僕、先輩の愛奴隷になる事を強要されてます

24 ココアよりも甘くて

暫く2人でサメ映画に没頭する。
そうして不意に僕の名前をアレンが呼んだ。

「ジェレミー？」

「っ……！！」
名前を呼ばれただけでビクッとしてしまう。

どうして…アレンの声を聞くだけドキドキしてくる。

「ジェレミー、大丈夫…？」
僕の頬に触れて心配そうに近づいてくる。
アレンの鋭い目にやられて僕は顔を直視できなかった。

自然と頬が赤くなってしまう。
なんだか身体が熱くておかしい…いつもと違う……

「アレン…やだ、僕に近づかないで……」
これ以上アレンと一緒に居るとダメ、僕が流されてしまいそうで…

「どうしてそんな事言うの、何もしてないのに…」
アレンはそう言って僕をソファーで押し倒す。

「あ…あれん…」
頬は紅潮し心臓はアレンに鼓動が伝わるくらいドキドキしてる。

だんだん僕の呼吸が早くなっていく。

「ジェレミーキスさせて？」

「もう………」
むすっとした顔を見せながらそっとアレンの首に手を回す。
珍しく甘えたような行動をとる僕にアレンはかなり驚いていた。

「ジェレミー…してくれるの？」

「いつも嫌って言っても辞めてくれないでしょ……僕はあれんの奴隷…なんでしょ…？」

「そんな上目遣いで誘われたら後で泣き叫んだって辞めてあげないよ…いいの？」

「んふふ…やだぁ……」
甘えるように僕はアレンを両手でぎゅっとした。

身体が熱く火照って思考力が完全に鈍ってる…
というかいつもの僕じゃない…

でも…今日ならアレンはちょっとだけ優しくしてくれる気がする…
いつもアレンに乱暴されてるし今更たった1回僕がキスをねだっても怒らない…よね？

「ね…アレン……ちゅ、しよ…？」

自分からせがむ僕にアレンは少し驚いていた。
「こんなに効くとは…すごい…」

「効くって…？」

「騙してごめんね。あのココア大量に媚薬入れてみたんだ」

媚薬…？？
これって僕今すごくマズい状況なんじゃないか…？

焦りと逃げなきゃという気持ちはあるのに目の前のアレンを見ているとドキドキしてしまう。

脳内も身体も火照って蕩けそう。
いっそ殺して…

身体は更に火照りアレンをぎゅっとしたまま互いに求めるようにキスをした。

ちゅっ…くちゅっ…
んぅ…あれんっ……んちゅっ…

キスをしながら頬を赤く染めアレンの方を見る。
いつもは乱暴に犯すような舌使いも今日は優しく味わいまとわりつくように僕の口内を撫で上げる。

お互いに求めるように舌と唾液が絡む。

僕はキスだけで果ててしまいそうだった。

「ジェレミー…キスだけで気持ちよくなっちゃった？」

「やっ…言わないでっ…」

「こっちも弄ってあげるから今日で俺に堕ちて…」

そう言って僕の両乳首を同時にクリクリと弄りながらまたキスをされる。

んゃぁっ…！！んっ…んぅっ…
あれ…ん…！それはだめぇっ…んぁっ！！

弱い所を的確に弄られながらのキス。

ただ舌同士が絡むだけでもイッてしまいそうだったのにこんなに気持ちいいの耐えられない…

僕が腰をビクビクさせながら甘い声を漏らす。
それを塞ぐようにアレンは僕の喉奥まで犯す勢いで僕の口内に舌をねじ込んできた。

すぐ逃げないと狂ってしまいそうなのに…
僕は我慢できずにアレンの舌を自分から求めるように舌を絡めてしまう。

「素直に気持ちよくなれて偉いね…いい子いい子」
片方で僕の乳首を弄ったままもう片手で頭を撫で甘い声で囁くアレン。

「ずっと俺の奴隷だよ…いくら泣いても嫌がっても逃がしてあげないから俺の事好きになった方が楽だよ…」
今度は今でも噛みつきそうな程ギラギラした目で低く唸るように脅す。

でも僕はそんな風に脅されても今日はアレンと一緒に居たくて、ドロドロに溶かされたくて身体が疼いていた。

「うん……あれんの事、すき…」

「っ…！！俺もだよジェレミー！」

アレンは僕を更に深くまで味わうように舌を絡めてきたのだった。