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第1章 オディオ王国編
第11話 俺が闇黒魔竜の願いを聞き届けた件
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クロノエクソスという名前は長いので、彼女にクロエと略称を付けたら喜ばれた。なんでも、久しく呼ばれていない親友達に付けられたあだ名だったらしい。
彼女の自身の殺害依頼の理由はクロエにかけられているオディオ王家に降りかかる不幸を肩代わりして、クロエの幸運を王家に与える呪いは彼女が死ぬ以外解除できる方法がないからだった。
また、初代オディオ国王ユーイチの命令で強制された初代王妃ユキナにより、自害を禁止する呪いもクロエはかけられている。そのため、彼女が死ぬには衰弱死か、他者に殺されるしかないそうだ。
もっとも、衰弱死に関しては竜族の生命力ーーー腹を切り裂かれて内臓を体外に出された状態でも衰弱はするが300年以上生きているーーーが半端ないから実質、他殺一択になる。
その他殺も誰かがこの亜空間を見つけることができない限りまずなされない上に、生半可な攻撃は竜族共通の弱点で、最も脆い鱗と言われている逆鱗に対しても弾かれてしまうので、可能性としては限りなく0に近い。
また、自害しようとすると全身に激痛が走る仕様。その激痛にのたうち回るクロエの苦しむ様を見て楽しもうと初代オディオ国王ユーイチはこの仕様を指示していたらしい。彼女の両目を抉ったり、両翼を引きちぎったり、所々鱗を強引に剥いでいる上にこの仕打ち、つくづく外道である。
この自害禁止の呪いについてはクロエに無理矢理呪いを掛けさせられたユキナ王妃が国王ユーイチに呪いにそう設定させられたことをクロエに暴露した。故にクロエが自害を試すことがなくなったため、全身に激痛が走る仕様は全く意味がなくなった。
この世界の魔術でユキナの【呪術】は特殊な部類の【魔術】になっていて、一般となっている魔術体系とは大きく異なる。
その特徴の1つが、ほぼ全ての魔術に効果がある【魔術】の【解呪】はユキナの【呪術】には効果がないことだ。対象間限定で対象の内包する既存事象の”交換”を強制的に行うものだから、事象を発生させる通常の【魔術】とは仕組み自体が異なる。
【呪術】に【魔術】の【解呪】を使うのを例えるなら、食べすぎで胃がもたれているのに頭痛薬を飲むようなものだ。
そもそも、【魔術】の【解呪】は施されている魔術に応じて消費魔力が増減するのがこの世界の仕様。仮にクロエに掛けられている呪いに【魔術】の【解呪】が有効でも、どれだけの魔力を消費するかわかったものではない。ユキナ王妃はクロエにかけた【呪術】の代償に余命幾許もない体になって、亡くなったそうだ。
だからまず間違いなく、有効であっても【魔術】の【解呪】で解呪できる前に、魔力が多い方らしい俺を含めて、施術者の魔力が枯渇する。もしくは魔力欠乏で術者は死ぬ。だから、正しい手順による解呪、クロエのを殺す以外に彼女をこの呪縛から解き放てない。
閑話休題、クロエを殺して依頼を達成しても彼女が死んでいるから報酬が貰えないのではと思いきや、彼女の差し出す報酬ちは新たな自分の身命を俺の一生へ捧げると言ってきた。
どういう意味か詳しく確認したところ、クロエが死ぬと同時に、既にクロエが彼女自身に施している【竜魔術】の【回生】が発動する。この【回生】の効果でクロエの魂を宿した卵ができるので、それを孵化させて生まれた彼女の幼体の闇黒魔竜を【隷属】してほしいとのことだ。
そこ、光源氏計画と言うなし。生まれ変わった闇黒魔竜の幼体にはクロエの意識と記憶が継承されるようになっていて、すぐに【念話】で対話が可能だと言っていた。
幼体になるが、種族としては最強種族の一角、竜族を味方にできる。これはこの世界の一般人にとっては宝くじの一等を当てるよりも可能性が低い。
千載一遇の機会なので、この世界で味方が皆無の俺にとって、メリットが圧倒的に大きい。それに加えて、幼体の爪とか生え変わる鱗などの竜族の希少素材も手に入る。
俺はその依頼を受けることにした。しかし、すぐに実行するにはあまりにも準備不足なので、決行は翌日にしてもらい、俺は元の元牢屋の王城の空間に戻った。
『本当に大丈夫なのかのう?』
クロエは懐疑的な心情を吐露する。それもまぁ、弱っているとはいえ、本来、竜族との戦闘は中位冒険者で蹂躙、上位冒険者でも装備が悪ければ簡単に殺されてしまう程人族と竜族には隔絶した種族差があるから、そう思われても仕方がない。
だからこそ、イレギュラーである俺に白羽の矢がたったとも思える。【想技創造】を持つ俺だから、当然、闇黒魔竜を含めた対竜族スキルを俺は創れる。
その名も【龍(竜)殺撃】。この世界で、東洋風のリュウである龍族は竜族の根を同じとするが、別環境下に適応するために異なる進化をした亜種族だった。そのため、このスキルも有効。対象の種族に併せて表記が変わるという謎仕様だ。
この能動系補助スキルは発動すると、種別を問わず、次の1撃に対龍(竜)族特効、対龍(竜)族限定で致死ダメージを与える凶悪補正がかかる。当初は即死効果も付けていたけれども、修正されて外されてしまった。余談だが、【手加減】を併用すると残りHPを1だけ残すことが可能だ。
デメリットは1日に使える回数が現状、できたてでLV1だから1回だけだ。作成時にこのスキルの最大レベルは俺が設定した10から3に修正された。使用不可時間はレベル1で24時間。レベル2で12時間。レベル3で8時間。
しかも、龍(竜)族でない対象に付与した攻撃が当たってもカウントされて容赦なく使用不可時間は発生する。他の事物に付与攻撃が当たっても効果は通常攻撃になる。
「念には念を入れて城の宝物庫から1番(攻撃力が高い)いい長剣を借りてきたから、大丈夫だ、問題ない」
もっとも、事後に宝物庫にその長剣を返却するつもりはない。
『なんか、段々と不安になってくるのぅ』
俺はそう呟くクロエの背中の首の根元に立ち、竜族の弱点である逆さに生えている逆鱗を目前にしている。
「とりあえず、何か言い残すことはあるか?」
『うむ、300年以上引きこもっておったから、次の生では変わった世界を見てみたいのう』
「そうか……」
俺はクロエの言葉に応えると同時に【竜殺撃LV1】を発動。
ザシュッ
逆鱗に長剣の刃を突き立てた。刀身は埋まったものの、しかし、柄が逆鱗の上に残っていた。やはり弱っていてもLV1の【竜殺撃】で一撃で仕留めるには種族差によるステータス差が足りなかったようだ。だったら仕方ない。
「……はぁっ!」
気合い一閃、俺は【正拳突き】で突き立っている長剣の柄頭を傷の中へ打ち込んだ。少しして、クロエの首を貫通した血塗れの長剣が地面に刺さる音が聞こえた。
『……あり……が……と……う……』
クロエの今際の際を聞いた俺は勢いよく吹き出してきた血を避ける間も無くもろに浴びてしまい、噴出したクロエの血液が口の中に入ってしまった。しかし、俺はしばらくその場を動く気が起こらなかった。
『……』
心の整理がついた俺は物言わぬクロエだったモノから降りて、【空間収納】の時間停止設定枠に彼女の骸をしまった。
そして、不意に俺は浴びた血ではない液体が自分の両目から頬を伝って流れ落ちていることに気がついた……。
闇黒魔竜クロノエクソスを殺したことで、彼女を隔離していた固有結界が形作っていた亜空間は崩壊し、俺は元いた王城の魔改造牢屋に戻った。
戻った直後の俺の足元には俺が抱えるのに丁度いい大きさの卵があった。【鑑定】したところ、クロエの【回生】で作り出された彼女の卵だった。
卵となっているけれども、温める(人肌可)だけでなく、外部から魔力を供給しないと孵化出来ないらしい。どれくらいの魔力が必要かは未知数だが、クロエに約束を果たしてもらうに背に腹はかえられない。
そして、俺は血塗れになったはずなのだが、いつのまにか俺の身体にかかっていた魔竜の血は跡形もなく消え去っていた。
風呂にでも入って気分転換しようと着替えての準備をしていたら、身体中を激痛が駆け巡った。立っていられない!?
不味い、このままだと倒れる!?
俺は辛うじて頭を庇ってその場に倒れ、意識を失った。
不意に目が覚めた。起きた心地は全身に鉛の重しを付けられた様にだるくて最悪だった。My Phoneの時計を見たら、1時間程気絶していた様だ。自分の状態を確認すべく、自分に鑑定を使った。
そして、俺は自分の変わり果てたステータスを目にして、再び意識を手放しそうになったのが、今度はなんとか堪えた。
原因として考えられるのはクロエの逆鱗を【竜殺撃】の後の追撃で撃ち貫いた後に、噴き出して全身に浴びてしまった闇黒魔竜の血しかない。
いつのまにか消え去ったから、何も影響はないかと思ったのは大間違いだったと俺は愕然とせざるを得なかった。
彼女の自身の殺害依頼の理由はクロエにかけられているオディオ王家に降りかかる不幸を肩代わりして、クロエの幸運を王家に与える呪いは彼女が死ぬ以外解除できる方法がないからだった。
また、初代オディオ国王ユーイチの命令で強制された初代王妃ユキナにより、自害を禁止する呪いもクロエはかけられている。そのため、彼女が死ぬには衰弱死か、他者に殺されるしかないそうだ。
もっとも、衰弱死に関しては竜族の生命力ーーー腹を切り裂かれて内臓を体外に出された状態でも衰弱はするが300年以上生きているーーーが半端ないから実質、他殺一択になる。
その他殺も誰かがこの亜空間を見つけることができない限りまずなされない上に、生半可な攻撃は竜族共通の弱点で、最も脆い鱗と言われている逆鱗に対しても弾かれてしまうので、可能性としては限りなく0に近い。
また、自害しようとすると全身に激痛が走る仕様。その激痛にのたうち回るクロエの苦しむ様を見て楽しもうと初代オディオ国王ユーイチはこの仕様を指示していたらしい。彼女の両目を抉ったり、両翼を引きちぎったり、所々鱗を強引に剥いでいる上にこの仕打ち、つくづく外道である。
この自害禁止の呪いについてはクロエに無理矢理呪いを掛けさせられたユキナ王妃が国王ユーイチに呪いにそう設定させられたことをクロエに暴露した。故にクロエが自害を試すことがなくなったため、全身に激痛が走る仕様は全く意味がなくなった。
この世界の魔術でユキナの【呪術】は特殊な部類の【魔術】になっていて、一般となっている魔術体系とは大きく異なる。
その特徴の1つが、ほぼ全ての魔術に効果がある【魔術】の【解呪】はユキナの【呪術】には効果がないことだ。対象間限定で対象の内包する既存事象の”交換”を強制的に行うものだから、事象を発生させる通常の【魔術】とは仕組み自体が異なる。
【呪術】に【魔術】の【解呪】を使うのを例えるなら、食べすぎで胃がもたれているのに頭痛薬を飲むようなものだ。
そもそも、【魔術】の【解呪】は施されている魔術に応じて消費魔力が増減するのがこの世界の仕様。仮にクロエに掛けられている呪いに【魔術】の【解呪】が有効でも、どれだけの魔力を消費するかわかったものではない。ユキナ王妃はクロエにかけた【呪術】の代償に余命幾許もない体になって、亡くなったそうだ。
だからまず間違いなく、有効であっても【魔術】の【解呪】で解呪できる前に、魔力が多い方らしい俺を含めて、施術者の魔力が枯渇する。もしくは魔力欠乏で術者は死ぬ。だから、正しい手順による解呪、クロエのを殺す以外に彼女をこの呪縛から解き放てない。
閑話休題、クロエを殺して依頼を達成しても彼女が死んでいるから報酬が貰えないのではと思いきや、彼女の差し出す報酬ちは新たな自分の身命を俺の一生へ捧げると言ってきた。
どういう意味か詳しく確認したところ、クロエが死ぬと同時に、既にクロエが彼女自身に施している【竜魔術】の【回生】が発動する。この【回生】の効果でクロエの魂を宿した卵ができるので、それを孵化させて生まれた彼女の幼体の闇黒魔竜を【隷属】してほしいとのことだ。
そこ、光源氏計画と言うなし。生まれ変わった闇黒魔竜の幼体にはクロエの意識と記憶が継承されるようになっていて、すぐに【念話】で対話が可能だと言っていた。
幼体になるが、種族としては最強種族の一角、竜族を味方にできる。これはこの世界の一般人にとっては宝くじの一等を当てるよりも可能性が低い。
千載一遇の機会なので、この世界で味方が皆無の俺にとって、メリットが圧倒的に大きい。それに加えて、幼体の爪とか生え変わる鱗などの竜族の希少素材も手に入る。
俺はその依頼を受けることにした。しかし、すぐに実行するにはあまりにも準備不足なので、決行は翌日にしてもらい、俺は元の元牢屋の王城の空間に戻った。
『本当に大丈夫なのかのう?』
クロエは懐疑的な心情を吐露する。それもまぁ、弱っているとはいえ、本来、竜族との戦闘は中位冒険者で蹂躙、上位冒険者でも装備が悪ければ簡単に殺されてしまう程人族と竜族には隔絶した種族差があるから、そう思われても仕方がない。
だからこそ、イレギュラーである俺に白羽の矢がたったとも思える。【想技創造】を持つ俺だから、当然、闇黒魔竜を含めた対竜族スキルを俺は創れる。
その名も【龍(竜)殺撃】。この世界で、東洋風のリュウである龍族は竜族の根を同じとするが、別環境下に適応するために異なる進化をした亜種族だった。そのため、このスキルも有効。対象の種族に併せて表記が変わるという謎仕様だ。
この能動系補助スキルは発動すると、種別を問わず、次の1撃に対龍(竜)族特効、対龍(竜)族限定で致死ダメージを与える凶悪補正がかかる。当初は即死効果も付けていたけれども、修正されて外されてしまった。余談だが、【手加減】を併用すると残りHPを1だけ残すことが可能だ。
デメリットは1日に使える回数が現状、できたてでLV1だから1回だけだ。作成時にこのスキルの最大レベルは俺が設定した10から3に修正された。使用不可時間はレベル1で24時間。レベル2で12時間。レベル3で8時間。
しかも、龍(竜)族でない対象に付与した攻撃が当たってもカウントされて容赦なく使用不可時間は発生する。他の事物に付与攻撃が当たっても効果は通常攻撃になる。
「念には念を入れて城の宝物庫から1番(攻撃力が高い)いい長剣を借りてきたから、大丈夫だ、問題ない」
もっとも、事後に宝物庫にその長剣を返却するつもりはない。
『なんか、段々と不安になってくるのぅ』
俺はそう呟くクロエの背中の首の根元に立ち、竜族の弱点である逆さに生えている逆鱗を目前にしている。
「とりあえず、何か言い残すことはあるか?」
『うむ、300年以上引きこもっておったから、次の生では変わった世界を見てみたいのう』
「そうか……」
俺はクロエの言葉に応えると同時に【竜殺撃LV1】を発動。
ザシュッ
逆鱗に長剣の刃を突き立てた。刀身は埋まったものの、しかし、柄が逆鱗の上に残っていた。やはり弱っていてもLV1の【竜殺撃】で一撃で仕留めるには種族差によるステータス差が足りなかったようだ。だったら仕方ない。
「……はぁっ!」
気合い一閃、俺は【正拳突き】で突き立っている長剣の柄頭を傷の中へ打ち込んだ。少しして、クロエの首を貫通した血塗れの長剣が地面に刺さる音が聞こえた。
『……あり……が……と……う……』
クロエの今際の際を聞いた俺は勢いよく吹き出してきた血を避ける間も無くもろに浴びてしまい、噴出したクロエの血液が口の中に入ってしまった。しかし、俺はしばらくその場を動く気が起こらなかった。
『……』
心の整理がついた俺は物言わぬクロエだったモノから降りて、【空間収納】の時間停止設定枠に彼女の骸をしまった。
そして、不意に俺は浴びた血ではない液体が自分の両目から頬を伝って流れ落ちていることに気がついた……。
闇黒魔竜クロノエクソスを殺したことで、彼女を隔離していた固有結界が形作っていた亜空間は崩壊し、俺は元いた王城の魔改造牢屋に戻った。
戻った直後の俺の足元には俺が抱えるのに丁度いい大きさの卵があった。【鑑定】したところ、クロエの【回生】で作り出された彼女の卵だった。
卵となっているけれども、温める(人肌可)だけでなく、外部から魔力を供給しないと孵化出来ないらしい。どれくらいの魔力が必要かは未知数だが、クロエに約束を果たしてもらうに背に腹はかえられない。
そして、俺は血塗れになったはずなのだが、いつのまにか俺の身体にかかっていた魔竜の血は跡形もなく消え去っていた。
風呂にでも入って気分転換しようと着替えての準備をしていたら、身体中を激痛が駆け巡った。立っていられない!?
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俺は辛うじて頭を庇ってその場に倒れ、意識を失った。
不意に目が覚めた。起きた心地は全身に鉛の重しを付けられた様にだるくて最悪だった。My Phoneの時計を見たら、1時間程気絶していた様だ。自分の状態を確認すべく、自分に鑑定を使った。
そして、俺は自分の変わり果てたステータスを目にして、再び意識を手放しそうになったのが、今度はなんとか堪えた。
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