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第1話
しおりを挟む「俺は生きる意味も 忘れちまった
お前と 分かり合えるだろうか
誰か俺を呼んでくれ 魂を呼び戻しておくれ
知ったかぶりの little girl
似てない2人は 霧にまぎれて
お互いを探し合うのだけれど
答えなんて見つからないから
いつまでもさまよっている。」
これは、青川優の「分かり合えたなら」という曲である。
私が一番気に入っている曲だ。
心に一番何かが訴えられてきてる気がするし、声に迫力があって、聴いていてぞくぞくする。
二つしか歳が離れていないのになんて、才能のある詩を作るのだろう。
音楽も曲にあっていて声も素敵で憧れるなぁ。
なんて、電車の中で曲を聞いていたらもう着いていてしまった。
イヤホンの外は騒がしいのだろう。
でも、今は私の中の世界。耳には彼の声しか響いていない。
ぽつりぽつりと歌う彼の声が、私の頭の中をくすぐる。
そう、感情の泉に浸っている。
今この瞬間が。
彼とこの瞬間を共有しているような気がして。
私は彼と感情の泉に浸かる。
私の心に直接問いかけてくる。
君は俺を理解してくれるかい?
私はなんて返せばいいのだろう。
何の言葉も思いつかない。
この繰り返しを毎朝しているんだ。
自問自答、答えが見つからない。
誰も気付けない。彼の真意を。
そうこう考えているうちに会社に着いてしまった。
「おはようございます。」
朝一番に出会ったのは上司の松原だった。
「おぉ~ 山川くん。 おはよう 今日も頑張ろうね。」
「はい、松原さんも」
「あ~、山川くん それとそれと...」
そう言って近付くと耳元で
「今週末、社長達と食事に行くんだけど、山川くん おいでよ」
まだ月曜日なのに、もう週末の話ですか と言おうと思ったが飲み込み
「はい、是非行かせてください。」
そう言って一礼し、自分のデスクについた。
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