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第3章
第317話 この展開はちょっと読めていなかった。
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「おまたせ、待った?」
「大丈夫」
僕は先ほど念話を飛ばした相手……つまり、ラミナさんと、イルビンの街の中心にある広場で待ち合わせをしていた。
元々、今日ギルドの設立をする予定だったんだけど、ラミナさんが言うにはみんなが揃うのは夜になりそうらしい。
なんでも、ハスタさんは買い物があって出かけているのと、リュンさんはまだ寝てるとか……。
それで、今ログインしていたラミナさんと、土地の話を訊きにいくことにしたのだ。
「でも、土地の場所を決めるときは、みんながいてほしいんだけどね」
「大丈夫。どこになっても、きっと誰も気にしない」
「それもどうかと思うんだけど……」
「それに、ギルドハウスの間取りにさえ要望出せるなら、きっとみんな納得する、はず」
そ、そこは言い切ってくれたら良かったんだけど……。
でも、土地を決めないことにはギルドハウスの大きさも決めれないし、出来ればギルド設立の時には場所が決まってる方が、設定も1回で済むから楽でいいんだよね。
まあなんにしても、一度土地について訊きにいってから、かな。
「それじゃひとまず、ガザさんの情報を貰いに、ジャッカルさんのところに行ってみようかな」
「分からないけど、ついてく」
そう言葉を切って、彼女は頷き、歩き始めた僕の少し後ろをついてくる。
分からないけどついてくるという彼女の行動に少し笑いつつも、僕は昨日訪ねたジャッカルさんの家に向かうのだった。
「ごめんください。ジャッカルさんはご在宅でしょうか?」
家の前へとついた僕は、扉を軽くノックし、中へと呼び掛ける。
そんな僕の声を覚えていたのか、ガタガタと大きな音を立てながら扉が開き、赤色のトサカをもった男性が姿を表した。
そう、ジャッカルさんだ。
「おお、アンタか。土地は見つかったのか?」
「まだですけど、その件でジャッカルさんに教えてもらいたいことがありまして。この街の住人で、ガザさんという方をご存知ないでしょうか?」
「ガザ? あー、アイツかぁ……」
僕の問いにオウム返ししたジャッカルさんは、すぐに人が分かったのか、そう呟いて頭を掻く。
しかし、続けて出てきた言葉は、予想外の言葉だった。
「アイツ、街には住んでないんだよ」
「えっ!? 街にいないんですか?」
「街の中にはいないな。アイツの家は、東門の外にあるんだ。なんでかは知らないけどよ」
「門の、外?」
よく分からず首を傾げた僕に、ジャッカルさんは「ああ」と頷いて、少し詳しく教えてくれる。
どうやらそのガザさんとやらは、東門から街を出てすぐの街道沿いに建っているらしい。
……門の外に家があって、大丈夫なんだろうか?
「土地の件で、なんでアイツに用があるのかはわからねえけど、基本的に家にいるはずだ」
「わかりました。ありがとうございます!」
「おう。土地が決まったら、家の図面引くからよ! また顔出してくれや」
元気のいい声で見送ってくれたジャッカルさんに手を振りつつ、僕はラミナさんを伴ってイルビンの東門へと向かう。
途中、ギルドの看板を設置しているプレイヤーを見かけたり、ギルドメンバーを募集している人がいたりと、お休みの日だけあって街中賑わっていた。
「なんかすごいね。お祭りみたいだ」
「ん。次のイベント、ギルド単位だから」
「そういえばそうだっけ。どんなイベントなんだろ……」
「わからない。でも、少人数はたぶん不利」
「そうなの?」
「たぶん。イベントは全員、だから」
短すぎて分かりにくいけど、たぶんラミナさんが言いたいのは“ギルド単位での初めてのイベントだから、全員で参加できるイベントになるはず”という、ことなんだろう。
まぁたしかに、せっかくギルドに参加したのに、イベントに参加できないのは可愛そうだよね……。
でも、そうなると本当に少人数は不利なんだろうなぁ。
「ま、いっか。楽しめれば」
「ん。そう」
「まあ、メンバーのうちの2人は不満言いそうだろうけどね」
「……ん」
そんな風にラミナさんと話しながら歩いていれば、視界に東門が見えてきた。
門の作り自体は、どうやら西門と同じみたいで、高いところから飛び移れば、門の上にいくことも可能っぽい。
……いや、行かないけどね?
「さて、それじゃ行ってみますか」
「ん」
門のすぐ近くまでやってきた僕らは、なにかあっても対応できるように、一応武器や防具を身に付ける。
ラミナさんが小盾と剣で、僕は木槌だ。
なんだかんだで対応しやすいのは木槌なんだよねぇ……叩いたらいいし。
お互いの装備を確認して、僕らは街の外へと足を踏み出した。
◇◇◇
「うーん……」
「アキ、どうかした?」
「いや、門の前であれだけ気合いを入れたのに、門のすぐ後ろに家があるとかさー……」
「手軽」
「いや、それはそうなんだけども」
そう、僕らの目的地であるガザさんの家は……門のすぐ後ろに建っていた。
街の中からだと微妙に見えない位置なだけに、出た瞬間「あった」と真横から声がしたときの僕の気持ちは“さっきの気合いを入れた時間を返せ”である。
いや、別に返さなくてもいいけど、そんな気持ちというか……肩透かしがすごいというか。
「アキ」
「ああ、うん。あんまりのんびりしてるのもアレだし、行こうか」
「ん」
展開の早さにぐぬぬってた僕を、ラミナさんの声が現実へと戻してくれる。
僕は少しだけ息を吐いてからそう言って、ガザさんの家の扉をノックした。
するとすぐさま扉が開き、中から毛皮のコートらしきモフモフの服を着た大きな男性が姿をあらわす。
威圧感と体格だけ見れば、熊といい勝負なのかもしれない……すごい失礼な感想だけれども。
「んん? なんじゃ、お主は。儂の家になにか用か?」
「えーっと、いきなりですいません。僕はアキ、ガザさんという方がこちらに住まわれていると聞きまして……」
「ガザなら儂じゃが……」
「ああ、よかった! ジェルビンさんってご存じですか? 南の方の町の元町長の方なんですが」
僕はそう言いながらインベントリを操作して、ジェルビンさんの手紙を取り出す。
そしてガザさんが頷いたのを見てから、「ジェルビンさんからご紹介をいただきまして……これが、その手紙です」と、彼に手渡した。
彼は玄関口で僕らと向かい合ったまま手紙を読み、「……ふむ」と頷くと、僕へと手紙を返してくる。
それはつまり……僕にも読めってことなんだろう。
「えーっと……」
手渡された手紙に目を落とし、その内容を読んでいくと……どうも途中から僕宛の内容になっていた。
そこには、“ガザは信用できるが不器用な男じゃ”とか、“イルビンの中よりも外の方がアキちゃんには良いじゃろう”とか……そんなことが理由も付けていっぱい書いてあった。
「でも、街の外か。魔物とかは大丈夫なのかな」
「魔物のことは大丈夫じゃろう。儂の家でも使っておる、魔物が苦手な植物などを使えば、家の周りに魔物が寄ってくることはほぼ無いじゃろう」
「なるほど、そういったものがあるんですね」
「うむ。それにここいらの魔物はあまり強くないからのう。強者の匂いがあれば、不用意に近づきはせん」
強者の匂い……それならなんとかなるかな。
まぁ、うちのメンバーどころか、全プレイヤーの中でもトップクラスの戦闘能力だし。
それに、元々あの2人用の訓練場所は外に作る気だったしね。
一石二鳥って感じかな。
「アキ、場所は?」
「ああそうだった。それでガザさん、どこか安く譲っていただける土地とかってあったりしますか?」
「安いもなにも、儂が持ってるだけで誰も手入れしてない荒れ果てた土地なら、そのまんま譲ってやるわい。ただし、整地やらなにやらは、自分達で手配してやってもらうことになるがの」
「ああ、それならたぶん大丈夫だと思います。でも、良いんですか?」
荒れ果てた土地といえど、土地は土地なわけで、タダで譲ってくれるっていうのは……良いんだろうか?
そんな気持ちから確認をとった僕の前で、ガザさんは少し困ったような顔をしながら「手入れしてないところはな、色々と湧くんじゃよ……」と口にする。
その意味がよく分からず首を傾げた僕の横で、ラミナさんは「ん、そう」と、なにか納得したような声で頷いた。
「ラミナさん、どういうこと?」
「行けばわかる」
「……危険だったりする?」
「わからない」
そ、そっかー……。
でも、ラミナさんが危険かわからないってことは、危険かもしれないってことだよね?
んー、ならちょっと2人で行くのはやめといた方がいいかなぁ……。
「大丈夫」
僕は先ほど念話を飛ばした相手……つまり、ラミナさんと、イルビンの街の中心にある広場で待ち合わせをしていた。
元々、今日ギルドの設立をする予定だったんだけど、ラミナさんが言うにはみんなが揃うのは夜になりそうらしい。
なんでも、ハスタさんは買い物があって出かけているのと、リュンさんはまだ寝てるとか……。
それで、今ログインしていたラミナさんと、土地の話を訊きにいくことにしたのだ。
「でも、土地の場所を決めるときは、みんながいてほしいんだけどね」
「大丈夫。どこになっても、きっと誰も気にしない」
「それもどうかと思うんだけど……」
「それに、ギルドハウスの間取りにさえ要望出せるなら、きっとみんな納得する、はず」
そ、そこは言い切ってくれたら良かったんだけど……。
でも、土地を決めないことにはギルドハウスの大きさも決めれないし、出来ればギルド設立の時には場所が決まってる方が、設定も1回で済むから楽でいいんだよね。
まあなんにしても、一度土地について訊きにいってから、かな。
「それじゃひとまず、ガザさんの情報を貰いに、ジャッカルさんのところに行ってみようかな」
「分からないけど、ついてく」
そう言葉を切って、彼女は頷き、歩き始めた僕の少し後ろをついてくる。
分からないけどついてくるという彼女の行動に少し笑いつつも、僕は昨日訪ねたジャッカルさんの家に向かうのだった。
「ごめんください。ジャッカルさんはご在宅でしょうか?」
家の前へとついた僕は、扉を軽くノックし、中へと呼び掛ける。
そんな僕の声を覚えていたのか、ガタガタと大きな音を立てながら扉が開き、赤色のトサカをもった男性が姿を表した。
そう、ジャッカルさんだ。
「おお、アンタか。土地は見つかったのか?」
「まだですけど、その件でジャッカルさんに教えてもらいたいことがありまして。この街の住人で、ガザさんという方をご存知ないでしょうか?」
「ガザ? あー、アイツかぁ……」
僕の問いにオウム返ししたジャッカルさんは、すぐに人が分かったのか、そう呟いて頭を掻く。
しかし、続けて出てきた言葉は、予想外の言葉だった。
「アイツ、街には住んでないんだよ」
「えっ!? 街にいないんですか?」
「街の中にはいないな。アイツの家は、東門の外にあるんだ。なんでかは知らないけどよ」
「門の、外?」
よく分からず首を傾げた僕に、ジャッカルさんは「ああ」と頷いて、少し詳しく教えてくれる。
どうやらそのガザさんとやらは、東門から街を出てすぐの街道沿いに建っているらしい。
……門の外に家があって、大丈夫なんだろうか?
「土地の件で、なんでアイツに用があるのかはわからねえけど、基本的に家にいるはずだ」
「わかりました。ありがとうございます!」
「おう。土地が決まったら、家の図面引くからよ! また顔出してくれや」
元気のいい声で見送ってくれたジャッカルさんに手を振りつつ、僕はラミナさんを伴ってイルビンの東門へと向かう。
途中、ギルドの看板を設置しているプレイヤーを見かけたり、ギルドメンバーを募集している人がいたりと、お休みの日だけあって街中賑わっていた。
「なんかすごいね。お祭りみたいだ」
「ん。次のイベント、ギルド単位だから」
「そういえばそうだっけ。どんなイベントなんだろ……」
「わからない。でも、少人数はたぶん不利」
「そうなの?」
「たぶん。イベントは全員、だから」
短すぎて分かりにくいけど、たぶんラミナさんが言いたいのは“ギルド単位での初めてのイベントだから、全員で参加できるイベントになるはず”という、ことなんだろう。
まぁたしかに、せっかくギルドに参加したのに、イベントに参加できないのは可愛そうだよね……。
でも、そうなると本当に少人数は不利なんだろうなぁ。
「ま、いっか。楽しめれば」
「ん。そう」
「まあ、メンバーのうちの2人は不満言いそうだろうけどね」
「……ん」
そんな風にラミナさんと話しながら歩いていれば、視界に東門が見えてきた。
門の作り自体は、どうやら西門と同じみたいで、高いところから飛び移れば、門の上にいくことも可能っぽい。
……いや、行かないけどね?
「さて、それじゃ行ってみますか」
「ん」
門のすぐ近くまでやってきた僕らは、なにかあっても対応できるように、一応武器や防具を身に付ける。
ラミナさんが小盾と剣で、僕は木槌だ。
なんだかんだで対応しやすいのは木槌なんだよねぇ……叩いたらいいし。
お互いの装備を確認して、僕らは街の外へと足を踏み出した。
◇◇◇
「うーん……」
「アキ、どうかした?」
「いや、門の前であれだけ気合いを入れたのに、門のすぐ後ろに家があるとかさー……」
「手軽」
「いや、それはそうなんだけども」
そう、僕らの目的地であるガザさんの家は……門のすぐ後ろに建っていた。
街の中からだと微妙に見えない位置なだけに、出た瞬間「あった」と真横から声がしたときの僕の気持ちは“さっきの気合いを入れた時間を返せ”である。
いや、別に返さなくてもいいけど、そんな気持ちというか……肩透かしがすごいというか。
「アキ」
「ああ、うん。あんまりのんびりしてるのもアレだし、行こうか」
「ん」
展開の早さにぐぬぬってた僕を、ラミナさんの声が現実へと戻してくれる。
僕は少しだけ息を吐いてからそう言って、ガザさんの家の扉をノックした。
するとすぐさま扉が開き、中から毛皮のコートらしきモフモフの服を着た大きな男性が姿をあらわす。
威圧感と体格だけ見れば、熊といい勝負なのかもしれない……すごい失礼な感想だけれども。
「んん? なんじゃ、お主は。儂の家になにか用か?」
「えーっと、いきなりですいません。僕はアキ、ガザさんという方がこちらに住まわれていると聞きまして……」
「ガザなら儂じゃが……」
「ああ、よかった! ジェルビンさんってご存じですか? 南の方の町の元町長の方なんですが」
僕はそう言いながらインベントリを操作して、ジェルビンさんの手紙を取り出す。
そしてガザさんが頷いたのを見てから、「ジェルビンさんからご紹介をいただきまして……これが、その手紙です」と、彼に手渡した。
彼は玄関口で僕らと向かい合ったまま手紙を読み、「……ふむ」と頷くと、僕へと手紙を返してくる。
それはつまり……僕にも読めってことなんだろう。
「えーっと……」
手渡された手紙に目を落とし、その内容を読んでいくと……どうも途中から僕宛の内容になっていた。
そこには、“ガザは信用できるが不器用な男じゃ”とか、“イルビンの中よりも外の方がアキちゃんには良いじゃろう”とか……そんなことが理由も付けていっぱい書いてあった。
「でも、街の外か。魔物とかは大丈夫なのかな」
「魔物のことは大丈夫じゃろう。儂の家でも使っておる、魔物が苦手な植物などを使えば、家の周りに魔物が寄ってくることはほぼ無いじゃろう」
「なるほど、そういったものがあるんですね」
「うむ。それにここいらの魔物はあまり強くないからのう。強者の匂いがあれば、不用意に近づきはせん」
強者の匂い……それならなんとかなるかな。
まぁ、うちのメンバーどころか、全プレイヤーの中でもトップクラスの戦闘能力だし。
それに、元々あの2人用の訓練場所は外に作る気だったしね。
一石二鳥って感じかな。
「アキ、場所は?」
「ああそうだった。それでガザさん、どこか安く譲っていただける土地とかってあったりしますか?」
「安いもなにも、儂が持ってるだけで誰も手入れしてない荒れ果てた土地なら、そのまんま譲ってやるわい。ただし、整地やらなにやらは、自分達で手配してやってもらうことになるがの」
「ああ、それならたぶん大丈夫だと思います。でも、良いんですか?」
荒れ果てた土地といえど、土地は土地なわけで、タダで譲ってくれるっていうのは……良いんだろうか?
そんな気持ちから確認をとった僕の前で、ガザさんは少し困ったような顔をしながら「手入れしてないところはな、色々と湧くんじゃよ……」と口にする。
その意味がよく分からず首を傾げた僕の横で、ラミナさんは「ん、そう」と、なにか納得したような声で頷いた。
「ラミナさん、どういうこと?」
「行けばわかる」
「……危険だったりする?」
「わからない」
そ、そっかー……。
でも、ラミナさんが危険かわからないってことは、危険かもしれないってことだよね?
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