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40 乱れる心
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その日目が覚めたフェリチアーノは、いつもより重く感じる体を起こすと盛大に咳込んだ。
一度出た咳はなかなか止まらずに苦しくなるばかり。漸く落ち着いた頃にはまだ起きたばかりだと言うのに疲労感が高まっていた。
水差しに入っている水を飲み、セザールを呼ぶとテオドールに会う為に支度を始める。顔色があまり良くないフェリチアーノを気遣い今日の予定の取りやめをセザールが進言するが、それをフェリチアーノは首を横に振り拒否しただけだった。
王宮へと向かう頃には顔色も良くなり、これならテオドールに会っても問題は無いだろうと自然に微笑むと、軽く身だしなみを整え馬車から降りる。
「フェリ!」
降りて来たフェリに駆け寄って来たテオドールに手を取られ、いつもの様に王宮内を進んで行く。
まだ入った事がない庭園へと足を向けながら、テオドールは言い辛そうに口を開いた。
「今日は謝らなくちゃいけないんだ。この後急な予定が入って少しの時間しか一緒に居られない」
「そうなのですか……」
折角の週に一度の逢瀬だと言うのに短時間しか一緒に入れられないと言う事実に、フェリチアーノは無意識にテオドールの腕に添えた手に力を入れてしまう。
相手は王族で、忙しい中こうして週に一回は必ず会えると言う事自体が奇跡に近い筈なのに、それでもフェリチアーノはテオドールとの時間をもっともっとと求めてしまう。
今では唯一の安らげる時間はテオドールとのこの時間だけだ。それが今日は短時間しか一緒に居られないと言うのだから、フェリチアーノの中で寂しさが膨れ上がってしまうのは仕方のない事だった。
「どうした?」
その寂しさを紛らわすように何でもないと言う風に笑みを返すが、フェリチアーノは手の力を緩める事は無く、寧ろいつもよりピタリと体をテオドールに寄せた。
その動きにゾワッとした感覚がテオドールに襲い掛かり、ビタリと歩みを止めてしまう。
「テオ?」
「あぁほらフェリ、ついたぞ。ロイズ、奥の東屋にお茶を用意してくれ」
顔を赤くしたテオドールは、フェリチアーノの腕をそっと外すと慌てる様にして庭園へと足を踏み入れていく。
いきなり腕を外されたフェリチアーノは何かしてしまっただろうかと不安に駆られた。
名前を呼んでも視線を外され、フェリチアーノの方を見ないようにするかの様に先を行ってしまう。いつもなら絶対に離れようとしないテオドールが自ら離れていく事が耐えられなかった。
一方でテオドールはしな垂れかかって来たフェリチアーノに対して劣情を煽られていた。慌てて距離を取ったが、恋心を自覚しどうしようもない状況で己の感情を持て余しているテオドールにとってフェリチアーノのあの行動は感情を掻き乱すのには十分で、気持ちを落ち着ける為に一人先へと足を進めてしまう。
そんなテオドールの背中を見ながら、フェリチアーノは僅かに滲む涙に狼狽えていた。確かに離れがたく寂しいと感じていたが、涙が出る程だったのか。
一体この感情は何なのだろうかとフェリチアーノは考えるも、その感情に心当たりはない。
ただただテオドールから離れていってしまった事実に不安に胸が締め付けられ、苦しくて仕方がなかった。
今日は楽しみにしていた筈なのに、こんな風になってしまうとは思っても居なかった。思えば朝からついていない。そんな中でテオドールの態度にも自分の感情にも訳が分からずに次第に足は止まり、指先が冷えていく感覚に襲われる。
ぱたりと靴に落ちた一粒の涙は滑り土の上に落ちていった。
漸く気分を落ち着かせたテオドールは、そこでやっとフェリチアーノがついて来て居ない事に気が付き、元来た道を足早に戻った。
少し進めばすぐにフェリチアーノは見つかり、慌てて側に駆け寄っていく。
「フェリ?」
顔を下に向けたまま立ち尽くすフェリチアーノにどうしたのかと声を掛けるが、顔を上げようとはしなかった。
「置いて行って悪かったよ、その、怒ってるのか?」
フェリチアーノの手を取れば指先は冷え、血の気も無いように思えた。まさかまた具合が悪いのかと不安が過ったテオドールは、何も言わないフェリチアーノをさっと抱きかかえると東屋まで急いだ。
既に準備が整えられていた東屋で人払いを済ませると、テオドールの肩口に顔を押し付けたまま離れようとはしないフェリチアーノを膝の上に乗せて落ち着くのを待った。
そのまま抱き込んでいれば次第にフェリチアーノからは寝息が聞こえだし、テオドールはどうしたらいいのかと頭を悩ませる。
そっと肩口からフェリチアーノの顔を外し向きを変えれば、その顔には微かに涙の後があった。
一体あの短時間で何があったと言うのか。泣くほどテオドールに怒っていたと言う事なのだろうか。
考えても答えは解らず、抱き込んだフェリチアーノの体温を確かめる事しかできなかった。
暫くして目が覚めたフェリチアーノは、自身を包むテオドールの腕にほっと胸を撫で下ろしていた。
またこうしてテオドールに抱きしめられている事に安堵が訪れる。すりっと頭をテオドールの胸元に擦り付ければ、軽く寝落ちていたテオドールが目を覚ましフェリチアーノに回した腕に力が込められた。
それに安堵するように再び体から力を抜き、フェリチアーノは完全にテオドールに体を預けた。
ピタリとつけた耳から聞こえる規則正しいテオドールの鼓動が耳に心地よかった。
そんなフェリチアーノの行動に、あれこれと考えを巡らせていたテオドールだが、今はこの時間を楽しむべきだと頭を切り替える。
何故泣いていたのか、自分は何かしてしまったかと聞きたいことは色々とある。だがしかし未だに持て余した感情はどうする事も出来ない。許されている範囲で求めてしまうのをどうにも止められそうには無かった。
ちゅっちゅと軽いリップ音を立てながら頭に唇を落とすテオドールのいつものスキンシップに、フェリチアーノの心は満たされていった。
だが何故かそれと同時に物足りなさを感じてしまう。
ふと見上げた先でテオドールと視線が絡み合い、暫く見つめ合った二人はどちらからともなく気がつけば唇を合わせていた。
一度出た咳はなかなか止まらずに苦しくなるばかり。漸く落ち着いた頃にはまだ起きたばかりだと言うのに疲労感が高まっていた。
水差しに入っている水を飲み、セザールを呼ぶとテオドールに会う為に支度を始める。顔色があまり良くないフェリチアーノを気遣い今日の予定の取りやめをセザールが進言するが、それをフェリチアーノは首を横に振り拒否しただけだった。
王宮へと向かう頃には顔色も良くなり、これならテオドールに会っても問題は無いだろうと自然に微笑むと、軽く身だしなみを整え馬車から降りる。
「フェリ!」
降りて来たフェリに駆け寄って来たテオドールに手を取られ、いつもの様に王宮内を進んで行く。
まだ入った事がない庭園へと足を向けながら、テオドールは言い辛そうに口を開いた。
「今日は謝らなくちゃいけないんだ。この後急な予定が入って少しの時間しか一緒に居られない」
「そうなのですか……」
折角の週に一度の逢瀬だと言うのに短時間しか一緒に入れられないと言う事実に、フェリチアーノは無意識にテオドールの腕に添えた手に力を入れてしまう。
相手は王族で、忙しい中こうして週に一回は必ず会えると言う事自体が奇跡に近い筈なのに、それでもフェリチアーノはテオドールとの時間をもっともっとと求めてしまう。
今では唯一の安らげる時間はテオドールとのこの時間だけだ。それが今日は短時間しか一緒に居られないと言うのだから、フェリチアーノの中で寂しさが膨れ上がってしまうのは仕方のない事だった。
「どうした?」
その寂しさを紛らわすように何でもないと言う風に笑みを返すが、フェリチアーノは手の力を緩める事は無く、寧ろいつもよりピタリと体をテオドールに寄せた。
その動きにゾワッとした感覚がテオドールに襲い掛かり、ビタリと歩みを止めてしまう。
「テオ?」
「あぁほらフェリ、ついたぞ。ロイズ、奥の東屋にお茶を用意してくれ」
顔を赤くしたテオドールは、フェリチアーノの腕をそっと外すと慌てる様にして庭園へと足を踏み入れていく。
いきなり腕を外されたフェリチアーノは何かしてしまっただろうかと不安に駆られた。
名前を呼んでも視線を外され、フェリチアーノの方を見ないようにするかの様に先を行ってしまう。いつもなら絶対に離れようとしないテオドールが自ら離れていく事が耐えられなかった。
一方でテオドールはしな垂れかかって来たフェリチアーノに対して劣情を煽られていた。慌てて距離を取ったが、恋心を自覚しどうしようもない状況で己の感情を持て余しているテオドールにとってフェリチアーノのあの行動は感情を掻き乱すのには十分で、気持ちを落ち着ける為に一人先へと足を進めてしまう。
そんなテオドールの背中を見ながら、フェリチアーノは僅かに滲む涙に狼狽えていた。確かに離れがたく寂しいと感じていたが、涙が出る程だったのか。
一体この感情は何なのだろうかとフェリチアーノは考えるも、その感情に心当たりはない。
ただただテオドールから離れていってしまった事実に不安に胸が締め付けられ、苦しくて仕方がなかった。
今日は楽しみにしていた筈なのに、こんな風になってしまうとは思っても居なかった。思えば朝からついていない。そんな中でテオドールの態度にも自分の感情にも訳が分からずに次第に足は止まり、指先が冷えていく感覚に襲われる。
ぱたりと靴に落ちた一粒の涙は滑り土の上に落ちていった。
漸く気分を落ち着かせたテオドールは、そこでやっとフェリチアーノがついて来て居ない事に気が付き、元来た道を足早に戻った。
少し進めばすぐにフェリチアーノは見つかり、慌てて側に駆け寄っていく。
「フェリ?」
顔を下に向けたまま立ち尽くすフェリチアーノにどうしたのかと声を掛けるが、顔を上げようとはしなかった。
「置いて行って悪かったよ、その、怒ってるのか?」
フェリチアーノの手を取れば指先は冷え、血の気も無いように思えた。まさかまた具合が悪いのかと不安が過ったテオドールは、何も言わないフェリチアーノをさっと抱きかかえると東屋まで急いだ。
既に準備が整えられていた東屋で人払いを済ませると、テオドールの肩口に顔を押し付けたまま離れようとはしないフェリチアーノを膝の上に乗せて落ち着くのを待った。
そのまま抱き込んでいれば次第にフェリチアーノからは寝息が聞こえだし、テオドールはどうしたらいいのかと頭を悩ませる。
そっと肩口からフェリチアーノの顔を外し向きを変えれば、その顔には微かに涙の後があった。
一体あの短時間で何があったと言うのか。泣くほどテオドールに怒っていたと言う事なのだろうか。
考えても答えは解らず、抱き込んだフェリチアーノの体温を確かめる事しかできなかった。
暫くして目が覚めたフェリチアーノは、自身を包むテオドールの腕にほっと胸を撫で下ろしていた。
またこうしてテオドールに抱きしめられている事に安堵が訪れる。すりっと頭をテオドールの胸元に擦り付ければ、軽く寝落ちていたテオドールが目を覚ましフェリチアーノに回した腕に力が込められた。
それに安堵するように再び体から力を抜き、フェリチアーノは完全にテオドールに体を預けた。
ピタリとつけた耳から聞こえる規則正しいテオドールの鼓動が耳に心地よかった。
そんなフェリチアーノの行動に、あれこれと考えを巡らせていたテオドールだが、今はこの時間を楽しむべきだと頭を切り替える。
何故泣いていたのか、自分は何かしてしまったかと聞きたいことは色々とある。だがしかし未だに持て余した感情はどうする事も出来ない。許されている範囲で求めてしまうのをどうにも止められそうには無かった。
ちゅっちゅと軽いリップ音を立てながら頭に唇を落とすテオドールのいつものスキンシップに、フェリチアーノの心は満たされていった。
だが何故かそれと同時に物足りなさを感じてしまう。
ふと見上げた先でテオドールと視線が絡み合い、暫く見つめ合った二人はどちらからともなく気がつけば唇を合わせていた。
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