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第4章 王さま修行 / 教会編
第66話 危険な要求
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「ふー……」
椅子の背もたれに体を預け、白衣姿のエミレラは座ったまま大きく伸びをした。眠気が瞼にのしかかってくる。
(私は私にできることをやらないと……)
データ化されたカルテがモニターにずらりと表示されている。大量の患者たちの中には、何度も生死を彷徨うほどの重体も少なくない。医者であるエミレラは、復帰したばかりにも関わらず各地で頼られていた。
せっかく城に戻ってきたものの、感傷に浸る暇もない。キレウィの墓にも顔を出したいが、そんな時間もなかった。
(いや、『時間がない』は言い訳ね)
眉間のシワをほぐすように額に触れる。
本当は怖いのだ。
教会でのキレウィは、ザキの野望を叶えるための道具かのように扱われていた。そんな場所に身を置いていたのだ。キレウィ様に合わせる顔もない。
(私は……本当に酷いことをしてしまった……)
「……レラ、おーい、エミレラ」
「!!」
ハッと我に返り、慌てて声のした方を振り返る。すると、小さな花束を持ったメイがドアから顔を出していた。
エミレラと目が合うなり、メイが小さく吹き出す。
「ふっ、酷い顔だね」
「……あなたに言われたくないわ」
メイも同じようなもので、顔には疲労が濃く滲んでいた。戦闘のショックもある。それがなかなか抜けきらず、まだ日常を取り戻せていないのだろう。
「花なんか持っちゃって珍しいじゃない。どうしたの?」
凝った肩をほぐしながら訊くエミレラに、メイは一息おいて答えた。
「キレウィ様のお墓に供えようかと思って。付き合ってよ」
「…………!!」
エミレラは言葉を失った。
「……なんで、あなたが? 彼には会ったこともないでしょう」
おずおずと聞くと、メイは何か言いたげな様子でエミレラを見つめ返した。
「何よ」
「別に……気分だよ、気分。ほら行くよ」
そう言うと、さっさと廊下に戻ってしまった。
「…………」
エミレラは少し迷ったが、すぐに立ち上がって彼を追いかけた。
一般の人々が王族の墓参りをするときは、王都の外れに用意された立派な墓を訪れる。しかしそこはあくまで形式的な場所だ。
城の中からしか辿り着けない小さな中庭。そこにひっそりと歴代の王族が眠っている。静かで特別な空間だ。
エミレラとメイはキレウィの墓石に向き合い、そっと花を供えた。
ここに彼が眠っている。じっと見つめながら彼の姿を思い浮かべた。長く伸ばした艶やかな髪、少し高い声、無邪気な笑顔。銀色の瞳。
もう戻らないすべてが懐かしい。今も目の前にいるかのように、彼の温もりまで鮮明に思い出せた。
(キレウィ様)
返事はない。けれど彼は確かにそこにいる。エミレラは今度こそ逃げずに彼と向き合った。
(……怒っているかしら)
目を細めて墓を見つめる。しばらくそうしたあと、エミレラはそっと手を合わせて目を閉じた。
すると、風の音に混じって声が聞こえた。
──おかえり!
「!」
目を開ける。慌てて周囲を見回すが、何も変わったことはない。隣でメイが目を閉じ、静かに手を合わせている。
(今のは……)
今のは、確かにキレウィの声だった。
「…………」
改めて墓石に向き直る。
彼はずっと、ここで待っていたのだ。
城を出て行ってしまった愛する人の帰りを、ずっとここで、静かに待ち続けていたのだ。
──会いたかったよ。
(わたしも……私も! キレウィ様……!)
自然と涙が溢れて止まらなかった。
遅いよ、何してたの、早く行くよ。
いつも手をとって導いてくれた彼の姿が見えるようだった。
キレウィに言わなければならないことがある。震える唇にのせて、小さな声で言った。
「ただいま」
そして、もう一度手を合わせた。
周りを囲われた中庭にも、上空から優しいそよ風が吹き込む。エミレラの返事もきっと、風が彼の元まで運んでくれる。
その後も、エミレラは長い間墓石と向き合っていた。
ようやくその場を離れようと振り返ると、入口の壁に寄りかかって立っているメイと目が合った。いかにも待ちくたびれたという顔だ。
「……先に帰ってても良かったのに」
そう言うと、メイは軽くため息をついて冗談ぽく言った。
「放っておくとアンタ、いつまでもここでキレウィ様とお喋りしてそうだし」
「そんなわけないでしょ」
ムッとしたエミレラの返事にメイが小さく笑う。
(スッキリした顔しちゃって。やっぱり来たかったんだ。ほんと手がかかる人だよね)
メイはやれやれとため息をついた。
「何よ、文句があるなら言ってみなさい」
「べつにー?」
「はぁ?」
2人は肩を並べて来た道を歩いた。
廊下に飾られたキレウィの写真も、今なら穏やかな気持ちで受け入れられる。周囲を眺めながら静かに進んでいたが、ふと疑問を思い出したエミレラが口を開いた。
「そういえば、結局あの動画はどこで手に入れたの?」
キレウィとは接点がないはずのメイが、あれほど貴重な動画をどうやって入手したのか。聞かずにはいられなかった。
メイはチラリとエミレラの表情を伺ってから、どう話そうか考えているようにゆっくりと話し始めた。
「……あれはボンドが保管してたものなんだよ。それも日本でね。きっと、キレウィ様から託されたんじゃないかな」
(ボンドが……!?)
エミレラは思わず眉を顰めた。
「日本の家は燃えたでしょ。でもボンドは大事なものをいくつか地面に埋めて隠してたらしくて、燃えずに残ったんだ。その中にあの動画の入ったテープもあったんだって」
まるで人から聞いた話をするような口ぶりである。メイの背後にはまた別の人物がいるのだ。
(待って。もしかしてそれって……)
ボンドの家の焼失と、晴がコワに訪れるまでの経緯。それらを思い返すと浮かびあがる答えがあった。
「それをロユンが回収して、ボクにくれた」
「………!」
やっぱり、と思った。メイに動画を渡したのはロユンであり、革民党だったのだ。
(どういうことかしら。あれを見せれば私が城に戻ると、党首はわかっていたの? それをする理由は何? 少しでも教会の邪魔をしたかったのか、それとも……)
ロユンたち革民党の企みに嵌っているのではないかと案じ、エミレラは頭をフル回転させた。その様子を見たメイは少し悲しそうに目を伏せる。
長い睫毛が、砂色の瞳に影を落とす。
「エミレラもさ、革民党は敵だって思ってる?」
「……え?」
不意にきた問いに思考が止まった。
「もちろんボクも、ロユンが何も考えてないとは思ってないよ。他に何を回収したか聞いてもはぐらかされたし、動画だってちゃっかりコピーを取ってるだろうし。あんな鮮明なキレウィ様の動画なんて滅多に手に入らないからね。何かに利用するにはぴったりの素材だよ」
突然饒舌になったメイに圧倒され、エミレラは口をつぐんだ。
言葉の端々に滲む、彼の諦めのような感情は何だろう。メイは何を考えている──?
「あいつは常に革民党の利益だけを考えていて、必要になればボクたちに武器も向ける。わかってるよ。わかってるけど……、それでも親王派と革民党が手を取り合わない限り、平和なんて来ない」
(あぁ、この子は……)
誰よりも真剣に、和解の道を考えているんだ。
「だからボクは決めたよ。他の鎧に反対されても構わない。ボクの承認もなければお姫サマは王になれないんだから。きっとお姫サ…………晴も、ボクの要求を飲むはず」
「待って、あなた何を」
未来を語るメイの表情は力強く、心なしか語気も強い。だが若さゆえの青さがあり、どこか未熟さも感じさせる。
年長者の勘なのか、仄かな危険を感じ取ったエミレラが口を挟もうとしたが、メイの意思の方が固かった。
「明日の会議であらためて話すつもりだけど。晴には、革民党に行ってもらおうと思ってる」
椅子の背もたれに体を預け、白衣姿のエミレラは座ったまま大きく伸びをした。眠気が瞼にのしかかってくる。
(私は私にできることをやらないと……)
データ化されたカルテがモニターにずらりと表示されている。大量の患者たちの中には、何度も生死を彷徨うほどの重体も少なくない。医者であるエミレラは、復帰したばかりにも関わらず各地で頼られていた。
せっかく城に戻ってきたものの、感傷に浸る暇もない。キレウィの墓にも顔を出したいが、そんな時間もなかった。
(いや、『時間がない』は言い訳ね)
眉間のシワをほぐすように額に触れる。
本当は怖いのだ。
教会でのキレウィは、ザキの野望を叶えるための道具かのように扱われていた。そんな場所に身を置いていたのだ。キレウィ様に合わせる顔もない。
(私は……本当に酷いことをしてしまった……)
「……レラ、おーい、エミレラ」
「!!」
ハッと我に返り、慌てて声のした方を振り返る。すると、小さな花束を持ったメイがドアから顔を出していた。
エミレラと目が合うなり、メイが小さく吹き出す。
「ふっ、酷い顔だね」
「……あなたに言われたくないわ」
メイも同じようなもので、顔には疲労が濃く滲んでいた。戦闘のショックもある。それがなかなか抜けきらず、まだ日常を取り戻せていないのだろう。
「花なんか持っちゃって珍しいじゃない。どうしたの?」
凝った肩をほぐしながら訊くエミレラに、メイは一息おいて答えた。
「キレウィ様のお墓に供えようかと思って。付き合ってよ」
「…………!!」
エミレラは言葉を失った。
「……なんで、あなたが? 彼には会ったこともないでしょう」
おずおずと聞くと、メイは何か言いたげな様子でエミレラを見つめ返した。
「何よ」
「別に……気分だよ、気分。ほら行くよ」
そう言うと、さっさと廊下に戻ってしまった。
「…………」
エミレラは少し迷ったが、すぐに立ち上がって彼を追いかけた。
一般の人々が王族の墓参りをするときは、王都の外れに用意された立派な墓を訪れる。しかしそこはあくまで形式的な場所だ。
城の中からしか辿り着けない小さな中庭。そこにひっそりと歴代の王族が眠っている。静かで特別な空間だ。
エミレラとメイはキレウィの墓石に向き合い、そっと花を供えた。
ここに彼が眠っている。じっと見つめながら彼の姿を思い浮かべた。長く伸ばした艶やかな髪、少し高い声、無邪気な笑顔。銀色の瞳。
もう戻らないすべてが懐かしい。今も目の前にいるかのように、彼の温もりまで鮮明に思い出せた。
(キレウィ様)
返事はない。けれど彼は確かにそこにいる。エミレラは今度こそ逃げずに彼と向き合った。
(……怒っているかしら)
目を細めて墓を見つめる。しばらくそうしたあと、エミレラはそっと手を合わせて目を閉じた。
すると、風の音に混じって声が聞こえた。
──おかえり!
「!」
目を開ける。慌てて周囲を見回すが、何も変わったことはない。隣でメイが目を閉じ、静かに手を合わせている。
(今のは……)
今のは、確かにキレウィの声だった。
「…………」
改めて墓石に向き直る。
彼はずっと、ここで待っていたのだ。
城を出て行ってしまった愛する人の帰りを、ずっとここで、静かに待ち続けていたのだ。
──会いたかったよ。
(わたしも……私も! キレウィ様……!)
自然と涙が溢れて止まらなかった。
遅いよ、何してたの、早く行くよ。
いつも手をとって導いてくれた彼の姿が見えるようだった。
キレウィに言わなければならないことがある。震える唇にのせて、小さな声で言った。
「ただいま」
そして、もう一度手を合わせた。
周りを囲われた中庭にも、上空から優しいそよ風が吹き込む。エミレラの返事もきっと、風が彼の元まで運んでくれる。
その後も、エミレラは長い間墓石と向き合っていた。
ようやくその場を離れようと振り返ると、入口の壁に寄りかかって立っているメイと目が合った。いかにも待ちくたびれたという顔だ。
「……先に帰ってても良かったのに」
そう言うと、メイは軽くため息をついて冗談ぽく言った。
「放っておくとアンタ、いつまでもここでキレウィ様とお喋りしてそうだし」
「そんなわけないでしょ」
ムッとしたエミレラの返事にメイが小さく笑う。
(スッキリした顔しちゃって。やっぱり来たかったんだ。ほんと手がかかる人だよね)
メイはやれやれとため息をついた。
「何よ、文句があるなら言ってみなさい」
「べつにー?」
「はぁ?」
2人は肩を並べて来た道を歩いた。
廊下に飾られたキレウィの写真も、今なら穏やかな気持ちで受け入れられる。周囲を眺めながら静かに進んでいたが、ふと疑問を思い出したエミレラが口を開いた。
「そういえば、結局あの動画はどこで手に入れたの?」
キレウィとは接点がないはずのメイが、あれほど貴重な動画をどうやって入手したのか。聞かずにはいられなかった。
メイはチラリとエミレラの表情を伺ってから、どう話そうか考えているようにゆっくりと話し始めた。
「……あれはボンドが保管してたものなんだよ。それも日本でね。きっと、キレウィ様から託されたんじゃないかな」
(ボンドが……!?)
エミレラは思わず眉を顰めた。
「日本の家は燃えたでしょ。でもボンドは大事なものをいくつか地面に埋めて隠してたらしくて、燃えずに残ったんだ。その中にあの動画の入ったテープもあったんだって」
まるで人から聞いた話をするような口ぶりである。メイの背後にはまた別の人物がいるのだ。
(待って。もしかしてそれって……)
ボンドの家の焼失と、晴がコワに訪れるまでの経緯。それらを思い返すと浮かびあがる答えがあった。
「それをロユンが回収して、ボクにくれた」
「………!」
やっぱり、と思った。メイに動画を渡したのはロユンであり、革民党だったのだ。
(どういうことかしら。あれを見せれば私が城に戻ると、党首はわかっていたの? それをする理由は何? 少しでも教会の邪魔をしたかったのか、それとも……)
ロユンたち革民党の企みに嵌っているのではないかと案じ、エミレラは頭をフル回転させた。その様子を見たメイは少し悲しそうに目を伏せる。
長い睫毛が、砂色の瞳に影を落とす。
「エミレラもさ、革民党は敵だって思ってる?」
「……え?」
不意にきた問いに思考が止まった。
「もちろんボクも、ロユンが何も考えてないとは思ってないよ。他に何を回収したか聞いてもはぐらかされたし、動画だってちゃっかりコピーを取ってるだろうし。あんな鮮明なキレウィ様の動画なんて滅多に手に入らないからね。何かに利用するにはぴったりの素材だよ」
突然饒舌になったメイに圧倒され、エミレラは口をつぐんだ。
言葉の端々に滲む、彼の諦めのような感情は何だろう。メイは何を考えている──?
「あいつは常に革民党の利益だけを考えていて、必要になればボクたちに武器も向ける。わかってるよ。わかってるけど……、それでも親王派と革民党が手を取り合わない限り、平和なんて来ない」
(あぁ、この子は……)
誰よりも真剣に、和解の道を考えているんだ。
「だからボクは決めたよ。他の鎧に反対されても構わない。ボクの承認もなければお姫サマは王になれないんだから。きっとお姫サ…………晴も、ボクの要求を飲むはず」
「待って、あなた何を」
未来を語るメイの表情は力強く、心なしか語気も強い。だが若さゆえの青さがあり、どこか未熟さも感じさせる。
年長者の勘なのか、仄かな危険を感じ取ったエミレラが口を挟もうとしたが、メイの意思の方が固かった。
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