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第25話 2人でグルグル?!
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目が覚めると見慣れた天井だった……日本の……
あ、あれ? なんでだ?!
確かグレイ男爵のいるアイザスへ向かう準備をした後に、奥さんといつものように教会の部屋で眠ろうとして……
ニャミーさんが『また美鈴お姉様と手を繋いで眠っても良いですか……?』なんてやって来て……
何だかオレも『美鈴ちゃんと手を繋いでいい?眠っちゃう前に離すから』って1か月ぶりくらいに毛布の中で手を繋いで……ヤバい、そのまま眠っちゃったんだ!
そして反対の手に握られてるのは……
「うーん……かれー美味しかった……また明日も食べるぅ……」
うん、昨日は大好物のカレーだったよねって、ちがーう!
「おはようごじゃいます。和馬お兄ちゃん。ふぁぁぁ、あれ? ここ、お家じゃないでしゅ?」
「おはよう。リーシアちゃん……」
日本に連れて来ちゃったみたいだ……
「美鈴ちゃんゴメン……」
「ううん。私も久々に和馬と手を繋いで眠れて嬉しかったよ♡」
「すみません。私が美鈴お姉様と手を繋いで眠りたいって言ったばっかりに……」
「ふかふかのお布団でしゅ!あっ、本がたくさんありましゅ!」
そう、昔からコミック集めるのが好きでって、そうじゃない。
奥さんは嬉しい事言ってくれるけど、完全にオレのせいだぞ。
ちゃんと戻れるか分からないのに……
「きっと大丈夫だよ和馬。どうせならたっぷり楽しんじゃおう! ね、リーシアちゃん。ニャミーちゃんもまた日本で楽しもうね♡」
「はい! でしゅ?」
オレにとっても懐いてくれているリーシアちゃんは、人族でたぶん3歳くらいの女の子だ。
たぶんと言うのは、おそらく生まれてすぐに教会に捨てられていて、教会で保護されたそうだ。
ニャミーさんと同じ蒼玉サファイア色の目をしていて、髪は首を隠すくらいだろうか。
金色の髪と首を傾げる姿は何とも愛らしい。
「和馬……」
「美鈴ちゃん何かな……?」
奥さんはちょっとジト目で覗き込むようにオレを見上げた。
「私の目の色も、宝石に例えて欲しいな♡」
声に出てた?! それとも心を読んで……?
「え、えーと、美鈴ちゃんの目の色は黒曜石オブシディアンのように艶やかに輝いてるよ」
「うん。ありがと♡」
奥さんはニコニコしながらとっても満足している様だ。
スキル『ネット検索』があって本当に良かった!
この後、どこに遊びに行くのかを決めるのにもこのスキルは大活躍するのであった……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「すっごく美味しかったでしゅ!」
「玉子焼き、喜んでくれて良かった」
普段は高くて中々食べられない、卵と砂糖を使った甘しょっぱい玉子焼きは、リーシアちゃんも目を輝かせながら黙々と食べていた。
タイムスリップすると毎回、日曜日なのは何故だろう?
日付としては、前回からちょうど1か月後に転移? している。
奥さんは遊びに行くからと喜んでいるんだけど、何か規則性や法則が……
「和馬、考え過ぎないで、ラッキーくらいに思おうよ。きっと大丈夫だから!」
「らっきーらっきー」
言葉が分からなくても楽しむリーシアちゃん見てたら癒された……そうだ、楽しもう!
「あの……前に食べた『くれーぷ』ならリーシアも喜ぶと思います」
頬を桜のように染めるニャミーちゃん。
揺れてるシッポが見えてますよー。
ニャミーちゃんもクレープ食べたいよね!
「リーシアちゃんはまだ小さいから、私がお弁当作って◯リーン◯ンターにピクニックに行こう。クレープは帰りにね♡」
ネット検索で遊ぶ所を調べたが、遊園地は乗れない物も多く、場所も遠いところが多かったので、当時の自宅から車で10分ほどの自然公園に行く事になりました。
自然公園に行くのにピクニックって言うのかなぁと思ったが、『お弁当持って公園に行くからピクニックだよ』と言っている奥さんと、楽しそうに手伝うニャミーさんを見ていたらどっちでも良いなと思えた。
「お弁当出来たよー♡」
奥さんとニャミーさんは1時間程で良い香りのするお弁当を作ってくれた。
オレとリーシアちゃんはニンテン◯ー◯Sのテトリスをやっていた。
見つけてしまったリーシアちゃんが、どうしてもやってみたいって言うんだもん……
ちょっと潤んだ瞳で、唇を噛みしめながら上目遣いでお願いしてくるんだよ……断るのムリでしょ……
ちなみに未来の子供である『湊』と『咲』もしっかりゲーマーになっちゃったな……元気かな……
「和馬は本当に甘いんだから。リーシアちゃんも出かけるまでだよー」
「はーい!」
「リーシアがすみません……」
ニャミーさんに気を遣わせてゴメンナサイ。
でも、リーシアちゃんテトリス初めてだよね? 何だか終わる気がしないんだけど……
結局、お弁当が出来上がるまで1度もゲームオーバーにならなくて強制終了となりました。
天才か……
自然公園だが◯リーン◯ンターには遊具も多い。
ミニ鉄道や鳥の小動物園『バードセンター』もある。
わんぱく広場の中にある展望滑り台は子供に大人気で、大人も童心に帰れるくらい楽しい。
それなのに大人は300円、4歳~中学生は100円なので、リーシアちゃんは無料だ。
4人で行って1000円行かないなんて、なんてリーズナブル。
大きな芝生の広場もあるから、お弁当はここかな?
それとも大噴水を見ながら食べるのも悪くない。
「す、す、凄いです!」
日曜日の午前中で多くの家族連れで賑わう中、一番人気のミニ鉄道と展望滑り台のうちのミニ鉄道のミニSLにニャミーさんは感動したようだ。
「あれは私でも乗れるのでしょうか?!」
「もちろん!大丈夫だよ」
オレの言葉にスカートの中のシッポがブンブン揺れてるのが分かる。
ニャミーちゃん落ち着いてー。
「りーしあも乗れましゅか?」
コテンと首を傾げるリーシアちゃんを見るとキュンキュンする!
ニャミーちゃんも日本に来るのは2度目なので、楽しむ余裕があるようだ。
他にも楽しい場所はたくさんあるし、来て良かった!
「わっ、わっ、美鈴お姉様動いてますよ!」
「和馬お兄ちゃーん。いってきまーしゅ!」
2人がはしゃぐ姿を見て、周りのお父さん達がホワーンとしていた。
うん、父性がたっぷり出てますね。
アコートの世界には遊具が存在しない。
展望滑り台を見た2人の反応は……
「あんなに高い所から滑るなんて……私は……」
「高いの怖くて危ないでしゅよ!」
滑り台は3階建ての建物の屋根くらいの高さで20mあるそうだ。
円柱の作りの建物で、沿うような形で筒状の滑り台がウォータースライダーの様になっている。
初めての人には中々怖いところがあるかもしれない。
ニャミーさん達の教会と同じくらいで、過去にイタズラ好きな男の子が教会の屋根から落ちて大怪我をした事があって、子供達には高い所では遊ばないようにしつけているらしいが……
「でも皆さんあんなに楽しそう……ちょっとだけなら……」
「りーしあもホントはちょっとやってみたい……でしゅ」
そして、グルグル回りながら2人して楽しそうな声を上げて滑ってきた。
「きゃーお姉様ー」
「もう一回だけやりたいでしゅ!」
結局4回も滑っちゃいました。
そうだ、教会にも滑り台やブランコ作って、子供達が楽しめる様にしてあげよう!
その後、ターザンロープやロング滑り台を堪能して、鳥の小動物園バードセンターへ。
クジャクやオウムを見たときに、ニャミーさんとリーシアちゃんが『『美味しいのかな?』』って言ったのは忘れられない。
それよりも、美味しいお弁当がありますよ!
「じゃあお弁当を食べよう!」
あ、あれ? なんでだ?!
確かグレイ男爵のいるアイザスへ向かう準備をした後に、奥さんといつものように教会の部屋で眠ろうとして……
ニャミーさんが『また美鈴お姉様と手を繋いで眠っても良いですか……?』なんてやって来て……
何だかオレも『美鈴ちゃんと手を繋いでいい?眠っちゃう前に離すから』って1か月ぶりくらいに毛布の中で手を繋いで……ヤバい、そのまま眠っちゃったんだ!
そして反対の手に握られてるのは……
「うーん……かれー美味しかった……また明日も食べるぅ……」
うん、昨日は大好物のカレーだったよねって、ちがーう!
「おはようごじゃいます。和馬お兄ちゃん。ふぁぁぁ、あれ? ここ、お家じゃないでしゅ?」
「おはよう。リーシアちゃん……」
日本に連れて来ちゃったみたいだ……
「美鈴ちゃんゴメン……」
「ううん。私も久々に和馬と手を繋いで眠れて嬉しかったよ♡」
「すみません。私が美鈴お姉様と手を繋いで眠りたいって言ったばっかりに……」
「ふかふかのお布団でしゅ!あっ、本がたくさんありましゅ!」
そう、昔からコミック集めるのが好きでって、そうじゃない。
奥さんは嬉しい事言ってくれるけど、完全にオレのせいだぞ。
ちゃんと戻れるか分からないのに……
「きっと大丈夫だよ和馬。どうせならたっぷり楽しんじゃおう! ね、リーシアちゃん。ニャミーちゃんもまた日本で楽しもうね♡」
「はい! でしゅ?」
オレにとっても懐いてくれているリーシアちゃんは、人族でたぶん3歳くらいの女の子だ。
たぶんと言うのは、おそらく生まれてすぐに教会に捨てられていて、教会で保護されたそうだ。
ニャミーさんと同じ蒼玉サファイア色の目をしていて、髪は首を隠すくらいだろうか。
金色の髪と首を傾げる姿は何とも愛らしい。
「和馬……」
「美鈴ちゃん何かな……?」
奥さんはちょっとジト目で覗き込むようにオレを見上げた。
「私の目の色も、宝石に例えて欲しいな♡」
声に出てた?! それとも心を読んで……?
「え、えーと、美鈴ちゃんの目の色は黒曜石オブシディアンのように艶やかに輝いてるよ」
「うん。ありがと♡」
奥さんはニコニコしながらとっても満足している様だ。
スキル『ネット検索』があって本当に良かった!
この後、どこに遊びに行くのかを決めるのにもこのスキルは大活躍するのであった……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「すっごく美味しかったでしゅ!」
「玉子焼き、喜んでくれて良かった」
普段は高くて中々食べられない、卵と砂糖を使った甘しょっぱい玉子焼きは、リーシアちゃんも目を輝かせながら黙々と食べていた。
タイムスリップすると毎回、日曜日なのは何故だろう?
日付としては、前回からちょうど1か月後に転移? している。
奥さんは遊びに行くからと喜んでいるんだけど、何か規則性や法則が……
「和馬、考え過ぎないで、ラッキーくらいに思おうよ。きっと大丈夫だから!」
「らっきーらっきー」
言葉が分からなくても楽しむリーシアちゃん見てたら癒された……そうだ、楽しもう!
「あの……前に食べた『くれーぷ』ならリーシアも喜ぶと思います」
頬を桜のように染めるニャミーちゃん。
揺れてるシッポが見えてますよー。
ニャミーちゃんもクレープ食べたいよね!
「リーシアちゃんはまだ小さいから、私がお弁当作って◯リーン◯ンターにピクニックに行こう。クレープは帰りにね♡」
ネット検索で遊ぶ所を調べたが、遊園地は乗れない物も多く、場所も遠いところが多かったので、当時の自宅から車で10分ほどの自然公園に行く事になりました。
自然公園に行くのにピクニックって言うのかなぁと思ったが、『お弁当持って公園に行くからピクニックだよ』と言っている奥さんと、楽しそうに手伝うニャミーさんを見ていたらどっちでも良いなと思えた。
「お弁当出来たよー♡」
奥さんとニャミーさんは1時間程で良い香りのするお弁当を作ってくれた。
オレとリーシアちゃんはニンテン◯ー◯Sのテトリスをやっていた。
見つけてしまったリーシアちゃんが、どうしてもやってみたいって言うんだもん……
ちょっと潤んだ瞳で、唇を噛みしめながら上目遣いでお願いしてくるんだよ……断るのムリでしょ……
ちなみに未来の子供である『湊』と『咲』もしっかりゲーマーになっちゃったな……元気かな……
「和馬は本当に甘いんだから。リーシアちゃんも出かけるまでだよー」
「はーい!」
「リーシアがすみません……」
ニャミーさんに気を遣わせてゴメンナサイ。
でも、リーシアちゃんテトリス初めてだよね? 何だか終わる気がしないんだけど……
結局、お弁当が出来上がるまで1度もゲームオーバーにならなくて強制終了となりました。
天才か……
自然公園だが◯リーン◯ンターには遊具も多い。
ミニ鉄道や鳥の小動物園『バードセンター』もある。
わんぱく広場の中にある展望滑り台は子供に大人気で、大人も童心に帰れるくらい楽しい。
それなのに大人は300円、4歳~中学生は100円なので、リーシアちゃんは無料だ。
4人で行って1000円行かないなんて、なんてリーズナブル。
大きな芝生の広場もあるから、お弁当はここかな?
それとも大噴水を見ながら食べるのも悪くない。
「す、す、凄いです!」
日曜日の午前中で多くの家族連れで賑わう中、一番人気のミニ鉄道と展望滑り台のうちのミニ鉄道のミニSLにニャミーさんは感動したようだ。
「あれは私でも乗れるのでしょうか?!」
「もちろん!大丈夫だよ」
オレの言葉にスカートの中のシッポがブンブン揺れてるのが分かる。
ニャミーちゃん落ち着いてー。
「りーしあも乗れましゅか?」
コテンと首を傾げるリーシアちゃんを見るとキュンキュンする!
ニャミーちゃんも日本に来るのは2度目なので、楽しむ余裕があるようだ。
他にも楽しい場所はたくさんあるし、来て良かった!
「わっ、わっ、美鈴お姉様動いてますよ!」
「和馬お兄ちゃーん。いってきまーしゅ!」
2人がはしゃぐ姿を見て、周りのお父さん達がホワーンとしていた。
うん、父性がたっぷり出てますね。
アコートの世界には遊具が存在しない。
展望滑り台を見た2人の反応は……
「あんなに高い所から滑るなんて……私は……」
「高いの怖くて危ないでしゅよ!」
滑り台は3階建ての建物の屋根くらいの高さで20mあるそうだ。
円柱の作りの建物で、沿うような形で筒状の滑り台がウォータースライダーの様になっている。
初めての人には中々怖いところがあるかもしれない。
ニャミーさん達の教会と同じくらいで、過去にイタズラ好きな男の子が教会の屋根から落ちて大怪我をした事があって、子供達には高い所では遊ばないようにしつけているらしいが……
「でも皆さんあんなに楽しそう……ちょっとだけなら……」
「りーしあもホントはちょっとやってみたい……でしゅ」
そして、グルグル回りながら2人して楽しそうな声を上げて滑ってきた。
「きゃーお姉様ー」
「もう一回だけやりたいでしゅ!」
結局4回も滑っちゃいました。
そうだ、教会にも滑り台やブランコ作って、子供達が楽しめる様にしてあげよう!
その後、ターザンロープやロング滑り台を堪能して、鳥の小動物園バードセンターへ。
クジャクやオウムを見たときに、ニャミーさんとリーシアちゃんが『『美味しいのかな?』』って言ったのは忘れられない。
それよりも、美味しいお弁当がありますよ!
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