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一章 降って湧いた災難
夢か現か
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美しい金と銀の色違いの瞳からぼろぼろ涙が溢れている。
僕を抱きしめ慟哭するお前。
その美しい、僕の大好きな顔に…お前の頬に手をやり呟く。
『泣かないで、僕の朱い鬼。お前の昏い顔も、哀しい、苦しい顔もそんなの見たくない。
ずっと、お前に与えた【天】の色のように、にこにこ笑っていなきゃ僕は嫌だ………』
最期に見る空の下、僕の夫は最後まで笑うことはなかった───
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