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一章 幼少期
新たな出会い
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ハデスと二人で魔術の練習をする様になって、数年が経って私は十二歳になった。
ハデスは十一歳になった。
六歳の頃は、同じくらいの背丈だったのに、年を追うごとにハデスの背はぐんぐんと伸びていき、今ではすっかり追い越されてしまった。
私も多少成長はした(はず)けれど、それを上回る速度で成長したらしい。
頭一つ分ほど大きい。
男の子の成長は早いというけれど、こんなに早いのねとしみじみ感じる。
そして、その間クラーク先生は仕事が忙しいという事で、家には来なくなっていた。寂しいけれど、忙しい中時間を作って来てくれていた事に感謝しなくては。
そんなある日の事。
私が部屋でまったりと本を読んで過ごしていると、かなり慌てた様子で、アビーが部屋に入って来た。ノックする事も声をかける事さえも忘れている。
よほど大ごとなのだろうかと、寛いでいた私は、読んでいた本を閉じ姿勢を正してアビーを見る。
「何かあったの?」
私がそう尋ねると、「大変なんですぅ~!」と泣きそうな声で膝をつく。
「第二王子さまが、お嬢さまに会いたいと言って来たんですよぉ!旦那さまがお断りをしているんですが、第二王子さまが護衛だけをつけてこちらに来ていらっしゃるんですぅ!」
第二王子がこちらに向かっている?は?
一応説明しておくと、私たちの家は国王に次いで権力を持っている、らしい。
私がまだ十にも満たない頃から、というか生まれた時から様々な見合いの話が持ち上がっていたらしいが、お父さまが全て一蹴していたので、今日アビーに伝えられるまで私は知らなかった。
権力を行使するという事を嫌うお父さまが、そんな輩を排除していたそうだ。
だから、そういう話が持ち上がる事はないはずだったという。
「あんなわがままな俺さま王子なんてイヤです!」
ちょっと待ってアビー。
第二王子との婚姻の話が上がっているの?どういう事?
「国王である父上がこの国で一番の権力を持っているからか、かなりわがままで横柄で俺さまなんですよぅ……」
泣き真似をしつつ私をチラチラと見る。
ただ私に会いに来るだけだろうに、何故婚姻の話になるのか。私はその人物を知らないからなんとも言えないけれど、アビーがかなり失礼な事を言っている事だけはわかる。
「さすがにそれは言い過ぎではないの、アビー?」
私が嗜める様に告げると、アビーが謝罪する。
けれども、更に言い募ろうとするアビー。
どれだけその王子とやらがイヤなのか。アビーがそこまで嫌がる相手なんて、逆に興味が湧いてしまう。
私がアビーに問おうとする前に、またしても私の部屋の扉が盛大に開く。今日は一体何の日だよ。
扉が本日二度目の悲鳴を上げた。壊れなければいいのだけれど。
「おはよう諸君!」
真っ先に視界に飛び込んだのは、燃える様に鮮やかな赤色の髪。ルビーの様に美しい瞳だが、若干つり目な様で、黙っているときつい印象を受けそうだ。
うん、元気が有り余ってるのかな。というか誰だ。
「俺さまがわざわざ会いに来てやったのだ。感謝するといい!」
誰だか知らないのに会いに来てやったとか感謝しろとかなんなの……。
というか声がでかすぎる。耳が痛くなりそうだ。
「第二王子ともあろうお方が、女性の部屋になんの連絡もノックもなく、無断で入り込むなんて失礼極まりない行為がよくできましたね。ある意味感心いたしました」
感情を込めない様に気をつけつつ、そう告げる私。みるみる朱色に染まる顔。
あ、耳まで真っ赤だ。
「ちょっと私旦那さまに言いつけてきます!!」
ちょっと待ってアビー。私を置いて行かないで。
私を放置して、アビーは一目散に部屋を出て行った。
「……なんなんだ、お前たちは!俺さまに対して不敬だと思わないのか!?」
「不敬は貴方でしょう……」
音もなくすっと現れたのはハデスだった。登場の仕方が怖いわよ。
「ひぃっ!?なんなんだお前は!」
「僕はハデス・ナイトレイ。そこにいるアリエス・ベル・ナイトレイの弟です」
ハデスが私の前に立ち堂々と名乗る。あれ?こんなに堂々としてたかしら。
「俺はアレス・リー・ブルームフィールドだ!」
こちらも実に堂々とした挨拶をする。声が大きい。
元気いっぱいだねぇと遠い目。
「……突然訪ねて来た非礼は詫びよう。父上が貴女を兄上の婚約者だと強引に決めたので、どんな相手なのか気になっていてもたってもいられなかったのだ」
……きちんと謝れる良い子らしい。彼に対する怒りがすっと消えた。
聞くと年はハデスと同じらしい。ハデスとは違う意味で目立つなぁ。
一応王子としての自覚はあったらしい。
(……ん?アレス?)
ふと彼の名前に聞き覚えがあった。
(アレスって、『さよなら、タナトス』のキャラクターじゃない!)
俺さま気質だけれど、ただの暴君の様な人物ではなく、次期国王候補として舐められない為にそういう態度を取っていただけで、アレスというキャラクター自身はとても優しく思いやりに溢れた素敵な人柄だった。というより、俺さまキャラはただの演技で、兄に対するコンプレックスでそういう態度を取っているだけで実際は良識ある良い人物。
ゲーム本編ではヒロインがそれに気づき、アレスに気に入られる。まあ私の推しではないから、気に入られる必要はないのだけれど。
「次にこちらに来る時には、貴女の父上を通して会いに来る事を約束しよう」
丁寧にお辞儀をする。
ハデスに至っては、不躾な子供が入って来たと憤っていたのに、アレスの急な丁寧な対応に目を白黒とさせていた。
「それから、アリエスの弟ハデスよ。貴方の姉に対して失礼な態度を取ってしまった事を詫びよう」
「……先ほどの横柄な態度は一体なんだったのですか?」
唸る様に低い声でアレスに問うハデス。声が怖い。
「……まあ気にするな」
部屋に入ってきた時の楽しそうな笑顔が一瞬だけ消え、またすぐに笑顔を浮かべてハデスに答える。
ハデスは納得はしていない様だ。まあそれもそうか。
そんな中、また扉がノックされた。控えめなノックだったので、アビーでもお父さまでもないだろう。
「失礼します」
爽やかすぎる声が聞こえたと思ったら、声の通り爽やかな少年が私の部屋に入って来た。
サファイアの様に美しい青い髪に、晴れ渡った青空の様な天色をしている。
「僕の弟が迷惑をかけてしまった様で申し訳ない」
心底申し訳なさそうに謝罪する少年。
弟?という事は、彼が第一王子?
「僕は、タナトス・アル・ブルームフィールド。貴女がアリエスだね。……そちらは弟のハデス、だったかな」
名前でわかるように、彼、タナトスがこの乙女ゲームにおいてのメインヒーローだ。そして一番人気のキャラクター。
それと友人の最推しのキャラクター。私の推しではない。
優しげな顔をした、儚げな美しさを携えた美少年だ。
「アレス。女性を訪ねるのに、なんの連絡もせず図々しくも部屋に上り込むなんて、僕や父上はそんな風に教えた覚えはないよ?」
笑顔が怖いですお兄さん。
タナトスは私の一つ上らしい。私と一つしか違わないのに、この落ち着いた雰囲気はなんなんだろう。さすが王子?
アレスは兄であるタナトスにお叱りを受けて、すっかり大人しくなってしまった様だ。小動物の様で可愛らしい。
「アリエスにハデス。今日は本当に済まなかった。……また日を改めて挨拶に来よう」
爽やかな笑顔のままで、アレスを引きずる様にして部屋を出て行くタナトス。
ハデスもそうだが、二人もゲームの印象とだいぶ違う。ゲーム本編に入る前でまだ幼いからかしらね。
(ちょっと待って。ゲームだと、タナトスには婚約者なんていなかったわよね。そしてアレスにもハデスにも。だからこそヒロインと結ばれるなんてエンディングがあるのだけれど)
私が転生してしまった事によって、ゲーム自体の物語や流れが変わってしまっているのではないか、そう思わずにはいられない。
私の平穏なモブ人生は、きちんと過ごせるのかしら……。
一抹の不安を抱きつつ、その日は色々とあった疲労でそのまま眠りについた。
ハデスは十一歳になった。
六歳の頃は、同じくらいの背丈だったのに、年を追うごとにハデスの背はぐんぐんと伸びていき、今ではすっかり追い越されてしまった。
私も多少成長はした(はず)けれど、それを上回る速度で成長したらしい。
頭一つ分ほど大きい。
男の子の成長は早いというけれど、こんなに早いのねとしみじみ感じる。
そして、その間クラーク先生は仕事が忙しいという事で、家には来なくなっていた。寂しいけれど、忙しい中時間を作って来てくれていた事に感謝しなくては。
そんなある日の事。
私が部屋でまったりと本を読んで過ごしていると、かなり慌てた様子で、アビーが部屋に入って来た。ノックする事も声をかける事さえも忘れている。
よほど大ごとなのだろうかと、寛いでいた私は、読んでいた本を閉じ姿勢を正してアビーを見る。
「何かあったの?」
私がそう尋ねると、「大変なんですぅ~!」と泣きそうな声で膝をつく。
「第二王子さまが、お嬢さまに会いたいと言って来たんですよぉ!旦那さまがお断りをしているんですが、第二王子さまが護衛だけをつけてこちらに来ていらっしゃるんですぅ!」
第二王子がこちらに向かっている?は?
一応説明しておくと、私たちの家は国王に次いで権力を持っている、らしい。
私がまだ十にも満たない頃から、というか生まれた時から様々な見合いの話が持ち上がっていたらしいが、お父さまが全て一蹴していたので、今日アビーに伝えられるまで私は知らなかった。
権力を行使するという事を嫌うお父さまが、そんな輩を排除していたそうだ。
だから、そういう話が持ち上がる事はないはずだったという。
「あんなわがままな俺さま王子なんてイヤです!」
ちょっと待ってアビー。
第二王子との婚姻の話が上がっているの?どういう事?
「国王である父上がこの国で一番の権力を持っているからか、かなりわがままで横柄で俺さまなんですよぅ……」
泣き真似をしつつ私をチラチラと見る。
ただ私に会いに来るだけだろうに、何故婚姻の話になるのか。私はその人物を知らないからなんとも言えないけれど、アビーがかなり失礼な事を言っている事だけはわかる。
「さすがにそれは言い過ぎではないの、アビー?」
私が嗜める様に告げると、アビーが謝罪する。
けれども、更に言い募ろうとするアビー。
どれだけその王子とやらがイヤなのか。アビーがそこまで嫌がる相手なんて、逆に興味が湧いてしまう。
私がアビーに問おうとする前に、またしても私の部屋の扉が盛大に開く。今日は一体何の日だよ。
扉が本日二度目の悲鳴を上げた。壊れなければいいのだけれど。
「おはよう諸君!」
真っ先に視界に飛び込んだのは、燃える様に鮮やかな赤色の髪。ルビーの様に美しい瞳だが、若干つり目な様で、黙っているときつい印象を受けそうだ。
うん、元気が有り余ってるのかな。というか誰だ。
「俺さまがわざわざ会いに来てやったのだ。感謝するといい!」
誰だか知らないのに会いに来てやったとか感謝しろとかなんなの……。
というか声がでかすぎる。耳が痛くなりそうだ。
「第二王子ともあろうお方が、女性の部屋になんの連絡もノックもなく、無断で入り込むなんて失礼極まりない行為がよくできましたね。ある意味感心いたしました」
感情を込めない様に気をつけつつ、そう告げる私。みるみる朱色に染まる顔。
あ、耳まで真っ赤だ。
「ちょっと私旦那さまに言いつけてきます!!」
ちょっと待ってアビー。私を置いて行かないで。
私を放置して、アビーは一目散に部屋を出て行った。
「……なんなんだ、お前たちは!俺さまに対して不敬だと思わないのか!?」
「不敬は貴方でしょう……」
音もなくすっと現れたのはハデスだった。登場の仕方が怖いわよ。
「ひぃっ!?なんなんだお前は!」
「僕はハデス・ナイトレイ。そこにいるアリエス・ベル・ナイトレイの弟です」
ハデスが私の前に立ち堂々と名乗る。あれ?こんなに堂々としてたかしら。
「俺はアレス・リー・ブルームフィールドだ!」
こちらも実に堂々とした挨拶をする。声が大きい。
元気いっぱいだねぇと遠い目。
「……突然訪ねて来た非礼は詫びよう。父上が貴女を兄上の婚約者だと強引に決めたので、どんな相手なのか気になっていてもたってもいられなかったのだ」
……きちんと謝れる良い子らしい。彼に対する怒りがすっと消えた。
聞くと年はハデスと同じらしい。ハデスとは違う意味で目立つなぁ。
一応王子としての自覚はあったらしい。
(……ん?アレス?)
ふと彼の名前に聞き覚えがあった。
(アレスって、『さよなら、タナトス』のキャラクターじゃない!)
俺さま気質だけれど、ただの暴君の様な人物ではなく、次期国王候補として舐められない為にそういう態度を取っていただけで、アレスというキャラクター自身はとても優しく思いやりに溢れた素敵な人柄だった。というより、俺さまキャラはただの演技で、兄に対するコンプレックスでそういう態度を取っているだけで実際は良識ある良い人物。
ゲーム本編ではヒロインがそれに気づき、アレスに気に入られる。まあ私の推しではないから、気に入られる必要はないのだけれど。
「次にこちらに来る時には、貴女の父上を通して会いに来る事を約束しよう」
丁寧にお辞儀をする。
ハデスに至っては、不躾な子供が入って来たと憤っていたのに、アレスの急な丁寧な対応に目を白黒とさせていた。
「それから、アリエスの弟ハデスよ。貴方の姉に対して失礼な態度を取ってしまった事を詫びよう」
「……先ほどの横柄な態度は一体なんだったのですか?」
唸る様に低い声でアレスに問うハデス。声が怖い。
「……まあ気にするな」
部屋に入ってきた時の楽しそうな笑顔が一瞬だけ消え、またすぐに笑顔を浮かべてハデスに答える。
ハデスは納得はしていない様だ。まあそれもそうか。
そんな中、また扉がノックされた。控えめなノックだったので、アビーでもお父さまでもないだろう。
「失礼します」
爽やかすぎる声が聞こえたと思ったら、声の通り爽やかな少年が私の部屋に入って来た。
サファイアの様に美しい青い髪に、晴れ渡った青空の様な天色をしている。
「僕の弟が迷惑をかけてしまった様で申し訳ない」
心底申し訳なさそうに謝罪する少年。
弟?という事は、彼が第一王子?
「僕は、タナトス・アル・ブルームフィールド。貴女がアリエスだね。……そちらは弟のハデス、だったかな」
名前でわかるように、彼、タナトスがこの乙女ゲームにおいてのメインヒーローだ。そして一番人気のキャラクター。
それと友人の最推しのキャラクター。私の推しではない。
優しげな顔をした、儚げな美しさを携えた美少年だ。
「アレス。女性を訪ねるのに、なんの連絡もせず図々しくも部屋に上り込むなんて、僕や父上はそんな風に教えた覚えはないよ?」
笑顔が怖いですお兄さん。
タナトスは私の一つ上らしい。私と一つしか違わないのに、この落ち着いた雰囲気はなんなんだろう。さすが王子?
アレスは兄であるタナトスにお叱りを受けて、すっかり大人しくなってしまった様だ。小動物の様で可愛らしい。
「アリエスにハデス。今日は本当に済まなかった。……また日を改めて挨拶に来よう」
爽やかな笑顔のままで、アレスを引きずる様にして部屋を出て行くタナトス。
ハデスもそうだが、二人もゲームの印象とだいぶ違う。ゲーム本編に入る前でまだ幼いからかしらね。
(ちょっと待って。ゲームだと、タナトスには婚約者なんていなかったわよね。そしてアレスにもハデスにも。だからこそヒロインと結ばれるなんてエンディングがあるのだけれど)
私が転生してしまった事によって、ゲーム自体の物語や流れが変わってしまっているのではないか、そう思わずにはいられない。
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