織畑ナズナの姐さん飯

KUROGANE Tairo

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織畑ナズナの姐さん飯-53[マンダイの玉ねぎと麺つゆ煮込み]

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 ポンコツパイセンことタマモ先輩が留守番中に、特注サイズの大きな発泡スチロール箱の荷物が届いていました。恵比須様から届いた荷物でした。あのお方のことなので、確実に魚系でしょう。

 ほぼ私の帰宅と入れ違いに届いていたようです。このままでは冷蔵庫に入らないので、とりあえ開封を頼みました。

 開けた箱をタマモ先輩と飲み物を取りに来たキョウちゃんが覗き込んでいます。蓋をもったまま覗くタマモ先輩は『なに?このデカイ頭だけの魚?キョウ、知ってる?』と、箱の淵に両手を添えるキョウちゃんにきいてました。キョウちゃんも分からないようで『マンボウ?は、もっと大きいと思う……。』

 マンボウに似てますけど、分類上は別のお魚で【マンダイ】といいます。別名アカマンボウ。

 キョウちゃんが両手をまっすぐ頭上に上げましたが、それは【バンザイ】です。可愛いボケなので無罪です。

 業者からは加工のし易さから好まれる魚だとききます。大きな切り身が欲しいときは買いますね。しかし、欠点があり、その大きさから一般的な規格の梱包ができないため、搬送ルートが限られ、購入できるお店は限られてしまいます。

 今回は大きな切り身で切り出したものをそのまま使いたいので、煮物にします。マンダイの状態はスーパーで売られている大きな切り身の状態からのスタートとします。一般家庭でマンダイ本体を買うことは、まずないと思うので……。

 シンプルな味付けにしたいので、マンダイ以外に使用する食材は麺つゆ(通常濃度)と玉ねぎだけです。


[1]玉ねぎを薄切りにする
 とくに切り方に指定があるわけではないのですが、今回はさっと短時間で炒めてから煮込みたいので、薄切りにしました。ざっくりと切りたい場合は、くし切りでもOKです。

[2]玉ねぎをフライパンで炒める
 あとで煮込むことを考え、フライパンは大きめのものを使います。油を引いたフライパンで、玉ねぎが柔くなるまで煮込みます。少しくらいの焦げは気にしません。次の工程のことを考え、玉ねぎは平らに広げておきます。

[3]マンダイと麺つゆを入れる
 マンダイの切り身をお互いが重ならないようにのせます。麺つゆの適量の説明が難しいのですが、マンダイを人間に例えれば、麺つゆが足湯程度の深さになるようにいれます。煮込み中、想定より蒸発が早い場合は足します。ガチ調理では禁じ手ですが、姐さん飯では救済処置です。結果的に完成まで行ければいいのです。

[4]弱火で根気よく煮込む
 根気よく……ここが大事なポイントです。じっくりとしっかりっと時間をかけてマンダイを煮込みます。めんつゆの蒸発予想時間が狂ったり、沸騰の勢いで煮崩れするので時間をかけて弱火で煮込みます。煮込み時間はマンダイの厚みによって変わり、20分以上かかります。この間に不要になったお皿を洗ったり、他の料理を作りましょう。

[5](身が厚い場合は)マンダイを裏返す
 厚みのあるマンダイまたは、確実に火を通したい場合の工程なので、該当しない場合はスキップします。ほとんどマンダイに火が通ったら(表面の一部がまだ生の状態くらい)、ひっくり返して3~5分程煮込みます。麺つゆが先に蒸発しそうなら追加しましょう。

[6]麺つゆをある程度蒸発させる
 仕上げの蒸発量は好みです。完全に蒸発させる必要はありません。汁気が多い方かいいのか、少ない方がいいのか。家族や個人の好みで調整します。ちょっと多めに残ったかなと思っても、ご飯にかけて即席のご飯のお供にできるので、悪くはありません。


 今回はシンプルに麺つゆの味だけでしたが、好みで生姜やにんにくを入れても良いと思います。

 マンダイの切り身の見た目はサーモンの断層?のような模様が見えますが、食感はマグロに近いです。この感想は私の個人的なもので、人によってはサーモンとマグロの中間くらい食感と味という人もいます。

 本体がデカい分、切り身も必然的に大きなものが多いので、魚介系食材のなかでは料理し易いとも言えます。

 売り場が限定されている食材ですが、料理法の範囲が広く、簡単な調理法でも美味しく食べられるので、機会があれば食べて欲しいですね。


【材料(3人前)】※は本文の工程を参照
マンダイの切り身…3枚
玉ねぎ…2個
麺つゆ(通常濃度)…適量※
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