57 / 57
Extra case ~聖女さまの告解室~ #7
しおりを挟む
「いかが致しますかな・・・?」
「クッ・・・そ…それは……っ、出来ません・・・。
―――いえ!!け、決して、やましいことがあるワケではないのですが…」
「ええ…、分かっておりますとも。『個人情報』・・・ですものな…。」
「そ…そうなんですよ!!分かっていただけて何よりです…。あははは・・・。」
ウウム・・・なかなか強情な奴だ。何か訳アリだということは、始めから分かってはいたものの…ここまで頑なに話せない事情とは、一体どのようなものであろうか…?
ともあれ...ワタシとてブスなりに、この仕事に誇りを持っている。そう簡単に引き下がるわけにはいかない…。
「そういうことでしたら……何となくのイメージだけでも構いませんが…?」
「そ...そうですか・・・?
なら……っ!さっきの感じより、少し大人しめで…話し方も敬語にして頂ければと・・・。」
・・・なるほど、そう来たか――。大まかな性格と話し方の傾向が分かったのはかなりの収穫である。
しかし...そうなると、中年のリーマンと未成年の少女――という関係性が全くもって見えてこない…。今までの最有力候補だった"世の中を舐め切ったパパ活女子"という線では、大人しめでかつ敬語で話す…という彼女とは、イメージが一致しなくなるのだ…。
一応...この男が白で、彼女が成人済み…という可能性も無きにしも非ず――。
今のところは、限りなく黒に近いグレー...といった感じだが…もしそうなら、"単なる会社の後輩"ということで収まりはつく。
…ここはひとつ――、ハッキリさせておく必要がありそうだ。
「・・・承知いたしました。
……因みに――、先程は何となく、、、中学生くらいのイメージでやってみたのですが・・・彼女は成人済み...とのことでしたし、ソコはもっと上の方がよろしいですかな……?」
「―――!!?あ……ええと...そうですね・・・。
で、でもっ!! 彼女……声だけは、年齢の割に幼く聞こえるので…その位の設定でも大丈夫です…。
あ!あと...呼び方は、"おじさん"でお願いします・・・。」
黒だ―――。R:0,G:0,B:0 の純黒である。
"おじさん"と呼ぶことによって年齢差が強調され、より一層...イケない雰囲気が増してしまった…。
さっきは「ロリ=妹」などという、短絡的な思考で"お兄ちゃん"と呼んではみたが...恐らく30代後半であろう…男の年齢からして、未成年の妹が居るとは考えづらく――寧ろ、在りえない妄想で片付ける事も可能であった。
だが…その点"おじさん"であれば、男の年齢や関係値的にも有りそう感が出て、何とも生々しい……。
しかし..."おじさん"となってくると、"先輩" や"先生" の線も無くなり、いよいよ二人の関係は他人であるとしか考えられなくなる…。
他人。。。?いや――、もしかすると・・・ここで言う"おじさん"というのは、一般的な中年男性を指して使われる『おじさん』ではなく...両親と兄弟的な何かしらの繋がりがある、「叔」とか「伯」の字が入る感じの…あの『オジサン』の事を言っているのではなかろうか...?(※違います。)
実際…それなら全ての辻褄が合ってしまい――あれだけ必死になって、否定を続けたのにも説明がつく…。
それは――確かにマズい。"未成年" に加えて "二親等" ともなると、『真摯な交際』では言い逃れも出来まい…。
何も知らなかったとはいえ...一度、その想いを肯定してしまった以上――ワタシにも責任の一端はある。
ともあれ...ワタシの成すべきことは初めから変わらない。男の中に渦巻く邪な欲望――それらが男の身を滅ぼさぬよう…何より、穢れなき少女に及ばぬよう…その捌け口となる事だけだ。
さて…妄想を妄想のままで終わらせるためにも、これまでの情報を整理し、ワタシが演じる"彼女"のキャラ設定をしていこう。
大元となる"あの娘"は大人しい性格で、話し方も敬語とのこと。年齢については、深くは追及しないが・・・声は幼めに聞こえるらしい。幼い声――と言うと、ワタシが最初にやったような、鼻にかかった不自然に高い・・・いわゆる「アニメ声」を連想しがちだが…男も言っていたように、それでは彼女のイメージとは一致しない。彼女に関しては…同じ「アニメ声」の中でも、大人びた幼女キャラを想起させる「ダウナー系」が該当しそうである。
そして・・・真偽の程は定かではないが…恐らく、多分に漏れず、、十中八九、、、姪である――。(※違います。)
姪っ子モノを語る上で…独り身の自分を他所に、幸せな家庭を築く兄弟への劣等感・・・もしくは、禁断の果実に手を出す背徳感・・・そういった要素は外せない。それらを上手く刺激し、爆発…もとい発散を促せないだろうか…?純真、無垢、、あるいは無知が故――、無自覚に嗜虐心を煽る…という形で利用するのが良さそうだ。
・・・よし。だいぶイメージが固まって来た――。
声のベースはダウナー系で、無口なクールビューティーというよりは、人見知りな甘えん坊タイプ。更に、男が抱える負の感情をスパイスへと変えるため、少々のヤンデレ味を足してみよう。
そして――、そんな彼女にピッタリなCVは・・・。
「クッ・・・そ…それは……っ、出来ません・・・。
―――いえ!!け、決して、やましいことがあるワケではないのですが…」
「ええ…、分かっておりますとも。『個人情報』・・・ですものな…。」
「そ…そうなんですよ!!分かっていただけて何よりです…。あははは・・・。」
ウウム・・・なかなか強情な奴だ。何か訳アリだということは、始めから分かってはいたものの…ここまで頑なに話せない事情とは、一体どのようなものであろうか…?
ともあれ...ワタシとてブスなりに、この仕事に誇りを持っている。そう簡単に引き下がるわけにはいかない…。
「そういうことでしたら……何となくのイメージだけでも構いませんが…?」
「そ...そうですか・・・?
なら……っ!さっきの感じより、少し大人しめで…話し方も敬語にして頂ければと・・・。」
・・・なるほど、そう来たか――。大まかな性格と話し方の傾向が分かったのはかなりの収穫である。
しかし...そうなると、中年のリーマンと未成年の少女――という関係性が全くもって見えてこない…。今までの最有力候補だった"世の中を舐め切ったパパ活女子"という線では、大人しめでかつ敬語で話す…という彼女とは、イメージが一致しなくなるのだ…。
一応...この男が白で、彼女が成人済み…という可能性も無きにしも非ず――。
今のところは、限りなく黒に近いグレー...といった感じだが…もしそうなら、"単なる会社の後輩"ということで収まりはつく。
…ここはひとつ――、ハッキリさせておく必要がありそうだ。
「・・・承知いたしました。
……因みに――、先程は何となく、、、中学生くらいのイメージでやってみたのですが・・・彼女は成人済み...とのことでしたし、ソコはもっと上の方がよろしいですかな……?」
「―――!!?あ……ええと...そうですね・・・。
で、でもっ!! 彼女……声だけは、年齢の割に幼く聞こえるので…その位の設定でも大丈夫です…。
あ!あと...呼び方は、"おじさん"でお願いします・・・。」
黒だ―――。R:0,G:0,B:0 の純黒である。
"おじさん"と呼ぶことによって年齢差が強調され、より一層...イケない雰囲気が増してしまった…。
さっきは「ロリ=妹」などという、短絡的な思考で"お兄ちゃん"と呼んではみたが...恐らく30代後半であろう…男の年齢からして、未成年の妹が居るとは考えづらく――寧ろ、在りえない妄想で片付ける事も可能であった。
だが…その点"おじさん"であれば、男の年齢や関係値的にも有りそう感が出て、何とも生々しい……。
しかし..."おじさん"となってくると、"先輩" や"先生" の線も無くなり、いよいよ二人の関係は他人であるとしか考えられなくなる…。
他人。。。?いや――、もしかすると・・・ここで言う"おじさん"というのは、一般的な中年男性を指して使われる『おじさん』ではなく...両親と兄弟的な何かしらの繋がりがある、「叔」とか「伯」の字が入る感じの…あの『オジサン』の事を言っているのではなかろうか...?(※違います。)
実際…それなら全ての辻褄が合ってしまい――あれだけ必死になって、否定を続けたのにも説明がつく…。
それは――確かにマズい。"未成年" に加えて "二親等" ともなると、『真摯な交際』では言い逃れも出来まい…。
何も知らなかったとはいえ...一度、その想いを肯定してしまった以上――ワタシにも責任の一端はある。
ともあれ...ワタシの成すべきことは初めから変わらない。男の中に渦巻く邪な欲望――それらが男の身を滅ぼさぬよう…何より、穢れなき少女に及ばぬよう…その捌け口となる事だけだ。
さて…妄想を妄想のままで終わらせるためにも、これまでの情報を整理し、ワタシが演じる"彼女"のキャラ設定をしていこう。
大元となる"あの娘"は大人しい性格で、話し方も敬語とのこと。年齢については、深くは追及しないが・・・声は幼めに聞こえるらしい。幼い声――と言うと、ワタシが最初にやったような、鼻にかかった不自然に高い・・・いわゆる「アニメ声」を連想しがちだが…男も言っていたように、それでは彼女のイメージとは一致しない。彼女に関しては…同じ「アニメ声」の中でも、大人びた幼女キャラを想起させる「ダウナー系」が該当しそうである。
そして・・・真偽の程は定かではないが…恐らく、多分に漏れず、、十中八九、、、姪である――。(※違います。)
姪っ子モノを語る上で…独り身の自分を他所に、幸せな家庭を築く兄弟への劣等感・・・もしくは、禁断の果実に手を出す背徳感・・・そういった要素は外せない。それらを上手く刺激し、爆発…もとい発散を促せないだろうか…?純真、無垢、、あるいは無知が故――、無自覚に嗜虐心を煽る…という形で利用するのが良さそうだ。
・・・よし。だいぶイメージが固まって来た――。
声のベースはダウナー系で、無口なクールビューティーというよりは、人見知りな甘えん坊タイプ。更に、男が抱える負の感情をスパイスへと変えるため、少々のヤンデレ味を足してみよう。
そして――、そんな彼女にピッタリなCVは・・・。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる