31 / 40
本編
第二十五話 新たなる我が家
しおりを挟む
「はぁっ!はぁっ!」
田んぼの中の一本道を、わたしは息を切らして駆けていく。
「敬美ちゃん、今日は随分と急いでるわねぇ・・・・」
いつもなら立ち話する近所のおばあちゃんも無視して、わたしは過去最高の末脚で家の庭に飛び込んだ。
「ただいま!」
これまた過去最高の声量で叫ぶと、半切りにしたドラム缶で炭火を熾していたおじいちゃんが振り返る。
「お帰り、敬美」
「おじいちゃん!馬運車は⁉」
息が上がったまま問うと、おじいちゃんは愉快そうに笑って言った。
「安心しなさい。まだ来てないよ」
「良かったぁ・・・・」
わたしがホッとしていると、家の縁側から気の抜けた声が聞こえる。
「敬美ちゃ~ん!」
その声の方向を見ると、真っ昼間から缶ビールと日本酒の瓶を開け、だらしなく寝ころんだ男の人。
「時雄さん、また飲んでるんですか⁉」
わたしが言うと、時雄さんはその髭面をなでながら笑う。
「今日は祝いの日だからな。敬美ちゃんの初めての馬の日」
「だとしても、昼間から酒かっ食らうのはいかがなものかと思います」
わたしが言うと、時雄さんが大きく笑った。
「ウォッカじゃないだけいいと思ってほしいね」
わたしは大きくため息をつくと、縁側に鞄を置く。
ガラッ
玄関を開けると、そこはだだっ広い土間。夏だから火は入ってないけど、鋳物製の薪ストーブが鎮座している。
「春!ただいま!」
土間に入って右側。二頭分作られている厩舎の片方から、葦毛のペルシュロンが顔を出した。
「よしよし・・・」
この子はおじいちゃんの愛馬、春。その顔をなでると、わたしは居間においてある仏壇の前に座る。
「お父さん・・・・」
遺影の中のお父さんは、春の顔を抱えて微笑んでいた。
「わたし、お父さんみたいな馬方になります!」
と、その時・・・・
「ヴヒヒヒヒ~ン!」
春が大きくいななく。それと同時に、エンジンの音がわたしの耳に入った。
「来た!」
わたしが外に出ると、さっきまで縁側にいた時雄さんがビデオカメラを構えてわたしを撮っている。
ブロロロロロ・・・・・
田んぼの間の細い道を、巨大な馬運車がゆっくりと走ってきた。
キィー・・・・
ゆっくりと止まり、バック運転で家の敷地内に入ってくる馬運車。
「おじいちゃん!」
わたしはおじいちゃんに問いかけた。
「あの馬運車に、わたしの馬が乗ってるんだよね?」
「そうだ。これから敬美と毎日を過ごして、敬美の相棒になる馬だよ」
おじいちゃんは半切りにしたドラム缶に炭火を熾し、そのうえで猪肉を焼きながら言う。
そして、馬運車の扉が開いた。
「栞奈ちゃん・・・・」
狼森運送の馬運車の荷台。わたし―春峰あさひは、キタノコクオーの引手を握る栞奈ちゃんの頭に手を置いた。
「大丈夫ですよ」
栞奈ちゃんがにっこりと笑う。
「わたしだって、コクオーとは笑ってお別れしたいですから」
ゆっくりと、馬運車の扉が開いた。
「行こう。コクオー」
「ハッ!」
馬運車から現れた馬体に、わたし―板野敬美は息をのむ。
「綺麗・・・・」
ビロードのような美しい青毛の毛並みに覆われた体には、筋肉が隆々と盛り上がり、その大きな顔をキリっと大流星が貫いていた。
「お前のためにじっくり見定めた馬だ。大事にしなさい」
そういうおじいちゃんに、わたしはさらに問いかける。
「おじいちゃんが探してくれたの?」
「そうだ、年齢は四歳。できる限り長く、敬美といられるようにしたんだ」
おじいちゃんはうなずくと、馬を引くお姉さんたちに会釈をした。
「ありがとう!」
わたしはそう言うと、ゆっくりと馬の方に歩みを進める。
そして、馬から三歩くらい離れたところで立ち止まった。
「初めまして」
馬を引くのは、高校生くらいのすっごく綺麗なお姉さん二人。その二人に向かって、しっかりと頭を下げる。
「これからこの馬の飼い主になる、板野敬美と言います」
「初めまして」
わたしから見て左側、馬の手綱を持ったポニーテールの人が会釈をする。
「わたしは福島県立南相馬高校野馬追部の木地小屋栞奈。これまで三か月間、この馬―キタノコクオーのお世話をしてきました」
「わたしは春峰あさひ。栞奈ちゃんの補佐でコクオーのお世話をしてたの。よろしく」
栞奈さんの反対側で手綱を取るショートカットのお姉さんが言う。
「はい、よろしくお願いします!」
わたしが頭を下げると、二人はコクオーを庭の繋ぎ場につないだ。
(この子がわたしの馬・・・・・)
そっとその鼻に触れる。
グイッグイッ・・・・
コクオーがわたしに顔を擦り付けてきた。
「うわっ!」
甘えてるとはいえ、輓馬の力はすごく、わたしは少しふらつく。そうしていると、後ろから声をかけられた。
「敬美ちゃん。ちょっといい?」
「はい、どうしましt・・・・・」
そう言って振り向いた瞬間、わたしの顔は栞奈さんの胸に埋まる。
「あの、栞奈さん?」
わたしが言うと、栞奈さんがわたしの頭に顔をうずめた。
じわっと、涙の感触が頭に伝わる。
「ごめんなさい。本当は笑ってお別れするつもりだったんだけど、我慢できなくて・・・・」
わたしは無言で手を回すと、栞奈さんを抱きしめた。
「あの子のこと、どうかよろしくお願いします・・・・・」
栞奈さんが泣きながら言う。
「安心してください」
わたしはそう言って、栞奈さんの背中をそっとさすった。
「コクオーは、わたしが死ぬまでお世話します。絶対に幸せにすると誓いましょう」
「ありがとう・・・・」
栞奈さんの胸から、確かなぬくもりが伝わってくる。
(あぁ・・・・・)
わたしは心の中で、後ろで鼻を鳴らす青毛馬のことを考えた。
(この人にお世話された馬は、きっと幸せだったんだろうな・・・・・)
そして、栞奈さんはゆっくりと抱擁を解く。
「そうだ。コクオーの健康手帳忘れてた」
目元を赤くしながら、ポケットから黄色い表紙の手帳を取り出した。
「南相馬市野馬追部厩舎から、三春町板野家に移動・・・・っと」
記入が終わった手帳をわたしに差し出す。
「改めて、コクオーのことをよろしくお願いします」
「わかりました」
わたしはそう言って、健康手帳を受け取った。
「じゃあね」
栞奈さんがわたしに背を向け、仲間たちの元へ去っていく。その様子をボーっと眺めていると・・・・・
ぺらっ
健康手帳のページの間から、一枚の紙が地面に落ちた。
「あっ・・・・」
急いで拾って四つ折りを開くと、そこにはシャーペンでびっしりと、だけど丁寧に書かれた文字。
『コクオーは基本的に大人しい馬です。人が大好きなので、毎日いっぱい話しかけて、スキンシップをとってあげてください。』
『萩が大好きでよく食べます。いいことができた日にはご褒美にあげてください。萩以外だと、ニンジンとリンゴ、梨もすきです。』
こんな感じで、コクオーに関することがA4の紙一枚にびっしりと書き連ねてあった。
「・・・・・」
これを見ているだけで、コクオーがいかに愛されてきたかが分かる。
「栞奈さん」
わたしは栞奈さんの背中を見つめてつぶやいた。
「わたしは、あなたのようなホースマンになります」
田んぼの中の一本道を、わたしは息を切らして駆けていく。
「敬美ちゃん、今日は随分と急いでるわねぇ・・・・」
いつもなら立ち話する近所のおばあちゃんも無視して、わたしは過去最高の末脚で家の庭に飛び込んだ。
「ただいま!」
これまた過去最高の声量で叫ぶと、半切りにしたドラム缶で炭火を熾していたおじいちゃんが振り返る。
「お帰り、敬美」
「おじいちゃん!馬運車は⁉」
息が上がったまま問うと、おじいちゃんは愉快そうに笑って言った。
「安心しなさい。まだ来てないよ」
「良かったぁ・・・・」
わたしがホッとしていると、家の縁側から気の抜けた声が聞こえる。
「敬美ちゃ~ん!」
その声の方向を見ると、真っ昼間から缶ビールと日本酒の瓶を開け、だらしなく寝ころんだ男の人。
「時雄さん、また飲んでるんですか⁉」
わたしが言うと、時雄さんはその髭面をなでながら笑う。
「今日は祝いの日だからな。敬美ちゃんの初めての馬の日」
「だとしても、昼間から酒かっ食らうのはいかがなものかと思います」
わたしが言うと、時雄さんが大きく笑った。
「ウォッカじゃないだけいいと思ってほしいね」
わたしは大きくため息をつくと、縁側に鞄を置く。
ガラッ
玄関を開けると、そこはだだっ広い土間。夏だから火は入ってないけど、鋳物製の薪ストーブが鎮座している。
「春!ただいま!」
土間に入って右側。二頭分作られている厩舎の片方から、葦毛のペルシュロンが顔を出した。
「よしよし・・・」
この子はおじいちゃんの愛馬、春。その顔をなでると、わたしは居間においてある仏壇の前に座る。
「お父さん・・・・」
遺影の中のお父さんは、春の顔を抱えて微笑んでいた。
「わたし、お父さんみたいな馬方になります!」
と、その時・・・・
「ヴヒヒヒヒ~ン!」
春が大きくいななく。それと同時に、エンジンの音がわたしの耳に入った。
「来た!」
わたしが外に出ると、さっきまで縁側にいた時雄さんがビデオカメラを構えてわたしを撮っている。
ブロロロロロ・・・・・
田んぼの間の細い道を、巨大な馬運車がゆっくりと走ってきた。
キィー・・・・
ゆっくりと止まり、バック運転で家の敷地内に入ってくる馬運車。
「おじいちゃん!」
わたしはおじいちゃんに問いかけた。
「あの馬運車に、わたしの馬が乗ってるんだよね?」
「そうだ。これから敬美と毎日を過ごして、敬美の相棒になる馬だよ」
おじいちゃんは半切りにしたドラム缶に炭火を熾し、そのうえで猪肉を焼きながら言う。
そして、馬運車の扉が開いた。
「栞奈ちゃん・・・・」
狼森運送の馬運車の荷台。わたし―春峰あさひは、キタノコクオーの引手を握る栞奈ちゃんの頭に手を置いた。
「大丈夫ですよ」
栞奈ちゃんがにっこりと笑う。
「わたしだって、コクオーとは笑ってお別れしたいですから」
ゆっくりと、馬運車の扉が開いた。
「行こう。コクオー」
「ハッ!」
馬運車から現れた馬体に、わたし―板野敬美は息をのむ。
「綺麗・・・・」
ビロードのような美しい青毛の毛並みに覆われた体には、筋肉が隆々と盛り上がり、その大きな顔をキリっと大流星が貫いていた。
「お前のためにじっくり見定めた馬だ。大事にしなさい」
そういうおじいちゃんに、わたしはさらに問いかける。
「おじいちゃんが探してくれたの?」
「そうだ、年齢は四歳。できる限り長く、敬美といられるようにしたんだ」
おじいちゃんはうなずくと、馬を引くお姉さんたちに会釈をした。
「ありがとう!」
わたしはそう言うと、ゆっくりと馬の方に歩みを進める。
そして、馬から三歩くらい離れたところで立ち止まった。
「初めまして」
馬を引くのは、高校生くらいのすっごく綺麗なお姉さん二人。その二人に向かって、しっかりと頭を下げる。
「これからこの馬の飼い主になる、板野敬美と言います」
「初めまして」
わたしから見て左側、馬の手綱を持ったポニーテールの人が会釈をする。
「わたしは福島県立南相馬高校野馬追部の木地小屋栞奈。これまで三か月間、この馬―キタノコクオーのお世話をしてきました」
「わたしは春峰あさひ。栞奈ちゃんの補佐でコクオーのお世話をしてたの。よろしく」
栞奈さんの反対側で手綱を取るショートカットのお姉さんが言う。
「はい、よろしくお願いします!」
わたしが頭を下げると、二人はコクオーを庭の繋ぎ場につないだ。
(この子がわたしの馬・・・・・)
そっとその鼻に触れる。
グイッグイッ・・・・
コクオーがわたしに顔を擦り付けてきた。
「うわっ!」
甘えてるとはいえ、輓馬の力はすごく、わたしは少しふらつく。そうしていると、後ろから声をかけられた。
「敬美ちゃん。ちょっといい?」
「はい、どうしましt・・・・・」
そう言って振り向いた瞬間、わたしの顔は栞奈さんの胸に埋まる。
「あの、栞奈さん?」
わたしが言うと、栞奈さんがわたしの頭に顔をうずめた。
じわっと、涙の感触が頭に伝わる。
「ごめんなさい。本当は笑ってお別れするつもりだったんだけど、我慢できなくて・・・・」
わたしは無言で手を回すと、栞奈さんを抱きしめた。
「あの子のこと、どうかよろしくお願いします・・・・・」
栞奈さんが泣きながら言う。
「安心してください」
わたしはそう言って、栞奈さんの背中をそっとさすった。
「コクオーは、わたしが死ぬまでお世話します。絶対に幸せにすると誓いましょう」
「ありがとう・・・・」
栞奈さんの胸から、確かなぬくもりが伝わってくる。
(あぁ・・・・・)
わたしは心の中で、後ろで鼻を鳴らす青毛馬のことを考えた。
(この人にお世話された馬は、きっと幸せだったんだろうな・・・・・)
そして、栞奈さんはゆっくりと抱擁を解く。
「そうだ。コクオーの健康手帳忘れてた」
目元を赤くしながら、ポケットから黄色い表紙の手帳を取り出した。
「南相馬市野馬追部厩舎から、三春町板野家に移動・・・・っと」
記入が終わった手帳をわたしに差し出す。
「改めて、コクオーのことをよろしくお願いします」
「わかりました」
わたしはそう言って、健康手帳を受け取った。
「じゃあね」
栞奈さんがわたしに背を向け、仲間たちの元へ去っていく。その様子をボーっと眺めていると・・・・・
ぺらっ
健康手帳のページの間から、一枚の紙が地面に落ちた。
「あっ・・・・」
急いで拾って四つ折りを開くと、そこにはシャーペンでびっしりと、だけど丁寧に書かれた文字。
『コクオーは基本的に大人しい馬です。人が大好きなので、毎日いっぱい話しかけて、スキンシップをとってあげてください。』
『萩が大好きでよく食べます。いいことができた日にはご褒美にあげてください。萩以外だと、ニンジンとリンゴ、梨もすきです。』
こんな感じで、コクオーに関することがA4の紙一枚にびっしりと書き連ねてあった。
「・・・・・」
これを見ているだけで、コクオーがいかに愛されてきたかが分かる。
「栞奈さん」
わたしは栞奈さんの背中を見つめてつぶやいた。
「わたしは、あなたのようなホースマンになります」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる