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月の盗人
03
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次の朝、マノンが目を覚ますと、見慣れた純白の枕が目に入ってきた。
(あれ……)
ふわりと弾む枕に顔を埋めたまま、何度か目覚めの瞬きを繰り返すと、だんだん昨夜の記憶が鮮明になってくる。
昨夜は確か、ダヴィッドの書斎に入れてもらって、一緒に本を読んだ。
それからしばらくして……。
しばらくして……?
どうやらあのまま寝入ってしまったらしい。
「ふぅ……」
ぼんやりと、後悔のような、諦めのようなものが頭をもたげてくる。
早く大人になりたいと願って、毎日頑張っているつもりなのに、気が付くとすぐこういった赤ん坊のような事を繰り返してしまう。
よく見てみるとマノンはきちんと寝巻きを身に着けていて、それがダヴィッドが着替えさせてくれたものなのか、それとも女中の一人がやってくれたのかさえも、まったく記憶にない。
マノンはのそのそとベッドから身を起こした。
ベッド脇に置いている籠の中に白猫がいて、マノンが起きた音に目を覚ましたのか、大きなあくびと伸びを気だるげにする。
「ブラン」
それが白猫の名前だった。
「あなたは知っているんでしょう?」
──昨夜、マノンがどうやって部屋に帰ってきたか。誰が着替えさせてくれたのか。
ひょいと抱き上げられた白猫は、マノンという小さな飼い主を見つめて、「ニャオ」と鳴いた。どうも肯定の返事に聞こえる……が、だからといって答えを得られないのが、猫の厄介なところだ。
ベッドの後ろの出窓を見ると、レースのカーテンを通じて、柔らかな朝日が差し込んでいる。
ブランを籠の中に戻すと、マノンは立ち上がった。
よほどの事がない限り、ダヴィッドはマノンよりずっと早起きだ。
この朝も例外に漏れず、マノンが朝食用のガラス張りのテラス風サロンに顔を出すと、家の主人であるダヴィッドはすでにテーブルについてコーヒーに口を付けているところだった。彼の後ろには、当然のように、執事が恭しく陣取っている。
「おはよう……ダヴィッド」
「おはよう」
まるで何事もなかったような、普段どおりのダヴィッドの口調。
小さく溜息を吐くとマノンもテーブルについた。
「バトラーもおはよう」
「おはようございます、マノン様」
ふざけたことに、サイデン家の執事の名前はそのまま『バトラー』だった。本名なのか、偽名なのか、ニックネームなのかもよく分からない。ただ彼についてマノンが分かっている数少ない事項の一つに、バトラーの前でダヴィッドの夜の話をしても、ダヴィッドは怒らない……というのがあった。
つまり──この執事は、ダヴィッドの夜の姿を知る、マノン以外の、恐らく唯一の存在だ。
はっきりそう宣言された事も、バトラーがそれを明言した事も、ないけれど。
そもそも本名かどうかさえ分からない名前以外、彼の素性は誰にも何も知られていない。知っているのは、多分、ダヴィッドだけだ。
主人のダヴィッドより一回りほど年上で、濃い茶色の髪はまるで、寝ている時もそうなのではないかと思えるほど常に、丁寧に後ろへ撫で付けられている。よく見ると綺麗な顔をしているのかもしれない。しかし、彼は常にダヴィッドの影のような存在だった。
「どうぞ、今朝の朝食です。茹でたての鶏卵とミルクを加えました」
そう言うとバトラーは主人のダヴィッドに一礼して、時計の秒針のように規則正しい足音を響かせながら、サロンを出て行った。
香ばしい匂いがテーブルの上に広げられた朝食から漂う。
一見すると、どうも、バターは取り上げられてしまったらしかった。ミルクはその慰めなのだろう。
「早く食べなさい。今日は家庭教師が来る日だ」
「ん……」
マノンは朝食に手を付け始めた。
どうしてだろう。昨日、珍しくも病院などを訪れたせいだろうか。妙に胸の中がもやもやするのを、マノンは朝から感じている。
短い訪問だったが、良くも悪くも新鮮な出来事だった。自分より小さい子供達が病床に伏せっていた姿……それから、あの少年、確か名前をサイモンといった……急に口付けされそうになって。
そっとパンを齧りながら、マノンはちらりとダヴィッドの顔を見た。
相変わらずの、実業家ダヴィッド・サイデンの姿がそこにある──すらりと伸びた背に白いシャツ、軽く漉かれた漆黒の髪、彫りの深い精悍な顔立ち、引き込まれてしまいそうな黒の瞳。
そうだ、大丈夫──あの病院の不正はすぐに暴かれる。
だって、黒の怪盗がいる。
きっと彼は、今夜にも──。
「お食事中に大変申し訳ありません」
その時だった。
サロンから出て行ったはずのバトラーが突然、ダヴィッドとマノンの前にまた現れた。ダヴィッドは訝しげに片眉を上げて、マノンはぽかんと口を開けて瞳を瞬きながら、再びサロンの入り口に立つ執事の姿を眺める。
彼の腕には、狩られた後のウサギのように首根っこを掴まれた少年がいた。
──『サイモン』だ。
「『黒の怪盗』を名乗る者です。今、外の茂みで隠れていたところを捕まえました。何でも──」
バトラーの淡々とした説明に、サイモンが顔を赤くして抵抗した。
「言うなよっ!」
「何でも、マノン様の唇を奪いに来たのだとか」
「サイモン、君はドロレス小児病院に入院中じゃなかったのか」
「別に……一々、確かめることないだろ」
「分かってる。じゃあもっと直接的に言おうか。どうやって私達の家を探り当てた? 病院を抜け出したのはいつだ?」
バトラーに頼んでマノンを下がらせると、二人きりになったダヴィッドとサイモンは、弾けそうな緊張感と共に、談話室で対峙していた。
とはいえ実際に緊張していたのは一人サイモンだけだ。対するダヴィッドは、少年からすれば恐ろしいほどに冷静だった。
否、これを冷『静』と呼んでいいのだろうか?
まるで氷塊のように冷たい表面の下に潜んだ、熱い何かが、強く躍動している。脈を打ちながら、噴き上がるのを今か今かと待っている。そんな──。
「あ、明け方だよ……。通りがかった馬車に乗せてもらって、場所は、人に聞いたらすぐ分かった。あんたは有名人みたいだね」
「さあな」
「それで、脇の茂みから這ってこっそり入ろうとしたら、あいつが」
執事のことを指すらしい。
深い溜息を吐くと、ダヴィッドはコツ、コツと指先でテーブルの上を叩いた。ダヴィッドの前に棒立ちになったサイモンは、その指先が今にも自分の首をかくのではないかと戦慄して、身体を硬くした。
昨日病院で会った時には感じなかった、野生の鋭さの様なものが、今のダヴィッドにはある。
自分を見据える視線は、まるで凶器のようだ。
サイモンはごくりと息を呑んだ。
しかし、
「馬車を用意する。今すぐ病院へ帰りなさい」
ダヴィッドはそう言うと立ち上がって、そのままサイモンの横を通りすぎようとした。
「ま、待ってよ!」
サイモンは慌ててそのダヴィッドの袖にすがった。
「昨日……昨日、見ただろう? 俺、病気なんだ……大人しくしていないと死んじゃうかもしれないって言われてる。副院長さんは静かに養生してれば治るって言ってくれてるけど、俺、分かるんだ」
声の奥が震えていて、今にも泣き出しそうだ。
「俺、きっともうすぐ死ぬんだ……だから、最期に一度だけでいいから、好きな子の唇に触れてみたい……」
そこまで言い切ったサイモンは、ダヴィッドの袖を掴んだままで、頭を垂れた。
──泣き出した、らしい。
ダヴィッドはもう一度深い溜息を繰り返した。
「だったらなおさら、今すぐ病院へ戻るべきだろう。副院長は嘘を付いていないよ」
「そんなの……っ」
「サイモン」
名前を呼ばれて、サイモンは潤んだ瞳を上げた。
窮鼠猫を噛む、というやつだろうか。今の少年の瞳には、ダヴィッドに対する挑戦が、ありありと浮かんでいた。
「昨日、あんた達が病院に入ってくるとこ、見たんだ……風に飛ばされそうだった麦わら帽子を押さえる女の子が見えた」
──きっと一目惚れってあの事を言うんだ。
サイモンは語尾にそう付け加えた。
「一度だけでいいよ……最期に一度だけ、あの子と……」
(あれ……)
ふわりと弾む枕に顔を埋めたまま、何度か目覚めの瞬きを繰り返すと、だんだん昨夜の記憶が鮮明になってくる。
昨夜は確か、ダヴィッドの書斎に入れてもらって、一緒に本を読んだ。
それからしばらくして……。
しばらくして……?
どうやらあのまま寝入ってしまったらしい。
「ふぅ……」
ぼんやりと、後悔のような、諦めのようなものが頭をもたげてくる。
早く大人になりたいと願って、毎日頑張っているつもりなのに、気が付くとすぐこういった赤ん坊のような事を繰り返してしまう。
よく見てみるとマノンはきちんと寝巻きを身に着けていて、それがダヴィッドが着替えさせてくれたものなのか、それとも女中の一人がやってくれたのかさえも、まったく記憶にない。
マノンはのそのそとベッドから身を起こした。
ベッド脇に置いている籠の中に白猫がいて、マノンが起きた音に目を覚ましたのか、大きなあくびと伸びを気だるげにする。
「ブラン」
それが白猫の名前だった。
「あなたは知っているんでしょう?」
──昨夜、マノンがどうやって部屋に帰ってきたか。誰が着替えさせてくれたのか。
ひょいと抱き上げられた白猫は、マノンという小さな飼い主を見つめて、「ニャオ」と鳴いた。どうも肯定の返事に聞こえる……が、だからといって答えを得られないのが、猫の厄介なところだ。
ベッドの後ろの出窓を見ると、レースのカーテンを通じて、柔らかな朝日が差し込んでいる。
ブランを籠の中に戻すと、マノンは立ち上がった。
よほどの事がない限り、ダヴィッドはマノンよりずっと早起きだ。
この朝も例外に漏れず、マノンが朝食用のガラス張りのテラス風サロンに顔を出すと、家の主人であるダヴィッドはすでにテーブルについてコーヒーに口を付けているところだった。彼の後ろには、当然のように、執事が恭しく陣取っている。
「おはよう……ダヴィッド」
「おはよう」
まるで何事もなかったような、普段どおりのダヴィッドの口調。
小さく溜息を吐くとマノンもテーブルについた。
「バトラーもおはよう」
「おはようございます、マノン様」
ふざけたことに、サイデン家の執事の名前はそのまま『バトラー』だった。本名なのか、偽名なのか、ニックネームなのかもよく分からない。ただ彼についてマノンが分かっている数少ない事項の一つに、バトラーの前でダヴィッドの夜の話をしても、ダヴィッドは怒らない……というのがあった。
つまり──この執事は、ダヴィッドの夜の姿を知る、マノン以外の、恐らく唯一の存在だ。
はっきりそう宣言された事も、バトラーがそれを明言した事も、ないけれど。
そもそも本名かどうかさえ分からない名前以外、彼の素性は誰にも何も知られていない。知っているのは、多分、ダヴィッドだけだ。
主人のダヴィッドより一回りほど年上で、濃い茶色の髪はまるで、寝ている時もそうなのではないかと思えるほど常に、丁寧に後ろへ撫で付けられている。よく見ると綺麗な顔をしているのかもしれない。しかし、彼は常にダヴィッドの影のような存在だった。
「どうぞ、今朝の朝食です。茹でたての鶏卵とミルクを加えました」
そう言うとバトラーは主人のダヴィッドに一礼して、時計の秒針のように規則正しい足音を響かせながら、サロンを出て行った。
香ばしい匂いがテーブルの上に広げられた朝食から漂う。
一見すると、どうも、バターは取り上げられてしまったらしかった。ミルクはその慰めなのだろう。
「早く食べなさい。今日は家庭教師が来る日だ」
「ん……」
マノンは朝食に手を付け始めた。
どうしてだろう。昨日、珍しくも病院などを訪れたせいだろうか。妙に胸の中がもやもやするのを、マノンは朝から感じている。
短い訪問だったが、良くも悪くも新鮮な出来事だった。自分より小さい子供達が病床に伏せっていた姿……それから、あの少年、確か名前をサイモンといった……急に口付けされそうになって。
そっとパンを齧りながら、マノンはちらりとダヴィッドの顔を見た。
相変わらずの、実業家ダヴィッド・サイデンの姿がそこにある──すらりと伸びた背に白いシャツ、軽く漉かれた漆黒の髪、彫りの深い精悍な顔立ち、引き込まれてしまいそうな黒の瞳。
そうだ、大丈夫──あの病院の不正はすぐに暴かれる。
だって、黒の怪盗がいる。
きっと彼は、今夜にも──。
「お食事中に大変申し訳ありません」
その時だった。
サロンから出て行ったはずのバトラーが突然、ダヴィッドとマノンの前にまた現れた。ダヴィッドは訝しげに片眉を上げて、マノンはぽかんと口を開けて瞳を瞬きながら、再びサロンの入り口に立つ執事の姿を眺める。
彼の腕には、狩られた後のウサギのように首根っこを掴まれた少年がいた。
──『サイモン』だ。
「『黒の怪盗』を名乗る者です。今、外の茂みで隠れていたところを捕まえました。何でも──」
バトラーの淡々とした説明に、サイモンが顔を赤くして抵抗した。
「言うなよっ!」
「何でも、マノン様の唇を奪いに来たのだとか」
「サイモン、君はドロレス小児病院に入院中じゃなかったのか」
「別に……一々、確かめることないだろ」
「分かってる。じゃあもっと直接的に言おうか。どうやって私達の家を探り当てた? 病院を抜け出したのはいつだ?」
バトラーに頼んでマノンを下がらせると、二人きりになったダヴィッドとサイモンは、弾けそうな緊張感と共に、談話室で対峙していた。
とはいえ実際に緊張していたのは一人サイモンだけだ。対するダヴィッドは、少年からすれば恐ろしいほどに冷静だった。
否、これを冷『静』と呼んでいいのだろうか?
まるで氷塊のように冷たい表面の下に潜んだ、熱い何かが、強く躍動している。脈を打ちながら、噴き上がるのを今か今かと待っている。そんな──。
「あ、明け方だよ……。通りがかった馬車に乗せてもらって、場所は、人に聞いたらすぐ分かった。あんたは有名人みたいだね」
「さあな」
「それで、脇の茂みから這ってこっそり入ろうとしたら、あいつが」
執事のことを指すらしい。
深い溜息を吐くと、ダヴィッドはコツ、コツと指先でテーブルの上を叩いた。ダヴィッドの前に棒立ちになったサイモンは、その指先が今にも自分の首をかくのではないかと戦慄して、身体を硬くした。
昨日病院で会った時には感じなかった、野生の鋭さの様なものが、今のダヴィッドにはある。
自分を見据える視線は、まるで凶器のようだ。
サイモンはごくりと息を呑んだ。
しかし、
「馬車を用意する。今すぐ病院へ帰りなさい」
ダヴィッドはそう言うと立ち上がって、そのままサイモンの横を通りすぎようとした。
「ま、待ってよ!」
サイモンは慌ててそのダヴィッドの袖にすがった。
「昨日……昨日、見ただろう? 俺、病気なんだ……大人しくしていないと死んじゃうかもしれないって言われてる。副院長さんは静かに養生してれば治るって言ってくれてるけど、俺、分かるんだ」
声の奥が震えていて、今にも泣き出しそうだ。
「俺、きっともうすぐ死ぬんだ……だから、最期に一度だけでいいから、好きな子の唇に触れてみたい……」
そこまで言い切ったサイモンは、ダヴィッドの袖を掴んだままで、頭を垂れた。
──泣き出した、らしい。
ダヴィッドはもう一度深い溜息を繰り返した。
「だったらなおさら、今すぐ病院へ戻るべきだろう。副院長は嘘を付いていないよ」
「そんなの……っ」
「サイモン」
名前を呼ばれて、サイモンは潤んだ瞳を上げた。
窮鼠猫を噛む、というやつだろうか。今の少年の瞳には、ダヴィッドに対する挑戦が、ありありと浮かんでいた。
「昨日、あんた達が病院に入ってくるとこ、見たんだ……風に飛ばされそうだった麦わら帽子を押さえる女の子が見えた」
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