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2 侍女にしたいのなら殺さないと誓ってください!
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兵士は騎士に呼び掛けてくる。
「お待ちください! 逃亡者の捕縛のお手伝いを……」
「お前は来るな」
端的な命令に、兵士がぽかーんとする。
「いえ、しかし御身が……」
「くどい」
そう言って、騎士が何かを投げた。
人を抱えながらよくできるなと思っていたけど、投げた物がわかって、私は悲鳴を上げそうになる。
「ひぃぃっ!」
立ち止まった兵士の前の、土の上にナイフが突き刺さっている。
ちょっとずれたら足に刺さってたよ!?
なんでそこまで!?
立ち止まらせるためにしては、過激すぎでは?
びっくりしている間に、厩舎の近くにある馬車留まりに到着した。
そして数ある馬車の中から、黒塗りの大きな箱馬車の中に私を乗せた。
自分の脈が速くなるのを感じる。
馬車の中、自分を殺しかけた相手と二人きり、という恐怖体験をさせられているからだ。
でも当の騎士は、抱えていた私を椅子にそっと座らせる。
(…………?)
さっきから丁寧なんだけど、急にどうしたんだろう?
しかも騎士は、私の前に膝をついて見上げる態勢になっている。
「手荒なことをして申し訳なかった。ところで君の名前、年齢、出身について教えてもらいたい」
(君!? さっきまで『お前』呼ばわりだったのに!?)
驚きつつも、なにか言わないとと私は考える。
黙ってたら殺されそうで怖い。
「え、あの。その……私のこと、殺さないなら」
私は絶対条件を提示する。
契約ごとはまず、納得できる条件であることを確認してからするもの。
というのが、前世で読んだ本に載っていた。
確か推理小説だったかな……。
とにかく、命を保証してくれないと、返事どころではない。
「もちろん確約する。決して殺さないし……おそらく、俺に君は殺せない」
殺せない?
よくわからない。
「約束を証明できますか?」
「……これでどうだ?」
すると騎士がおもむろに私の手を掴む。
「君に誓おう。レゼク・ルヴァート・ランヴェールは、君に生涯剣を向けることはない」
そう言って手の甲に顔を寄せる。
「え」
と思っている間に、やや冷たい感触が触れた。
まさかと思いつつも、私は自分の目の前の出来事がすぐ理解できなかった。
だって、手の甲に口づけるなんて、まるで漫画かアニメみたいな状況だ。
あと、もう一個気になることが。
「ら、ランヴェール?」
とんでもない単語が聞こえたんだけど?
ものすごく聞き覚えがある。
騎士はそれに対し、不敵な笑みを浮かべた。
「そう。この国の皇子が誓ったのだ。これで納得できるだろう?」
「…………」
一瞬、私は言葉をうしなった。
ランヴェールっていうファミリーネーム。
それを使うのはゲームの、この国の皇族だけだ。
皇太后と一緒にいたこの人が、なぜと思ったその時、ようやく思い出す。
(ランヴェール帝国を滅ぼした、皇子レゼク!?)
前世から遠ざかること数年。
おぼろげになってしまったゲーム知識を掘り返したその先にある、アニメ絵を思い出した。
「まさか……」
ゲームの攻略をしつくさないまま亡くなって、悔やんでいたからこの世界に転生したのだと思ってた。
でも、敵国に生まれてしかも主人公に関連しそうにない家の、メイドになったのだから名も存在も、購入者に知られることはないモブになったと思っていたのだ。
でも、さっき追いかけてきた兵士が、この人に『御身が』なんて仰々しい言い方をしてた。
この偉そうな態度も、下々の者に対する態度だからじゃなくて、皇族だからでは?
「それで、君の名前を教えてもらえるだろうか? 怒ってしまっただろうか。そうされても仕方ないことをしたとは思うが……」
改めて尋ねられる。
皇族の問いかけに応えないでいたら、今は穏やかに対応してくれてるけど、急に怒るかも……。
そう思った私は、話すことにした。
「名前はリリです。歳は16。出身はここの伯爵家の領地で……」
「先ほど、騎士の娘だと言っていたな。なぜ伯爵令嬢の身代わりを?」
「父が……亡くなって。それで、伯爵家でメイドとして雇用してもらっていまして。今日は、お嬢様が侍女になって帝宮に行くのは怖いから、身代わりをしてなんとか話をダメにしてほしいと頼まれて……」
浅はかなことを、とつぶやくレゼク。
そう言われても仕方ないよなぁと私も思う。
皇族をだまそうとしたのだから、そそのかした令嬢だって叱責程度では済まないだろうに。
次は、不思議なことを聞かれる。
「自分の力については、知っているのか?」
「ちから……?」
「先ほど、風を吹かせただろう。そして音……。あれは聖女と、同じ力だ」
聖女って……。
あれが?
私はゲームの世界のことを思い出す。
主人公の仲間になる聖女は、集団の心を操ったり、魔術のような攻撃力まで持っていた。
でも私は、そんな力とか伝説とは無縁だった。
それに聖女の力があったら、伯爵令嬢の小間使いになって、身代わりを拒否できずに皇族に追いかけられるなんてことになってないはず。
「気のせい……」
「俺にはわかる」
否定しようとしたら、ばっさりと切り捨てられる。
「根拠がありません。今まであんなこと、起きたことなくて……」
そもそも風だって、偶然かもしれない。
音だって、全力疾走して疲れた末の幻聴だって言われたら否定できないような一瞬の物だった。
するとレゼクが言う。
「では、聖女や聖者には騎士がつきものだというのは知っているか?」
「守る役目の人がいるとは、聞いたことがあります。おとぎ話で」
ゲームの中で、昔語りをする老人が出て来て話していた、聖者に関する設定だ。
それをこの世界で転生してから聞いて、『聞き覚えがあるな』と思って、前世のことをよりはっきり思い出せるようになったのだ。
むかしこの辺り一帯を治めた王様がいた頃。
建国に尽力してくれた、聖者がいたというおとぎ話だ。
大雨を止ませ、日照りをやわらげ、襲い掛かる敵軍を杖の一振りで平伏させたという伝説の人。
その傍らには、聖者を守る騎士がいたと言われている。
騎士もまた、聖者のために人とは思えない力を発揮したと。
ゲームでは、仲間の騎士が『聖女の騎士』の能力を持っていた。
聖女が特殊スキルを使うと、攻撃力も速度も三倍になるというお得な能力だったな。
思い出していると、なんだかふわふわとした気分になって、眠くなる。
「騎士は聖者を守る血筋の人間だ。聖者の特殊な力はすぐに感知できる。俺は騎士だ。間違いなくあれは聖者の能力を使った時の音だった」
続けて彼は私に言った。
「騎士は聖者が命じれば、人の何倍もの身体能力を発揮し、一人で千人を倒すことも可能だという。俺はどうしてもその力が欲しい。俺に力を貸してもらいたい。代わりに欲しい物を与えよう。領地がいいか? 爵位か?」
ゲームみたいな世界の中で、あの特殊スキルってそんな扱いになるのか……。
混乱しているせいなのか、なんだか声が遠く感じるな。
「金銭の方がいいか? それとも何か欲しい物があるのか?」
「欲しい物……。その、よく……わから……」
妙に頭がぼんやりしてきて、意識が遠のく。
そのふわふわとした感覚は、なんだか熱が出た時と似ている気がした。
そう思った時、ふいに額に触れる手。
冷たくて、なんだか気持ちがいい。
病院で熱があるか確認してくれた、看護師さんの手を思い出す。
「……熱か。使用人としてあまり良くない環境で働いていたか?」
つぶやきと同時に、傾いた私の体が抱き止められた。
次いで浮き上がる感覚に、真逆に私の意識は急速に落下して、眠り込んでしまったようだ。
「お待ちください! 逃亡者の捕縛のお手伝いを……」
「お前は来るな」
端的な命令に、兵士がぽかーんとする。
「いえ、しかし御身が……」
「くどい」
そう言って、騎士が何かを投げた。
人を抱えながらよくできるなと思っていたけど、投げた物がわかって、私は悲鳴を上げそうになる。
「ひぃぃっ!」
立ち止まった兵士の前の、土の上にナイフが突き刺さっている。
ちょっとずれたら足に刺さってたよ!?
なんでそこまで!?
立ち止まらせるためにしては、過激すぎでは?
びっくりしている間に、厩舎の近くにある馬車留まりに到着した。
そして数ある馬車の中から、黒塗りの大きな箱馬車の中に私を乗せた。
自分の脈が速くなるのを感じる。
馬車の中、自分を殺しかけた相手と二人きり、という恐怖体験をさせられているからだ。
でも当の騎士は、抱えていた私を椅子にそっと座らせる。
(…………?)
さっきから丁寧なんだけど、急にどうしたんだろう?
しかも騎士は、私の前に膝をついて見上げる態勢になっている。
「手荒なことをして申し訳なかった。ところで君の名前、年齢、出身について教えてもらいたい」
(君!? さっきまで『お前』呼ばわりだったのに!?)
驚きつつも、なにか言わないとと私は考える。
黙ってたら殺されそうで怖い。
「え、あの。その……私のこと、殺さないなら」
私は絶対条件を提示する。
契約ごとはまず、納得できる条件であることを確認してからするもの。
というのが、前世で読んだ本に載っていた。
確か推理小説だったかな……。
とにかく、命を保証してくれないと、返事どころではない。
「もちろん確約する。決して殺さないし……おそらく、俺に君は殺せない」
殺せない?
よくわからない。
「約束を証明できますか?」
「……これでどうだ?」
すると騎士がおもむろに私の手を掴む。
「君に誓おう。レゼク・ルヴァート・ランヴェールは、君に生涯剣を向けることはない」
そう言って手の甲に顔を寄せる。
「え」
と思っている間に、やや冷たい感触が触れた。
まさかと思いつつも、私は自分の目の前の出来事がすぐ理解できなかった。
だって、手の甲に口づけるなんて、まるで漫画かアニメみたいな状況だ。
あと、もう一個気になることが。
「ら、ランヴェール?」
とんでもない単語が聞こえたんだけど?
ものすごく聞き覚えがある。
騎士はそれに対し、不敵な笑みを浮かべた。
「そう。この国の皇子が誓ったのだ。これで納得できるだろう?」
「…………」
一瞬、私は言葉をうしなった。
ランヴェールっていうファミリーネーム。
それを使うのはゲームの、この国の皇族だけだ。
皇太后と一緒にいたこの人が、なぜと思ったその時、ようやく思い出す。
(ランヴェール帝国を滅ぼした、皇子レゼク!?)
前世から遠ざかること数年。
おぼろげになってしまったゲーム知識を掘り返したその先にある、アニメ絵を思い出した。
「まさか……」
ゲームの攻略をしつくさないまま亡くなって、悔やんでいたからこの世界に転生したのだと思ってた。
でも、敵国に生まれてしかも主人公に関連しそうにない家の、メイドになったのだから名も存在も、購入者に知られることはないモブになったと思っていたのだ。
でも、さっき追いかけてきた兵士が、この人に『御身が』なんて仰々しい言い方をしてた。
この偉そうな態度も、下々の者に対する態度だからじゃなくて、皇族だからでは?
「それで、君の名前を教えてもらえるだろうか? 怒ってしまっただろうか。そうされても仕方ないことをしたとは思うが……」
改めて尋ねられる。
皇族の問いかけに応えないでいたら、今は穏やかに対応してくれてるけど、急に怒るかも……。
そう思った私は、話すことにした。
「名前はリリです。歳は16。出身はここの伯爵家の領地で……」
「先ほど、騎士の娘だと言っていたな。なぜ伯爵令嬢の身代わりを?」
「父が……亡くなって。それで、伯爵家でメイドとして雇用してもらっていまして。今日は、お嬢様が侍女になって帝宮に行くのは怖いから、身代わりをしてなんとか話をダメにしてほしいと頼まれて……」
浅はかなことを、とつぶやくレゼク。
そう言われても仕方ないよなぁと私も思う。
皇族をだまそうとしたのだから、そそのかした令嬢だって叱責程度では済まないだろうに。
次は、不思議なことを聞かれる。
「自分の力については、知っているのか?」
「ちから……?」
「先ほど、風を吹かせただろう。そして音……。あれは聖女と、同じ力だ」
聖女って……。
あれが?
私はゲームの世界のことを思い出す。
主人公の仲間になる聖女は、集団の心を操ったり、魔術のような攻撃力まで持っていた。
でも私は、そんな力とか伝説とは無縁だった。
それに聖女の力があったら、伯爵令嬢の小間使いになって、身代わりを拒否できずに皇族に追いかけられるなんてことになってないはず。
「気のせい……」
「俺にはわかる」
否定しようとしたら、ばっさりと切り捨てられる。
「根拠がありません。今まであんなこと、起きたことなくて……」
そもそも風だって、偶然かもしれない。
音だって、全力疾走して疲れた末の幻聴だって言われたら否定できないような一瞬の物だった。
するとレゼクが言う。
「では、聖女や聖者には騎士がつきものだというのは知っているか?」
「守る役目の人がいるとは、聞いたことがあります。おとぎ話で」
ゲームの中で、昔語りをする老人が出て来て話していた、聖者に関する設定だ。
それをこの世界で転生してから聞いて、『聞き覚えがあるな』と思って、前世のことをよりはっきり思い出せるようになったのだ。
むかしこの辺り一帯を治めた王様がいた頃。
建国に尽力してくれた、聖者がいたというおとぎ話だ。
大雨を止ませ、日照りをやわらげ、襲い掛かる敵軍を杖の一振りで平伏させたという伝説の人。
その傍らには、聖者を守る騎士がいたと言われている。
騎士もまた、聖者のために人とは思えない力を発揮したと。
ゲームでは、仲間の騎士が『聖女の騎士』の能力を持っていた。
聖女が特殊スキルを使うと、攻撃力も速度も三倍になるというお得な能力だったな。
思い出していると、なんだかふわふわとした気分になって、眠くなる。
「騎士は聖者を守る血筋の人間だ。聖者の特殊な力はすぐに感知できる。俺は騎士だ。間違いなくあれは聖者の能力を使った時の音だった」
続けて彼は私に言った。
「騎士は聖者が命じれば、人の何倍もの身体能力を発揮し、一人で千人を倒すことも可能だという。俺はどうしてもその力が欲しい。俺に力を貸してもらいたい。代わりに欲しい物を与えよう。領地がいいか? 爵位か?」
ゲームみたいな世界の中で、あの特殊スキルってそんな扱いになるのか……。
混乱しているせいなのか、なんだか声が遠く感じるな。
「金銭の方がいいか? それとも何か欲しい物があるのか?」
「欲しい物……。その、よく……わから……」
妙に頭がぼんやりしてきて、意識が遠のく。
そのふわふわとした感覚は、なんだか熱が出た時と似ている気がした。
そう思った時、ふいに額に触れる手。
冷たくて、なんだか気持ちがいい。
病院で熱があるか確認してくれた、看護師さんの手を思い出す。
「……熱か。使用人としてあまり良くない環境で働いていたか?」
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