シールドランド物語 第一部 カタ=リナの少女

A.N.

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第六章

第六章第二節 再会

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翌朝、宿屋の部屋で、リザ男は朝食を前にしても食欲が湧かなかった。彼の心はネコ美の安否にかかっており、表情は深い憂いに満ちていた。
リス蔵は、そんなリザ男を見るのが辛かった。どうにかリザ男を元気づけようとする。彼女は明るい声で言った。「はい、リザ男様! 今日は無理を言って宿屋の主人にはちみつを分けてもらいました! リザ男様も、小さい頃は母君からごほうびにはちみつをつけたパンをもらってませんでした? 惜しくもですけど、武闘会で準優勝した記念です! ささ、どうぞお召し上がりください!」
「うむ、それではありがたくいただこう。‥うむ、確かに母上の味に似ているような、懐かしい味がするぞ」
照れながら嬉しがるリス蔵。
嘘だった。リザ男は母を面影すら覚えてはいない。それでもリス蔵が嬉しそうにする姿を見て、彼は少し心が軽くなったように感じた。リス蔵の無邪気な喜びが、リザ男の心に少しの温もりをもたらした。


宿屋の扉が静かに開いた瞬間、朝の静けさが壊された。入ってきたのはバークレン宮廷賢者アレン(リザ男はワールとしか呼ばない。そして、それを変えることはない)だ。表面上は落ち着き払っているように見えたが、リザ男は彼の言葉の裏に潜む邪悪な意図を即座に見抜いていた。

「カタ=リナの聖女様があなたをお呼びです。私と一緒に来てください、『乱れ突き』よ。」ワールの声が冷静に響いたが、リザ男は嘲りを込めて応じた。

「ふん、聖女様がわざわざ俺をお呼び出しするとは思えんな。お前の口から出る言葉など、信用できるはずがない。」リザ男の言葉は鋭かった。

ワールは一瞬、面持ちを硬くするが、すぐに冷静さを取り戻した。「聖女様はこの度の蘇生術で大きな代償を支払われました。事態は急を要します。馬車を利用すれば、聖女様にもっと時間を割けるでしょう。」

だが、リザ男は冷笑を浮かべて返答した。「不要だ。お前のことだ。カタ=リナの聖女を見出した功績で立場が上がったことを内心でどれほど喜んでいるか想像がつく。だが、忘れるな。」彼の声には断固たる決意が込められていた。「この世に悪が栄えることは、無い。」

リス子(リス蔵)は、リザ男のそばに寄り添い、彼の強さと決断に静かに支えを提供した。リザ男の心中がどれほど荒れているかを彼女は理解しており、その悲痛な心情を共有していた。リザ男がこの困難な時期を乗り越えられるように、彼女は何も言わず、ただそばにいることを選んだ。

ワールは、リザ男からの冷静で断固たる返答を受け、何も言えなかった。彼の計算通りに事が運ばなかったことに、一瞬だけ動揺が表れる。しかし、それ以上に何をすることもできず、宿屋を後にするしかなかった。



リザ男とリス蔵は王宮への道を徒歩で登っていく。リス蔵は周囲を観察しながら、リザ男に報告した。「えっと、一、ニ、三‥、合わせて五人ぐらいかな? 隠れてるのを合わせるともう少し‥」

彼らの後をつけてくる者たちがいる。ワールの手の者であることに疑いの余地はない。彼らは気配を消してリザ男たちの様子を伺っているつもりだろうが、グリフォンズの一員であるリス蔵にとって、そのような試みは無駄な努力に過ぎなかった。

リザ男は深刻な面持ちで言った。「うむ。ここまで分かりやすくワールの配下が動き出すか。これは少し不味いかもしれん。急ぐぞ。」彼の声には、事態の深刻さが反映されていた。二人は一切の遅れを許さず、王宮へと進む。

堂々と守衛を通り抜け、リザ男とリス蔵は正門を開けて王宮の内部へと進んだ。彼らが通されたのは、見通しの良い部屋の一室だった。部屋は静謐で、窓から差し込む柔らかな日差しが、その中で休む一人の女性の姿を優しく照らしていた。

そこにいたのは、蘇生の儀式を終え、ボロボロになったカタ=リナの聖女、ネコ美だった。「‥おひさしぶりです‥。「乱れ突き」様‥」彼女はリザ男とリス蔵が部屋に入ってきたことに気づき、その掠れた声でかろうじて挨拶を交わした。しかし、その身体は疲労で重く、横たわったままでしか話すことができなかった。

「‥ヘマやっちゃいました。‥癒しの力でみんなを救うのが聖女たるわたくしの勤めなのに」ネコ美の言葉は自責の念に満ちていた。彼女が精一杯の力を振り絞って差し出した右手は、彼女自身の無力さと、それでもなお他者を思いやる優しさを示していた。

リザ男は、その小さな右手を自分の大きな左手で優しく取った。そして、ゆっくりとネコ美の体を起こすと、彼女を優しく抱きしめる。その抱擁は、言葉では表せないほどの暖かさと支えを彼女に伝えた。

部屋の中は静かで、ネコ美の苦しむ声だけが響いていた。「リザ男様、リザ男様。身体が辛いです。苦しいです‥。」彼女の声は痛みに満ち、リザ男の心を深く揺さぶった。

リザ男はネコ美の横顔を優しく見つめながら、力強く語りかけた。「ネコ美よ、望み通り俺は来た。お前の体は「乱れ突き」の名において必ず治して見せよう。なぜならば‥」

その時、窓の外から一陣の風が部屋の中へと吹き込んできた。やってきたのは、薄汚れた毛並みの整っていない、薄汚れたあの黒猫だった。だが、その姿は威厳があり、何か特別な使命を帯びているようにも見えた。

リザ男は、その黒猫に向かって言った。「お待ちしていた、黒猫殿」彼の声には、黒猫の訪問が何か重要な意味を持っていることを理解している余裕があった。

リザ男の問いに対し、黒猫は小さく笑った。「ふん、美味しいところを持っていってるじゃないか」と軽口を叩く。だが、その目には何かを秘めた深さがあった。

リザ男は話を進めた。「‥詳しいことは後で。今、俺が黒猫殿、貴殿に尋ねたいのは‥」

黒猫はリザ男の言葉を遮るように口を開いた。「‥セリナを、ネコ美を癒せるかどうか、ということ、だろう?」

「そうだ。」リザ男の返答は短く、しかし重い。

一時、両者ともに言葉を失い、沈黙が部屋に満ちた。やがて黒猫が再び口を開いた。「‥難しいねぇ。彼女は蘇生の術を使う際に、自らの生命力を犠牲にしている。もはや、その力は限界に来ている。」

リザ男は深い眼差しで黒猫を見つめ、静かに言葉を紡いだ。「ネコ美が犠牲にしていたのはそれだけではないのだろう?」彼の声には確信が込められていた。この問いかけに、黒猫の背中の毛が一瞬で逆立った、しかし、それを表情に出すことはなく、静かに応じた。「‥何を言っているのか、分からないねぇ?」

しかしリザ男は動じない。さらに追い詰めるように言葉を続けた。「ネコ美が犠牲にしたものを当ててやろう。彼女が将来孕っていたであろう、新しい「命」だな。それ以外に蘇生術の代償に足りるものは考えられない。」

その瞬間、黒猫の目がいっそう薄くなり、何か重大な秘密を内包しているかのような深い暗闇がその瞳に宿った。リザ男の推測が真実に触れていることを、その反応は物語っていた。部屋には重苦しい空気が流れ、この話題がどれほどデリケートなものであるかが、ひしひしと伝わってくる。

目がさらに薄くなった黒猫を前にして、リザ男は強い調子で畳み掛けた。「俺は、蘇生の術の話を聞いた時、最初それは、ネコ美が持つ卓越した治癒の技がなせる技だと思っていた。しかし、よくよく考えるうちにそうではないと確信した!」彼の声は力強く、その言葉には重みがあった。

「死者蘇生は誰かの命と引き換えに成す邪悪の技法!」リザ男は断言した。この言葉には、彼の深い憤りが込められていた。

黒猫はそれに対して反論した。「されどそれで助かる命があることも事実!」彼女の声には、状況の複雑さを理解している冷静さがあった。

しかし、リザ男は叫ぶ。「それは「正義」ではない!俺はネコ美のためにも、人民のためにも、これを打ち砕く。」彼の正義の宣言は、万人を苦しめる「悪」を払う、不屈の闘志を示していた。

リザ男は続ける「そして絶望に暮れる愚か者たちを前に叫んでやるのだ。「甘えるな!」とな!」リザ男のこの言葉には、未来に向けた強い決意が込められていた。彼はただの治癒や蘇生を超えた、より深い「正義」と「責任」を追求していたのだ。



そして、その時だった。

リザ男の喝破する声が部屋に響き渡った瞬間、まるで合図を待っていたかのように、ワール配下の衛兵たちがネコ美の部屋に傾れ込んできた。彼らの手には長槍が握られており、その鋭い刃先はリス蔵、グレイス、ネコ美、そしてリザ男を狙う!

しかし、リザ男は冷静さを失うことなく、その名を呼んだ。

「イヌイヌ!」

彼の声が響くや否や、突然極彩色の力場がリザ男たちと衛兵たちの間に展開された。その力場は、どういう理屈なのかは誰にも分からないが、衛兵たちが突き出した長槍を完全に止めてしまった。衛兵たちがいかに力を加えても、長槍はまるで力場に貼り付いたようにぴくりとも動かない。

前触れなく後ろから静かに現れた黒い人影は、すぐさま行動に移った。彼が衛兵たちの首筋に軽く手を当てると、衛兵たちは一人また一人と、意識を失ってバタバタと床に倒れていく。

その後、状況を軽快に打ち砕く声が響く。「Hey, 「若」、オイシイトコロをアリガトじゃん、Yeah!」その声の主が倒れた衛兵たちの間をすり抜けるようにして現れると、そこに立っていたのは、明灰色のチュニックに身を包み、サングラスをかけた狼男だった。彼の斜めに構えた様相は、一見すると軽妙であるように見えるが、細身で華奢な体つきの割に、胸板は厚く、腕と足の発達具合は異常なほどに強靭だった。

そう、彼こそがグリフォンズメンバー、コールサイン「イヌイヌ」ことターロック・シェイドファングだった。

グレイス、長年を生きた黒猫でさえ、目の前の光景には驚嘆していた。「ここでグリフォンズのお出ましとは。ダメ押しってやつかい?」彼女が目撃するのは、これが初めてだった。敵との会戦を予測し、それに勝利しうる装備を身につけ、短期間のうちに無力化する。彼女は、まさに「新しき伝説」の幕開けに立ち会おうとしていることを、未だに理解していなかった。

リザ男はターロックに向かい、状況を確認する。「イヌイヌ、今回は何人だ」

ターロックは自信に満ちた声で答えた。「飛んでる「蝶々」、正門固める「石頭」。「若」の作戦全てサポート、「ワール」のヤツはGo to Hell! Yeah!」

リザ男は微笑み、次にリス蔵の方を向いた。「うむ。リス蔵!」リス蔵はすぐさま反応し、ペンダント型の思考結晶を取り出してリザ男の首にかけた。その結晶は、彼らの結束と戦いの準備が整っていることを象徴していた。

『「若」おひさしゅうございます。』最初に響いてきた声の主は、コールサイン「石頭」ことバルド・アイアンハートだった。彼の声は堅実で、頼もしさを感じさせるものだった。

『状況は「妖精」から逐一連絡を受けています。そちらに敵の増援が九。約180秒で会敵。』バルドの報告は簡潔かつ具体的で、リザ男たちに即座に状況を理解させた。

リザ男は頷きながら言った。「うむ。それならば礼を述べる時間はあるな。まず、配備依頼後わずかな期間でここに集ってくれたことに感謝する。特に、「妖精」。君の地道な諜報活動が今回の行動全ての基盤になっていることに特に感謝したい」

応答したのはコールサイン「妖精」ことエレナ・スカイダンサーだった。『ふぇっ?! あ、ありがとうございます「若」様!』彼女の声は驚きと喜びが混じったもので、その感謝の言葉を素直に受け取っていた。

リザ男はその後、グリフォンズメンバー全員に向けて宣言した。「さて、諸兄らもいい加減腹に据えかねてきているのではないか? 終わりにするぞ。最終フェイズ「王座の間突入作戦」を敢行する。目的はワールの排除。各自、総力を上げ任務成功に向けて奮起されたし!」

『了解!』力強い返答が一斉に思考結晶のネットワークにこだました。それぞれのメンバーが、リザ男のもとに集結し、共に困難に立ち向かう決意を示した瞬間だった。



短い打ち合わせを終え、リザ男はゆっくりと黒猫、つまりグレイスに振り返った。「最後に黒猫殿、ワールの手の者からネコ美の保護を頼めるだろうか?」彼の声には、グレイスへの信頼が込められていた。

グレイスは少し困ったように笑って答えた。「ここにいるのはもうアタシしか残ってないじゃないか。やるよ。あんたも強引だねぇ」彼女の応答には、リザ男への親しみが含まれていた。

「強引でなければ変わらないこともある。」リザ男は淡々と言い返し、彼の決意は固い。

その時、リス蔵が状況を報告した。「「若」様、「イヌイヌ」、ポイントA到達まであと僅か。作戦開始まで後20秒」

「お待ち、こいつを持ってきな」と言いながら、グレイスが短刀を投げてリザ男に寄こした。リザ男はそれを手に取ると、見覚えがあった。「聖剣か!」彼の声には驚きと喜びが混ざっていた。

グレイスは微笑みを浮かべながら言った。「聖剣グリムブレイカー‥アタシが持ってるよりもよっぽど役に立つだろうしねぇ。アレンのヤツをこいつでぶちのめして‥」彼女の言葉は途中で遮られる。

リザ男は聖剣グリムブレイカーを受け取るやいなや、引き抜いて横なぎに払ったのだ。部屋中がまばゆい閃光に包まれる。その輝きは強烈で、目を見開くほどだった。次の瞬間、ネコ美の首飾りに嵌められていた黒い宝玉は粉々に砕け散っていた。

その光景に、リス蔵とグレイスは言葉を失い、ただ目を白黒させる。

リザ男が叫ぶ。「リス蔵、カウント!」

リス蔵は、リザ男がいきなり起こしたあまりの出来事に慌てふためき、まともな返答ができない。「‥って、よくわかりません!」
「全く!もう行くぞ、バックアップ!」
「は、はいっ!」リス蔵は素早く応じ、二人は駆け出した。

二人を見送りながら、グレイスはぼんやりとつぶやいた。「‥切っちまいやがった。剛毅だねぇ。はは、あいつを思い出すよ。」彼女の声には、かつての戦友を思い出す懐かしさと、現在のリザ男たちへの期待が混じっていた。彼女は次の時代の新しい章が始まるのを、淡々と見守っている。
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