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第1章 王国の北方、アウロラ公爵領で家庭教師生活
第8話 初授業……とはならなかった
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「では、始めてください」
「さあ、どっからでもかかってきたまえ!」
審判役のセバスチャンさんの合図と同時に、上機嫌で完全武装臨戦状態のアウロラ公爵アイザック様が告げた。
翌日の午前。朝食をいただいた後、しばらくしてからシャルロット様の王立学園入試対策の授業を始めるはずだった。しかし、今、俺はアイザック様の模擬戦の対戦相手として、屋敷に併設されている訓練場でアイザック様に対峙している。どうしてこうなった……。
昨日の夕食会のときにシャルロット様とレティシア嬢が入室した直後、アイザック様はやさぐれてウォッカを呷られた。
その原因がシャルロット様がお召しのドレスにあることを公爵夫人のナターシャが面白がって詳しく教えてくれた。ナターシャ様もウォッカを一杯だけだが飲まれた影響なのか、とても饒舌でシャル様のドレスに纏わるエピソードを紹介してくれた。
アイザック様とナターシャ様のノロケも過剰に混ざっていたので、その話を要約すると、シャルロット様が着ていた赤バラの意匠のドレスは彼女の大のお気に入りの勝負服の1着で、これまで彼女が出席したどのパーティでも一度も着ていなかったものらしい。
当然この世界にも花言葉というものがある。気性の激しい腐れ縁のフレアによって命の危険を脅かされている俺は必要に迫られてそれを覚えた。新たに覚えたものもあるけれども、記憶に残っている地球世界と全く同じだったことは不幸中の幸いだったか。
植物の研究をナターシャ様の手伝いでされているシャルロット様が花言葉のことを知らないということはないと思うが……やめよう。モテない男の自意識過剰はみっともない。俺が視線を向けると、シャルロット様は視線を合わせようとしなかったからな。
ナターシャ様がシャルロット様のその様子を見て、更に上機嫌になったけれども、アイザック様の俺を見る眼が一層険しくなったのを覚えている。
お互い初めて会ったことになっているので、正式に挨拶をし、続いてシャルロット様の専属メイドである本物のレティシア嬢の紹介があった。
更に公爵夫婦と彼女の保護者であるセバスチャンさんと彼の妻であるメイド長のマーサさんからシャルロット様だけでなく、レティシア嬢の王立学園入試の追加依頼があった。話を詰めて、シャルロット様と同じ条件で俺は彼女の勉強もみることになった。
教授も軽くレティシア嬢を教えていたことがあり、素質は教授のお墨付きだが、伸び悩んで合格ラインに届いていないが、俺が教えれば大丈夫と余計なことを教授が保護者4人に言っていたとか。有罪だな。
緊張のあまりガチガチになっていたレティシア嬢の頭が撫でやすい位置にあったため、幼少時の義弟と義妹を思い出してしまい、思わず頭を撫でてしまったのは流石に拙かった。セバスチャンさんとマーサさんは顔は笑っているけれども目が笑っていない表情を向けてくる。シャルロット様も不機嫌になった。
その一方で、アイザック様は3人の様子を見て上機嫌になった。ナターシャ様はその4人の様子を楽しんでいた。
その後、酔った勢いでアイザック様にこの模擬戦の提案をされた。本来、諌める立場にいるはずのセバスチャンさんが巧みな話術でアイザック様を援護し、アイザック様と共にこの模擬戦の勝敗に関わらず、俺への報酬にアウロラ公爵家が書庫に保有している全書物の永久閲覧権を提案して俺の退路を断ったため、俺は受けざるを得なくなった。
「申し訳ありませんが、立場上僕から仕掛けるのは流石に拙いので、先手をどうぞ」
いい加減、現実逃避しても目前の自体は好転しないので、俺は内心で嘆息しつつ、アイザック様に先手を譲ることにした。流石に模擬戦とはいえ、子爵家の人間が公爵に襲い掛かるのは不味い。
「むぅ、仕方ないか……ではその眼に焼き付けたまえ! これが我が家に代々伝わる秘術の1つ『氷神魔狼』だ! いけ!!」
アイザック様の傍に術式が展開し、氷でできたアイザック様と同じ背丈の神秘性を兼ね備えた大狼がその姿を現した。そして、アイザック様の指示に従って、その口を開けて俺に襲い掛かってくる。
「あ、あぶなっ、とぉっ!?」
俺はその氷神魔狼が繰り出した爪牙をなんとか紙一重で回避することに成功したのだが、避けたところにはアイザック様が待ち構えていて、アウロラ家の秘術である『蒼体纏』で作り出した氷の手甲と足甲で拳と蹴りのコンビネーションを繰り出してきた。って、当たると痛いじゃ済まないじゃないか!?
「ほほう、これも避けるか」
耳元傍を通り過ぎる拳と目の前の空をなぎ払う蹴りを辛うじて避けることに成功して、更なる追撃をされないために大きく間合いをとった俺にアイザック様は口端を上げた。そして、傍に立つ氷神魔狼が浮かべている猛獣が獲物を見つけたときに浮かべる獰猛な笑みと同じものをアイザック様は俺に向けてきた。
うわ、この人もウェルダー公爵一族の人達に多い、戦闘狂の気がある人だったのか。
「さて、こちらは手の内を見せて仕掛けたのだ。構わないから、次はそちらから攻めてきてみたまえ。それともこのまま一方的に私に攻められて、どこまで避けられるか試すだけで終わるつもりかね?」
そう言ってアイザック様が俺を挑発してきた。どうやら、早々に回避に専念して攻撃が当たらないことを理由に諦めてもらって終わるつもりだった俺の目論見はバレてしまったらしい。
しかも、そのアイザック様の視線は俺が両手の全ての指にはめている指輪に擬装している封環に注がれている気がする。もしかして、こっちもバレているのか?
「……わかりました。次はこちらから行かせてもらいます」
俺はそう告げて、術式を展開。アイザック様の傍に侍る氷神魔狼と大きさも全く同じ氷神魔狼を出現させた。
「なに!?」
俺がアイザック様と同じ氷神魔狼を喚びだしたことで、アイザック様はそれまで浮かべていた笑みを驚愕の表情に変えた。
審判役のセバスチャンさんも驚きの表情を浮かべ、観戦しているナターシャ様とシャルロット様、今回特別にメイドの仕事を免除されて観戦席にいるレティシアさん達も信じられないものを見る眼をこちらに向けて固まっている。
まぁ、公爵家の秘伝の秘術を簡単に他家の人間に使われたから無理もないか。
「頼んだよ」
「ウォフッ!!」
俺の指示に嬉しそうに返事と尻尾を振って返した氷神魔狼はアイザック様に向かって素早い動きで果敢に吶喊する。対して、アイザック様の氷神魔狼が唸り声をあげて俺の氷神魔狼を迎え撃つのだが……
アイザック様の氷神魔狼は俺の氷神魔狼と接触する前に突然、文字と数字の羅列の術式に変わって霧散して消え去った。
「なんだと!? くぅっ! この!!」
妨げるものがなくなった俺の氷神魔狼はそのままアイザック様に噛み付こうとしたが、避けられた。
反撃でアイザック様が繰り出された拳を俺の氷神魔狼は後方に跳躍して避ける。それから、俺の手前に戻って俺を護る様にアイザック様の前に立ち塞がった。
「……なるほど、封じられた訳ではないのか。だがまさか、氷神魔狼を君が使えるとはね……」
そう呟いて、アイザック様は再び術式を展開し、氷神魔狼を喚びだした。その瞳の戦意が衰えるどころか増している様に見えるのは俺の気のせいであってほしい。
このまま氷神魔狼同士で戦わせて、アイザック様と俺が白兵戦をするのか……なかなか骨の折れることだ。
嬉しそうなアイザック様からの報酬は当然貰うとしても、教授からも別に特別労働手当てを徴収しなければ割に合わないな。俺は内心でこの模擬戦をする羽目になった遠因に毒づいた。
「さあ、どっからでもかかってきたまえ!」
審判役のセバスチャンさんの合図と同時に、上機嫌で完全武装臨戦状態のアウロラ公爵アイザック様が告げた。
翌日の午前。朝食をいただいた後、しばらくしてからシャルロット様の王立学園入試対策の授業を始めるはずだった。しかし、今、俺はアイザック様の模擬戦の対戦相手として、屋敷に併設されている訓練場でアイザック様に対峙している。どうしてこうなった……。
昨日の夕食会のときにシャルロット様とレティシア嬢が入室した直後、アイザック様はやさぐれてウォッカを呷られた。
その原因がシャルロット様がお召しのドレスにあることを公爵夫人のナターシャが面白がって詳しく教えてくれた。ナターシャ様もウォッカを一杯だけだが飲まれた影響なのか、とても饒舌でシャル様のドレスに纏わるエピソードを紹介してくれた。
アイザック様とナターシャ様のノロケも過剰に混ざっていたので、その話を要約すると、シャルロット様が着ていた赤バラの意匠のドレスは彼女の大のお気に入りの勝負服の1着で、これまで彼女が出席したどのパーティでも一度も着ていなかったものらしい。
当然この世界にも花言葉というものがある。気性の激しい腐れ縁のフレアによって命の危険を脅かされている俺は必要に迫られてそれを覚えた。新たに覚えたものもあるけれども、記憶に残っている地球世界と全く同じだったことは不幸中の幸いだったか。
植物の研究をナターシャ様の手伝いでされているシャルロット様が花言葉のことを知らないということはないと思うが……やめよう。モテない男の自意識過剰はみっともない。俺が視線を向けると、シャルロット様は視線を合わせようとしなかったからな。
ナターシャ様がシャルロット様のその様子を見て、更に上機嫌になったけれども、アイザック様の俺を見る眼が一層険しくなったのを覚えている。
お互い初めて会ったことになっているので、正式に挨拶をし、続いてシャルロット様の専属メイドである本物のレティシア嬢の紹介があった。
更に公爵夫婦と彼女の保護者であるセバスチャンさんと彼の妻であるメイド長のマーサさんからシャルロット様だけでなく、レティシア嬢の王立学園入試の追加依頼があった。話を詰めて、シャルロット様と同じ条件で俺は彼女の勉強もみることになった。
教授も軽くレティシア嬢を教えていたことがあり、素質は教授のお墨付きだが、伸び悩んで合格ラインに届いていないが、俺が教えれば大丈夫と余計なことを教授が保護者4人に言っていたとか。有罪だな。
緊張のあまりガチガチになっていたレティシア嬢の頭が撫でやすい位置にあったため、幼少時の義弟と義妹を思い出してしまい、思わず頭を撫でてしまったのは流石に拙かった。セバスチャンさんとマーサさんは顔は笑っているけれども目が笑っていない表情を向けてくる。シャルロット様も不機嫌になった。
その一方で、アイザック様は3人の様子を見て上機嫌になった。ナターシャ様はその4人の様子を楽しんでいた。
その後、酔った勢いでアイザック様にこの模擬戦の提案をされた。本来、諌める立場にいるはずのセバスチャンさんが巧みな話術でアイザック様を援護し、アイザック様と共にこの模擬戦の勝敗に関わらず、俺への報酬にアウロラ公爵家が書庫に保有している全書物の永久閲覧権を提案して俺の退路を断ったため、俺は受けざるを得なくなった。
「申し訳ありませんが、立場上僕から仕掛けるのは流石に拙いので、先手をどうぞ」
いい加減、現実逃避しても目前の自体は好転しないので、俺は内心で嘆息しつつ、アイザック様に先手を譲ることにした。流石に模擬戦とはいえ、子爵家の人間が公爵に襲い掛かるのは不味い。
「むぅ、仕方ないか……ではその眼に焼き付けたまえ! これが我が家に代々伝わる秘術の1つ『氷神魔狼』だ! いけ!!」
アイザック様の傍に術式が展開し、氷でできたアイザック様と同じ背丈の神秘性を兼ね備えた大狼がその姿を現した。そして、アイザック様の指示に従って、その口を開けて俺に襲い掛かってくる。
「あ、あぶなっ、とぉっ!?」
俺はその氷神魔狼が繰り出した爪牙をなんとか紙一重で回避することに成功したのだが、避けたところにはアイザック様が待ち構えていて、アウロラ家の秘術である『蒼体纏』で作り出した氷の手甲と足甲で拳と蹴りのコンビネーションを繰り出してきた。って、当たると痛いじゃ済まないじゃないか!?
「ほほう、これも避けるか」
耳元傍を通り過ぎる拳と目の前の空をなぎ払う蹴りを辛うじて避けることに成功して、更なる追撃をされないために大きく間合いをとった俺にアイザック様は口端を上げた。そして、傍に立つ氷神魔狼が浮かべている猛獣が獲物を見つけたときに浮かべる獰猛な笑みと同じものをアイザック様は俺に向けてきた。
うわ、この人もウェルダー公爵一族の人達に多い、戦闘狂の気がある人だったのか。
「さて、こちらは手の内を見せて仕掛けたのだ。構わないから、次はそちらから攻めてきてみたまえ。それともこのまま一方的に私に攻められて、どこまで避けられるか試すだけで終わるつもりかね?」
そう言ってアイザック様が俺を挑発してきた。どうやら、早々に回避に専念して攻撃が当たらないことを理由に諦めてもらって終わるつもりだった俺の目論見はバレてしまったらしい。
しかも、そのアイザック様の視線は俺が両手の全ての指にはめている指輪に擬装している封環に注がれている気がする。もしかして、こっちもバレているのか?
「……わかりました。次はこちらから行かせてもらいます」
俺はそう告げて、術式を展開。アイザック様の傍に侍る氷神魔狼と大きさも全く同じ氷神魔狼を出現させた。
「なに!?」
俺がアイザック様と同じ氷神魔狼を喚びだしたことで、アイザック様はそれまで浮かべていた笑みを驚愕の表情に変えた。
審判役のセバスチャンさんも驚きの表情を浮かべ、観戦しているナターシャ様とシャルロット様、今回特別にメイドの仕事を免除されて観戦席にいるレティシアさん達も信じられないものを見る眼をこちらに向けて固まっている。
まぁ、公爵家の秘伝の秘術を簡単に他家の人間に使われたから無理もないか。
「頼んだよ」
「ウォフッ!!」
俺の指示に嬉しそうに返事と尻尾を振って返した氷神魔狼はアイザック様に向かって素早い動きで果敢に吶喊する。対して、アイザック様の氷神魔狼が唸り声をあげて俺の氷神魔狼を迎え撃つのだが……
アイザック様の氷神魔狼は俺の氷神魔狼と接触する前に突然、文字と数字の羅列の術式に変わって霧散して消え去った。
「なんだと!? くぅっ! この!!」
妨げるものがなくなった俺の氷神魔狼はそのままアイザック様に噛み付こうとしたが、避けられた。
反撃でアイザック様が繰り出された拳を俺の氷神魔狼は後方に跳躍して避ける。それから、俺の手前に戻って俺を護る様にアイザック様の前に立ち塞がった。
「……なるほど、封じられた訳ではないのか。だがまさか、氷神魔狼を君が使えるとはね……」
そう呟いて、アイザック様は再び術式を展開し、氷神魔狼を喚びだした。その瞳の戦意が衰えるどころか増している様に見えるのは俺の気のせいであってほしい。
このまま氷神魔狼同士で戦わせて、アイザック様と俺が白兵戦をするのか……なかなか骨の折れることだ。
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