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第一部 ガーランド転生騒動
師匠とか嘘でしょ!
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「ちょっ、立って! 早く! 恥ずかしいじゃないの!」
「そうか? 教えを請うのなら普通の態度だと……」
エドはいまいち私の焦りを理解していないようだ。
くそう。異世界から来た人というのは、恥ずかしさの基準が違い過ぎて困る。頼むから、こっちの世界では、跪いて相手に従うとかはかなり特殊な状況なんだってことを理解してくれ。
「だから貴方の国とこっちは風習やら慣習やら違うの!」
急いでエドを立たせた私は、手っ取り早くこんな状態が続くことを阻止すべく、ずばりと言った。
「エドはね、異世界人での交流会とか企画したら?」
「は?」
「交流という名の、中身は合コン」
「ごう、こん?」
まだ理解できないらしく、エドがこてんと首を傾けた。
「そこでアンドリューが王女様の誰かを気に入ったら御の字、そうじゃなかったらあきらめた方がいいと思うんだけども」
「なっ、諦めるわけにはいかないのだ。なんとしても殿下には由緒正しく、しとやかな方を……」
今ので確定したぞ。ソフィー嬢に○をつけてたのは、おとなしそうな子だからか。
しかしそれも好みの問題だろう。
アンドリューのタイプが気の強い女の子だったら、どうするのだ。
そもそも、エドは異世界に留学してきた理由を、やっぱりわかっていない気がする。
だから私は言った。
「なら、どうして王子の両親……王様よね? は、王子を異世界なんかに来させたのよ」
そんなことを聞かれるとは思わなかったのだろう。エドは、鳩が豆鉄砲を食ったような表情になる。
「そ……それは広く知識を得る為に……」
「思春期男子を放置して、自由恋愛してこないわけがないでしょ。しかも見張りはほとんどいないとなれば、誰も止められない状況になるんだから。由緒正しい相手と結婚させたいなら、留学になんて出すわけもないじゃない」
「いやそれは……留学すると箔が……」
「じゃあなんで、婚約者のいない人間ばかり来てるのよ。自由恋愛しろってことでしょ? 少なくともヴィラマイン達はそう教えてくれたわよ」
電柱の影にエドがいることに気づいた私は、気になって聞いてみたのだ。
みんなお姫様たちだけど、お伴も少数だけの状態で留学してきたのだ。うっかり誰かを好きになってしまったら、お伴に知られずに恋を進展させることだってできる。
そんな隙が多い状態の中に娘たちを送り出して、親である国王は心配したりしないのかと。
すると、ヴィラマインが教えてくれた。
むしろ留学先だからという利点を使って、より良い相手を見つけてくれるのを、各国の王達が期待しているらしい。
異世界だと、国家間のあれこれな関係がじゃまして、隣国の人間であっても知り合うことは少ない。この国の垣根がない状況にいるうちに、他国の貴族や王族と縁ができればいいと思っているようだ。
また、相手が日本人でも、能力のある者であればとやかくは言われない。異世界人によって、何らかの技術やらが持ち込まれることも、あちらの世界では期待しているらしいのだ。
――異世界間条約で、決められた以上の技術や物品の相互流入はできませんけれど、結婚は別ですから。
ヴィラマインはそう言った。
交流が始まった当時は、異世界の王様達はこちら側の科学技術に驚き、恐れをなした。こちら側も竜など強大すぎる生き物の存在を知り、その流入を制限したがったのだ。
結果、今になってそれが技術発展の枷になってしまっているのだという。
でも結婚によって異世界へ移動した人が、何かを教えることについては制限が厳しくはない。だから異世界人の、技術者を結婚相手として選んでも、国としては歓迎するそうだ。
あと万が一、留学中に婚約者として最適な相手を見つけられなかったとしても、異世界に留学するということだけでステータスになるそうで。そこはエドの言った通り『箔がつく』から、らしい。
おかげで帰国後も、留学した女性だからと申し込みが来るので、相手には困らなくなるという。
帰国子女は異世界間であっても重宝されるのだ。
しかしこういったことを、エドが全く理解していないということが、信じられなかった。
一体誰だろう。この直線バカに、恋愛がからむような繊細な問題を一任して、異世界に送り込んだのは。
周辺をかき回す様子を伝え聞いて、楽しむためだけだとしか思えない。
まぁ、それはあとで主であるところのアンドリューに言っておくとして。
「だいたい、無理矢理くっつけたって後で上手くいかなくなるわよ? 貴方アンドリューの好みとか聞いた? どうしてもアンドリューのお嫁さん探しがしたいなら、そういうことも考えなさいよ」
そこを無視しては、どんなに努力をしようと報われることはあるまい。
とりあえず、これぐらい釘をさしておけば、親愛なるお姫様方にも迷惑をかけることはなくなるだろう。
良い仕事をした。
そう思った私は「じゃあね」と言って、今度こそエドを置いて立ち去ったのだった。
これでしばらく、エドも大人しくなるに違いない。
クラスの席替えのような些細な事で、彼とケンカすることもなくなる、と思ったのだが。
翌朝、アンドリューと共に登校してきたエドは、まっすぐに私を目指して歩いてきた。
「沙桐さん……っ!」
ヴィラマインが私の方に身を寄せてくる。
……おい、その恐い顔のせいで隣のヴィラマインが怯えてるでしょうが。好かれたいんじゃなかったの!?
それになんで昨日の今日で、私にケンカをふっかけてきそうな目を向けているのか。
わけがわからない私は、席に座ったまま、じっとエドを見上げるしかなかった。
昨日の口げんかを見ていた周囲の人々も、すわ再戦かと、固唾をのんでこちらに注目している。
いや、じっと見てないで誰か助けてくれないだろうか。
驚きのあまり余計なことを考えているうちに、エドが私の前で立ち止まる。
そして――――土下座した。
「師匠と呼ばせて下さい!」
「はぁっ!?」
予想外のことに、思わず私の声が裏返る。
それを笑いもせず、エドは私を見上げて切々と訴えた。
「昨日、いかに己が様々なことを見落としていたのかを理解しました。それを気づかせて下さった貴殿に、ぜひ自分の師匠となってもらい、指南を願いたいのです!」
「しな……しなんって……」
まさか、エドの主であるアンドリューの恋愛を成功させるために、協力しろというのか?
「こ、ことわる!」
「そこをなんとか!」
私のきっぱりとした拒否に、食い下がるエド。
しかし私はうなずかないぞ。
何が悲しくて、彼氏いない歴=年齢の私が他人の恋愛の世話をしなければならないのか。それぐらいなら自分の楽しい高校生活のために努力したいんだが。
それを見ていたアンドリューが、こらえきれないように笑い出す。
「ちょっとアンドリュー。コレの主でしょ? なんとかして!」
アンドリューに助け船を要請したが、彼は無常にも助けの手を伸ばしてはくれなかった。
「せっかくここまで懐いたんだ。どうせなら、異世界にいる間は沙桐にエドの主を変わってもらって、厳しく指導をしてもらうっていうのもなかなか……」
私を奈落に突き落そうとするような発言に、エドの方は希望をにじませた表情になる。
「殿下が許可を下さるならぜひ!」
「絶対おことわりだから!」
ひとまず私はこの場を逃れるため、そう言って教室から飛び出すしか方法が思いつけなかった。
しかし朝のHR前だったことを忘れていたせいで、一分も経たないうちに担任教員と出くわし、首根っこをつかまれて、教室へ連れ戻されたのは言うまでもない。
そうして弟子入り志願のエドに、追い掛け回される日々が始まったのだった。
「そうか? 教えを請うのなら普通の態度だと……」
エドはいまいち私の焦りを理解していないようだ。
くそう。異世界から来た人というのは、恥ずかしさの基準が違い過ぎて困る。頼むから、こっちの世界では、跪いて相手に従うとかはかなり特殊な状況なんだってことを理解してくれ。
「だから貴方の国とこっちは風習やら慣習やら違うの!」
急いでエドを立たせた私は、手っ取り早くこんな状態が続くことを阻止すべく、ずばりと言った。
「エドはね、異世界人での交流会とか企画したら?」
「は?」
「交流という名の、中身は合コン」
「ごう、こん?」
まだ理解できないらしく、エドがこてんと首を傾けた。
「そこでアンドリューが王女様の誰かを気に入ったら御の字、そうじゃなかったらあきらめた方がいいと思うんだけども」
「なっ、諦めるわけにはいかないのだ。なんとしても殿下には由緒正しく、しとやかな方を……」
今ので確定したぞ。ソフィー嬢に○をつけてたのは、おとなしそうな子だからか。
しかしそれも好みの問題だろう。
アンドリューのタイプが気の強い女の子だったら、どうするのだ。
そもそも、エドは異世界に留学してきた理由を、やっぱりわかっていない気がする。
だから私は言った。
「なら、どうして王子の両親……王様よね? は、王子を異世界なんかに来させたのよ」
そんなことを聞かれるとは思わなかったのだろう。エドは、鳩が豆鉄砲を食ったような表情になる。
「そ……それは広く知識を得る為に……」
「思春期男子を放置して、自由恋愛してこないわけがないでしょ。しかも見張りはほとんどいないとなれば、誰も止められない状況になるんだから。由緒正しい相手と結婚させたいなら、留学になんて出すわけもないじゃない」
「いやそれは……留学すると箔が……」
「じゃあなんで、婚約者のいない人間ばかり来てるのよ。自由恋愛しろってことでしょ? 少なくともヴィラマイン達はそう教えてくれたわよ」
電柱の影にエドがいることに気づいた私は、気になって聞いてみたのだ。
みんなお姫様たちだけど、お伴も少数だけの状態で留学してきたのだ。うっかり誰かを好きになってしまったら、お伴に知られずに恋を進展させることだってできる。
そんな隙が多い状態の中に娘たちを送り出して、親である国王は心配したりしないのかと。
すると、ヴィラマインが教えてくれた。
むしろ留学先だからという利点を使って、より良い相手を見つけてくれるのを、各国の王達が期待しているらしい。
異世界だと、国家間のあれこれな関係がじゃまして、隣国の人間であっても知り合うことは少ない。この国の垣根がない状況にいるうちに、他国の貴族や王族と縁ができればいいと思っているようだ。
また、相手が日本人でも、能力のある者であればとやかくは言われない。異世界人によって、何らかの技術やらが持ち込まれることも、あちらの世界では期待しているらしいのだ。
――異世界間条約で、決められた以上の技術や物品の相互流入はできませんけれど、結婚は別ですから。
ヴィラマインはそう言った。
交流が始まった当時は、異世界の王様達はこちら側の科学技術に驚き、恐れをなした。こちら側も竜など強大すぎる生き物の存在を知り、その流入を制限したがったのだ。
結果、今になってそれが技術発展の枷になってしまっているのだという。
でも結婚によって異世界へ移動した人が、何かを教えることについては制限が厳しくはない。だから異世界人の、技術者を結婚相手として選んでも、国としては歓迎するそうだ。
あと万が一、留学中に婚約者として最適な相手を見つけられなかったとしても、異世界に留学するということだけでステータスになるそうで。そこはエドの言った通り『箔がつく』から、らしい。
おかげで帰国後も、留学した女性だからと申し込みが来るので、相手には困らなくなるという。
帰国子女は異世界間であっても重宝されるのだ。
しかしこういったことを、エドが全く理解していないということが、信じられなかった。
一体誰だろう。この直線バカに、恋愛がからむような繊細な問題を一任して、異世界に送り込んだのは。
周辺をかき回す様子を伝え聞いて、楽しむためだけだとしか思えない。
まぁ、それはあとで主であるところのアンドリューに言っておくとして。
「だいたい、無理矢理くっつけたって後で上手くいかなくなるわよ? 貴方アンドリューの好みとか聞いた? どうしてもアンドリューのお嫁さん探しがしたいなら、そういうことも考えなさいよ」
そこを無視しては、どんなに努力をしようと報われることはあるまい。
とりあえず、これぐらい釘をさしておけば、親愛なるお姫様方にも迷惑をかけることはなくなるだろう。
良い仕事をした。
そう思った私は「じゃあね」と言って、今度こそエドを置いて立ち去ったのだった。
これでしばらく、エドも大人しくなるに違いない。
クラスの席替えのような些細な事で、彼とケンカすることもなくなる、と思ったのだが。
翌朝、アンドリューと共に登校してきたエドは、まっすぐに私を目指して歩いてきた。
「沙桐さん……っ!」
ヴィラマインが私の方に身を寄せてくる。
……おい、その恐い顔のせいで隣のヴィラマインが怯えてるでしょうが。好かれたいんじゃなかったの!?
それになんで昨日の今日で、私にケンカをふっかけてきそうな目を向けているのか。
わけがわからない私は、席に座ったまま、じっとエドを見上げるしかなかった。
昨日の口げんかを見ていた周囲の人々も、すわ再戦かと、固唾をのんでこちらに注目している。
いや、じっと見てないで誰か助けてくれないだろうか。
驚きのあまり余計なことを考えているうちに、エドが私の前で立ち止まる。
そして――――土下座した。
「師匠と呼ばせて下さい!」
「はぁっ!?」
予想外のことに、思わず私の声が裏返る。
それを笑いもせず、エドは私を見上げて切々と訴えた。
「昨日、いかに己が様々なことを見落としていたのかを理解しました。それを気づかせて下さった貴殿に、ぜひ自分の師匠となってもらい、指南を願いたいのです!」
「しな……しなんって……」
まさか、エドの主であるアンドリューの恋愛を成功させるために、協力しろというのか?
「こ、ことわる!」
「そこをなんとか!」
私のきっぱりとした拒否に、食い下がるエド。
しかし私はうなずかないぞ。
何が悲しくて、彼氏いない歴=年齢の私が他人の恋愛の世話をしなければならないのか。それぐらいなら自分の楽しい高校生活のために努力したいんだが。
それを見ていたアンドリューが、こらえきれないように笑い出す。
「ちょっとアンドリュー。コレの主でしょ? なんとかして!」
アンドリューに助け船を要請したが、彼は無常にも助けの手を伸ばしてはくれなかった。
「せっかくここまで懐いたんだ。どうせなら、異世界にいる間は沙桐にエドの主を変わってもらって、厳しく指導をしてもらうっていうのもなかなか……」
私を奈落に突き落そうとするような発言に、エドの方は希望をにじませた表情になる。
「殿下が許可を下さるならぜひ!」
「絶対おことわりだから!」
ひとまず私はこの場を逃れるため、そう言って教室から飛び出すしか方法が思いつけなかった。
しかし朝のHR前だったことを忘れていたせいで、一分も経たないうちに担任教員と出くわし、首根っこをつかまれて、教室へ連れ戻されたのは言うまでもない。
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