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ネバネバ
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「次回の授業では小テストを予定していますので、いままでの授業の復習を忘れずにしておいてください。それでは今日はここまでにします。日直さん、お願いします」
「起立。ありがとうございしたー」
生徒たちはおそらく寝ていたのであろう。各々が眠たそうな声でぼそぼそと、ありがとうございました、と言っている。
それもそのはずだ。なにせ1限目から世界史の授業だぞ??
眠たくならない生徒がどこにいるというんだ……??
………………
はい!! はい!!
ここにいます!! 先生!!
世界史の授業中はずっと目が冴えていた生徒は確かにここにいます!!
俺です。この池田モテ男は見事にうたた寝をすることなく、授業中はずっと集中していました。
先生!! 褒めてくれてもいいんですよ??
………………
「モテ男君、どうだったかな……? すっきりした?」
「涼香さん……」
俺は世界史の授業中に涼香さんに息子を弄られ、見事にロケット発射を達成していた。
そのおかげで、俺のパンツとズボンは息子のあたりがネバネバと気持ち悪いくらいに濡れてしまっている。
なんだこれは!! 俺は夢〇でもしたというのか??
健全な男子なら誰しも経験したことのある夢〇。
あれをしてしまった朝は絶望へと変化を遂げることは理解して頂けると思う。
どうやってお母さんにバレずにパンツを処理するか……
寝起きの眠たい頭でこれを考えることがどれほど困難なことか……共感して頂けるだろうか。
いや、しかし。今は夢〇などどうでもいいんだ!!
俺は目の前にいる庇護欲のそそられる美幼女、涼香さんに授業中に息子を弄られたという現実と向き合わなければならない。
「なにか、とても良い顔をしているわ……モテ男君。涼香も頑張った甲斐があったわ」
あの……。俺は一言もまだ自分の気持ちを言っていないのですが……。
涼香さんは幼い顔を綻ばせて喜んでいる。
その満面の笑顔を見ていると、美幼女にいきなり弄られたという現実で悩んでいる自分がどういうわけか罪人のように思えてしまう。
「あ、ああ。その……とても気持ち良かったです。ありがとう、涼香さん」
俺はもう何も考えまいと心に誓って、涼香さんに心からのお礼を伝えることにした。
「きゃあああっ。モテ男君が涼香のこと褒めてくれたっ!! 嬉しいっ……」
涼香さんは飛び跳ねて自分の喜びを表現している。
まるで小学生のように無邪気で純粋??で、本当に良い子なんだなと俺は思った。
しかし……
「ああ、でも、そうだそうだ。モテ男君はいま、ズボンとかパンツが濡れてて気持ち悪いよね。涼香がお掃除してあげるから、今から多目的トイレに行こうよ!!」
またしても登場した多目的トイレというワードが、俺の脳内で無限に再生されている。
「ほら、早くいかないと次の授業に遅れちゃうよ……」
そう言って涼香さんは、俺の体に抱き着いて来て、俺を多目的トイレに連れていこうとする。
俺はそれに抗うことが出来ないまま、涼香さんに引きずられるように連れていかれるのだった。
「起立。ありがとうございしたー」
生徒たちはおそらく寝ていたのであろう。各々が眠たそうな声でぼそぼそと、ありがとうございました、と言っている。
それもそのはずだ。なにせ1限目から世界史の授業だぞ??
眠たくならない生徒がどこにいるというんだ……??
………………
はい!! はい!!
ここにいます!! 先生!!
世界史の授業中はずっと目が冴えていた生徒は確かにここにいます!!
俺です。この池田モテ男は見事にうたた寝をすることなく、授業中はずっと集中していました。
先生!! 褒めてくれてもいいんですよ??
………………
「モテ男君、どうだったかな……? すっきりした?」
「涼香さん……」
俺は世界史の授業中に涼香さんに息子を弄られ、見事にロケット発射を達成していた。
そのおかげで、俺のパンツとズボンは息子のあたりがネバネバと気持ち悪いくらいに濡れてしまっている。
なんだこれは!! 俺は夢〇でもしたというのか??
健全な男子なら誰しも経験したことのある夢〇。
あれをしてしまった朝は絶望へと変化を遂げることは理解して頂けると思う。
どうやってお母さんにバレずにパンツを処理するか……
寝起きの眠たい頭でこれを考えることがどれほど困難なことか……共感して頂けるだろうか。
いや、しかし。今は夢〇などどうでもいいんだ!!
俺は目の前にいる庇護欲のそそられる美幼女、涼香さんに授業中に息子を弄られたという現実と向き合わなければならない。
「なにか、とても良い顔をしているわ……モテ男君。涼香も頑張った甲斐があったわ」
あの……。俺は一言もまだ自分の気持ちを言っていないのですが……。
涼香さんは幼い顔を綻ばせて喜んでいる。
その満面の笑顔を見ていると、美幼女にいきなり弄られたという現実で悩んでいる自分がどういうわけか罪人のように思えてしまう。
「あ、ああ。その……とても気持ち良かったです。ありがとう、涼香さん」
俺はもう何も考えまいと心に誓って、涼香さんに心からのお礼を伝えることにした。
「きゃあああっ。モテ男君が涼香のこと褒めてくれたっ!! 嬉しいっ……」
涼香さんは飛び跳ねて自分の喜びを表現している。
まるで小学生のように無邪気で純粋??で、本当に良い子なんだなと俺は思った。
しかし……
「ああ、でも、そうだそうだ。モテ男君はいま、ズボンとかパンツが濡れてて気持ち悪いよね。涼香がお掃除してあげるから、今から多目的トイレに行こうよ!!」
またしても登場した多目的トイレというワードが、俺の脳内で無限に再生されている。
「ほら、早くいかないと次の授業に遅れちゃうよ……」
そう言って涼香さんは、俺の体に抱き着いて来て、俺を多目的トイレに連れていこうとする。
俺はそれに抗うことが出来ないまま、涼香さんに引きずられるように連れていかれるのだった。
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