可愛すぎるキミ

コスモス

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彼氏の誕生日

ゲスかった頃の俺の話 1

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  そう明後日の月曜日大ちゃんの誕生日だ。ちょうど土曜日と日曜日に大ちゃんは出張なので、俺はサプライズで手作りケーキと、時計をプレゼントしようと思っていた。
  俺はまず部屋をかたすことから始めた。お互い最近仕事が忙しく、掃除をサボっていたので、部屋がだいぶ散らかっていた。俺は奥の方から片付けていくと、懐かしいダンボール箱がでてきた。
  「あ・・・。ふふっ、懐かしいな~。初めて大ちゃんとデート行った時の写真だ。あの時の大ちゃん行動が不審すぎて笑っちゃったな。てかそもそも性格が正反対な二人が、よくここまで長く続いたよな。なんだかんだで7年か、ここまでくるのに色々あったなー・・・。」
  そもそも俺と大ちゃんの出会いは俺が高校2年生の初夏頃に、とある男子生徒に襲われそうになった所を助けてもらったのがきっかけだ。その時の大ちゃんは凄くかっこよくて、今でも鮮明に覚えているほどだ。その後これは運命だと何故か思った俺は、大ちゃんにアタックした。大ちゃんは最初嫌がっていたが、だんだん俺の扱いになれたのか、普通に話してくれるようになった。その当時の俺にしては珍しく、相手に興味を持つ時間が長かったので、周りの友達にも優に奇跡が起きてるとよく言われた。そんな俺自身も珍しいなと驚いているくらいだった。俺は珍しくその年のバレンタインのチョコ作りは頑張った。そもそも人のために何かを頑張ろうとか、そういう熱いタイプじゃなかったので、より周りの友達を驚かせた。俺の料理の腕前は絶望的なので自身はなかったが、大ちゃんのために手作りの生チョコを作ってみた。しかし形はいびつで固くなってしまい、ほぼただのチョコの塊状態だった。それでも大ちゃんは笑ってありがとうと言い、俺の頭を優しく撫でてくれた。大ちゃんがお返しでくれたトリュフチョコは、プロ級に美味しかったのでびびった。
  そんなある日俺が1人で教室でボーッとしていると、元セフレが俺ともう一回よりを戻したいと言ってきた。そもそも俺はその女とは体だけの関係だと思っていたので、コイツは何を勘違いしてるんだと思った。俺は嫌だと断ったがその女はあきらめが悪く、ずっと俺の後を付いてくるので、もう一回だけ抱いてやったらもう俺の事を付け回さないという条件で合意した。
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