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第13話 パーティ組んだらわかっちゃいました?!
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「わぁぁ、何ですかこれ。サラサラですよ……はゎゎ……それにほっぺたがツルツルです……」
ニャミーさんは自分の髪を撫でながら、目を輝かせてうっとりとしている。やはりどの世界でも、女性にとって髪が美しくなるのは心が踊ってしまう事らしい。
ドライヤーで髪を乾かした後、奥さんが入念に顔も化粧水や乳液などでエステのようにしていた。
この頃住んでいたマンションには脱衣所(と言っても1畳ほど)には鏡が無かった。浴室には一応あったのだが、変な所に付いていて、ほとんど使ってなかった。昔は勘で髭を剃るのが上手くなったのを覚えている。
「ニャミーちゃん。髪もキレイになったけど、鏡で自分を見てみて♡」
ニャミーさんは鏡の前で固まっている。少ししてから恐る恐る鏡を触ってから、自分に起きた変化に歓喜の声をあげた。
「こっ、これ、私ですか???えっ、えっ、こんな透明な鏡は見た事が?!私の顔がこんなに白い?!身体と同じでもっと黒ずんでーー」
ニャミーさんは自身に起きている変化についていけないようだ。
奥さんはますますニマニマしている。驚いているニャミーさんを見て嬉しさを隠せないらしい。
「ニャミーちゃんはもともと真っ白な肌だよ。しかも透明なくらいキレイ!しっかり洗った事がなかったからくすんじゃってただけだと思う。これが本当のニャミーちゃんだよ」
「うっ、うっ……ひっく」
ブルーの大きな瞳から大粒の雫が溢れ出す。堪えようとしても堪えきれない。
初めて出会ったあの夜のように。
初めて出会った子供のような本心に。
心の奥に我慢させていた、小さな小さなニャミーさんの本心は、奥さんの慈愛に満ちた笑顔の前で、子供のように泣きじゃくるしか出来なかった。
「また子供のように泣いてしまってすみません……恥ずかしいです……」
「ニャミーちゃんは頑張りすぎだから、気にしなくて大丈夫だよ。でも泣いたからスッキリしたでしょ?」
「はい……それに身体がとても軽くなりました。お風呂ってこんな効果もあるんですか?」
落ち着いたニャミーさんは、身体を捻ったり手をグーパーしたりして確かめている。目をキョトンとさせている姿は娘の咲さきを見ているようで何とも可愛らしい。
「きっとニャミーさんの血行が、お風呂で良くなったからだと思いますよ」
「けっこう?」
ニャミーさんの世界では魔法はあるが科学や医学はそれほど発展していない。
やはりこちらの知識を向こうの世界へ持っていって、より良い暮らしをできるようにお手伝いしたい。
特に教会の子供たちには、美味しい食べ物と温かいお風呂に入れるようにしてあげたい。
「お風呂に入ると身体が温まって、血の廻めぐりりが良くなって、身体が動きやすくなるんですよ。血行っていうのは血の廻りの事を言います」
「和馬さんはお医者様なんですか?そんな事、町の人は誰も知らないと思います」
「ドラックストアに勤めてましたけど、お医者様では無いですよ。オレたちの住んでいた所には魔法が無いので、医学や科学が発展したんだと思います。このくらいの知識なら小さな子供でも知ってるのが、オレたちの住んでいる所なんです」
「教会の子供たちもお風呂に入れてあげて喜んでもらいたいよね♡」
さすが奥さん。オレと同じことを考えてくれていた。向こうの世界でどうやってお風呂を作るか考えてみよう。
オレのスキル『ネット検索』を使う。いつものヤ◯ーの画面だ。違うのはLv2になっていた事と共有1名と書いてある事。もしかしてレベルが上がって1人共有できるのか?
スキル『百均』と同じで使えば使うほどレベルが上がるらしい。
共有の所を触ってみると、『パーティ申請者はいません』とある。もしかして……
ステータスの色々な所に触れてみるとスキルの詳細やまだ使用できませんと出てくる。説明書チュートリアルが無いから分からなかったけど、これはスゴいことを発見したぞ!
自分の名前に触れて、パーティ申請に触れると『桐生美鈴』と出てきた。さらに触れると『パーティ申請中』と出てくる。
「美鈴ちゃん。ステータスオープンして、名前の所を触ってみて」
「うん?『桐生和馬がパーティ申請を申し込んでいます。承認しますか?』って出てるよ」
「承認してみて」
「出来た!『パーティ 桐生和馬 』って出たよ」
思った通り、パーティ登録ができた。オレは『ネット検索』からパーティ『桐生美鈴』に触れると共有する事ができた。
奥さんは『これでパケ代がかからない』って言ってるが、そういう事では……
「和馬、何か言った?」
「言ってません!」
マジでエスパーのスキルがあるんじゃ……おっと奥さんがまたオレのこと睨んでる。
どのくらいの距離とか時間が共有できるか分からないが、かなり便利になった。
そして奥さんはビックリする事を言った。
「ニャミーちゃんはパーティ申請できないのかな?」
「さっ、さすが美鈴ちゃん……」
「何かな?」
「何でもありません!」
こんなやりとりを奥さんとしながら、ニャミーさんに『ステータスオープン』と『パーティ申請』を伝える。
「すてーたすおーぷん?わっ、わっ、何か出ました!」
「本当に出ちゃったよ……」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
結論から言うとニャミーさんとパーティ申請もできてしまった。しかもパーティを組めた為か、『ステータスを共有しますか?』と出ていたのでもちろん承認した。
【種族】人族・猫獣人ハーフ
【性別】女
【名前】ニャミー・コルベール
【レベル】3
【体力】80
【魔力】300
【攻撃力】10
【防御力】5
【魔法】聖魔法Lv.1 ####
【スキル】料理人Lv.2 洗濯名人Lv.8 ####
子供たちの洗濯を沢山しているのだろう。『洗濯名人』のレベルが高いのが泣けてくる。オレたちの世界は洗濯機だし、ウチは乾燥まで全自動だからなぁ。
そして気になるのはニャミーさんの魔法『聖魔法』だ。ステータスオープンを初めて言ったのだから、自分のステータス画面を見るのも初めてで、自分のフルネームも知らなかった様だ。『コルベール』……何となくだけど貴族っぽいような気がする。
しかし先に『聖魔法』の検証をしてみようと言うことになった。
「魔法を使えるなんてスゴい!ニャミーちゃん良かったね。ワクワクするね」
「私に魔法が使えるなんて……生まれて初めて知りました」
奥さんとニャミーさんは嬉しそうに手を繋いで飛び跳ねている。主に奥さんがニャミーさんより飛び跳ねてて子供っぽ……ゲフンゲフン。
ニャミーさんから話を聞くと、魔法は王族や貴族に代々伝わるもので、スキルとは違って適正のある魔導書を読む必要があるそうだ。
『うん?貴族?』やはりニャミーさんの名前も気になるが、先に魔導書を手に入れる方法が先決か。
王都にある図書館にも初歩の魔導書が保管されているようだが、貴族でもないと閲覧は出来ないそうだ。
「うーん。魔法をすぐに使える様になるのは難しいか……」
「和馬、それは向こうの世界に行った時に考えよう。それに美味しい晩ごはんの用意をしないとね♡」
やっぱり奥さんには敵わないなと思いながら、晩ごはんを何にするか嬉しそうにする2人を眺めるのだった。
ニャミーさんは自分の髪を撫でながら、目を輝かせてうっとりとしている。やはりどの世界でも、女性にとって髪が美しくなるのは心が踊ってしまう事らしい。
ドライヤーで髪を乾かした後、奥さんが入念に顔も化粧水や乳液などでエステのようにしていた。
この頃住んでいたマンションには脱衣所(と言っても1畳ほど)には鏡が無かった。浴室には一応あったのだが、変な所に付いていて、ほとんど使ってなかった。昔は勘で髭を剃るのが上手くなったのを覚えている。
「ニャミーちゃん。髪もキレイになったけど、鏡で自分を見てみて♡」
ニャミーさんは鏡の前で固まっている。少ししてから恐る恐る鏡を触ってから、自分に起きた変化に歓喜の声をあげた。
「こっ、これ、私ですか???えっ、えっ、こんな透明な鏡は見た事が?!私の顔がこんなに白い?!身体と同じでもっと黒ずんでーー」
ニャミーさんは自身に起きている変化についていけないようだ。
奥さんはますますニマニマしている。驚いているニャミーさんを見て嬉しさを隠せないらしい。
「ニャミーちゃんはもともと真っ白な肌だよ。しかも透明なくらいキレイ!しっかり洗った事がなかったからくすんじゃってただけだと思う。これが本当のニャミーちゃんだよ」
「うっ、うっ……ひっく」
ブルーの大きな瞳から大粒の雫が溢れ出す。堪えようとしても堪えきれない。
初めて出会ったあの夜のように。
初めて出会った子供のような本心に。
心の奥に我慢させていた、小さな小さなニャミーさんの本心は、奥さんの慈愛に満ちた笑顔の前で、子供のように泣きじゃくるしか出来なかった。
「また子供のように泣いてしまってすみません……恥ずかしいです……」
「ニャミーちゃんは頑張りすぎだから、気にしなくて大丈夫だよ。でも泣いたからスッキリしたでしょ?」
「はい……それに身体がとても軽くなりました。お風呂ってこんな効果もあるんですか?」
落ち着いたニャミーさんは、身体を捻ったり手をグーパーしたりして確かめている。目をキョトンとさせている姿は娘の咲さきを見ているようで何とも可愛らしい。
「きっとニャミーさんの血行が、お風呂で良くなったからだと思いますよ」
「けっこう?」
ニャミーさんの世界では魔法はあるが科学や医学はそれほど発展していない。
やはりこちらの知識を向こうの世界へ持っていって、より良い暮らしをできるようにお手伝いしたい。
特に教会の子供たちには、美味しい食べ物と温かいお風呂に入れるようにしてあげたい。
「お風呂に入ると身体が温まって、血の廻めぐりりが良くなって、身体が動きやすくなるんですよ。血行っていうのは血の廻りの事を言います」
「和馬さんはお医者様なんですか?そんな事、町の人は誰も知らないと思います」
「ドラックストアに勤めてましたけど、お医者様では無いですよ。オレたちの住んでいた所には魔法が無いので、医学や科学が発展したんだと思います。このくらいの知識なら小さな子供でも知ってるのが、オレたちの住んでいる所なんです」
「教会の子供たちもお風呂に入れてあげて喜んでもらいたいよね♡」
さすが奥さん。オレと同じことを考えてくれていた。向こうの世界でどうやってお風呂を作るか考えてみよう。
オレのスキル『ネット検索』を使う。いつものヤ◯ーの画面だ。違うのはLv2になっていた事と共有1名と書いてある事。もしかしてレベルが上がって1人共有できるのか?
スキル『百均』と同じで使えば使うほどレベルが上がるらしい。
共有の所を触ってみると、『パーティ申請者はいません』とある。もしかして……
ステータスの色々な所に触れてみるとスキルの詳細やまだ使用できませんと出てくる。説明書チュートリアルが無いから分からなかったけど、これはスゴいことを発見したぞ!
自分の名前に触れて、パーティ申請に触れると『桐生美鈴』と出てきた。さらに触れると『パーティ申請中』と出てくる。
「美鈴ちゃん。ステータスオープンして、名前の所を触ってみて」
「うん?『桐生和馬がパーティ申請を申し込んでいます。承認しますか?』って出てるよ」
「承認してみて」
「出来た!『パーティ 桐生和馬 』って出たよ」
思った通り、パーティ登録ができた。オレは『ネット検索』からパーティ『桐生美鈴』に触れると共有する事ができた。
奥さんは『これでパケ代がかからない』って言ってるが、そういう事では……
「和馬、何か言った?」
「言ってません!」
マジでエスパーのスキルがあるんじゃ……おっと奥さんがまたオレのこと睨んでる。
どのくらいの距離とか時間が共有できるか分からないが、かなり便利になった。
そして奥さんはビックリする事を言った。
「ニャミーちゃんはパーティ申請できないのかな?」
「さっ、さすが美鈴ちゃん……」
「何かな?」
「何でもありません!」
こんなやりとりを奥さんとしながら、ニャミーさんに『ステータスオープン』と『パーティ申請』を伝える。
「すてーたすおーぷん?わっ、わっ、何か出ました!」
「本当に出ちゃったよ……」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
結論から言うとニャミーさんとパーティ申請もできてしまった。しかもパーティを組めた為か、『ステータスを共有しますか?』と出ていたのでもちろん承認した。
【種族】人族・猫獣人ハーフ
【性別】女
【名前】ニャミー・コルベール
【レベル】3
【体力】80
【魔力】300
【攻撃力】10
【防御力】5
【魔法】聖魔法Lv.1 ####
【スキル】料理人Lv.2 洗濯名人Lv.8 ####
子供たちの洗濯を沢山しているのだろう。『洗濯名人』のレベルが高いのが泣けてくる。オレたちの世界は洗濯機だし、ウチは乾燥まで全自動だからなぁ。
そして気になるのはニャミーさんの魔法『聖魔法』だ。ステータスオープンを初めて言ったのだから、自分のステータス画面を見るのも初めてで、自分のフルネームも知らなかった様だ。『コルベール』……何となくだけど貴族っぽいような気がする。
しかし先に『聖魔法』の検証をしてみようと言うことになった。
「魔法を使えるなんてスゴい!ニャミーちゃん良かったね。ワクワクするね」
「私に魔法が使えるなんて……生まれて初めて知りました」
奥さんとニャミーさんは嬉しそうに手を繋いで飛び跳ねている。主に奥さんがニャミーさんより飛び跳ねてて子供っぽ……ゲフンゲフン。
ニャミーさんから話を聞くと、魔法は王族や貴族に代々伝わるもので、スキルとは違って適正のある魔導書を読む必要があるそうだ。
『うん?貴族?』やはりニャミーさんの名前も気になるが、先に魔導書を手に入れる方法が先決か。
王都にある図書館にも初歩の魔導書が保管されているようだが、貴族でもないと閲覧は出来ないそうだ。
「うーん。魔法をすぐに使える様になるのは難しいか……」
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