10 / 37
第一部
Side勇者②
しおりを挟む
異世界に来た翌日、昨日パーティ内で話した通り初めてモンスターと戦う事にしたんだ。王城は街の中心に位置しており、王城を囲むように街が形成、そして街を護るように高い壁がそびえてえている。いわゆる城下町といった感じだよな。そんで、東西南北にそれぞれ街へと入る門があるんだ。
そんな城下町の門を俺達は南から抜けると視界に入ってくるのは別の街へと繋がっているであろう街道と見渡す限りの平原っていった感じだ。ゲームみたいに街を出てすぐモンスターと出会って戦う…なんてことはなかった。街には結界が張られているそうでモンスターも本能でそれを分かっているらしくそうそう近づいては来ないそうだ。そうそうという事はたまにあるんだよな?そんな事を思いながらも街道を外れて平原を歩いて行く。
すると最初にモンスターに気付いたのは僧侶の崇だった。
「お、おいっ!?アレ…モンスターじゃないかっ!?」
「んっ? ああ…。あのモゾモゾ動いてるヤツか!」
「…アレかっ!」
俺は鋼の剣を腰から抜き放つ。賢治も剣を抜放つと同時に大盾を前に出す形で構える。崇は錫杖を握りしめ、康太は右手に持っていた鋼の槍を両手持ちに変える。
「お、俺が大盾を構えながら慎重にアイツに近づいて行くから…飛駆と康太も俺に続いてくれ!」
「ああ」
「わ、分かった」
モゾモゾしてるモノに近づくにつれその姿が明らかになる。俺達パーティが初めて遭遇する事になった本物のモンスターは1メートルくらいの芋虫だった。
「で、デカいな…」
と、口にしたのは賢治だ。
「…気持ちわりぃぃ」
本当に気色悪そうな感想を述べたのは崇。
「ぅっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
「お、おい!?」
突然叫び出しながらモンスターに向かって突撃したのは康太だ。内心『勝手な事するなよ、くそっ』と、つい思ってしまう。康太に続くように俺も駆ける。
康太はそのまま芋虫の頭らしきところに向かって槍を一突き。パッシブスキルのお陰だろうか?その姿が妙に様になって見えるのは…
『ぴぎぃぃ…』
突き刺さるような鋭い音とともにモンスターのうめき声のようなものが聞こえる…と同時に康太の放った槍の刃先が見事に芋虫の頭らしき場所を捉えているのが分かった。瞬間力が溢れるような感覚を何故か感じた。
俺も駆けてきた勢いそのままに芋虫の胴体に斬りかかる。剣を握った事なんて当然なかったわけなんだけど剣の使い方が分かるのはやはりパッシブスキルのお陰なんだろうな。
なんとも言えない感触とともに緑色の血しぶきがあがる。
「うぷっ…うげぇ…」
そんな声とともにゲロを吐いているのは崇だ。俺はそんな崇を尻目に再度胴体を斬りつける。
「うらぁぁぁぁぁぁぁ」
康太は叫び声をあげながら何度も何度も突き刺している。
「お、俺だって…!」
賢治も芋虫の尻先に斬りかかる。
♢
「オーバーキルってヤツだな…」
「…だな」
賢治の言葉に頷く。
「…お前等やり過ぎだろ。まだ俺は気持ち悪いわ…」
「悪い悪い…つい…な?でもそのお陰でというか俺のお陰でお前もレベルが上がっただろ?」
「そりゃあそうだけど…」
結論から言えば最初の康太の一撃で戦闘は終わっていたみたいだ。力が溢れたような感覚はレベルアップしたという事だったんだと思う。ステータスを確認するとパーティ全員レベルが上がっていたしな。
「経験値という項目がステータスにないのでなんともいえないけど、経験値みたいなものがあるんだろうな。そんで…経験値があると仮定するとパーティでそれが分配されたんだろうな」
「ああ、それな」
「まあ、戦闘していればそのうちそういのは分かるだろ。そんなことよりも康太お前…」
「い、言わなくても分かってるって飛駆。は、初めての戦闘でちょっとパニくってたんだよ」
「頼むから気をつけてくれよ?勝手な事されたらマジでヤバくなるぞ」
「ああ、ソレ俺も思った」
「ゲームでもAIに任せてたりしたらたまにいらん行動されてピンチに陥るしな」
「み、みんなしてそう言うなって…」
いや…言っておかないとな?こういうのは大事だろ?
「そ、そうだ!勇者の飛駆が指示出せばいいんじゃないか?」
「康太の言う通り…指示するものがいた方がいいかも…」
二人とも良いこと言うな。
「俺はどっちでもいいぜ!飛駆がしないなら俺が指示出してもいいぞ?さっき真っ先に指示を出したのは俺だし」
くっ…マウントみたいなもの取んなよ。そこは賢治も話を合わせてくれたらいいのによ。
「…とりあえず次の戦闘から俺に指示を出させてくれ」
「ああ、宜しく」
「うん」
「無理そうならいつでも言ってくれよ?」
とにかく勇者として…先頭に立たないとな。見てろ…。
♢
「賢治は芋虫を!」
「おう!」
「康太は俺に続いてくれっ!」
「はいよっ!」
「崇はさっき覚えた魔法をスライムみたいなヤツに!」
「うん!任せて!【エア】!」
俺の指示にみんなが動く。賢治が芋虫を一刀両断。俺もバッタみたいなモンスターを斬りつけ、すぐさま康太が槍で突き刺す。崇は先程覚えた風属性の魔法を敵に放つ。するとスライムみたいなモンスターに向かって風が吹き荒れてバラバラに…。
「ナイス!みんな!」
戦闘が終わりハイタッチを交わす俺達。
「飛駆の指示も良かったぜ!」
「だね」
「いい感じだよな、俺達!」
「それな!」
「それとさっき…」
「レベルがまた上がったんじゃないか?」
「それそれ!」
「力が溢れる感覚があったもんな」
「確認してみようぜ!」
最初の戦闘から何度も戦闘を重ねてかなりの数のモンスターを倒してきた。コレであの力が溢れる感覚も五回目だ。そろそろ俺も魔法を覚えるんじゃないのか?そう思いながらステータスと念じてみる。
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶池面 飛駆 (いけづら ひかる)
年齢∶15
職業∶勇者
レベル∶6
体力∶33
魔力∶18
力∶21
俊敏∶15
器用∶13
知力∶7
運∶10
装備∶鋼の剣 鋼の盾 鋼の胸当て
パッシブスキル∶剣技Lv 2
スキル∶火斬り
魔法∶ファイア
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
うおっ!?魔法を覚えたと同時にスキルも覚えたっ!?しかも【ファイア】ってありきたりだけど絶対カッコいいよな。みんなも同じように使えるモノが増えたようだ。聞いた感じだとこんな感じだ。
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶再現 賢治 (さいげん けんじ)
年齢∶15
職業∶戦士
レベル∶6
体力∶40
魔力∶5
力∶30
俊敏∶9
器用∶10
知力∶6
運∶8
装備∶鋼の剣 鋼の兜 鋼の鎧 鋼の大盾
パッシブスキル∶剣技Lv 1 盾技Lv1
スキル∶力溜め
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶仲間 崇 (なかま たかし)
年齢∶15
職業∶僧侶
レベル∶6
体力∶20
魔力∶35
力∶11
俊敏∶13
器用∶10
知力∶15
運∶10
装備∶鉄の錫杖 僧侶の服 僧侶の帽子
スキル∶祈り
魔法∶ライト エア
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶霜村 康太 (しもむら こうた)
年齢∶15
職業∶槍使い
レベル∶6
体力∶30
魔力∶10
力∶28
俊敏∶15
器用∶13
知力∶10
運∶10
装備∶鋼の槍 鋼の胸当て 鋼の兜
パッシブスキル∶槍技LV2
スキル∶ダッシュ突き ドリル突き
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
「今日はこれくらいにしておこう。初日だしな!」
「「「賛成!」」」
ステータスの確認が終えた俺達は笑い合いながら一度街へと戻る事に。街へ戻った俺達は宿を取った。んで、宿をとってすぐさま賢治と康太は娼館へと向かった。
「くふふっ…マジ楽しみだな賢治」
「ああ…ドキドキするわ…だけどようやく俺も大人の階段を…」
「登るんだな…」
物凄く楽しそうに…。俺は行ってないぞ?惚れてる愛しのマイスウィートハニーがいるしな。まだハニーでもなんでもないんだけども…
崇はというと疲れたのかベッドに横になってすぐに夢の世界へ。
まあ、そういうのに興味があるのは分かるけど…勇者パーティの名を穢さなかったら自由にしていいと思う。あんまり色々制限つけたら揉める原因だろうしな。
俺の異世界生活は早くも二日目が終わろうとしているな。だけど…俺はやれている。
「…やれる。俺は勇者として…この世界で…」
俺も疲れていたんだろう。少しばかり寝心地が悪い堅いベッドに横になりながらも…色々考えているといつの間にか俺も眠ってしまったのだから。
そんな城下町の門を俺達は南から抜けると視界に入ってくるのは別の街へと繋がっているであろう街道と見渡す限りの平原っていった感じだ。ゲームみたいに街を出てすぐモンスターと出会って戦う…なんてことはなかった。街には結界が張られているそうでモンスターも本能でそれを分かっているらしくそうそう近づいては来ないそうだ。そうそうという事はたまにあるんだよな?そんな事を思いながらも街道を外れて平原を歩いて行く。
すると最初にモンスターに気付いたのは僧侶の崇だった。
「お、おいっ!?アレ…モンスターじゃないかっ!?」
「んっ? ああ…。あのモゾモゾ動いてるヤツか!」
「…アレかっ!」
俺は鋼の剣を腰から抜き放つ。賢治も剣を抜放つと同時に大盾を前に出す形で構える。崇は錫杖を握りしめ、康太は右手に持っていた鋼の槍を両手持ちに変える。
「お、俺が大盾を構えながら慎重にアイツに近づいて行くから…飛駆と康太も俺に続いてくれ!」
「ああ」
「わ、分かった」
モゾモゾしてるモノに近づくにつれその姿が明らかになる。俺達パーティが初めて遭遇する事になった本物のモンスターは1メートルくらいの芋虫だった。
「で、デカいな…」
と、口にしたのは賢治だ。
「…気持ちわりぃぃ」
本当に気色悪そうな感想を述べたのは崇。
「ぅっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
「お、おい!?」
突然叫び出しながらモンスターに向かって突撃したのは康太だ。内心『勝手な事するなよ、くそっ』と、つい思ってしまう。康太に続くように俺も駆ける。
康太はそのまま芋虫の頭らしきところに向かって槍を一突き。パッシブスキルのお陰だろうか?その姿が妙に様になって見えるのは…
『ぴぎぃぃ…』
突き刺さるような鋭い音とともにモンスターのうめき声のようなものが聞こえる…と同時に康太の放った槍の刃先が見事に芋虫の頭らしき場所を捉えているのが分かった。瞬間力が溢れるような感覚を何故か感じた。
俺も駆けてきた勢いそのままに芋虫の胴体に斬りかかる。剣を握った事なんて当然なかったわけなんだけど剣の使い方が分かるのはやはりパッシブスキルのお陰なんだろうな。
なんとも言えない感触とともに緑色の血しぶきがあがる。
「うぷっ…うげぇ…」
そんな声とともにゲロを吐いているのは崇だ。俺はそんな崇を尻目に再度胴体を斬りつける。
「うらぁぁぁぁぁぁぁ」
康太は叫び声をあげながら何度も何度も突き刺している。
「お、俺だって…!」
賢治も芋虫の尻先に斬りかかる。
♢
「オーバーキルってヤツだな…」
「…だな」
賢治の言葉に頷く。
「…お前等やり過ぎだろ。まだ俺は気持ち悪いわ…」
「悪い悪い…つい…な?でもそのお陰でというか俺のお陰でお前もレベルが上がっただろ?」
「そりゃあそうだけど…」
結論から言えば最初の康太の一撃で戦闘は終わっていたみたいだ。力が溢れたような感覚はレベルアップしたという事だったんだと思う。ステータスを確認するとパーティ全員レベルが上がっていたしな。
「経験値という項目がステータスにないのでなんともいえないけど、経験値みたいなものがあるんだろうな。そんで…経験値があると仮定するとパーティでそれが分配されたんだろうな」
「ああ、それな」
「まあ、戦闘していればそのうちそういのは分かるだろ。そんなことよりも康太お前…」
「い、言わなくても分かってるって飛駆。は、初めての戦闘でちょっとパニくってたんだよ」
「頼むから気をつけてくれよ?勝手な事されたらマジでヤバくなるぞ」
「ああ、ソレ俺も思った」
「ゲームでもAIに任せてたりしたらたまにいらん行動されてピンチに陥るしな」
「み、みんなしてそう言うなって…」
いや…言っておかないとな?こういうのは大事だろ?
「そ、そうだ!勇者の飛駆が指示出せばいいんじゃないか?」
「康太の言う通り…指示するものがいた方がいいかも…」
二人とも良いこと言うな。
「俺はどっちでもいいぜ!飛駆がしないなら俺が指示出してもいいぞ?さっき真っ先に指示を出したのは俺だし」
くっ…マウントみたいなもの取んなよ。そこは賢治も話を合わせてくれたらいいのによ。
「…とりあえず次の戦闘から俺に指示を出させてくれ」
「ああ、宜しく」
「うん」
「無理そうならいつでも言ってくれよ?」
とにかく勇者として…先頭に立たないとな。見てろ…。
♢
「賢治は芋虫を!」
「おう!」
「康太は俺に続いてくれっ!」
「はいよっ!」
「崇はさっき覚えた魔法をスライムみたいなヤツに!」
「うん!任せて!【エア】!」
俺の指示にみんなが動く。賢治が芋虫を一刀両断。俺もバッタみたいなモンスターを斬りつけ、すぐさま康太が槍で突き刺す。崇は先程覚えた風属性の魔法を敵に放つ。するとスライムみたいなモンスターに向かって風が吹き荒れてバラバラに…。
「ナイス!みんな!」
戦闘が終わりハイタッチを交わす俺達。
「飛駆の指示も良かったぜ!」
「だね」
「いい感じだよな、俺達!」
「それな!」
「それとさっき…」
「レベルがまた上がったんじゃないか?」
「それそれ!」
「力が溢れる感覚があったもんな」
「確認してみようぜ!」
最初の戦闘から何度も戦闘を重ねてかなりの数のモンスターを倒してきた。コレであの力が溢れる感覚も五回目だ。そろそろ俺も魔法を覚えるんじゃないのか?そう思いながらステータスと念じてみる。
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶池面 飛駆 (いけづら ひかる)
年齢∶15
職業∶勇者
レベル∶6
体力∶33
魔力∶18
力∶21
俊敏∶15
器用∶13
知力∶7
運∶10
装備∶鋼の剣 鋼の盾 鋼の胸当て
パッシブスキル∶剣技Lv 2
スキル∶火斬り
魔法∶ファイア
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
うおっ!?魔法を覚えたと同時にスキルも覚えたっ!?しかも【ファイア】ってありきたりだけど絶対カッコいいよな。みんなも同じように使えるモノが増えたようだ。聞いた感じだとこんな感じだ。
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶再現 賢治 (さいげん けんじ)
年齢∶15
職業∶戦士
レベル∶6
体力∶40
魔力∶5
力∶30
俊敏∶9
器用∶10
知力∶6
運∶8
装備∶鋼の剣 鋼の兜 鋼の鎧 鋼の大盾
パッシブスキル∶剣技Lv 1 盾技Lv1
スキル∶力溜め
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶仲間 崇 (なかま たかし)
年齢∶15
職業∶僧侶
レベル∶6
体力∶20
魔力∶35
力∶11
俊敏∶13
器用∶10
知力∶15
運∶10
装備∶鉄の錫杖 僧侶の服 僧侶の帽子
スキル∶祈り
魔法∶ライト エア
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
名前∶霜村 康太 (しもむら こうた)
年齢∶15
職業∶槍使い
レベル∶6
体力∶30
魔力∶10
力∶28
俊敏∶15
器用∶13
知力∶10
運∶10
装備∶鋼の槍 鋼の胸当て 鋼の兜
パッシブスキル∶槍技LV2
スキル∶ダッシュ突き ドリル突き
❉❉❉❉❉❉❉❉❉❉
「今日はこれくらいにしておこう。初日だしな!」
「「「賛成!」」」
ステータスの確認が終えた俺達は笑い合いながら一度街へと戻る事に。街へ戻った俺達は宿を取った。んで、宿をとってすぐさま賢治と康太は娼館へと向かった。
「くふふっ…マジ楽しみだな賢治」
「ああ…ドキドキするわ…だけどようやく俺も大人の階段を…」
「登るんだな…」
物凄く楽しそうに…。俺は行ってないぞ?惚れてる愛しのマイスウィートハニーがいるしな。まだハニーでもなんでもないんだけども…
崇はというと疲れたのかベッドに横になってすぐに夢の世界へ。
まあ、そういうのに興味があるのは分かるけど…勇者パーティの名を穢さなかったら自由にしていいと思う。あんまり色々制限つけたら揉める原因だろうしな。
俺の異世界生活は早くも二日目が終わろうとしているな。だけど…俺はやれている。
「…やれる。俺は勇者として…この世界で…」
俺も疲れていたんだろう。少しばかり寝心地が悪い堅いベッドに横になりながらも…色々考えているといつの間にか俺も眠ってしまったのだから。
178
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる