7 / 101
7話「やっぱり、平穏が一番だよな」
しおりを挟む
俺が駆け寄ってくるのを見てか、首無し騎士がアルに向けて、その手に持った騎士剣を大きく振りかぶる。
うわ、やっべ! 間に合えよ!?
アイテムボックスから爆裂玉を取り出して、走りながら狙い撃つ。
見事に敵の騎士剣にヒット。剣を手放させる程じゃないにせよ、体勢は崩せた。
その隙にアルに駆け寄り、腕を掴んで離れた場所に移動する。
「アル! 大丈夫か!?」
「大丈夫です! まだやれます!」
「やらんでいい!」
ついツッコミを入れてしまったが、さて。どうしたもんか。
うーむ……まぁ、ちょうど良い機会か。胃がキリキリ痛むけど、アルに一度罠師の戦い方を見せておくのも有りだし。
「……分かった、とりあえず見てろ。トドメは任せるから」
「おお! ついにライさんの戦闘が見れるんですね!」
「そんな大層なもんじゃないからな?」
両手を横に伸ばし、わきわきと動作確認しながら、改めて敵を観察し、思い出す。
デュラハン。首無し騎士。高位アンデット。
注意すべきは人並外れた膂力から繰り出される騎士剣の一撃。
それに、硬度の高い鋼鉄製の鎧。
弱点は水と、聖別された物。
ふむ。これなら行けるか。
アイテムボックスから胡桃ほどの大きさの鋼鉄玉を三個と聖水玉を取り出し、鋼鉄玉をスリングショットで撃ち込む。一個を岩場、二個をデュラハンの足元に。
鋼鉄玉は俺の込めた魔力によって時限式に発動し、鋼鉄製の棒が飛び出す魔導具の一種だ。
自作してるから俺以外は使えない。まぁそもそもこんなもの使うのは俺くらいだけど。
さて、やろうか。死神の仕事の時間だ。
最初の『一手』
爆裂玉を装填し、スリングショットで撃ち出す。
胴体部分は硬すぎて攻撃が通らない。ならばこそ、デュラハンの持つ騎士剣を狙い、爆風で外側に少しだけ弾き飛ばした。
次いで『二手』
いつもの調子で堂々と敵の間合いに踏み込む。デュラハンの騎士剣が横薙ぎに振るわれると同時に、足元の鋼鉄玉が発動した。
組み込まれていた魔術式が展開され、鉄鋼の棒が地面から垂直に生えた。
ギィン、と鈍い音。鉄の棒が騎士剣を受け止め、弾く。
風圧に髪が揺れるが、特に問題は無い。
これで、隙が出来た。
『三手』
手に持った聖水玉を空いた頭の部分からポイッと鎧の中に放りこむ。
込められた対アンデッド用の聖水が鎧の中で暴れ回り、内側からデュラハンを侵食、その鋼鉄製の鎧を脆弱化させて行く。
アンデッド特有の腐敗臭に混ざり、鉄が錆びる匂いが立ち込める。
こうなれば、鎧の強度もかなり落ちる
『四手』
苦し紛れに振り下ろされた騎士剣。しかし、岩場に設置しておいた鋼鉄玉が発動する。先程と同じように鋼鉄製の棒が伸び、振り下ろされた騎士剣を斜めに受け止め、ギャリギャリ鳴りながらその軌道を逸らした。
接地直前に粘着玉を放り込み、それを叩き割った騎士剣と地面を接着させた。
一番厄介な敵の武器を封じ、アルに振り返る
「アル。いいぞー」
「ライさん! 後ろ!」
アルの悲鳴と、背後で鎧の動く音。アルの焦ったような表情から見ても、デュラハンが騎士剣を捨てて殴りかかって来ているのだろう。
しかし、それも全て理解している。
右手で左肩を触る。
昔からついやってしまう、悪戯が成功した時の癖。
そのまま親指を下に向け、真っ直ぐ右へ。
まるで死神が首を掻っ切るかのような仕草。
「これで終わりだ」
『五手』
最後の鋼鉄玉が起動。
デュラハンが踏み込んだ先。そこから天を突くように伸びた鋼鉄の棒が、劣化して脆くなったデュラハンの鎧を貫き、串刺しにして動きを封じた。
「――――ッ!?」
デュラハンの声にならない声。いつも思うけど、頭のない奴らって何処から声出してんのかね。
その謎の叫びを聞きながら、いつもの調子でアルの元に歩み寄る。
「あー怖かった……どうだ? これが罠師の戦いだ。勉強になったか?」
「……いやいやいや! いま、何をしたんですか!? えぇっ!?」
「何も驚くことはないだろ。ただ敵の動きを全部読んだだけだよ」
魔物の長所と短所。特徴は全て『頭に入っている』から、後は手順通りに罠を設置するだけ。
身体能力も人並み、魔法もろくに使えない。
そんな俺が生み出した、知っていれば誰にでも真似出来る、ただの凡人の戦い方だ。
いつだって魔物は怖いけど、罠に嵌めて仕舞えば大した脅威でもない。
敵を無力化させる。それが罠師の戦い方。地味で決定打に欠ける、超絶微妙な作業だ。
「読んだって……そんなあっさりと……」
「いいからほら、早く斬らないと聖水の効果が切れるぞ、そいつ」
「はっ!? そうでした! 喰らえぇ!」
振り下ろされるアルの両手剣は、弱体化したデュラハンを真っ二つに斬り裂いた。
今回は転んでいない。成長が見えて文句なしだな。
アンデッドは倒すと塵になって消えるけど、デュラハンはたしかに冒険者タグの賞罰欄に載ったはずだし、これでアルも仕事が無くなることはないだろ。
予想外な展開だったけど、終わりよければ全てよし。
デザートゴブリンの犬歯を回収して帰るとしますか。
「ほら、終わったらさっさと帰るぞー。あと魔物討伐なんて二度と受けるなよ? マジで勘弁だからなー?」
「えぇー。だって定期的に殺らないと……抑えきれません!」
「何をだよ!?」
こいつマジで大丈夫か!?
ポンコツってレベル超えてんだが!?
「それはその……えへへっ」
「うっわ、腹立つわー」
「あれ? 反応おかしくないです? ほら、可愛い女の子が笑ってるんですよ?」
「うるせぇサイコパス。中身を治して出直せや」
「とても辛辣!?」
いやなんで驚いてんだよ。妥当な反応だろ。
いくらガワが良かろうと、人間は中身だよ。
ヤンデレとかサイコパスとか、俺の範囲外だっつーに。
でもまぁ、可愛いのは可愛いけどな。
「ほれ、取ったなら行くぞ。外壁修理の仕事が俺を待っている!」
「……そんなに魅力的ですか、あれ」
「もちろん。魔物と戦わなくていいなんて、素晴らしい仕事だろ?」
「ライさんって、よく分かりません」
「分からんでいいから、巻き込まないでくれな。マジで」
こんなこと、二度とゴメンだ。たかがゴブリンとは言え、油断したらやられるしなー。
俺みたいな凡人には荷が重いって話だよ。
そんなことはバリバリ武闘派の冒険者に任せて、俺は地味ーな仕事して食っていきたいんだ。
「目指せ、だらだらしたスローライフ!」
「うっわぁ……ダメな人だー」
「いやいや、普通だろ。むしろ今までがおかしかったんだって」
そんな冷ややかな目で見るんじゃありません。
そもそもなんで俺みたいな奴が一流冒険者パーティーに参加してんだよ。マジで意味分かんねぇから。
いや、良い奴らだったよ? けど、俺なんかが居ていい場所じゃ無かったよな、うん。
やっぱり、平穏が一番だよな。
うわ、やっべ! 間に合えよ!?
アイテムボックスから爆裂玉を取り出して、走りながら狙い撃つ。
見事に敵の騎士剣にヒット。剣を手放させる程じゃないにせよ、体勢は崩せた。
その隙にアルに駆け寄り、腕を掴んで離れた場所に移動する。
「アル! 大丈夫か!?」
「大丈夫です! まだやれます!」
「やらんでいい!」
ついツッコミを入れてしまったが、さて。どうしたもんか。
うーむ……まぁ、ちょうど良い機会か。胃がキリキリ痛むけど、アルに一度罠師の戦い方を見せておくのも有りだし。
「……分かった、とりあえず見てろ。トドメは任せるから」
「おお! ついにライさんの戦闘が見れるんですね!」
「そんな大層なもんじゃないからな?」
両手を横に伸ばし、わきわきと動作確認しながら、改めて敵を観察し、思い出す。
デュラハン。首無し騎士。高位アンデット。
注意すべきは人並外れた膂力から繰り出される騎士剣の一撃。
それに、硬度の高い鋼鉄製の鎧。
弱点は水と、聖別された物。
ふむ。これなら行けるか。
アイテムボックスから胡桃ほどの大きさの鋼鉄玉を三個と聖水玉を取り出し、鋼鉄玉をスリングショットで撃ち込む。一個を岩場、二個をデュラハンの足元に。
鋼鉄玉は俺の込めた魔力によって時限式に発動し、鋼鉄製の棒が飛び出す魔導具の一種だ。
自作してるから俺以外は使えない。まぁそもそもこんなもの使うのは俺くらいだけど。
さて、やろうか。死神の仕事の時間だ。
最初の『一手』
爆裂玉を装填し、スリングショットで撃ち出す。
胴体部分は硬すぎて攻撃が通らない。ならばこそ、デュラハンの持つ騎士剣を狙い、爆風で外側に少しだけ弾き飛ばした。
次いで『二手』
いつもの調子で堂々と敵の間合いに踏み込む。デュラハンの騎士剣が横薙ぎに振るわれると同時に、足元の鋼鉄玉が発動した。
組み込まれていた魔術式が展開され、鉄鋼の棒が地面から垂直に生えた。
ギィン、と鈍い音。鉄の棒が騎士剣を受け止め、弾く。
風圧に髪が揺れるが、特に問題は無い。
これで、隙が出来た。
『三手』
手に持った聖水玉を空いた頭の部分からポイッと鎧の中に放りこむ。
込められた対アンデッド用の聖水が鎧の中で暴れ回り、内側からデュラハンを侵食、その鋼鉄製の鎧を脆弱化させて行く。
アンデッド特有の腐敗臭に混ざり、鉄が錆びる匂いが立ち込める。
こうなれば、鎧の強度もかなり落ちる
『四手』
苦し紛れに振り下ろされた騎士剣。しかし、岩場に設置しておいた鋼鉄玉が発動する。先程と同じように鋼鉄製の棒が伸び、振り下ろされた騎士剣を斜めに受け止め、ギャリギャリ鳴りながらその軌道を逸らした。
接地直前に粘着玉を放り込み、それを叩き割った騎士剣と地面を接着させた。
一番厄介な敵の武器を封じ、アルに振り返る
「アル。いいぞー」
「ライさん! 後ろ!」
アルの悲鳴と、背後で鎧の動く音。アルの焦ったような表情から見ても、デュラハンが騎士剣を捨てて殴りかかって来ているのだろう。
しかし、それも全て理解している。
右手で左肩を触る。
昔からついやってしまう、悪戯が成功した時の癖。
そのまま親指を下に向け、真っ直ぐ右へ。
まるで死神が首を掻っ切るかのような仕草。
「これで終わりだ」
『五手』
最後の鋼鉄玉が起動。
デュラハンが踏み込んだ先。そこから天を突くように伸びた鋼鉄の棒が、劣化して脆くなったデュラハンの鎧を貫き、串刺しにして動きを封じた。
「――――ッ!?」
デュラハンの声にならない声。いつも思うけど、頭のない奴らって何処から声出してんのかね。
その謎の叫びを聞きながら、いつもの調子でアルの元に歩み寄る。
「あー怖かった……どうだ? これが罠師の戦いだ。勉強になったか?」
「……いやいやいや! いま、何をしたんですか!? えぇっ!?」
「何も驚くことはないだろ。ただ敵の動きを全部読んだだけだよ」
魔物の長所と短所。特徴は全て『頭に入っている』から、後は手順通りに罠を設置するだけ。
身体能力も人並み、魔法もろくに使えない。
そんな俺が生み出した、知っていれば誰にでも真似出来る、ただの凡人の戦い方だ。
いつだって魔物は怖いけど、罠に嵌めて仕舞えば大した脅威でもない。
敵を無力化させる。それが罠師の戦い方。地味で決定打に欠ける、超絶微妙な作業だ。
「読んだって……そんなあっさりと……」
「いいからほら、早く斬らないと聖水の効果が切れるぞ、そいつ」
「はっ!? そうでした! 喰らえぇ!」
振り下ろされるアルの両手剣は、弱体化したデュラハンを真っ二つに斬り裂いた。
今回は転んでいない。成長が見えて文句なしだな。
アンデッドは倒すと塵になって消えるけど、デュラハンはたしかに冒険者タグの賞罰欄に載ったはずだし、これでアルも仕事が無くなることはないだろ。
予想外な展開だったけど、終わりよければ全てよし。
デザートゴブリンの犬歯を回収して帰るとしますか。
「ほら、終わったらさっさと帰るぞー。あと魔物討伐なんて二度と受けるなよ? マジで勘弁だからなー?」
「えぇー。だって定期的に殺らないと……抑えきれません!」
「何をだよ!?」
こいつマジで大丈夫か!?
ポンコツってレベル超えてんだが!?
「それはその……えへへっ」
「うっわ、腹立つわー」
「あれ? 反応おかしくないです? ほら、可愛い女の子が笑ってるんですよ?」
「うるせぇサイコパス。中身を治して出直せや」
「とても辛辣!?」
いやなんで驚いてんだよ。妥当な反応だろ。
いくらガワが良かろうと、人間は中身だよ。
ヤンデレとかサイコパスとか、俺の範囲外だっつーに。
でもまぁ、可愛いのは可愛いけどな。
「ほれ、取ったなら行くぞ。外壁修理の仕事が俺を待っている!」
「……そんなに魅力的ですか、あれ」
「もちろん。魔物と戦わなくていいなんて、素晴らしい仕事だろ?」
「ライさんって、よく分かりません」
「分からんでいいから、巻き込まないでくれな。マジで」
こんなこと、二度とゴメンだ。たかがゴブリンとは言え、油断したらやられるしなー。
俺みたいな凡人には荷が重いって話だよ。
そんなことはバリバリ武闘派の冒険者に任せて、俺は地味ーな仕事して食っていきたいんだ。
「目指せ、だらだらしたスローライフ!」
「うっわぁ……ダメな人だー」
「いやいや、普通だろ。むしろ今までがおかしかったんだって」
そんな冷ややかな目で見るんじゃありません。
そもそもなんで俺みたいな奴が一流冒険者パーティーに参加してんだよ。マジで意味分かんねぇから。
いや、良い奴らだったよ? けど、俺なんかが居ていい場所じゃ無かったよな、うん。
やっぱり、平穏が一番だよな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~
スサノワ
ファンタジー
「ここわぁ、地獄かぁ――!?」
悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、気がつきゃ金糸のような髪の小娘に!?
「えっ、ファンタジーかと思ったぁ? 残っ念っ、ハイ坊主ハラペコSFファンタジーでしたぁ――ウケケケッケッ♪」
やかましぃやぁ。
※小説家になろうさんにも投稿しています。投稿時は初稿そのまま。順次整えます。よろしくお願いします。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった
黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった!
辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。
一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。
追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
