72 / 104
71 とっても幸せ
しおりを挟む
帰ったらアレンとデートすると思うとなんだか今日1日楽しかった。
でもアレンに行ってきますをする時に沢山キスをしたので僕はその感覚が忘れられずただ悶々としていた。
帰り際にエイプリル先輩に楽しそうね、アレンとどこか行くの?って言われてちょっぴり恥ずかしかったっけ…
みんなにお疲れ様を言って職場を後にする。
アレンの車はちゃんと待っていた。
「わ…本当に迎えに来てくれたの?」
「だって夜景見に行くんでしょ?」
僕はにこにこしながら頷いて車に乗り込んだ。
「ねえねえ、夜景ともうひとつ行きたい場所があるんだけど…その、せっかくのデートだしちょっとだけお洒落なお店に行ってみたいの!」
「あー、それじゃあジェレミーもしよかったらロイドの働いてる店いく?」
「え!ロイくんお洒落なお店で働いてたの?」
「俺とジェレミーのその後がめちゃくちゃ気になってるみたいで毎日しつこく連絡がくるから自慢しに行こうかと」
「なんか…ちょっと恥ずかしいけどアレンがそうしたいなら…」
「じゃあ行こうか!後悔させない位にはお洒落で良い場所だと思うよ」
そうしてアレンの走らせる車は近くの駐車場に止まり僕達は歩いてそのお洒落なお店に向かった。
「ここだよ、ロイドが居なければ完璧なデートコース」
「こういう…イタリアンバルっていうの…?初めてだからすごく緊張してきた!」
なんていうか…デートっぽい。
すごくワクワクしてきた。
アレンの後ろについてお店に入る。
元気ないらっしゃいませの声を浴びて僕達は案内された席に着いた。
「ねぇねぇアレン、お酒飲むの?車だから飲まない?」
「この辺のホテル泊まるなら全然いいけど」
「えぇ…でもこの辺ラブホテルしか無いよ…?」
「ふふっ、飲もっか」
アレンがニコニコしながら僕の目を見てそう言ったので一瞬ドキッとしてしまう。
アレンが言わんとしている事になんとなく気づいてしまった僕は急に恥ずかしくなり視線を下に向ける。
そのまま静かにコクコクと頷き2人で注文を済ませた。
楽しい雑談をしながら注文したお酒を待つ僕達。
きっと周りから見ても仲良しに見えてるかな…?
談笑しながら僕は幸せに浸っていたが突然背後から誰かが僕をぎゅっと抱き締めてきた。
「うわぁっ!!!!」
「ジェレくん~きてたの~?レンレンも来るなら早く言えよな~!!!」
「わ…ロイくんびっくりさせないでよ…死ぬかと思っちゃった」
「かーわいーーマジで!!!」
笑いながら僕とアレンをバシバシ叩くロイくん。
アレンは触るなと言わんばかりにロイくんを睨んでる。
「で?レンレン、付き合ったの?」
「ロイドお前がうるさいから自慢しに来ただけだよ」
「フゥ~!!マジ?!おめでと!!!まあ会った時点でなんか分かってたけどな!!」
ゲラゲラと笑うロイくん。
やっぱりこの人はいつも通りだった。
影のあるアレンとは真逆だけど黙っていれば両者ともにルックスだけはピカイチ。
きっと神は中身も完璧なら不平等になると思って中身をちょっと変にしたんだ。
そうとしか思えない。
だってそう思わないとこんな美形と並んでる平々凡々な僕が悲しくなるもん。
「なぁレンレン、マジ可愛いよなこの子!俺は別に男に興味無いけどジェレくんだったらレンレンと半分こして3Pでもいいとおもえるけど?」
「残念ながらジェレミーは俺の事しか見えなくなるまでわんわん泣かせて仕込んでるから他を当たって」
「さすがにそれはエグくねえかレンレン!?ねぇ~ジェレくん、レンレンのダッチワイフにされるなよ気をつけろよ」
この2人はいつもこうなのだろうか。
内容が下品過ぎてついていけないし正直反応に困って死ぬほど焦っている。
そうこうしているうちに頼んでいたお酒が来たので話が中断された。
僕は正直ほっとしている…
「話変わるけどジェレくんピザ好き?注文しとく?」
「え…!!う、うん!!」
「あっはは可愛いね、さすがレンレンのフィアンセ!ここのピザめっちゃ美味いから2人で仲良く食べて~!」
「フィ…?!ぼく…?!」
聞き返したのにロイくんは手を振って足早に居なくなってしまった。
アレンと僕は2人になったので一緒にお酒を飲みながらまた他愛もない話を交わす。
「アレン…夜景見るためのロープウェイ僕初めてだから乗ってみたい!」
「俺は乗ること前提で考えてたけれどまさかこんな時間から普段着で山を登るつもりだった…?」
「あ、そういえばそうだね…」
そのうちに注文していた料理も届いてお酒も進みすっかり楽しくなる。
「えへへ、アレンおいしいね」
「そうだね、ふふっ」
アレンは僕がにこやかに話しかけるのを満足そうに頬杖をつきながら幸せそうに見ていた。
そこへ再びロイくんがやってきた。
「はーーイチャイチャしやがって!まだケーキとか食える感じ?」
「俺は大丈夫、ジェレミーも多分大丈夫」
「ふい、じゃちょっと待ってな」
ロイくんは暫く引っ込んだ後にちょっとお洒落なケーキを僕とアレンの2人分持って出てきた。
「ジェレくんこういうの好き?このケーキはオレが払っといてあげたからレンレンもジェレくんもお代いらないし末永く仲良くしてくれ~クソ羨ましい!!」
「えぇっ!ロイくんいいの…?!ありがとう…!!」
「オレがなんかあったら祝えよな!!」
「うん!絶対お祝いするね!ありがとう…」
僕とアレンはケーキを頬張る。
思えばアレンとの出会いは最悪だったけれど今はこれ以上ないくらいの幸せを感じていた。
でもアレンに行ってきますをする時に沢山キスをしたので僕はその感覚が忘れられずただ悶々としていた。
帰り際にエイプリル先輩に楽しそうね、アレンとどこか行くの?って言われてちょっぴり恥ずかしかったっけ…
みんなにお疲れ様を言って職場を後にする。
アレンの車はちゃんと待っていた。
「わ…本当に迎えに来てくれたの?」
「だって夜景見に行くんでしょ?」
僕はにこにこしながら頷いて車に乗り込んだ。
「ねえねえ、夜景ともうひとつ行きたい場所があるんだけど…その、せっかくのデートだしちょっとだけお洒落なお店に行ってみたいの!」
「あー、それじゃあジェレミーもしよかったらロイドの働いてる店いく?」
「え!ロイくんお洒落なお店で働いてたの?」
「俺とジェレミーのその後がめちゃくちゃ気になってるみたいで毎日しつこく連絡がくるから自慢しに行こうかと」
「なんか…ちょっと恥ずかしいけどアレンがそうしたいなら…」
「じゃあ行こうか!後悔させない位にはお洒落で良い場所だと思うよ」
そうしてアレンの走らせる車は近くの駐車場に止まり僕達は歩いてそのお洒落なお店に向かった。
「ここだよ、ロイドが居なければ完璧なデートコース」
「こういう…イタリアンバルっていうの…?初めてだからすごく緊張してきた!」
なんていうか…デートっぽい。
すごくワクワクしてきた。
アレンの後ろについてお店に入る。
元気ないらっしゃいませの声を浴びて僕達は案内された席に着いた。
「ねぇねぇアレン、お酒飲むの?車だから飲まない?」
「この辺のホテル泊まるなら全然いいけど」
「えぇ…でもこの辺ラブホテルしか無いよ…?」
「ふふっ、飲もっか」
アレンがニコニコしながら僕の目を見てそう言ったので一瞬ドキッとしてしまう。
アレンが言わんとしている事になんとなく気づいてしまった僕は急に恥ずかしくなり視線を下に向ける。
そのまま静かにコクコクと頷き2人で注文を済ませた。
楽しい雑談をしながら注文したお酒を待つ僕達。
きっと周りから見ても仲良しに見えてるかな…?
談笑しながら僕は幸せに浸っていたが突然背後から誰かが僕をぎゅっと抱き締めてきた。
「うわぁっ!!!!」
「ジェレくん~きてたの~?レンレンも来るなら早く言えよな~!!!」
「わ…ロイくんびっくりさせないでよ…死ぬかと思っちゃった」
「かーわいーーマジで!!!」
笑いながら僕とアレンをバシバシ叩くロイくん。
アレンは触るなと言わんばかりにロイくんを睨んでる。
「で?レンレン、付き合ったの?」
「ロイドお前がうるさいから自慢しに来ただけだよ」
「フゥ~!!マジ?!おめでと!!!まあ会った時点でなんか分かってたけどな!!」
ゲラゲラと笑うロイくん。
やっぱりこの人はいつも通りだった。
影のあるアレンとは真逆だけど黙っていれば両者ともにルックスだけはピカイチ。
きっと神は中身も完璧なら不平等になると思って中身をちょっと変にしたんだ。
そうとしか思えない。
だってそう思わないとこんな美形と並んでる平々凡々な僕が悲しくなるもん。
「なぁレンレン、マジ可愛いよなこの子!俺は別に男に興味無いけどジェレくんだったらレンレンと半分こして3Pでもいいとおもえるけど?」
「残念ながらジェレミーは俺の事しか見えなくなるまでわんわん泣かせて仕込んでるから他を当たって」
「さすがにそれはエグくねえかレンレン!?ねぇ~ジェレくん、レンレンのダッチワイフにされるなよ気をつけろよ」
この2人はいつもこうなのだろうか。
内容が下品過ぎてついていけないし正直反応に困って死ぬほど焦っている。
そうこうしているうちに頼んでいたお酒が来たので話が中断された。
僕は正直ほっとしている…
「話変わるけどジェレくんピザ好き?注文しとく?」
「え…!!う、うん!!」
「あっはは可愛いね、さすがレンレンのフィアンセ!ここのピザめっちゃ美味いから2人で仲良く食べて~!」
「フィ…?!ぼく…?!」
聞き返したのにロイくんは手を振って足早に居なくなってしまった。
アレンと僕は2人になったので一緒にお酒を飲みながらまた他愛もない話を交わす。
「アレン…夜景見るためのロープウェイ僕初めてだから乗ってみたい!」
「俺は乗ること前提で考えてたけれどまさかこんな時間から普段着で山を登るつもりだった…?」
「あ、そういえばそうだね…」
そのうちに注文していた料理も届いてお酒も進みすっかり楽しくなる。
「えへへ、アレンおいしいね」
「そうだね、ふふっ」
アレンは僕がにこやかに話しかけるのを満足そうに頬杖をつきながら幸せそうに見ていた。
そこへ再びロイくんがやってきた。
「はーーイチャイチャしやがって!まだケーキとか食える感じ?」
「俺は大丈夫、ジェレミーも多分大丈夫」
「ふい、じゃちょっと待ってな」
ロイくんは暫く引っ込んだ後にちょっとお洒落なケーキを僕とアレンの2人分持って出てきた。
「ジェレくんこういうの好き?このケーキはオレが払っといてあげたからレンレンもジェレくんもお代いらないし末永く仲良くしてくれ~クソ羨ましい!!」
「えぇっ!ロイくんいいの…?!ありがとう…!!」
「オレがなんかあったら祝えよな!!」
「うん!絶対お祝いするね!ありがとう…」
僕とアレンはケーキを頬張る。
思えばアレンとの出会いは最悪だったけれど今はこれ以上ないくらいの幸せを感じていた。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる