次代の聖女は終わりの世界で心を捧げる

堕落人間

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12.シド司教と賢い人形【シド司教視点】

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 気配を殺して部屋に入る。
 殺風景な部屋は、数年前に訪れたときから何も変わらない。きっと、ずっと前から時が止まったように同じままなのだろう。
 ベッドで寝息を立てる人形を見下ろす。

 ――生きた人形。この世界を続けるための歯車。

「……心を与えることがどれだけ残酷なことか、知りもしないで」

 収まらない怒りが膨れ上がる。
 指で十字を切り魔法陣を発動させると、ソレは重力を無視しベッドから浮き上がった。

『死んじゃえ……! みんなみんな、苦しんで死んじゃえばいいっ!』

 そう言って涙を流し、僕を呪った少女が頭にこびりついて離れない。
 薄暗い鉄の匂いが充満した牢の中。
 この人形と2人きりになるまで生き延びていたが、魔神の血によって魔力暴走を起こし絶命した名もなき少女。

 心がなければ、きっと今も生きていたはずの人形の1人。
 僕が無自覚に一言。たった一言発してしまったのをきっかけに、少女は死の苦しみに怯え命を落とした。

***

 その少女と出逢ったのは、能力が認められ司教となり、聖女を管理する任に就いた時だった。この世界には希望があると信じていた青臭い愚かな自分。
 聖女候補を詰め込んだ地下牢に案内され、歴史の影で粛々と行われてきた非人道的な行為に、希望など一部の人間によって作られたまやかしだったと打ち砕かれた。

 1人、また1人と倒れていき、残った少女は3人だけ。
 
「……」

 その内の1人も今朝、命を落とした。埋葬するために牢の出入り口を開け、魔力の放出を封じるために嵌められていた枷を外そうと、ぐったりとした少女の亡骸に近づく。
 流した血がぬめり、枷がうまく外せられないことに苛立った。
 胃の中が逆流しそうになる。手が震える。
 全てのことに苛立った。こんなことを始めた過去の人間にも、こんなことでしか生きられない今の人間も、こうすることでしか生存を許さない残酷で劣悪なこの世界にも。

 カチン、と甲高い音を立て、ようやく枷が外れる。
 産まれてはじめての自由が死して得られるなんて。シドは少女を腕に抱え、見開いたままの瞳をそっと手で閉じた。

「苦しかっただろうな」

 それは、憐れみから発した言葉だった。
 同情することも泣く資格もないが、せめて少女の最期を思い慰めに口にした一言。

「くるしい?」

 だがたったその一言が、ある少女に死生観を植え付けてしまうとは思ってもいなかった。
 振り返った僕は、2人の少女を視界に収める。
 1人は、壁にもたれかかったまま糸の切れた人形のように俯く白い髪の少女。
 もう1人は、こちらを純心な瞳で見上げる赤茶色の髪の少女。

「しぬことは、くるしいこと?」

 僕に話しかけているのは、赤茶色の髪をもつ少女の方だ。
 鈴の転がるような声で、たどたどしく言葉を話している。
 情けないことに、なんと返せばいいか分からなかった。いや、それ以前に彼女らに声がけをしてはならない掟を思い出す。少女の足枷から伸びる鎖が地面を擦る音が響いた。

「くるしい、は、かわいそう?」

 善悪もない純粋な疑問と無垢な瞳が、恐ろしく感じる。僕たちの醜悪さを見せつけられているような、そんな感覚に苛まれた。
 僕は逃げるように地下牢から出た。
 腕の中にある亡骸は重く、重く。けれどきっと、僕らの罪の重さはこんなものではないのだろうと、頭の片隅で思った。



「……今回、適合者が少なすぎるな。ハズレばかりだ」

 牢の鉄格子越しに少女2人を見下ろしながら、同僚が僕に言う。
 その言葉に反応することはできなかった。頭が痛い。目が霞む。同僚は僕を見ると、ぎょっとした顔で肩を揺すってきた。

「おい大丈夫か、シド司教。目の下のクマがすごいぞ、寝れてないのか?」

 大丈夫? そんなわけがないだろう。
 数日、数年置きに幼子が死んでいく状況を前に、平然としていられる方がおかしい。
 僕はそんな苛つく同僚の手を払いのけ、端的に言葉を返した。

「睡眠薬を飲んでいるから寝れてはいる」

 嘘だった。
 実際薬の効果はすぐに途切れ、不眠症は深刻化するばかり。強い度数の酒を飲み、無理に意識を失おうとしても嫌な夢を見てすぐに目が覚めてしまう。

「そ、そうか。今日の作業はオレがやっておくから、お前は監視だけしてくれ。じゃあ……」

 同僚は僕だけをその場に残し、足早に去っていった。
 薄暗い地下牢、鼻につく鉄錆と血の匂い――狂いそうだ。

 僕は気を紛らわせるため、乱雑に置かれた資料に目を通しながら、どかりと椅子に腰掛けた。
 その時だった。

「シドしきょう」

 名前を呼ばれ、心臓が跳ねる。
 声のした方へ目をやれば、そこには赤茶色の髪を揺らしオリーブ色の瞳を輝かせる少女がいた。

「あなたは、シドしきょう」

 鉄格子の隙間から白く細い腕が伸び、指を差される。
 どうして僕の名を、と考えてすぐに、先程同僚が呼んでいたと答えに行き着いた。深く息を吐き、少女から目を背ける。
 反応するな。そう自分に言い聞かせた。

「ねえ、ハズレだと死ぬの?」

 資料をめくる手が止まる。
 僕は驚愕の目で少女を見た。
 ――他者の話を聞き、理解し、推測している?
 なんの教育もされていない幼子が、当然のように出来ている。そればかりか、そのような報告は資料のどこにも書かれていない。まさか人を選んで話しかけているのだろうか。それに数日前よりも流暢に喋れるようになっている。
 異質だと感じた。
 文字の読み書きも少女に話しかける者もいないというのに。

 きっと『聖女候補』として生を受けなければ、賢い子として愛され大切に育てられたことだろう――。

「またその目。かわいそうって目。なにも苦しくないのに」

 はっとして、慌てて顔を背けた。
 だが少女の口は止まらない。子供が親に向けて今日あった出来事を話すように、ごく自然に語りかけてくる。

「あなたは、わたしたちをかわいそうと思っている」
「……」
「ならここから出して。このジャラジャラしたのを取って――じゃまなの、これ」
「――」

 目を閉じ、少女の言葉に反応しないよう自制するので精一杯だった。
 しかし少女はそれを許さない。

 ガァン!とけたたましい音が、地下牢に鳴り響く。
 驚き視線を向ければ、鉄格子に己の手枷を打ち付ける少女がいた。
 大きく両腕を振りかぶり――再びガァン!と強い音がして、寝不足の頭に激痛が走る。

 牢の中にいる白い髪の少女は、ぼんやりとした瞳で音の発信源を眺めるだけだ。

「あなたが教えた。死ぬのは苦しいこと。苦しいのはいや」
ガァン!
「死にたくない。苦しみたくない死にたくない」
ガァン!
「ねえ取って。このじゃまなの取ってよ。取ってってば!」
ガン! ガン! ガン!

「壊さないと、殺さないと、じゃないとずっとうるさいの。ずっとずっとうるさいの」
「――まさか、『声』が聞こえているのか!?」

 魔神の血に刻まれた命令。
 それによって魔力暴走が引き起こされ、無意識下で魔神の血異物を体外に出そうと吐血し、死に至る。
 少女は僕の言葉に上げていた腕をゆっくり下ろすと、首を傾げた。

「こ、え」

 冷や汗がこめかみを伝う。
 少女は鉄格子を両手で握ると、僕を見上げて言った。

「それが聞こえると、ハズレなの?」
「……っ」
「そうなんだ。じゃあわたし、苦しんで死ぬんだ」

 僕の反応だけで納得すると、ガァン!と一際大きい音が鼓膜を揺さぶった。

「死にたくない! 死んだらかわいそうって目で見るんでしょ! たくさん苦しませておいてそれだけなんでしょ!」
「……めろ」
「みんな血を吐いて転がってイタイイタイって動かなくなった! いやだ、わたしはそうなりたくない! あなたたちがそうさせたんだ! あなたたちが!」
「やめろ……」
「死んじゃえ……! みんなみんな、苦しんで死んじゃえばいいっ!」
「やめてくれ!」

 悲痛な叫びが届いたのか、呪いの声が止む。
 耳を塞ぎ、目を閉じ、僕は少女の怨嗟の声から逃げた。少女が人間を呪うのは至極当然なことだ。そして、それを受け止める義務が僕ら側にはある。それなのに、僕は逃げた。

 ――『苦しんだだろうな』。
 たったその一言が、少女に死の恐怖を植え付けてしまった。
 もしそれがなければ、まだ心穏やかに逝けたのだろう。
 いや、違う。
 死を考える過程で恐れを抱く心が芽生え、それに魔神の血が反応したのだ。負の感情は彼女らに最も与えてはいけないもの――だから自分の置かれている状況が理解できぬよう言葉や知識を与えず、話しかけても情けをかけてもならなかったのに。
 
 僕がこの少女を死に導いたも同然だ。賢いこの幼子を、無意味な死に落とした。
 なんてことをしたんだろう。なんて愚かなことをしたんだろう、僕は。

 恨みも、憎しみも、呪いも、すべてが担わなければならない。その責が、僕にはある。
 耳から手を離し、目を開け、恐る恐る顔を上げた。

 少女は、静かに泣いていた。
 オリーブ色の瞳から止めどなく涙を溢れさせ、ポタポタと足元に雫を落としている。

「わたしに、この世界に生まれた意味をおしえて。シドしきょう」

 切なげに零された言葉に、僕は目を見開いた。喉奥が痛む。震える唇を抑えるように噛み締め、俯いた。それでも止められなかった一滴を皮切りに、眼鏡のレンズに涙が落ちていく。

 そんなもの、この終わりが約束された世界で、きっと誰も持ち合わせていないだろう。
 神から消え去ることを願われた人類に、もう意味なんて残されていない。
 ならなぜこんな醜悪なことをしてまで、人は生きようと思ったのか。
 答えは簡単だ――ただ死にたくなかったから。
 他者を犠牲にしてまでも、自分を、自分の大切な人間を生かしたかったから。
 どれだけ大地が血に塗れようと、生存本能だけは変わらずに在り続けた愚かな動物――それが人間だ。

「……僕らを、生かすために……」

 死にゆく定めの少女に、残酷な事実を突きつけることは躊躇われた。
 それでも綺麗な嘘ひとつ吐くことができない。きっとさかしい少女はすぐに見抜いてしまうだろうから。

「多数を生かすために……君は、君たちは生贄となるために生まれてきた」
「……でも、わたしは無意味に死ぬのね」

 少女は諦めた表情のまま、失意の笑みを零していた。
 オリーブ色の瞳が陰り、赤茶色の髪を揺らして、穢いものを避けるように僕から目を逸らして言う。

「ひどいはなし」

 そして次の日。少女は他と同じ様に息絶えた姿で発見された。
 牢の中に残っていたのは、白い髪の少女ひとりだけ。

 心を与えたがために、少女は死んだ。
 何の意味ももたせず何の喜びも与えてやれず、ただ消費されたのだ。
 僕のせいだ。
 『存続させる人形側あっち』に踏み込めない癖に。『存続する人間側ここ』でのうのうと暮らし、手も差し伸ばさず線引された場所から動けない癖に。
 憐れんだ、僕のせいだ。

 誰だって死は怖い。苦しみたくなどない。魔神の心臓を収める器になるということが、どれほどの恐怖か想像すらできない。並みの人間ならばまず間違いなく発狂するだろう。
 心を奪うということは。
 それらの感情から守るためでもあったのだ。

 ――彼女らは人形として生まれた。
 その意味を与え全うさせるのが、僕の役割だった。

 少数を犠牲にし多数を救う。
 もう憐れむことなどしない。
 決して、少女人形達の在り方を捻じ曲げたりしない。

 少しでも長く世界を存続させる。それが犠牲になった彼女らに対する、唯一の返礼だと信じて。

『あの子は、エレノアは人形なんかじゃない……!』

 だからこそ、愚直に命の平等さを信じ、己と同じ愚行を再現する奴に苛立った。
 心を与えたその先にあるのがどんなものか、知らないからそんな綺麗事が言えるのだ。
 吐き気がする。
 あいつがしようとしていることは、死を恐れない人形にただ恐怖を植え付け、世界に生まれた意味すら奪うことだ。
 本当にこんなことを辞めさせたいのなら、神に直談判でもすればいい。
 同じ人間達に訴えたところで、この愚かで憐れな生き物達はなにも――なにひとつ変わりはしないだろう。

(……どうせ口先だけの男だ。何も出来やしない)

 僕は厳重に管理され鍵をかけられた箱から、紋様が施された宝石を手に取る。
 過去の過ちを繰り返さないよう、その愚行を教訓に開発したもの。
 この世界から消え去った『精神干渉魔法』を再現し刻み込んだ魔法石。

 隷属の証を刻めば早いが、それは魔力と血の適合を阻害する。
 最も手早く確実な方法は、人形の状態をことだ。

 僕は決意と共に、その冷ややかな温度の石を強く握りしめた。
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