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第1章:剣と風、二人の旅路
04.自我を持つ刃、覚醒の兆し
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数分前、エルフィーナの風魔法によって吹き飛ばされた俺は、偶然にも藁の束に着地した。フカフカとした感触、生きている実感がヒシヒシと伝わってくる。
「タクミ!ごめん……ちょっと吹っ飛ばしすぎた」
「あーいや全然、こうやって生きてるし気にしないで」
エルフィーナが駆け寄ってきて、俺の手を取り起き上がらせる。背中についた藁を洗濯物のように叩いて綺麗にした。
「なぁエルフィーナ」
「どこか痛む?」
「いや───」
こうして異世界転生してしまったんだ。筋書き通りに行くとしたら魔王を倒さない限り元の世界には戻れない。
だが独りでは到底魔王を倒せるわけない。つまり仲間を、強くて気の合う仲間を見つける必要がある。
「俺のコンビになってくれないか?」
「コンビ……に?はぁ!なんで私が!」
大声を出すエルフィーナの口元を押さえつけ、口が動かなくなったことを確認した。今だ、今しかチャンスは無い。この機会を逃したら次いつどこで仲間が見つかるかわからないんだ。
「俺は魔王を倒す勇者になる。だから、俺の仲間になってくれ!」
ついに言ってしまった。女性に面と向かって話すのは何年ぶりだろうか、多分受付のおばさんと雑談したのが最後だろう。
一拍間が空いた気がした。時が止まったような感覚、そして風が吹く音もやけに遠くなった気がする。
「えっ……あれ?」
俺はエルフィーナの耳がピクリと動いたのを見逃さなかった。彼女は目を逸らし、さっきと変わらないツンデレを見せた。
彼女は咄嗟に立ち上がると俺に背を向けた。夕日を目前にし、目尻に光るものが滲んでいた。
───泣いている。
「私なんか……私なんて人に冷たいし、自分に素直になれないのに……アンタ見る目無いでしょ!」
涙を堪えた声で反論した。拗らせたツンデレ、もしかしたら周りから煙たがれてたかもしれない。しかしこうして自分のことを受け入れ、仲間にスカウトしてくれた人がいる。
「見る目?見る目が無かったらこうして選んでないさ」
「アンタッ……あなた本当に……どうかしてる」
エルフィーナの肩が震え、やがて両手で顔を覆い隠す。
涙と鼻をすする音が小さく聞こえる。仲間になれ、と言われたことがどれほど嬉しかったかは俺にはわからない。
女性の扱いには慣れていないこともあり、泣き出した時にどうすればいいかなどは俺にはわからない。だがわからないなりに最前は尽くしたい。
「まだ泣くのは早いさ、冒険はこれから始まったばかりだ」
「うるさい!泣いてなんかいないから!目にゴミが入っただけ……だから」
俺は彼女の肩にそっと藁の束を置いた。このまま泣かれると涙が滲んで玉の肌に跡を残しかねない。俺なりの配慮ってやつだ。
「おお勇者様、こんなところにいらっしゃいましたか!」
「ど、どうしました」
村長は焦りながら喋る。何か緊急の要件があるということは、誰から見ても明らかだろう。こうして仲間になったタイミングで起きることといったら絆を試すための戦闘だ。
「魔物が!魔物が現れました!」
話を聞いた途端エルフィーナが走り出した。すごい速度で駆け抜けたかと思うと、橋を渡った時のように空気を踏んでジャンプした。
さっきまでは見えなかったが、改めて目を凝らしてみると平らな魔法陣を一瞬だけ展開しては、足場にして飛んでいた。
「エルフィーナ待って!」
俺の叫びに反応したのか、エルフィーナが立ち止まってこっちを見た。そして俺の間合いに入ると手を引っ張って走り出す。
*
村は四方を流れの急な川に囲まれ、出口はさっき直したあの橋一つしかない。つまりはあの橋以外に出入口の存在しない天然の要塞というわけだ。どちらかというと魔王軍の領域に近いということもあり、魔物も始まりの村にしては手強い。
もっとも、俺みたいな初心者で中年のオッサンにとってはスライムみたいないわゆるザコ敵すらも強敵になってしまうわけだが。
村を襲おうとした魔物はよくいるモンスターだった。ゴブリンみたいに緑色の肌をしていて、単眼だったり三ツ目だったりと、個性豊かだ。モンスターも多様性の時代なんだろうな。
武器は大半が棍棒、生ハムの原木みたいなものに棘が無数に突き刺さっている。恐らくだがあれで殴られたら即死だろう。
「あれは?」
「あれは定期的に村の食料を強奪しに来る〈オークゴブリン〉って言うの。その度に私が追い返してはいるけど……今回は珍しく大軍を引き連れて来たわね」
数が多い。
一匹程度だったら素手の俺でも簡単に倒せるだろう。大きさは小学生低学年くらいで小柄、特別な装備をしているわけでもない。しかし……
「百匹くらいはいるか?」
「突破されたら女子供は連れていかれて、残された人も酷い目に遭うわ」
塵も積もれば山となる。諺の通りだ、ここまで多いと数の暴力で簡単に倒されてしまうだろう。勇者──と言ってもただの中年オッサン──とツンデレのエルフ、果たしてこの二人だけで勝てるのか?
「離れてて、適当に一掃する」
おお、これは頼りになる。三百年も生きた魔法使いだ、きっと俺には想像出来ない次元の違う戦闘を見せてくれるのだろう。或いは高次元の魔法か。
「我が血液に眠る魔力よ、深淵より目覚めし根源の力、圧縮せよ!崩壊せよ!」
エルフィーナを中心として風が吸い込まれていく。風に巻き上げられた落ち葉が強い力で切断された。
大気がビリビリと震えているようだ。魔法について全く知らない俺でも、これは大技が来ると直感でわかる。
構えていた右手が光った。
『〈シルフレイド〉!』
圧縮された風が手の先から放たれ、クラスター爆弾のように広範囲に拡散していった。
「おお……」
拡散された風の玉は物体に触れた瞬間破裂し、致命的な打撃を与えたようだ。その威力は見ているこっちが身震いするほどで、掠めた木は幹から抉れていた。
「すごいな、こんなに強いならエルフィーナ一人で解決出来るぞ」
直後、後ろで膝を突く音が聞こえた。振り向くとエルフィーナが息を切らしながら跪いている。
「ど、どうした?」
「ごめんなさい……もう戦えそうにないわ」
「ええっ!」
ちょっと待ってくれよ、まだ戦い始めて三分も経っていないのにもうダウン?それは冗談がすぎるぞ!
まだ敵は半分近く残っている。しかももっとまずいのは仲間を呼んでいることだ。大量の魔物を呼び寄せられれば、俺たち二人はここで全滅するに違いない。
「私の魔法、〈シルフレイド〉は大量の魔力を消費する代わりに広範囲の敵を攻撃出来る上級魔法……今の私だと一回撃つのが限界……ってところね」
「なんでそんな大技を序盤に?」
「み、みんな言うじゃない!必殺技は最初に出すべきだって!」
なんか妙に聞き覚えのあるセリフだな。
まぁいい。残り五十匹近くのオークゴブリン、これを倒せば無事勝利ってわけか。
「現場で鍛えた力、見せてやるよ」
敵の前に立った瞬間、剣が光った気がした。そして体の奥底から力が湧き上がってくるような感覚もある。
主人公が危機的状況に陥った時、剣が力を発揮してくれる。よくある王道の展開だが、胸が踊るな……
もしかしたら本来の力みたいなのを発揮してくれるかもな!
「うおりゃああああ!」
中段で剣を構えながら走り出した。頭では無謀な突撃だと分かっていたが、アドレナリンが大量に出ていたためか止まらなかった。むしろ俺なら全部倒せるという確固たる自信がどこかにあった。
まずは一匹、軽く振るだけで首が飛んだ。
二匹目、棍棒ごと両断した。返り血が潤滑剤になったのか、滑るように敵を斬れる。
「う、うおおおっ!」
矢の雨が俺目掛けて飛んできた。気づいた時には体が勝手に動き、迎撃のポーズを取っていた。無意識の内に剣を一振りすると、飛んできた矢が半分に折れた。
居合切りの達人にでもなったようだ。俺の体はどうやらこの剣の指示通りに動いているらしい、聖剣ラグナリアと呼ばれるくらいなんだ。きっといくつもの死線をくぐり抜けたベテランの剣なんだろう。
「回転も入れてやらぁ!」
飛び出た地形を踏み込み、空中で回転をかけながら剣を振り回した。正直自分でも何がどうなってるかわからない。
───だけど、
「最高の気分だぜ!まるで二十代に若返ったみたいだ!」
この瞬間だけ若い頃の肉体が戻ってきたようだった。
「タクミ!ごめん……ちょっと吹っ飛ばしすぎた」
「あーいや全然、こうやって生きてるし気にしないで」
エルフィーナが駆け寄ってきて、俺の手を取り起き上がらせる。背中についた藁を洗濯物のように叩いて綺麗にした。
「なぁエルフィーナ」
「どこか痛む?」
「いや───」
こうして異世界転生してしまったんだ。筋書き通りに行くとしたら魔王を倒さない限り元の世界には戻れない。
だが独りでは到底魔王を倒せるわけない。つまり仲間を、強くて気の合う仲間を見つける必要がある。
「俺のコンビになってくれないか?」
「コンビ……に?はぁ!なんで私が!」
大声を出すエルフィーナの口元を押さえつけ、口が動かなくなったことを確認した。今だ、今しかチャンスは無い。この機会を逃したら次いつどこで仲間が見つかるかわからないんだ。
「俺は魔王を倒す勇者になる。だから、俺の仲間になってくれ!」
ついに言ってしまった。女性に面と向かって話すのは何年ぶりだろうか、多分受付のおばさんと雑談したのが最後だろう。
一拍間が空いた気がした。時が止まったような感覚、そして風が吹く音もやけに遠くなった気がする。
「えっ……あれ?」
俺はエルフィーナの耳がピクリと動いたのを見逃さなかった。彼女は目を逸らし、さっきと変わらないツンデレを見せた。
彼女は咄嗟に立ち上がると俺に背を向けた。夕日を目前にし、目尻に光るものが滲んでいた。
───泣いている。
「私なんか……私なんて人に冷たいし、自分に素直になれないのに……アンタ見る目無いでしょ!」
涙を堪えた声で反論した。拗らせたツンデレ、もしかしたら周りから煙たがれてたかもしれない。しかしこうして自分のことを受け入れ、仲間にスカウトしてくれた人がいる。
「見る目?見る目が無かったらこうして選んでないさ」
「アンタッ……あなた本当に……どうかしてる」
エルフィーナの肩が震え、やがて両手で顔を覆い隠す。
涙と鼻をすする音が小さく聞こえる。仲間になれ、と言われたことがどれほど嬉しかったかは俺にはわからない。
女性の扱いには慣れていないこともあり、泣き出した時にどうすればいいかなどは俺にはわからない。だがわからないなりに最前は尽くしたい。
「まだ泣くのは早いさ、冒険はこれから始まったばかりだ」
「うるさい!泣いてなんかいないから!目にゴミが入っただけ……だから」
俺は彼女の肩にそっと藁の束を置いた。このまま泣かれると涙が滲んで玉の肌に跡を残しかねない。俺なりの配慮ってやつだ。
「おお勇者様、こんなところにいらっしゃいましたか!」
「ど、どうしました」
村長は焦りながら喋る。何か緊急の要件があるということは、誰から見ても明らかだろう。こうして仲間になったタイミングで起きることといったら絆を試すための戦闘だ。
「魔物が!魔物が現れました!」
話を聞いた途端エルフィーナが走り出した。すごい速度で駆け抜けたかと思うと、橋を渡った時のように空気を踏んでジャンプした。
さっきまでは見えなかったが、改めて目を凝らしてみると平らな魔法陣を一瞬だけ展開しては、足場にして飛んでいた。
「エルフィーナ待って!」
俺の叫びに反応したのか、エルフィーナが立ち止まってこっちを見た。そして俺の間合いに入ると手を引っ張って走り出す。
*
村は四方を流れの急な川に囲まれ、出口はさっき直したあの橋一つしかない。つまりはあの橋以外に出入口の存在しない天然の要塞というわけだ。どちらかというと魔王軍の領域に近いということもあり、魔物も始まりの村にしては手強い。
もっとも、俺みたいな初心者で中年のオッサンにとってはスライムみたいないわゆるザコ敵すらも強敵になってしまうわけだが。
村を襲おうとした魔物はよくいるモンスターだった。ゴブリンみたいに緑色の肌をしていて、単眼だったり三ツ目だったりと、個性豊かだ。モンスターも多様性の時代なんだろうな。
武器は大半が棍棒、生ハムの原木みたいなものに棘が無数に突き刺さっている。恐らくだがあれで殴られたら即死だろう。
「あれは?」
「あれは定期的に村の食料を強奪しに来る〈オークゴブリン〉って言うの。その度に私が追い返してはいるけど……今回は珍しく大軍を引き連れて来たわね」
数が多い。
一匹程度だったら素手の俺でも簡単に倒せるだろう。大きさは小学生低学年くらいで小柄、特別な装備をしているわけでもない。しかし……
「百匹くらいはいるか?」
「突破されたら女子供は連れていかれて、残された人も酷い目に遭うわ」
塵も積もれば山となる。諺の通りだ、ここまで多いと数の暴力で簡単に倒されてしまうだろう。勇者──と言ってもただの中年オッサン──とツンデレのエルフ、果たしてこの二人だけで勝てるのか?
「離れてて、適当に一掃する」
おお、これは頼りになる。三百年も生きた魔法使いだ、きっと俺には想像出来ない次元の違う戦闘を見せてくれるのだろう。或いは高次元の魔法か。
「我が血液に眠る魔力よ、深淵より目覚めし根源の力、圧縮せよ!崩壊せよ!」
エルフィーナを中心として風が吸い込まれていく。風に巻き上げられた落ち葉が強い力で切断された。
大気がビリビリと震えているようだ。魔法について全く知らない俺でも、これは大技が来ると直感でわかる。
構えていた右手が光った。
『〈シルフレイド〉!』
圧縮された風が手の先から放たれ、クラスター爆弾のように広範囲に拡散していった。
「おお……」
拡散された風の玉は物体に触れた瞬間破裂し、致命的な打撃を与えたようだ。その威力は見ているこっちが身震いするほどで、掠めた木は幹から抉れていた。
「すごいな、こんなに強いならエルフィーナ一人で解決出来るぞ」
直後、後ろで膝を突く音が聞こえた。振り向くとエルフィーナが息を切らしながら跪いている。
「ど、どうした?」
「ごめんなさい……もう戦えそうにないわ」
「ええっ!」
ちょっと待ってくれよ、まだ戦い始めて三分も経っていないのにもうダウン?それは冗談がすぎるぞ!
まだ敵は半分近く残っている。しかももっとまずいのは仲間を呼んでいることだ。大量の魔物を呼び寄せられれば、俺たち二人はここで全滅するに違いない。
「私の魔法、〈シルフレイド〉は大量の魔力を消費する代わりに広範囲の敵を攻撃出来る上級魔法……今の私だと一回撃つのが限界……ってところね」
「なんでそんな大技を序盤に?」
「み、みんな言うじゃない!必殺技は最初に出すべきだって!」
なんか妙に聞き覚えのあるセリフだな。
まぁいい。残り五十匹近くのオークゴブリン、これを倒せば無事勝利ってわけか。
「現場で鍛えた力、見せてやるよ」
敵の前に立った瞬間、剣が光った気がした。そして体の奥底から力が湧き上がってくるような感覚もある。
主人公が危機的状況に陥った時、剣が力を発揮してくれる。よくある王道の展開だが、胸が踊るな……
もしかしたら本来の力みたいなのを発揮してくれるかもな!
「うおりゃああああ!」
中段で剣を構えながら走り出した。頭では無謀な突撃だと分かっていたが、アドレナリンが大量に出ていたためか止まらなかった。むしろ俺なら全部倒せるという確固たる自信がどこかにあった。
まずは一匹、軽く振るだけで首が飛んだ。
二匹目、棍棒ごと両断した。返り血が潤滑剤になったのか、滑るように敵を斬れる。
「う、うおおおっ!」
矢の雨が俺目掛けて飛んできた。気づいた時には体が勝手に動き、迎撃のポーズを取っていた。無意識の内に剣を一振りすると、飛んできた矢が半分に折れた。
居合切りの達人にでもなったようだ。俺の体はどうやらこの剣の指示通りに動いているらしい、聖剣ラグナリアと呼ばれるくらいなんだ。きっといくつもの死線をくぐり抜けたベテランの剣なんだろう。
「回転も入れてやらぁ!」
飛び出た地形を踏み込み、空中で回転をかけながら剣を振り回した。正直自分でも何がどうなってるかわからない。
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