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「なに?!それ?!酷いっ!!酷過ぎますっ!!」
私の話を聞いた途端やはり真っ先にアンネリカ様が口を開いた。
可愛い頬をぷっくりと膨らませてぷりぷり怒っている。
ルカリオ様も怪訝な顔をしながらも
「酷いな。だったら尚更連れて帰って来て正解だったな」
と言ってくれた。
なんと二人は私の話を手放しで信じてくれたのだ。
それは今までずっとしてもないことをしたと言われ続け、最後まで信じてもらえないどころか身を引こうとして捨てられた私にとってはとても嬉しいことで思わず涙を溢してしまった。
ここにはヒロインもいなければゲームの強制力もない。
むしろ国外追放でゲームは終わった。
そして私を無条件で信じてくれた人たちがいる。
しかもそのリカルド様とアンネリカ様のお陰で生きている。
私はもう感謝しかなかった。
「助けてくださったばかりか見ず知らずの私を信じてくださってありがとうございます…ありがとう…ございます…うぅぅ…」
溢れる涙と共に自然と感謝の言葉も溢れる。
私はお礼を伝えながら泣いた。
一度溢れた涙はとめどなく流れてめちゃくちゃに泣いた。
前世を思い出して初めて心から泣いたと思うくらいに。
そしてひとしきり泣いた私はアンネリカ様が用意してくれた濡れタオルで目を冷やしながら今更名乗ってないことを思い出しぐちゃぐちゃの顔のまま慌てて名乗ったのだった。
私の話を聞いた途端やはり真っ先にアンネリカ様が口を開いた。
可愛い頬をぷっくりと膨らませてぷりぷり怒っている。
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と言ってくれた。
なんと二人は私の話を手放しで信じてくれたのだ。
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私はお礼を伝えながら泣いた。
一度溢れた涙はとめどなく流れてめちゃくちゃに泣いた。
前世を思い出して初めて心から泣いたと思うくらいに。
そしてひとしきり泣いた私はアンネリカ様が用意してくれた濡れタオルで目を冷やしながら今更名乗ってないことを思い出しぐちゃぐちゃの顔のまま慌てて名乗ったのだった。
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