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三章 前学期
嬉しさと一抹の不安
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トーマス先生が担任として復帰して、それからしばらく経ったある日のこと。
復帰に喜んでいた私だったが、またトーマス先生は用事があるからと言って、数日おきほどのペースで学校を抜けることが増えた。
こんなことはゲームだった頃にも見たことがない。用事とは一体なんなのだろうか。
トーマス先生の不在により、またしてもエレボスが教鞭を取ることになった。クラスメイトの大半は喜んでいたが、私はトーマス先生が事件かなにかに巻き込まれているのではないかと心配で、それどころではなかった。
そんな私を心配そうに、サナが見つめる。
「今日もトーマス先生は、用事でいないから、私が代わりに授業をするよ」
教室に入るなり笑顔でそう告げたエレボス。
クラスメイトの大半がわっと歓声を上げた。アルテミスとハデスは、美男美女にあるまじき顔をしていたから、怖くて見れない。
そんな中、サナが私の袖をクイッと軽く引いた。
「トーマス先生、用事ってなんなのかしらね。授業を抜ける頻度が、いくらなんでも高すぎない?」
私にしか聞こえないような小声で話す。
「なにか事件や厄介なことに巻き込まれていなければいいのだけれど……」
表情を暗くしていたサナが、落ち込む私を見てにやーっと笑みを浮かべて、また言葉を続ける。
「……まあでも、危険なことに巻き込まれていたとしても、私のヒロインパワーで助けてあげるんだから、気にしちゃダメよ?」
ヒロインパワーという言葉がツボに入って、思わず私はプッと吹き出してしまう。そんな私に、サナが馬鹿にされたと思ったのか、プクーっと頬を膨らませた。可愛いじゃない。
「馬鹿になんかしていないわ。……ありがとう、サナ。そんな時が来たら、お願いするわね」
「友達だもの。助けるなんて当たり前じゃない」
まだ少し拗ねているのか、頬は膨らんだまま。
それでも私の言葉に少しだけ表情を和らげてくれた。可愛い。
その日の授業はサナのお陰で、平穏に過ごすことができた。
今日は珍しくエレボスが私たちに絡んで来なかったというのも大きいのだけれど。
私たちに絡んでくる以上のなにかがあるのだろうか。考えても仕方のないことだからと、思考を中止させる。
私に元気がないことに気がついたのか、アルテミスとハデスが私の肩にそっと触れた。
「姉さん、どこか具合でも悪い?」
「もしも具合が悪いのなら、すぐに部屋に戻りましょう?私が送って行くわ」
心配そうな表情と、優しい声に癒されながら、具合が悪いわけではないことを説明する。心配ごとがあって元気がないだけなのだから。
平気だから気にしないでと二人に微笑む。
「なにかあったらすぐに言ってよ。僕は姉さんのためならなんだってするから」
「わ、私だって、アリエスのためならなんだってできるわ!きっと私を頼ってちょうだいね」
二人の温かな言葉に嬉しくなって口もとを緩めて笑って、その時はお願いするかもと伝える。
そんな私を深刻そうな顔で見て、なにかを呟いているサナに、私は気がつかなかった。
それからサナは、一人部屋にこもってなにか作業をするようになった。
授業以外の時間を、その作業に充てているらしく、休み時間も昼休みもふらっといなくなってしまう。
折角の休日だからと部屋にいるサナに、散歩にでも行こうと声をかけても、「私はいいから出かけて来て」と視線すら向けられず告げられる。
サナの手元を見ると、なにかアクセサリーのようなものを作っているらしく、かなり集中していた。
(サナもやっぱり女の子ね。というか、自分でアクセサリーを作れるなんて、すごいわ)
思わずまじまじと見ていると、サナに視線を遮られた。
「まだ完成していないから見ちゃダメ。完成したら見せるから」
だから今は一人にしてと優しい口調で言われてしまった。残念だけれど、諦めるしかない。
「わかったわ。……けれど、あまり無理はしないでよ?貴方が体調を崩してしまうのなら、没収してしまうわよ?」
なんて言ってみると、サナは破顔して「了解」と返してくれたので、安心して部屋を後にする。
寮の部屋から出ると、アルテミスが待っていて、サナの様子を聞かれた。
「サナさま、なにか悩みごとでもあるのでしょうか?」
心配そうに私の手を握る。大丈夫だと言って、その手を握り返す。
「サナは用事があって、今は出かけられないみたいなの。だから、今日は二人で中庭を散策しましょう?」
そっと微笑みを添えてアルテミスに伝えると、嬉しそうに微笑んでくれた。天使のような笑みだわ。
アルテミスは、はしゃいだ様子で中庭に咲く花を眺めている。
「アリエスと二人きりでなんて、初めてだわ」
アルテミスにそう言われて、そういえばそうだななんて思った。いつもならハデスがいて、サナがいて。アルテミスと二人きりなんて状況はなかったはず。
「少し不謹慎かもしれないのだけれど、私はアリエスと二人でゆっくりした時間を過ごすの、とても楽しいわ」
花が開くように微笑みかけてくれるアルテミスに、私はぼーっと一瞬見惚れてしまった。さすが美少女ね。
「けれど、次はサナさまたちも一緒がいいわ。みんなが一緒の方が、賑やかだもの」
今日だけは私がアリエスを独り占めよと意地悪っぽく笑う。そんな表情をしても可愛いなんてすごい。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、気がつけばもう夕暮れ。私とアルテミスは顔を見合わせて笑い合う。こんなに楽しい時間がもっと長く続けばいいのに。
アルテミスに部屋まで送られて、また明日と手を小さく振られて部屋に戻る。天使かな。
推しが不在の中、私は友人や家族のおかげで、心穏やかに過ごせている事に感謝しなくては。
部屋に戻ると、サナはまだ作業に没頭している様子で、私が帰ってきたことにも気がついていないらしい。
一応声はかけたが、返事はなかった。
翌朝起きると、寝ていないのか、同じ体勢のまま作業を続けていた。
(よほど大切なものを作っているのね。邪魔はしない方がよさそう……)
そのままサナを一人部屋に残して私は外へ出る。
トーマス先生不在のまま、学園は夏季休暇に入ろうとしていた。サナも作業に集中していて、あまり話さなくなった。
多少の寂しさを感じたが、ハデスたちのおかげでその寂しさも軽減されている。
「そういえば、アリエスは夏季休暇中は家で過ごすの?」
アルテミスにそう尋ねられて、多分、と答える。特に予定はないはずだし、家に帰る以外の用事はなかったはず。
「姉さんは僕と一緒に帰って、ゆっくり羽を伸ばすんだよ」
ハデスが自慢げに胸を張る。アルテミスが羨ましそうにハデスをじとっとした目で見る。可愛い。
そんな風に話していると、私を呼ぶ大きな声が耳に飛び込んできた。
「アリエス!!」
振り向くと、そこにはサナがいた。
「サナ、おはよう」
私がそう声をかけると、おはようと返してくれた。久しぶりの会話だ。胸が温かくなるのを感じる。
「これ、やっと完成したの」
そう言って、小ぶりで可愛らしいイヤリングを手渡した。
光に当てると虹色に輝く、透明な雫型が銀色の鎖にぶら下がって揺れている。
「すごく綺麗!サナはこんなに素敵なものが作れるのね」
私がそう言ってイヤリングを返そうとすると、受け取ってと返された。
「お守り、の代わりに作ったの。だから、身につけてほしい」
耳を赤くしながら、ボソボソと小声で告げる。
「他のみんなの分も、作ったの。アリエスから渡して」
そう言って、紙袋に入ったイヤリングを渡された。中身はどれも同じ色と形。
「これから先、何か嫌なことが起こりそうな気がするの。だから、気休めにもならないかもしれないけれど、お願い」
サナの言葉に、私が問い返すと、「気のせいかもしれないけれど」と付け足した。
サナから受け取ったイヤリングを、ハデスとアルテミスにも渡し、タナトスたちにも渡しに向かった。
サナが作ったと言うと怪訝な顔をされたが、受け取ってはもらえた。
そうして夏季休暇に入ったのだった。
復帰に喜んでいた私だったが、またトーマス先生は用事があるからと言って、数日おきほどのペースで学校を抜けることが増えた。
こんなことはゲームだった頃にも見たことがない。用事とは一体なんなのだろうか。
トーマス先生の不在により、またしてもエレボスが教鞭を取ることになった。クラスメイトの大半は喜んでいたが、私はトーマス先生が事件かなにかに巻き込まれているのではないかと心配で、それどころではなかった。
そんな私を心配そうに、サナが見つめる。
「今日もトーマス先生は、用事でいないから、私が代わりに授業をするよ」
教室に入るなり笑顔でそう告げたエレボス。
クラスメイトの大半がわっと歓声を上げた。アルテミスとハデスは、美男美女にあるまじき顔をしていたから、怖くて見れない。
そんな中、サナが私の袖をクイッと軽く引いた。
「トーマス先生、用事ってなんなのかしらね。授業を抜ける頻度が、いくらなんでも高すぎない?」
私にしか聞こえないような小声で話す。
「なにか事件や厄介なことに巻き込まれていなければいいのだけれど……」
表情を暗くしていたサナが、落ち込む私を見てにやーっと笑みを浮かべて、また言葉を続ける。
「……まあでも、危険なことに巻き込まれていたとしても、私のヒロインパワーで助けてあげるんだから、気にしちゃダメよ?」
ヒロインパワーという言葉がツボに入って、思わず私はプッと吹き出してしまう。そんな私に、サナが馬鹿にされたと思ったのか、プクーっと頬を膨らませた。可愛いじゃない。
「馬鹿になんかしていないわ。……ありがとう、サナ。そんな時が来たら、お願いするわね」
「友達だもの。助けるなんて当たり前じゃない」
まだ少し拗ねているのか、頬は膨らんだまま。
それでも私の言葉に少しだけ表情を和らげてくれた。可愛い。
その日の授業はサナのお陰で、平穏に過ごすことができた。
今日は珍しくエレボスが私たちに絡んで来なかったというのも大きいのだけれど。
私たちに絡んでくる以上のなにかがあるのだろうか。考えても仕方のないことだからと、思考を中止させる。
私に元気がないことに気がついたのか、アルテミスとハデスが私の肩にそっと触れた。
「姉さん、どこか具合でも悪い?」
「もしも具合が悪いのなら、すぐに部屋に戻りましょう?私が送って行くわ」
心配そうな表情と、優しい声に癒されながら、具合が悪いわけではないことを説明する。心配ごとがあって元気がないだけなのだから。
平気だから気にしないでと二人に微笑む。
「なにかあったらすぐに言ってよ。僕は姉さんのためならなんだってするから」
「わ、私だって、アリエスのためならなんだってできるわ!きっと私を頼ってちょうだいね」
二人の温かな言葉に嬉しくなって口もとを緩めて笑って、その時はお願いするかもと伝える。
そんな私を深刻そうな顔で見て、なにかを呟いているサナに、私は気がつかなかった。
それからサナは、一人部屋にこもってなにか作業をするようになった。
授業以外の時間を、その作業に充てているらしく、休み時間も昼休みもふらっといなくなってしまう。
折角の休日だからと部屋にいるサナに、散歩にでも行こうと声をかけても、「私はいいから出かけて来て」と視線すら向けられず告げられる。
サナの手元を見ると、なにかアクセサリーのようなものを作っているらしく、かなり集中していた。
(サナもやっぱり女の子ね。というか、自分でアクセサリーを作れるなんて、すごいわ)
思わずまじまじと見ていると、サナに視線を遮られた。
「まだ完成していないから見ちゃダメ。完成したら見せるから」
だから今は一人にしてと優しい口調で言われてしまった。残念だけれど、諦めるしかない。
「わかったわ。……けれど、あまり無理はしないでよ?貴方が体調を崩してしまうのなら、没収してしまうわよ?」
なんて言ってみると、サナは破顔して「了解」と返してくれたので、安心して部屋を後にする。
寮の部屋から出ると、アルテミスが待っていて、サナの様子を聞かれた。
「サナさま、なにか悩みごとでもあるのでしょうか?」
心配そうに私の手を握る。大丈夫だと言って、その手を握り返す。
「サナは用事があって、今は出かけられないみたいなの。だから、今日は二人で中庭を散策しましょう?」
そっと微笑みを添えてアルテミスに伝えると、嬉しそうに微笑んでくれた。天使のような笑みだわ。
アルテミスは、はしゃいだ様子で中庭に咲く花を眺めている。
「アリエスと二人きりでなんて、初めてだわ」
アルテミスにそう言われて、そういえばそうだななんて思った。いつもならハデスがいて、サナがいて。アルテミスと二人きりなんて状況はなかったはず。
「少し不謹慎かもしれないのだけれど、私はアリエスと二人でゆっくりした時間を過ごすの、とても楽しいわ」
花が開くように微笑みかけてくれるアルテミスに、私はぼーっと一瞬見惚れてしまった。さすが美少女ね。
「けれど、次はサナさまたちも一緒がいいわ。みんなが一緒の方が、賑やかだもの」
今日だけは私がアリエスを独り占めよと意地悪っぽく笑う。そんな表情をしても可愛いなんてすごい。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、気がつけばもう夕暮れ。私とアルテミスは顔を見合わせて笑い合う。こんなに楽しい時間がもっと長く続けばいいのに。
アルテミスに部屋まで送られて、また明日と手を小さく振られて部屋に戻る。天使かな。
推しが不在の中、私は友人や家族のおかげで、心穏やかに過ごせている事に感謝しなくては。
部屋に戻ると、サナはまだ作業に没頭している様子で、私が帰ってきたことにも気がついていないらしい。
一応声はかけたが、返事はなかった。
翌朝起きると、寝ていないのか、同じ体勢のまま作業を続けていた。
(よほど大切なものを作っているのね。邪魔はしない方がよさそう……)
そのままサナを一人部屋に残して私は外へ出る。
トーマス先生不在のまま、学園は夏季休暇に入ろうとしていた。サナも作業に集中していて、あまり話さなくなった。
多少の寂しさを感じたが、ハデスたちのおかげでその寂しさも軽減されている。
「そういえば、アリエスは夏季休暇中は家で過ごすの?」
アルテミスにそう尋ねられて、多分、と答える。特に予定はないはずだし、家に帰る以外の用事はなかったはず。
「姉さんは僕と一緒に帰って、ゆっくり羽を伸ばすんだよ」
ハデスが自慢げに胸を張る。アルテミスが羨ましそうにハデスをじとっとした目で見る。可愛い。
そんな風に話していると、私を呼ぶ大きな声が耳に飛び込んできた。
「アリエス!!」
振り向くと、そこにはサナがいた。
「サナ、おはよう」
私がそう声をかけると、おはようと返してくれた。久しぶりの会話だ。胸が温かくなるのを感じる。
「これ、やっと完成したの」
そう言って、小ぶりで可愛らしいイヤリングを手渡した。
光に当てると虹色に輝く、透明な雫型が銀色の鎖にぶら下がって揺れている。
「すごく綺麗!サナはこんなに素敵なものが作れるのね」
私がそう言ってイヤリングを返そうとすると、受け取ってと返された。
「お守り、の代わりに作ったの。だから、身につけてほしい」
耳を赤くしながら、ボソボソと小声で告げる。
「他のみんなの分も、作ったの。アリエスから渡して」
そう言って、紙袋に入ったイヤリングを渡された。中身はどれも同じ色と形。
「これから先、何か嫌なことが起こりそうな気がするの。だから、気休めにもならないかもしれないけれど、お願い」
サナの言葉に、私が問い返すと、「気のせいかもしれないけれど」と付け足した。
サナから受け取ったイヤリングを、ハデスとアルテミスにも渡し、タナトスたちにも渡しに向かった。
サナが作ったと言うと怪訝な顔をされたが、受け取ってはもらえた。
そうして夏季休暇に入ったのだった。
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