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5章
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午後。凪と共に別荘を出た麓は、沖田家の前にいた。
凪がチャイムを押すと、バタバタと走ってくる足音が2人分聴こえ、ガラッと勢いよく引き戸が開いた。
それに気圧されたのか麓は半歩退いた。
「いらっしゃーい! お待ちしてました~」
「思ったより身長高いんだ…」
「家ん中で走んな。今コイツがビビってたぞ」
「あ、ごめんて」
2人は落ち着いてから麓のことをマジマジと見つめた。
いつもは凪をはじめ男の精霊ばかりなので、2人にとって女の精霊は珍しい。
「やっぱりキレイだね。写真以上かも」
「写真?」
凪が聞き捨てならんと言わんばかりに片眉を上げた。
「うん。カスミンとオウちゃんが見せてくれたよ」
「あんのクソヤロー共…後でシバき倒す────ってかほら、あいさつ」
凪は握りしめた拳をほどき、麓の背中を優しくポンとたたいて沙奈と麻緒に近づかせた。
麓はためらいつつ、いつも初めて会う人にするように自己紹介をした。
「麓です。花巻山の精霊です。よろしくお願いします」
「こちらこそ。私は沖田沙奈。大学1年生です」
「妹の麻緒です。中2だよ。よろしくね、麓ちゃん」
「タメで返されたんだからおめーも敬語禁止な。────コイツ、人見知りする方だからよーくほぐしてやってくれ。それとこれ、昨日のお礼な」
「ありがと、凪兄」
凪はお菓子が入った袋を沙奈に渡し、麓に片手を上げた。
「じゃあ俺はこれで。晩メシができたら迎えに来る」
「はい。よろしくお願いします」
麓が凪にぺこりと頭を下げると、彼は別荘の方へ戻っていった。
それを見送り、麻緒は麓の腕をクイクイと引っ張る。
「ささ、麓ちゃん! 早く上がって上がって」
「お邪魔します…」
沖田家は大家族で平屋に住んでいるため、部屋数が多く敷地面積も広い。廊下が長く全ての部屋が和室だ。凪の別荘に造りが似ている。
全員、個室を持っているが1番広い部屋で家族全員で過ごす時間の方が長いらしい。
麓は沙奈の部屋に通された。ファンシーな柄が描かれた丸テーブルにお菓子を広げ、ジュースを出された。
それから麓は、2人に聞かれてツリーハウスでの生活、学園に来てからの出来事を話した。2人の反応が気持ちいいほど大きく、それにつられてか麓の口数が増えた。
「へ~。花巻山ってウサギがいるんだ。初めて知ったよ!」
「同じ富橋なのに行ったことないよ。こっちは海であっちは山…。正反対だね」
「確かに登山者は見たことないな…。私が知らないだけかもしれないけど」
「そうかもね。花巻山の近くの学校って遠足とか課外活動でよく花巻山に行くらしいよ」
「そうだったんだ…」
会話の中で、麓も今まで知らなかったことを知ることができた。誰かと話す醍醐味とはこのことかもしれない。
一通りお互いのことを話してしまうと、風紀委員の話になった。
麓は今日、身にしみて分かったことがある。精霊だろうが人間だろうが女子が好きなのは恋バナであることを。
沙奈も麻緒も、風紀委員の男勢のことを種を超えてかっこいいと思っているそう。
「大学に入って世界が広がったと思ったけど…あの6人ほど顔が整っている美形男子は見たことがないよ」
「中学なんてもっとひどいよ? みーんな凡人ばっか…。それに比べて二次元はいいよね、タイプなイケメン勢揃い! 来世は二次元で生まれることを切に願うわ」
「麻緒、話それてる」
沙奈は段々と現実から離れていく妹を、さりげなくこちらの世界へ引き戻した。
麻緒は残念そうな表情で首を振った。沙奈はそんな妹に苦笑いをし、麓のことを見て顔を輝かせた。
「麓ちゃんは誰がタイプ? ちなみに私は断然アオ君なんだけど」
「沙奈姉、初めて会った時からアオ君推してるよね。彼氏が泣いちゃうよ…。あたしは俄然カスミンだな」
「タイプ…」
麓は風紀委員の面々を思い浮かべる。
タイプ、とはどういうものかは分かる。自分がときめいたり好きだと思う感情だと。
だが意味は分かっても自分のそれは分からない。
扇のことは言い出せなかった。
「ごめん、ちょっと分からなくて」
「そっか。麓ちゃんは恋愛に興味ない感じ?」
「…なのかな?」
麓が苦笑いして首をかしげると、沙奈と麻緒が机の上でうなだれた。
「もったいないぃ~…せっかくキレイなのにぃ~…」
「恋して青春謳歌しよーよ! あ…でも精霊は不老不死だから一生青春か…。焦る必要はないね」
「そ…そう?」
麓がおずおずと聞くと、2人は大いにうなずいた。
「じゃあ逆に、麓ちゃんに似合いそうな人を選ぼー」
「オーケー。誰がいいかな…」
麻緒はさっそく推しの霞のことこら考え始める。
「カスミンは、シルバーのセルフレームのメガネがいいよね。長髪男子は二次元しか受け付けんわ~だったけど、カスミンならグッジョブ…。見た目優男だけどどこかアブない感じがよい! …でも麓ちゃんにはどうだろ?」
首をかすかにかしげ、麓は今朝の出来事と先々月のことを思い出していた。
見た目だけだとそんな感じはないのに、突然おやすみのキスをしたり後ろから抱きしめたり。
ギャップ好きの女子にとってはたまらないかもしれない。麓にとっても別の意味でたまらない。
「麓ちゃんに…合わないかも? 清楚でおしとやかだもん、カスミンはアブないね」
「やっぱりアオ君だよ~。クールなトコがたまらないね。涼やか~な目にかかるちょっと長めの前髪がいいよ! 年上への態度が丁寧だし、たまにサドなトコもいい!」
「けど、蒼君は凪さんにだけはかなり厳しいよ…。無口かな、と思ったけどよく話す方だし」
「だよね~。でも麓ちゃんには違うよね…。アオ君はサドだし。調教されたい女子とかいたらおもしろそう」
その後も議論は続き────
扇は見た目ホストで中身もアブないからナシ。
光は子どもっぽくて、落ち着いている麓には合わない。
焔も恋愛初心者みたいな所があるので頼りない。
そして最後の1人。
「凪兄か…」
「凪兄ね…」
これまでずっと口からポンポン出ていた2人が、ここで初めて止まった。う~んう~んとうなっている。
2人がそうなる気持ちは麓にも分かる。同じ寮に住んでいるが凪は時に読めない行動を起こす。
厳しいかと思いきや急にほほえんだり、一緒に勉強して寝落ちると毛布をかけてくれたり。
(…っ)
思い出していくうちに昨日の駅のホームでの出来事も蘇り、頬と人差し指が熱くなってくる。
いつの間にか赤くなっている麓の反応を、沙奈と麻緒は見逃さなかった。
「あれあれ麓ちゃん…なんで顔が赤いのかな?」
「今は凪兄の話だけどもしかして好き…とか?」
「そ、そんなわけないよ…」
狼狽えている姿に説得力がないと言われたがひたすら否定し続けた。
凪がチャイムを押すと、バタバタと走ってくる足音が2人分聴こえ、ガラッと勢いよく引き戸が開いた。
それに気圧されたのか麓は半歩退いた。
「いらっしゃーい! お待ちしてました~」
「思ったより身長高いんだ…」
「家ん中で走んな。今コイツがビビってたぞ」
「あ、ごめんて」
2人は落ち着いてから麓のことをマジマジと見つめた。
いつもは凪をはじめ男の精霊ばかりなので、2人にとって女の精霊は珍しい。
「やっぱりキレイだね。写真以上かも」
「写真?」
凪が聞き捨てならんと言わんばかりに片眉を上げた。
「うん。カスミンとオウちゃんが見せてくれたよ」
「あんのクソヤロー共…後でシバき倒す────ってかほら、あいさつ」
凪は握りしめた拳をほどき、麓の背中を優しくポンとたたいて沙奈と麻緒に近づかせた。
麓はためらいつつ、いつも初めて会う人にするように自己紹介をした。
「麓です。花巻山の精霊です。よろしくお願いします」
「こちらこそ。私は沖田沙奈。大学1年生です」
「妹の麻緒です。中2だよ。よろしくね、麓ちゃん」
「タメで返されたんだからおめーも敬語禁止な。────コイツ、人見知りする方だからよーくほぐしてやってくれ。それとこれ、昨日のお礼な」
「ありがと、凪兄」
凪はお菓子が入った袋を沙奈に渡し、麓に片手を上げた。
「じゃあ俺はこれで。晩メシができたら迎えに来る」
「はい。よろしくお願いします」
麓が凪にぺこりと頭を下げると、彼は別荘の方へ戻っていった。
それを見送り、麻緒は麓の腕をクイクイと引っ張る。
「ささ、麓ちゃん! 早く上がって上がって」
「お邪魔します…」
沖田家は大家族で平屋に住んでいるため、部屋数が多く敷地面積も広い。廊下が長く全ての部屋が和室だ。凪の別荘に造りが似ている。
全員、個室を持っているが1番広い部屋で家族全員で過ごす時間の方が長いらしい。
麓は沙奈の部屋に通された。ファンシーな柄が描かれた丸テーブルにお菓子を広げ、ジュースを出された。
それから麓は、2人に聞かれてツリーハウスでの生活、学園に来てからの出来事を話した。2人の反応が気持ちいいほど大きく、それにつられてか麓の口数が増えた。
「へ~。花巻山ってウサギがいるんだ。初めて知ったよ!」
「同じ富橋なのに行ったことないよ。こっちは海であっちは山…。正反対だね」
「確かに登山者は見たことないな…。私が知らないだけかもしれないけど」
「そうかもね。花巻山の近くの学校って遠足とか課外活動でよく花巻山に行くらしいよ」
「そうだったんだ…」
会話の中で、麓も今まで知らなかったことを知ることができた。誰かと話す醍醐味とはこのことかもしれない。
一通りお互いのことを話してしまうと、風紀委員の話になった。
麓は今日、身にしみて分かったことがある。精霊だろうが人間だろうが女子が好きなのは恋バナであることを。
沙奈も麻緒も、風紀委員の男勢のことを種を超えてかっこいいと思っているそう。
「大学に入って世界が広がったと思ったけど…あの6人ほど顔が整っている美形男子は見たことがないよ」
「中学なんてもっとひどいよ? みーんな凡人ばっか…。それに比べて二次元はいいよね、タイプなイケメン勢揃い! 来世は二次元で生まれることを切に願うわ」
「麻緒、話それてる」
沙奈は段々と現実から離れていく妹を、さりげなくこちらの世界へ引き戻した。
麻緒は残念そうな表情で首を振った。沙奈はそんな妹に苦笑いをし、麓のことを見て顔を輝かせた。
「麓ちゃんは誰がタイプ? ちなみに私は断然アオ君なんだけど」
「沙奈姉、初めて会った時からアオ君推してるよね。彼氏が泣いちゃうよ…。あたしは俄然カスミンだな」
「タイプ…」
麓は風紀委員の面々を思い浮かべる。
タイプ、とはどういうものかは分かる。自分がときめいたり好きだと思う感情だと。
だが意味は分かっても自分のそれは分からない。
扇のことは言い出せなかった。
「ごめん、ちょっと分からなくて」
「そっか。麓ちゃんは恋愛に興味ない感じ?」
「…なのかな?」
麓が苦笑いして首をかしげると、沙奈と麻緒が机の上でうなだれた。
「もったいないぃ~…せっかくキレイなのにぃ~…」
「恋して青春謳歌しよーよ! あ…でも精霊は不老不死だから一生青春か…。焦る必要はないね」
「そ…そう?」
麓がおずおずと聞くと、2人は大いにうなずいた。
「じゃあ逆に、麓ちゃんに似合いそうな人を選ぼー」
「オーケー。誰がいいかな…」
麻緒はさっそく推しの霞のことこら考え始める。
「カスミンは、シルバーのセルフレームのメガネがいいよね。長髪男子は二次元しか受け付けんわ~だったけど、カスミンならグッジョブ…。見た目優男だけどどこかアブない感じがよい! …でも麓ちゃんにはどうだろ?」
首をかすかにかしげ、麓は今朝の出来事と先々月のことを思い出していた。
見た目だけだとそんな感じはないのに、突然おやすみのキスをしたり後ろから抱きしめたり。
ギャップ好きの女子にとってはたまらないかもしれない。麓にとっても別の意味でたまらない。
「麓ちゃんに…合わないかも? 清楚でおしとやかだもん、カスミンはアブないね」
「やっぱりアオ君だよ~。クールなトコがたまらないね。涼やか~な目にかかるちょっと長めの前髪がいいよ! 年上への態度が丁寧だし、たまにサドなトコもいい!」
「けど、蒼君は凪さんにだけはかなり厳しいよ…。無口かな、と思ったけどよく話す方だし」
「だよね~。でも麓ちゃんには違うよね…。アオ君はサドだし。調教されたい女子とかいたらおもしろそう」
その後も議論は続き────
扇は見た目ホストで中身もアブないからナシ。
光は子どもっぽくて、落ち着いている麓には合わない。
焔も恋愛初心者みたいな所があるので頼りない。
そして最後の1人。
「凪兄か…」
「凪兄ね…」
これまでずっと口からポンポン出ていた2人が、ここで初めて止まった。う~んう~んとうなっている。
2人がそうなる気持ちは麓にも分かる。同じ寮に住んでいるが凪は時に読めない行動を起こす。
厳しいかと思いきや急にほほえんだり、一緒に勉強して寝落ちると毛布をかけてくれたり。
(…っ)
思い出していくうちに昨日の駅のホームでの出来事も蘇り、頬と人差し指が熱くなってくる。
いつの間にか赤くなっている麓の反応を、沙奈と麻緒は見逃さなかった。
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