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第一部 ガーランド転生騒動
恩人の窮地を助けます!
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その日から、思惑通りにエドはアンドリューの傍から離れなくなった。
よしよし。
自分がこんなにも上手くエドを操れるとは思わなかった。そのことで更に機嫌がよくなりながら、私は日々を過ごした。
しかし事件は、そんな三日後の昼休みに起こってしまった。
「師匠!」
アンドリューとどこかへ行っていたエドが、焦りをにじませた表情で駆け戻ってきたのだ。
「私には判定しきれませぬ。ぜひ師匠の目で見定めていただきたく!」
「ふえっ、ちょっと、私のフルーツ牛乳―!」
私の飲みかけのフルーツ牛乳を奪い、机の上に置いたエドが、そのまま私の腕を引いて進み出す。
あっけにとられた表情のヴィラマインに見送られるようにして廊下に出る。
そのまま階段を降り、さらに進んで行ったのは、実習室や音楽室などがある実習棟へ向かう渡り廊下だ。
昼休みだから、何人か通りがかった人がいたようだ。皆興味深そうに渡り廊下へ視線を向けて立ち止まっていた。
私はアンドリューが告白でもしたのか!? と思ったが、それならばエドがわざわざ私を呼びに来るどころでは済まないだろう。
首をかしげて渡り廊下への角の所から慎重にのぞいてみると、そこにいたのは意外な組み合わせだった。
まず私がいる側に背を向けているのはアンドリューと、その背中に庇われる形になっている女子――私の恩人である聖母のような女子生徒だ。未だに名前が分からないが。
そんな二人の差し向かいにいるのが、
「またあの人か……」
押し売りレディーファーストのキースだ。
彼の存在だけで、非常にめんどくさい状況らしいと私は察した。アンドリューや聖母な恩人を助けてやりたいが、手を出し難い。
しかも彼だけならばまだしも、背後に引き連れている三人の女子たちが問題だ。
なにせキースとアンドリューという異世界の美形な王子達の間で、取り合われているように見える女子がいるのだ。キースに好意があるなら、大変憎々しい相手に思えるだろう。
うっかり私が手を出せば、こちらがその怨嗟の視線を向けられるに違いない。その後一体どんな噂話を広められるか……。
って、もう一人、アンドリューを助けられそうな人間がいるではないか。
私は横でじっと主君を見つめているエドを肘で突く。
「……アンドリューを助けなくていいの?」
「殿下にも下がっていろと命じられまして」
「ああ……」
エドが事を大きくするのを回避したかったんだな、アンドリュー。理解できてしまった私は、思わずため息をついた。
「で、どう思われますか師匠。これが『脈あり』という状態でしょうか」
「脈有り以前というか……」
別に取り合いをしているわけでもなさそうだし。
そして私はキースが色恋以外で難癖をつけてくることも、アンドリューが善意で女性を庇うことがあるというのも知っている。なので、そうした方面での諍いとは辛い。
そして私の予想は当たった。
「私は話をしていただけだよ、アンドリュー殿下」
「彼女は気乗りしない様子だったよ。無理強いしているように見えると、外聞が悪いと思うのだけど。せめて日を改めたらどう?」
どうやらキースが、恫喝まがいの『オハナシ』とやらをしていたらしい。それを見かねてアンドリューが庇ったようだ。
アンドリューがやんわりと制止するのに対し、なぜかキースは自信ありげに聖母な恩人に話しかけた。
「本当に迷惑だったのかい? そんなことはないだろう、 君は僕と話すのは嫌じゃないはずだ笹原さん」
うげー。
どこの世界に「僕のことを嫌いじゃないだろう?」と人前で堂々と言う人間がいるのかと思っていたが、異世界にいたようだ。現実で言われると寒いなこれ。
寒気に耐えながらも、私はキースの言葉に引っかかるものを感じた。
しかし何がひっかかるのかは思い出せない。
問題の焦点になっている笹原さんは、以前の毅然とした態度が幻だったかのように、怯えきった表情で応じていた。
「あの、その話は、一緒にいる方にされてはどうでしょう」
震え声ながらも言い切った彼女に、キースの背後にいる女子三人は『わかってるならお前は早くどこかへ立ち去れ』という表情をしているが、キースは不愉快そうに眉間にしわをよせる。
それだけで笹原さんはびくっと肩をすくませた。
「むしろ、あっちの方が気がありそうなシチュだな……」
こうして見ていても、キースが怯える笹原さんにご執心のようにしか見えない。しかしなぜキースは拒否されているのに、受け入れないのだろう。
とはいえアンドリューの説得ではキースは耳を貸さない様子だし、私が出ては反発するだろう。
だが恩人は助けたい。
そこで私は、エドを差し向かせることにした。
「いい? アンドリューと一緒にいる人を驚かせないように、スマートに連れ出して。その後は私を追いかけて、彼女と一緒に逃げてくること。私の名前は絶対ださないでね!」
「あの女子から、アンドリュー殿下についての情報収集を行うおつもりですか?」
エドの言葉に、私の眉間にも縦皺が刻まれそうになった。
主君が絡まれてる状況で、なぜこの騎士はこんなにものほほんとしているのだろう。アンドリューが来るなと言った時点で、問題はないときっちり割り切ってしまっているのか?
「まぁ……そんな感じで理解してくれればそれでいいわ。とにかく彼女と話がしたいのよ。丁重にご案内してほしいの。頼まれてくれる?」
「了解しました師匠。行って参ります」
言うなりエドは、気負った様子もなくざかざかと三人の前に進み出て行った。
そして目を疑うような鮮やかな所作で膝をつき、彼女を見上げて言った。
「我が師匠の命により、お迎えに上がりました。お嬢様」
「ふぁっ……!?」
私は驚きに声を出しそうになって、慌てて自分の口を塞いだ。
エドが、エドが、まともに女の子に対応している!
いやちょっと過剰だけど。普段のぶっきらぼうさからすると、雲泥の差だ。
あと、確かに名前を出すなとはいったが、存在を匂わせるなとは言わなかった。けれどしょっぱなから人に命じられてやってきましたと主張されるとは予想外すぎる。
呆然とする私の視界の中で、キースが不可解そうにエドに言った。
「師匠? 一体誰なんだ? それに私の方が先に彼女と話を……」
しかし空気や相手の気持ちを読む気がないエドは、キースに淡々と説明する。
「師匠の名は伏せさせて頂く。ようやく師事させていただくことのできた方なのだ。機嫌をそこねられたくない」
「そ、そうか……」
キースもエドの斜め上ながらも真面目な話に、圧倒されている。
後ろにいる三人の女子なんかは「本物の騎士だわ……」となぜか感動したようにエドを見ていた。
いや、お好みだというなら君たちにあげたいのだけど。引き受けてくれないだろうか。恋愛の修練を積んでくるといいよ、と言って送り出すから。
そうして誰もがあっけにとられている隙に、エドは任務を遂行した。
「師匠が彼女に重大な話があるとのこと。私の顔を立てると思って、ここはお譲り頂きたい」
「う、うう」
「さあいらして下さいお嬢様」
エドはキースが困惑した表情のまま唸っているうちに、笹原さんを促した。
「は、はははい……?」
笹原さんの方は目を白黒しながら、エドに言われるがまま手を差し出した。エドはすかさずその手をはっしと掴む。
アンドリューの方は視線を辺りに走らせて私を見つけると、察してくれたのだろう、エドに手を引かれる笹原さんに一拍遅れてその場を退場してくる。
私はエドに「こっちゃ来い」と手招きしながら走った。
ここで話し込むわけにはいかない。すぐにキースに再度絡まれるだけだ。
なのでエドを誘導しながら、私はあの人があまり来ない、少しじめっとした北庭へと走った。
よしよし。
自分がこんなにも上手くエドを操れるとは思わなかった。そのことで更に機嫌がよくなりながら、私は日々を過ごした。
しかし事件は、そんな三日後の昼休みに起こってしまった。
「師匠!」
アンドリューとどこかへ行っていたエドが、焦りをにじませた表情で駆け戻ってきたのだ。
「私には判定しきれませぬ。ぜひ師匠の目で見定めていただきたく!」
「ふえっ、ちょっと、私のフルーツ牛乳―!」
私の飲みかけのフルーツ牛乳を奪い、机の上に置いたエドが、そのまま私の腕を引いて進み出す。
あっけにとられた表情のヴィラマインに見送られるようにして廊下に出る。
そのまま階段を降り、さらに進んで行ったのは、実習室や音楽室などがある実習棟へ向かう渡り廊下だ。
昼休みだから、何人か通りがかった人がいたようだ。皆興味深そうに渡り廊下へ視線を向けて立ち止まっていた。
私はアンドリューが告白でもしたのか!? と思ったが、それならばエドがわざわざ私を呼びに来るどころでは済まないだろう。
首をかしげて渡り廊下への角の所から慎重にのぞいてみると、そこにいたのは意外な組み合わせだった。
まず私がいる側に背を向けているのはアンドリューと、その背中に庇われる形になっている女子――私の恩人である聖母のような女子生徒だ。未だに名前が分からないが。
そんな二人の差し向かいにいるのが、
「またあの人か……」
押し売りレディーファーストのキースだ。
彼の存在だけで、非常にめんどくさい状況らしいと私は察した。アンドリューや聖母な恩人を助けてやりたいが、手を出し難い。
しかも彼だけならばまだしも、背後に引き連れている三人の女子たちが問題だ。
なにせキースとアンドリューという異世界の美形な王子達の間で、取り合われているように見える女子がいるのだ。キースに好意があるなら、大変憎々しい相手に思えるだろう。
うっかり私が手を出せば、こちらがその怨嗟の視線を向けられるに違いない。その後一体どんな噂話を広められるか……。
って、もう一人、アンドリューを助けられそうな人間がいるではないか。
私は横でじっと主君を見つめているエドを肘で突く。
「……アンドリューを助けなくていいの?」
「殿下にも下がっていろと命じられまして」
「ああ……」
エドが事を大きくするのを回避したかったんだな、アンドリュー。理解できてしまった私は、思わずため息をついた。
「で、どう思われますか師匠。これが『脈あり』という状態でしょうか」
「脈有り以前というか……」
別に取り合いをしているわけでもなさそうだし。
そして私はキースが色恋以外で難癖をつけてくることも、アンドリューが善意で女性を庇うことがあるというのも知っている。なので、そうした方面での諍いとは辛い。
そして私の予想は当たった。
「私は話をしていただけだよ、アンドリュー殿下」
「彼女は気乗りしない様子だったよ。無理強いしているように見えると、外聞が悪いと思うのだけど。せめて日を改めたらどう?」
どうやらキースが、恫喝まがいの『オハナシ』とやらをしていたらしい。それを見かねてアンドリューが庇ったようだ。
アンドリューがやんわりと制止するのに対し、なぜかキースは自信ありげに聖母な恩人に話しかけた。
「本当に迷惑だったのかい? そんなことはないだろう、 君は僕と話すのは嫌じゃないはずだ笹原さん」
うげー。
どこの世界に「僕のことを嫌いじゃないだろう?」と人前で堂々と言う人間がいるのかと思っていたが、異世界にいたようだ。現実で言われると寒いなこれ。
寒気に耐えながらも、私はキースの言葉に引っかかるものを感じた。
しかし何がひっかかるのかは思い出せない。
問題の焦点になっている笹原さんは、以前の毅然とした態度が幻だったかのように、怯えきった表情で応じていた。
「あの、その話は、一緒にいる方にされてはどうでしょう」
震え声ながらも言い切った彼女に、キースの背後にいる女子三人は『わかってるならお前は早くどこかへ立ち去れ』という表情をしているが、キースは不愉快そうに眉間にしわをよせる。
それだけで笹原さんはびくっと肩をすくませた。
「むしろ、あっちの方が気がありそうなシチュだな……」
こうして見ていても、キースが怯える笹原さんにご執心のようにしか見えない。しかしなぜキースは拒否されているのに、受け入れないのだろう。
とはいえアンドリューの説得ではキースは耳を貸さない様子だし、私が出ては反発するだろう。
だが恩人は助けたい。
そこで私は、エドを差し向かせることにした。
「いい? アンドリューと一緒にいる人を驚かせないように、スマートに連れ出して。その後は私を追いかけて、彼女と一緒に逃げてくること。私の名前は絶対ださないでね!」
「あの女子から、アンドリュー殿下についての情報収集を行うおつもりですか?」
エドの言葉に、私の眉間にも縦皺が刻まれそうになった。
主君が絡まれてる状況で、なぜこの騎士はこんなにものほほんとしているのだろう。アンドリューが来るなと言った時点で、問題はないときっちり割り切ってしまっているのか?
「まぁ……そんな感じで理解してくれればそれでいいわ。とにかく彼女と話がしたいのよ。丁重にご案内してほしいの。頼まれてくれる?」
「了解しました師匠。行って参ります」
言うなりエドは、気負った様子もなくざかざかと三人の前に進み出て行った。
そして目を疑うような鮮やかな所作で膝をつき、彼女を見上げて言った。
「我が師匠の命により、お迎えに上がりました。お嬢様」
「ふぁっ……!?」
私は驚きに声を出しそうになって、慌てて自分の口を塞いだ。
エドが、エドが、まともに女の子に対応している!
いやちょっと過剰だけど。普段のぶっきらぼうさからすると、雲泥の差だ。
あと、確かに名前を出すなとはいったが、存在を匂わせるなとは言わなかった。けれどしょっぱなから人に命じられてやってきましたと主張されるとは予想外すぎる。
呆然とする私の視界の中で、キースが不可解そうにエドに言った。
「師匠? 一体誰なんだ? それに私の方が先に彼女と話を……」
しかし空気や相手の気持ちを読む気がないエドは、キースに淡々と説明する。
「師匠の名は伏せさせて頂く。ようやく師事させていただくことのできた方なのだ。機嫌をそこねられたくない」
「そ、そうか……」
キースもエドの斜め上ながらも真面目な話に、圧倒されている。
後ろにいる三人の女子なんかは「本物の騎士だわ……」となぜか感動したようにエドを見ていた。
いや、お好みだというなら君たちにあげたいのだけど。引き受けてくれないだろうか。恋愛の修練を積んでくるといいよ、と言って送り出すから。
そうして誰もがあっけにとられている隙に、エドは任務を遂行した。
「師匠が彼女に重大な話があるとのこと。私の顔を立てると思って、ここはお譲り頂きたい」
「う、うう」
「さあいらして下さいお嬢様」
エドはキースが困惑した表情のまま唸っているうちに、笹原さんを促した。
「は、はははい……?」
笹原さんの方は目を白黒しながら、エドに言われるがまま手を差し出した。エドはすかさずその手をはっしと掴む。
アンドリューの方は視線を辺りに走らせて私を見つけると、察してくれたのだろう、エドに手を引かれる笹原さんに一拍遅れてその場を退場してくる。
私はエドに「こっちゃ来い」と手招きしながら走った。
ここで話し込むわけにはいかない。すぐにキースに再度絡まれるだけだ。
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