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おまけ
バレンタイン編(前編)
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まだ寒さも残る2月。
僕は最近ちょっと気になることがあった。
「チョコレート…かぁ…」
何気なくデパートを一人で歩き今までは気にも留めていなかったバレンタインの特設ブースに目をやる。
正直バレンタインは女の子のイベントだと思っていたし、もらう側としても僕はそういうのと無縁な人間だったからどうしていいものか分からない。
でも僕はアレンにチョコレートを渡したいと密かに思っていた…
「はぁ…やっぱり勇気ない…」
僕は一人でため息をつく。
渡す勇気というより、男である僕一人で買う勇気が無かったし何を選べばいいのかも分からないのだ。
僕は一旦お家に帰りどうしようか暫く考えた。
ソファーでぼんやりしているとアレンが帰ってくる。
「ジェレミーただいま」
「あ…おかえり…」
「元気ないね…どうしたの?」
「うーん…なんでもないの…」
「嘘ついたって分かるよ?ジェレミー言ってごらん?」
「だめ…!!あとでちゃんと分かるから…今は言えない…」
「ふぅん…言いたくなったらいつでも言って?」
「う、うん…!」
なんとかやり過ごせたが完全に怪しまれてしまった。
早めに手を打たなきゃ…
しかしどうすれば良いか僕には見当がつかなかった。
ー次の日ー
職場でもその事をぼんやりと考えているとエイプリル先輩が話しかけてくる。
「あらジェレミーくん、ボーッとしちゃってどうしたのかしら?」
「エイプリル先輩…!!」
そうだ、どうしてこんなに早く気づかなかったのだろう。
女性であるエイプリル先輩に聞くのが1番良いと思った。
「あの…実は僕ちょっと相談したい事があって…」
「なに?アレンのこと?」
「な、なんで分かったんですか…?!」
僕は慌てて思わず後ずさるとエイプリル先輩は笑った。
「もうオーバーなんだから!アレンもジェレミーくんも分かりやすいのよ、どうせバレンタインが近いとかそういう事でしょ?私に任せなさい!」
「すごい…エイプリル先輩がいて良かった…」
「まあ詳しい話は仕事が終わったらゆっくりしましょ」
「はい!!」
その日の仕事は1日ずっとそればかりを考えていた。
ようやく仕事も終えてエイプリル先輩の所へ向かう。
「ジェレミーくんお疲れ!さて、ここで立ち話もなんだから駅前の喫茶で話しましょ!」
「そうですね!僕の帰りが遅いとアレンが心配するので先に連絡しておきます」
「ふふ、あの子は本当に…ジェレミーくんが離れていくのが怖いのね」
こうして会話をしながら僕達は喫茶店に着いた。
「それで僕、バレンタインが近いけれどどういうものが喜ばれるかとか分からないし買う勇気も無くて…」
「作ればいいのよ!」
「僕料理ができません…」
「それなら通販なんて手もあるわよ」
「通販…!!」
これならいけると思った。
でもチョコレートなんて喜んでくれるかな…
「ジェレミーくんこれ見て?この通販サイトなら特設ページがあるわよ、これなんて可愛いでしょう?」
「わ!すごい…!」
画面を覗くとパッケージひとつから凝ったものばかりで心が踊る。
大好きなアレンに喜んでもらえそうなものもここならありそうだと心底嬉しくなった。
「ジェレミーくん楽しそうね」
「なっ…!!僕はただちょっと珍しいものをみて感心してるだけ…です…っ…」
「あははっ!アレンがキミに夢中になるのも分かるわね」
「もう、エイプリル先輩…」
そんな会話をしながら僕はエイプリル先輩とネット通販のページを探りまくった。
「そろそろアレンが心配するんじゃないかしら?」
「あ、もうこんな時間…長く付き合わせてしまってすみません!相談に乗ってくれてありがとうございます!」
「ジェレミーくん最後にひとつ!」
「なんですか?」
「もちろん見た目の華やかさや価格も重要じゃない事はないけれど…アレンが貰って本当に嬉しいもの、アレンの事を思い出しながら考えるのよ」
エイプリル先輩はイタズラっぽく笑って手を振ってくれた。
エイプリル先輩の言うアレンが貰って嬉しいものという言葉に真の意味を秘めているという事はこの時まだ気づかなかった。
アレンが貰って嬉しいものかあ…
僕はエイプリル先輩にぺこりと会釈をしてそそくさと家に戻る。
「おかえりジェレミー」
「ただいま」
「ごはん出来てるよ、一緒に食べよ」
「待っててくれたの…?!」
「ジェレミーと食べたいからね~」
そう言って帰ってきた僕の身体をぎゅっと抱きしめるアレン。
「んっ…あれん…くるしいってば~!」
「ジェレミー…ごはんも良いけどジェレミーの事が食べたくなっちゃった」
「うええ食べないでえ!」
「冗談だってば」
そんな会話をしながら僕とアレンは食卓につく。
「やっぱりジェレミーを食べたい」
「何言ってるのあれん…」
「良いでしょ、今まで散々そうしてきたんだし」
呆れ気味に肩を落とす僕を楽しそうに見つめるアレン。
でも僕は内心アレンにちょっかいをかけられるのも嫌ではなかったりする。
「あ…そういえば僕ね、あれんにちょっとだけ聞きたいことがあるかも」
「どうしたの?」
「甘いものとかって好きかな?例えばチョコレートとかクッキーとか…」
「ほぉ…急にどうしたの?」
アレンはニヤニヤしながら僕に聞いてきた。
「べ、別に深い意味はないけど!!あれんがあんまりお菓子とか…そういうの食べてるイメージないなって」
「ふふふっ、そっかそっか」
「笑ってないで答えてよー!」
「俺はジェレミーが1番」
「も~!!あれんに聞くんじゃなかったっ…」
マトモな返答を期待した僕がちょっぴりお馬鹿だったかもしれない。
「呆れられちゃったかぁ。そういえばジェレミー来週の日曜日はお互い休み被ってるよね、たまに外食しよ?」
「え!する…!!」
こうして僕はアレンのペースに持っていかれ結局聞きたいことが聞けずに一日を終えてしまった。
結局なにもないまま僕はアレンと一緒に布団に潜る。
「ふふふ、ジェレミー捕まえた…」
「わっ!!何…?!」
「もう待てない…ジェレミーを食べたい。あんまり焦らすと酷い事しちゃうよ??」
「あれんの酷い事って本当に酷いからあんまり笑えないってば…」
「優しくならいい?」
「うぅ…そんな言い方ずるい…」
「ふふ、じゃあキスしようね」
「うん…」
アレンはそのまま僕に覆いかぶさり優しくキスをする。
そうされるだけで僕はなんだか蕩けそうだった。
んっ…
アレンの舌が僕のと擦れ合う感覚だけで僕の意識は簡単に飛びそうになる。
「ジェレミー…」
「あれん…僕もうダメ…これだけで…」
「弱い…もっと楽しませて?」
アレンはそう言うと今度は僕の脇に舌を這わせてきた。
「んひゃっ…!!そこくすぐったいよぉ…!!やめて!!」
思わず身体をくねらせる僕。
「ふふふ、可愛いね」
相変わらずやめてという言葉だけ都合よく聞こえないアレン。
この人の脳の言語処理機能は一体どうなってるんだ…
「あひっ…!!やっ…やめてっ!!」
「嫌がられたらもっとしたくなるでしょ」
「ひぁぁっ!!あれん~!!!」
結局僕はしばらくこの調子で弄ばれた。
「ふふふ、ジェレミー楽しい?」
「ふぅ…死ぬかと思っちゃった…でもあれんが楽しいなら僕も楽しいかも…」
「ジェレミー可愛すぎ…!」
そう言うとアレンはもう一度僕に深く舌を絡ませるようなキスをする。
んっ…んん…
僕の身体はこれだけで簡単に蕩けてしまう程にはアレンに夢中だった。
「ねぇ、ジェレミーのまだ触ってないのにもうこんなに勃ってるよ」
「ふぁぁ言わないで…!!」
「触って欲しい?」
「うぅ…あれんのばか…」
僕はアレンが寝たらバレンタインに渡すチョコレートをネットで選ぼうと思ってたのに…
これでは完全にアレンのペースに飲まれてしまっている。
でも一緒に居ると魔法がかかったみたいにアレンの体温が欲しくなってしまう。
「僕もう我慢出来ないよ…お願い…僕としよ…?」
「ここで滅茶苦茶にしてあげるのもいいけど…しばらくおあずけしてみよっか」
「うええ何で…?!」
「日曜日は久しぶりに一緒にデートでしょ?その日まで我慢してみようね…」
アレンはニコッと笑って僕の頬を撫でた。
生殺し状態にされては頭がいっぱいでチョコレートの事なんて考えられない…
「あれん…僕あれんのが欲しいよ…」
「そんな可愛い事言っちゃ壊したくなっちゃうでしょ…言うこと聞けない悪い子はどうなるのかな?」
「あれんのいじわる…ばか…うぅ…」
「そうそう、いい子…」
アレンはまた僕をぎゅっと抱き締めた。
「ね…あれん…ちゅーならいい?もっとしたい…」
「良いよジェレミー、ほら舌出して」
「ふぁい…」
僕はそのまま溶けるようにアレンと抱き合ってしばらく舌を絡め続けた。
互いに激しく求め合うようなキス…
アレンも僕としたいと思ってくれている筈なのにどうして…
少しずつ呼吸が早くなるアレンに僕はちゃんと気づいている、だって僕を捕食するような目をしているから。
「ね…あれん…どうして今日はしないの…?」
「日曜日のデートが楽しみになるように」
「うーん、そっかぁ…」
「これ以上するとジェレミーが欲しくて噛み殺しちゃいそう…寝ようか」
「僕あれんにそうされるなら死んじゃってもいいのに」
「ジェレミー…可愛すぎ…」
「あれん…」
「好きだよ、おやすみ可愛いジェレミー」
「僕も好き、おやすみあれん」
結局アレンは先に寝てしまった。
「あれん…寂しいよ…」
こうしてぽつりと独り言のように呟きチョコレート選びも忘れて僕は眠りにつくのだった。
僕は最近ちょっと気になることがあった。
「チョコレート…かぁ…」
何気なくデパートを一人で歩き今までは気にも留めていなかったバレンタインの特設ブースに目をやる。
正直バレンタインは女の子のイベントだと思っていたし、もらう側としても僕はそういうのと無縁な人間だったからどうしていいものか分からない。
でも僕はアレンにチョコレートを渡したいと密かに思っていた…
「はぁ…やっぱり勇気ない…」
僕は一人でため息をつく。
渡す勇気というより、男である僕一人で買う勇気が無かったし何を選べばいいのかも分からないのだ。
僕は一旦お家に帰りどうしようか暫く考えた。
ソファーでぼんやりしているとアレンが帰ってくる。
「ジェレミーただいま」
「あ…おかえり…」
「元気ないね…どうしたの?」
「うーん…なんでもないの…」
「嘘ついたって分かるよ?ジェレミー言ってごらん?」
「だめ…!!あとでちゃんと分かるから…今は言えない…」
「ふぅん…言いたくなったらいつでも言って?」
「う、うん…!」
なんとかやり過ごせたが完全に怪しまれてしまった。
早めに手を打たなきゃ…
しかしどうすれば良いか僕には見当がつかなかった。
ー次の日ー
職場でもその事をぼんやりと考えているとエイプリル先輩が話しかけてくる。
「あらジェレミーくん、ボーッとしちゃってどうしたのかしら?」
「エイプリル先輩…!!」
そうだ、どうしてこんなに早く気づかなかったのだろう。
女性であるエイプリル先輩に聞くのが1番良いと思った。
「あの…実は僕ちょっと相談したい事があって…」
「なに?アレンのこと?」
「な、なんで分かったんですか…?!」
僕は慌てて思わず後ずさるとエイプリル先輩は笑った。
「もうオーバーなんだから!アレンもジェレミーくんも分かりやすいのよ、どうせバレンタインが近いとかそういう事でしょ?私に任せなさい!」
「すごい…エイプリル先輩がいて良かった…」
「まあ詳しい話は仕事が終わったらゆっくりしましょ」
「はい!!」
その日の仕事は1日ずっとそればかりを考えていた。
ようやく仕事も終えてエイプリル先輩の所へ向かう。
「ジェレミーくんお疲れ!さて、ここで立ち話もなんだから駅前の喫茶で話しましょ!」
「そうですね!僕の帰りが遅いとアレンが心配するので先に連絡しておきます」
「ふふ、あの子は本当に…ジェレミーくんが離れていくのが怖いのね」
こうして会話をしながら僕達は喫茶店に着いた。
「それで僕、バレンタインが近いけれどどういうものが喜ばれるかとか分からないし買う勇気も無くて…」
「作ればいいのよ!」
「僕料理ができません…」
「それなら通販なんて手もあるわよ」
「通販…!!」
これならいけると思った。
でもチョコレートなんて喜んでくれるかな…
「ジェレミーくんこれ見て?この通販サイトなら特設ページがあるわよ、これなんて可愛いでしょう?」
「わ!すごい…!」
画面を覗くとパッケージひとつから凝ったものばかりで心が踊る。
大好きなアレンに喜んでもらえそうなものもここならありそうだと心底嬉しくなった。
「ジェレミーくん楽しそうね」
「なっ…!!僕はただちょっと珍しいものをみて感心してるだけ…です…っ…」
「あははっ!アレンがキミに夢中になるのも分かるわね」
「もう、エイプリル先輩…」
そんな会話をしながら僕はエイプリル先輩とネット通販のページを探りまくった。
「そろそろアレンが心配するんじゃないかしら?」
「あ、もうこんな時間…長く付き合わせてしまってすみません!相談に乗ってくれてありがとうございます!」
「ジェレミーくん最後にひとつ!」
「なんですか?」
「もちろん見た目の華やかさや価格も重要じゃない事はないけれど…アレンが貰って本当に嬉しいもの、アレンの事を思い出しながら考えるのよ」
エイプリル先輩はイタズラっぽく笑って手を振ってくれた。
エイプリル先輩の言うアレンが貰って嬉しいものという言葉に真の意味を秘めているという事はこの時まだ気づかなかった。
アレンが貰って嬉しいものかあ…
僕はエイプリル先輩にぺこりと会釈をしてそそくさと家に戻る。
「おかえりジェレミー」
「ただいま」
「ごはん出来てるよ、一緒に食べよ」
「待っててくれたの…?!」
「ジェレミーと食べたいからね~」
そう言って帰ってきた僕の身体をぎゅっと抱きしめるアレン。
「んっ…あれん…くるしいってば~!」
「ジェレミー…ごはんも良いけどジェレミーの事が食べたくなっちゃった」
「うええ食べないでえ!」
「冗談だってば」
そんな会話をしながら僕とアレンは食卓につく。
「やっぱりジェレミーを食べたい」
「何言ってるのあれん…」
「良いでしょ、今まで散々そうしてきたんだし」
呆れ気味に肩を落とす僕を楽しそうに見つめるアレン。
でも僕は内心アレンにちょっかいをかけられるのも嫌ではなかったりする。
「あ…そういえば僕ね、あれんにちょっとだけ聞きたいことがあるかも」
「どうしたの?」
「甘いものとかって好きかな?例えばチョコレートとかクッキーとか…」
「ほぉ…急にどうしたの?」
アレンはニヤニヤしながら僕に聞いてきた。
「べ、別に深い意味はないけど!!あれんがあんまりお菓子とか…そういうの食べてるイメージないなって」
「ふふふっ、そっかそっか」
「笑ってないで答えてよー!」
「俺はジェレミーが1番」
「も~!!あれんに聞くんじゃなかったっ…」
マトモな返答を期待した僕がちょっぴりお馬鹿だったかもしれない。
「呆れられちゃったかぁ。そういえばジェレミー来週の日曜日はお互い休み被ってるよね、たまに外食しよ?」
「え!する…!!」
こうして僕はアレンのペースに持っていかれ結局聞きたいことが聞けずに一日を終えてしまった。
結局なにもないまま僕はアレンと一緒に布団に潜る。
「ふふふ、ジェレミー捕まえた…」
「わっ!!何…?!」
「もう待てない…ジェレミーを食べたい。あんまり焦らすと酷い事しちゃうよ??」
「あれんの酷い事って本当に酷いからあんまり笑えないってば…」
「優しくならいい?」
「うぅ…そんな言い方ずるい…」
「ふふ、じゃあキスしようね」
「うん…」
アレンはそのまま僕に覆いかぶさり優しくキスをする。
そうされるだけで僕はなんだか蕩けそうだった。
んっ…
アレンの舌が僕のと擦れ合う感覚だけで僕の意識は簡単に飛びそうになる。
「ジェレミー…」
「あれん…僕もうダメ…これだけで…」
「弱い…もっと楽しませて?」
アレンはそう言うと今度は僕の脇に舌を這わせてきた。
「んひゃっ…!!そこくすぐったいよぉ…!!やめて!!」
思わず身体をくねらせる僕。
「ふふふ、可愛いね」
相変わらずやめてという言葉だけ都合よく聞こえないアレン。
この人の脳の言語処理機能は一体どうなってるんだ…
「あひっ…!!やっ…やめてっ!!」
「嫌がられたらもっとしたくなるでしょ」
「ひぁぁっ!!あれん~!!!」
結局僕はしばらくこの調子で弄ばれた。
「ふふふ、ジェレミー楽しい?」
「ふぅ…死ぬかと思っちゃった…でもあれんが楽しいなら僕も楽しいかも…」
「ジェレミー可愛すぎ…!」
そう言うとアレンはもう一度僕に深く舌を絡ませるようなキスをする。
んっ…んん…
僕の身体はこれだけで簡単に蕩けてしまう程にはアレンに夢中だった。
「ねぇ、ジェレミーのまだ触ってないのにもうこんなに勃ってるよ」
「ふぁぁ言わないで…!!」
「触って欲しい?」
「うぅ…あれんのばか…」
僕はアレンが寝たらバレンタインに渡すチョコレートをネットで選ぼうと思ってたのに…
これでは完全にアレンのペースに飲まれてしまっている。
でも一緒に居ると魔法がかかったみたいにアレンの体温が欲しくなってしまう。
「僕もう我慢出来ないよ…お願い…僕としよ…?」
「ここで滅茶苦茶にしてあげるのもいいけど…しばらくおあずけしてみよっか」
「うええ何で…?!」
「日曜日は久しぶりに一緒にデートでしょ?その日まで我慢してみようね…」
アレンはニコッと笑って僕の頬を撫でた。
生殺し状態にされては頭がいっぱいでチョコレートの事なんて考えられない…
「あれん…僕あれんのが欲しいよ…」
「そんな可愛い事言っちゃ壊したくなっちゃうでしょ…言うこと聞けない悪い子はどうなるのかな?」
「あれんのいじわる…ばか…うぅ…」
「そうそう、いい子…」
アレンはまた僕をぎゅっと抱き締めた。
「ね…あれん…ちゅーならいい?もっとしたい…」
「良いよジェレミー、ほら舌出して」
「ふぁい…」
僕はそのまま溶けるようにアレンと抱き合ってしばらく舌を絡め続けた。
互いに激しく求め合うようなキス…
アレンも僕としたいと思ってくれている筈なのにどうして…
少しずつ呼吸が早くなるアレンに僕はちゃんと気づいている、だって僕を捕食するような目をしているから。
「ね…あれん…どうして今日はしないの…?」
「日曜日のデートが楽しみになるように」
「うーん、そっかぁ…」
「これ以上するとジェレミーが欲しくて噛み殺しちゃいそう…寝ようか」
「僕あれんにそうされるなら死んじゃってもいいのに」
「ジェレミー…可愛すぎ…」
「あれん…」
「好きだよ、おやすみ可愛いジェレミー」
「僕も好き、おやすみあれん」
結局アレンは先に寝てしまった。
「あれん…寂しいよ…」
こうしてぽつりと独り言のように呟きチョコレート選びも忘れて僕は眠りにつくのだった。
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