僕、先輩の愛奴隷になる事を強要されてます

もあ子ちゃん

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71 とっても幸せ

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帰ったらアレンとデートすると思うとなんだか今日1日楽しかった。

でもアレンに行ってきますをする時に沢山キスをしたので僕はその感覚が忘れられずただ悶々としていた。

帰り際にエイプリル先輩に楽しそうね、アレンとどこか行くの?って言われてちょっぴり恥ずかしかったっけ…

みんなにお疲れ様を言って職場を後にする。
アレンの車はちゃんと待っていた。

「わ…本当に迎えに来てくれたの?」

「だって夜景見に行くんでしょ?」

僕はにこにこしながら頷いて車に乗り込んだ。

「ねえねえ、夜景ともうひとつ行きたい場所があるんだけど…その、せっかくのデートだしちょっとだけお洒落なお店に行ってみたいの!」

「あー、それじゃあジェレミーもしよかったらロイドの働いてる店いく?」

「え!ロイくんお洒落なお店で働いてたの?」

「俺とジェレミーのその後がめちゃくちゃ気になってるみたいで毎日しつこく連絡がくるから自慢しに行こうかと」

「なんか…ちょっと恥ずかしいけどアレンがそうしたいなら…」

「じゃあ行こうか!後悔させない位にはお洒落で良い場所だと思うよ」

そうしてアレンの走らせる車は近くの駐車場に止まり僕達は歩いてそのお洒落なお店に向かった。

「ここだよ、ロイドが居なければ完璧なデートコース」

「こういう…イタリアンバルっていうの…?初めてだからすごく緊張してきた!」

なんていうか…デートっぽい。
すごくワクワクしてきた。

アレンの後ろについてお店に入る。
元気ないらっしゃいませの声を浴びて僕達は案内された席に着いた。

「ねぇねぇアレン、お酒飲むの?車だから飲まない?」

「この辺のホテル泊まるなら全然いいけど」

「えぇ…でもこの辺ラブホテルしか無いよ…?」

「ふふっ、飲もっか」
アレンがニコニコしながら僕の目を見てそう言ったので一瞬ドキッとしてしまう。

アレンが言わんとしている事になんとなく気づいてしまった僕は急に恥ずかしくなり視線を下に向ける。
そのまま静かにコクコクと頷き2人で注文を済ませた。

楽しい雑談をしながら注文したお酒を待つ僕達。
きっと周りから見ても仲良しに見えてるかな…?

談笑しながら僕は幸せに浸っていたが突然背後から誰かが僕をぎゅっと抱き締めてきた。

「うわぁっ!!!!」

「ジェレくん~きてたの~?レンレンも来るなら早く言えよな~!!!」

「わ…ロイくんびっくりさせないでよ…死ぬかと思っちゃった」

「かーわいーーマジで!!!」
笑いながら僕とアレンをバシバシ叩くロイくん。
アレンは触るなと言わんばかりにロイくんを睨んでる。

「で?レンレン、付き合ったの?」

「ロイドお前がうるさいから自慢しに来ただけだよ」

「フゥ~!!マジ?!おめでと!!!まあ会った時点でなんか分かってたけどな!!」

ゲラゲラと笑うロイくん。
やっぱりこの人はいつも通りだった。
影のあるアレンとは真逆だけど黙っていれば両者ともにルックスだけはピカイチ。

きっと神は中身も完璧なら不平等になると思って中身をちょっと変にしたんだ。
そうとしか思えない。

だってそう思わないとこんな美形と並んでる平々凡々な僕が悲しくなるもん。

「なぁレンレン、マジ可愛いよなこの子!俺は別に男に興味無いけどジェレくんだったらレンレンと半分こして3Pでもいいとおもえるけど?」

「残念ながらジェレミーは俺の事しか見えなくなるまでわんわん泣かせて仕込んでるから他を当たって」

「さすがにそれはエグくねえかレンレン!?ねぇ~ジェレくん、レンレンのダッチワイフにされるなよ気をつけろよ」

この2人はいつもこうなのだろうか。
内容が下品過ぎてついていけないし正直反応に困って死ぬほど焦っている。

そうこうしているうちに頼んでいたお酒が来たので話が中断された。
僕は正直ほっとしている…

「話変わるけどジェレくんピザ好き?注文しとく?」

「え…!!う、うん!!」

「あっはは可愛いね、さすがレンレンのフィアンセ!ここのピザめっちゃ美味いから2人で仲良く食べて~!」

「フィ…?!ぼく…?!」

聞き返したのにロイくんは手を振って足早に居なくなってしまった。

アレンと僕は2人になったので一緒にお酒を飲みながらまた他愛もない話を交わす。

「アレン…夜景見るためのロープウェイ僕初めてだから乗ってみたい!」

「俺は乗ること前提で考えてたけれどまさかこんな時間から普段着で山を登るつもりだった…?」

「あ、そういえばそうだね…」

そのうちに注文していた料理も届いてお酒も進みすっかり楽しくなる。

「えへへ、アレンおいしいね」

「そうだね、ふふっ」
アレンは僕がにこやかに話しかけるのを満足そうに頬杖をつきながら幸せそうに見ていた。

そこへ再びロイくんがやってきた。
「はーーイチャイチャしやがって!まだケーキとか食える感じ?」

「俺は大丈夫、ジェレミーも多分大丈夫」

「ふい、じゃちょっと待ってな」

ロイくんは暫く引っ込んだ後にちょっとお洒落なケーキを僕とアレンの2人分持って出てきた。

「ジェレくんこういうの好き?このケーキはオレが払っといてあげたからレンレンもジェレくんもお代いらないし末永く仲良くしてくれ~クソ羨ましい!!」

「えぇっ!ロイくんいいの…?!ありがとう…!!」

「オレがなんかあったら祝えよな!!」

「うん!絶対お祝いするね!ありがとう…」

僕とアレンはケーキを頬張る。
思えばアレンとの出会いは最悪だったけれど今はこれ以上ないくらいの幸せを感じていた。
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