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23 誘われて
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僕の家に泊まってから何日経っただろう…
あれからアレンとは職場で会うけれど特にこれと言った出来事は何も無かった。
アレンはよく女子校生などにSNSのIDを渡されたり写真をせがまれたりしてる。
そういえばイケメンの類なんだっけアレンって。
女の子たちにニコッと笑顔を向けてお話するが最近僕には仕事の事以外で話しかけて来なくなった気がする。
やっぱりアレンはモテるし最近冷たい気がしてなんだかモヤモヤする…
3日程経った頃だろうか、アレンからようやく仕事の内容以外で話しかけられた。
僕は内心ちょっと嬉しいとも思ったかもしれない。
「俺もジェレミーも明日は休みだったよね、予定なければドライブするけど?」
「アレン…!!僕も行くっ!」
目をキラキラさせて言う。
その時は対照的にアレンは悪い笑みを一瞬浮かべたが僕は気づけなかった。
「じゃあ、~時に駅で待ち合わせね。お出かけ先はどこがいい?」
「アレンは?」
「次にまたお出かけする時は俺のリクエストにしよ」
「いいの?じゃあ…水族館がいいな」
そうして2人は明日ねと解散するのだった。
ー翌日ー
「アレン…!」
「ジェレミー助手席乗って?」
助手席に乗り込みニコニコしながらグミの袋を空ける。
少しずつグミを齧りながら目的地へ向かうのだった。
着いてからはお互いそれなりに楽しんでいた。
キャッキャと騒ぐ僕と一緒にいるのがアレンは嬉しいと言ってたっけ。
僕が見たい展示、僕の疲れ具合など常に気にして動いてくれていたし一緒に展示を見て喜んでくれた。
アレンって本当は悪い人じゃないのかも…?
気づけば閉館近くまで僕達は時間を忘れて回っていた。
水族館を出てちょうど近くが海なので浜辺に座って休む。
ここまで何も無いとちょっと違和感がある…
「アレン今日はありがとう…その…今日は優しいんだね」
「正直誘っても警戒されてついて来ないとも思ってた」
「ふぅん…」
僕を見ずにどこか遠くを見ながら話すアレン。
しばらくして、帰ろうという事になったので僕とアレンは車に乗り込む。
帰り道、僕は素朴な疑問をぶつける。
「アレンは…こんなにモテるのになんで僕といっしょにいるの…?」
「………。逆にどうしてジェレミーは無理矢理ひどい事した俺についてきたの?」
「それは……。僕の写真、逃げたらアレンはバラ撒くでしょ…」
「本当にそんな理由?」
「………。」
僕はすぐに答えられなかった。
気づけばアレンの家に停車する。
「ジェレミー、俺の家に来て」
「それって…」
ついて行けばアレンに身体を許すような意味にならないだろうか。
先程までは楽しくて何も考えていなかったがここに来て少し怖くなる。
「ジェレミー大丈夫、怖くないから来て」
「……ほんと?」
「うん。一緒に映画見よ」
今日の様子見てる限り大丈夫そうだよね…
僕はアレンの家について行く事にした。
「えと…おじゃまします」
「入って入って。飲み物もってくるから俺の部屋で座って待ってて!」
素直に僕は従った。
ドタドタとアレンがキッチンへ行き戻ってくる。
「ココアとクッキーね」
「アレン、ありがとう!」
僕が割と好きなチョイスだったので遠慮なく頂く。
でもちょっと変な味がした…
ココアに何か混ぜられてるのだろうか。
「ジェレミー美味しい…?」
「うん、美味しいありがとアレン」
満面の笑みを浮かべるアレン。
すごく楽しそう…でもなんだか違和感を覚える。
アレンがテレビをつけサメ映画でも見る。
今日1日ずっとアレンは僕に優しかったし、ココアは変な味がするしちょっと怪しい…
でも危なくなったら逃げたらいいか、なんて楽観的に考えていた。
あれからアレンとは職場で会うけれど特にこれと言った出来事は何も無かった。
アレンはよく女子校生などにSNSのIDを渡されたり写真をせがまれたりしてる。
そういえばイケメンの類なんだっけアレンって。
女の子たちにニコッと笑顔を向けてお話するが最近僕には仕事の事以外で話しかけて来なくなった気がする。
やっぱりアレンはモテるし最近冷たい気がしてなんだかモヤモヤする…
3日程経った頃だろうか、アレンからようやく仕事の内容以外で話しかけられた。
僕は内心ちょっと嬉しいとも思ったかもしれない。
「俺もジェレミーも明日は休みだったよね、予定なければドライブするけど?」
「アレン…!!僕も行くっ!」
目をキラキラさせて言う。
その時は対照的にアレンは悪い笑みを一瞬浮かべたが僕は気づけなかった。
「じゃあ、~時に駅で待ち合わせね。お出かけ先はどこがいい?」
「アレンは?」
「次にまたお出かけする時は俺のリクエストにしよ」
「いいの?じゃあ…水族館がいいな」
そうして2人は明日ねと解散するのだった。
ー翌日ー
「アレン…!」
「ジェレミー助手席乗って?」
助手席に乗り込みニコニコしながらグミの袋を空ける。
少しずつグミを齧りながら目的地へ向かうのだった。
着いてからはお互いそれなりに楽しんでいた。
キャッキャと騒ぐ僕と一緒にいるのがアレンは嬉しいと言ってたっけ。
僕が見たい展示、僕の疲れ具合など常に気にして動いてくれていたし一緒に展示を見て喜んでくれた。
アレンって本当は悪い人じゃないのかも…?
気づけば閉館近くまで僕達は時間を忘れて回っていた。
水族館を出てちょうど近くが海なので浜辺に座って休む。
ここまで何も無いとちょっと違和感がある…
「アレン今日はありがとう…その…今日は優しいんだね」
「正直誘っても警戒されてついて来ないとも思ってた」
「ふぅん…」
僕を見ずにどこか遠くを見ながら話すアレン。
しばらくして、帰ろうという事になったので僕とアレンは車に乗り込む。
帰り道、僕は素朴な疑問をぶつける。
「アレンは…こんなにモテるのになんで僕といっしょにいるの…?」
「………。逆にどうしてジェレミーは無理矢理ひどい事した俺についてきたの?」
「それは……。僕の写真、逃げたらアレンはバラ撒くでしょ…」
「本当にそんな理由?」
「………。」
僕はすぐに答えられなかった。
気づけばアレンの家に停車する。
「ジェレミー、俺の家に来て」
「それって…」
ついて行けばアレンに身体を許すような意味にならないだろうか。
先程までは楽しくて何も考えていなかったがここに来て少し怖くなる。
「ジェレミー大丈夫、怖くないから来て」
「……ほんと?」
「うん。一緒に映画見よ」
今日の様子見てる限り大丈夫そうだよね…
僕はアレンの家について行く事にした。
「えと…おじゃまします」
「入って入って。飲み物もってくるから俺の部屋で座って待ってて!」
素直に僕は従った。
ドタドタとアレンがキッチンへ行き戻ってくる。
「ココアとクッキーね」
「アレン、ありがとう!」
僕が割と好きなチョイスだったので遠慮なく頂く。
でもちょっと変な味がした…
ココアに何か混ぜられてるのだろうか。
「ジェレミー美味しい…?」
「うん、美味しいありがとアレン」
満面の笑みを浮かべるアレン。
すごく楽しそう…でもなんだか違和感を覚える。
アレンがテレビをつけサメ映画でも見る。
今日1日ずっとアレンは僕に優しかったし、ココアは変な味がするしちょっと怪しい…
でも危なくなったら逃げたらいいか、なんて楽観的に考えていた。
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