど、多分なんとかなる……はず。
「なら、今度の週末辺りに行こうか。ラミナさんはリュンさん達に連絡しておいて貰えるかな?」
「ん、わかった」
彼女が頷くのを確認してから、考えるために視線を下ろすと、不意に彼女が置いた地図が目に入る。
今僕らがいる街から、次の街へ。
それはつまり、この街から……出ていくということになるんだろうか。
片道一日はかかる距離。
そう簡単には帰って来れなくなる距離だ。
「……挨拶、しておかないとな」
お世話になった方々へ、しっかりと。
知り合いは多くないけれど、その誰もが僕のことをしっかりと見て相手してくれた。
だからこそ、僕は成長した姿でお礼を言いに行かないと!
「ああ、これ?」
雑貨屋の奥にある作業場に来たラミナさんが、挨拶もそこそこに窓際を指さす。
でも、それも仕方ないことだと思う。
窓から差し込む光に照らされて、虹色に煌めく小さな苗木がそこにあるんだから。
「これがメールに入ってたプレゼントってやつだよ。ほら、ラミナさんのお父さんにパスワードを貰ったやつ」
「……そう」
「ちなみに、僕にも鑑定は出来ないんだ」
その言葉に彼女は驚いて「アキにも?」と、少し身体を震わせた。
そんな姿に少し笑いつつ、作業を続けながら「でも何かは分かってるよ」と、僕は言った。
「それ、世界樹の苗なんだってさ」
「世界樹」
「あのイベントの時、僕がドライアドを枝に封印したでしょ? あの枝のデータを変換して、苗木にしたものらしいよ」
「精霊がいる?」
「多分ね。まぁ、育ってみないとわかんないし、育てるならもっと広いところが必要になるかな。……まぁ、それを見越して“ギルドを設立してほしい”ってお願いだったんだと思うよ」
僕の予想は、あくまでも状況から考えられることをつなぎ合わせただけの予想だけど、あながち外れでもないと思う。
だって、ラミナさんも「そう」と、納得したみたいに頷いてくれたんだから。
ちなみに、シルフはラミナさんが来た時点で姿を消していた。
すでに顔合わせもした相手なんだし、隠れなくても良いと思うんだけどなぁ……。
(アキ様、そういう問題ではないのです!)
(そういう問題だと思うんだけど)
虚空を漂いながらもラミナさんから視線を外さないシルフが、語気を強めつつ放ってきた言葉を、僕は脱力したままの言葉で切り返す。
しかしシルフさんや。
なんでそんな、親の敵みたいに睨んでるんですかね?
仕方ない、少しだけ話を変えるか……。
(ねぇシルフ。あの苗からはドライアドの存在が感じられたりしない?)
(そうですね……。何かしらの精霊がいるような気がします。ただ、非常に微弱ではありますが……)
ラミナさんを見ていたはずのシルフが、目線を窓際の苗木へと移す。
彼女の目には何が見えているのか分からないけれど、精霊の存在を感じられているのなら……なおのこと、しっかりとお世話をしてあげないといけないね。
そんな秘密の会合を行っていた僕らに気付くこともなく、ひとしきり窓際の苗木を眺めて楽しんだ彼女は、調薬をする僕の近くに椅子を置いて、ちょこんと座る。
特に何か言うわけでもなく、むしろ僕が作業しているのを眺めることが目的のように、目線は固定されたまま、僕の作業が止まるその時まで彼女は無言を貫いた。
「アキ」
「ん?」
「お疲れ様」
「ありがと。ラミナさんは退屈じゃなかった?」
「大丈夫。楽しかった」
「そっか」
何が楽しかったのかは分からないけれど、彼女は彼女なりに何かが楽しかったんだろう。
もちろん知れるなら知ってはみたいけど、きっとそれは僕がすでに感じて、慣れてしまったことばかりなんだと思う。
何度も何度も繰り返し、失敗しては考えて、また次を試す。
それによって、僕は今の技術や知識まで辿り着くことが出来た。
でも、それは……彼女みたいに、純粋に調薬を楽しめなくなってしまったというのとも、同義なのかもしれない。
まぁ、それが悪いとは思わないけれど、時には初心に戻りたく思うこともある、かな?
「それで? ラミナさんはなんでココに?」
「アキに聞きたいことがあったから」
「僕に?」
「そう」
わざわざゲームの中で話をしなくても、学校でだって会えるし、一応連絡先も交換したわけだし……手軽な方法で聞いてくれれば良かったんだけど。
でもまぁ、折角来てくれたんだし、今日の所はこれで作業を終えようかな!
「それで、聞きたい事って?」
「ギルドの事。設立の条件確認」
「ふむ……。そういえば告知が来たんだっけ? 良かったら教えて貰える?」
「ん、わかった」
彼女は短く答えると共に、虚空に開いたらしいウィンドウを操作する素振りをみせ……作業台の上に一枚の紙を出した。
「地図?」
「そう。ギルド設立は別の街」
「えっ!?」
驚いた僕を尻目に、彼女は紙の上を指さす。
その指が指してる所は――――
「この街がそこ?」
「そう」
「それで、ギルド設立が出来るところが……」
「こっち」
スススッと指を動かして、彼女は地図の一点を指さす。
そこは平原を抜けた先にある街だった。
って、これ僕とアルさんのパーティーで茶毛狼を倒した所の先にある街じゃん!
「そういえば、行くの忘れてたね……」
「アキ、引きこもり?」
「違うんだけど、でも今はあんまり否定出来ないかもしれない」
「ん」
衝撃の事実にうな垂れる僕の頭に、彼女は手を乗せて、優しく撫でる。
同い年のはずなのになぁ……。
「あと、アイテムがいる」
「ふむふむ」
「お金も要る」
「……ふむ」
「でも、両方大丈夫」
「そ、そうなの!?」
「アイテムは、アキとリュンと姉さんが貰ってる。イベント報酬」
そういえば、ギルド設立用のアイテムがランキング報酬に入ってたんだっけ?
それならアイテムに関しては問題無いとして……お金は?
「みんなで稼ぐ」
「ふ、ふむ……?」
「みんなで向かって、道中で魔物を狩る。それから売る」
「ああ、なるほど。リュンさんやハスタさんと一緒に行けば、あの2人のことだから、頼まなくても戦いに行くか」
「そう」
「じゃあそうするとして……距離ってどれくらいあるか分かる?」
「1日あれば、多分」
多分って……。
いや、きっと戦いながら行ったら時間が読めないって事だと思うけど……。
ただ、1日かかるってことなら、向かうのは土日を利用した方が良いかもしれないね。
あと、一応のテントとか食料とかを持って行く方が良いかもしれない。
野宿はトーマ君達と行った森以来やってないけど、多分なんとかなる……はず。
「なら、今度の週末辺りに行こうか。ラミナさんはリュンさん達に連絡しておいて貰えるかな?」
「ん、わかった」
彼女が頷くのを確認してから、考えるために視線を下ろすと、不意に彼女が置いた地図が目に入る。
今僕らがいる街から、次の街へ。
それはつまり、この街から……出ていくということになるんだろうか。
片道一日はかかる距離。
そう簡単には帰って来れなくなる距離だ。
「……挨拶、しておかないとな」
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だからこそ、僕は成長した姿でお礼を言いに行かないと!
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