ガルデニアの残り香

板久咲絢芽

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回想 3 行く末と目的

メモ 4

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『死ぬ事が、絶望する事、または満たされる事と直結すると言うなら。

 死ぬ事を望みながら望まず、真を得るがための欲望を繋ぐ事のみが生であると言うなら。

 我々のうろには何が欠けている?
 そも、れはの世に存在し得るものか?

 あの論に従うならば、れこそ、の欠けすら幻影に他なら無いと言うのに?
 我々はただ人一倍あきらめが悪いだけなのか?
 救い様も無く貪欲どんよくなだけなのか?






 Pelecanus et lacペリカンと乳


 なんだ、そういう事なのか?』
(他よりも乱雑な字で書かれている)
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