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ルナから
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『豊和様!どうか来て下さいましっ!』
アリシアの妊娠が発覚してアリシアと存分にイチャイチャした翌日の朝早くの事だ。ルナ先輩からそんなメールが届いた。
『何かあったんですか?』
とりあえずそう返信してみるものの来て下さいましたら分かります!というメッセージが折り返しで届いたんだ。 何事かと思いつつも、とにかく俺は忙ぎルナ先輩の元へと向かったんだ。
♢
──ルナ先輩は自身の会社の社長室に居るとの連絡を受けた。俺は真っ直ぐ社長室へと向かって社長室のドアをトントンとノックする。
「ルナ先輩?」
「豊和様ですニャっ!?」
んっ?ニャっ…?今…ニャって言ったか?いつものお嬢様口調ではなかったのような…。聞き間違いか…?
「は、入って来て下さいませニャッ」
どうやら聞き間違いじゃあなかったようだ。やっぱりニャッって聞こえるしな…。そういうプレーだろうか?とりあえず部屋の中へ入っていいみたいなので社長室の部屋の中へと足を踏み入れる…。
「ルナ先輩、どうされ………」
入って早々…ルナ先輩が視界に入る。いつもの金髪縦髪ロールは健在。ただし…
「…その頭に着いているのは…猫耳カチューシャで間違いないでしょうか?それとお尻の後ろでフリフリされてるのは猫の尻尾型アクセサリーで間違いないでしょうか?」
俺が今、口にした通り、いつものルナ先輩ではないのだニャッ…。やべっ…。うっかり俺も語尾が猫語になってしまったぜ☆まあ、とにかく何があったのかは分からないが、ルナ先輩の頭には猫耳が装着されていて、しかもピコピコとその猫耳が動いているんだ。更にっ!更にだっ!猫の尻尾みたいなものもお尻の後ろの方でフリフリと動いているのが見てとれる…。まるで本物の猫耳と尻尾のようだ。
「何で敬語なのですニャッ!?」
「…なるほど…そういう事ですか…ごくっ…」
「私の話聞いてないのニャッ!?何を一人で納得されておられるのニャッ!?まだ何も言っておりませんニャッ!?しかも何で距離を詰めてきてますのニャッ!?」
「気にしないで下さい…決して…ルナ先輩のその姿に欲情したわけではありませんので…これは…そう…確かめる為です…」
「嘘ですニャッ!?欲情してますニャッ!?」
「語尾もニャッの拘り…流石ルナ先輩…完璧ですニャッ」
「これは、違うニャッ!?とにかく話を聞いて下さいませニャッ!?」
俺はそっと猫耳に触れる。目の前にモフるモノがあるのならモフるのは当然…だろ?サワサワとルナ先輩が装着している猫耳を撫でるとルナ先輩がまるで自分の耳を触られてるかのようにその可愛いお口から声が洩れ始めた…。
「ふにゃっ!?だ、駄目ですニャッ!?そこは…びっ…敏感にニャッって…んにゃあ♡」
「これは素晴らしい出来ですね?しかも俺が触るのにあわせて声を出してくれるとは…ルナ先輩…朝からごちそうさまです…いや、いただきますの方がいいですかね?」
「とっ、とにかく話をっ…んにゃあ~~♡き、聞いて下さいましだニャッ~~~♡」
尻尾も一緒にモフりながらルナ先輩に何があったのか話を聞くことに…。その際…何度かルナ先輩の体がビクンビクンと痙攣を起こしたのはここだけの秘密だ…。床には大量の水たまりが出来ている…。深い意味はないからな?これはただの水たまり。いいね?ただの水たまりだからね?
「──なるほど…アリシアが作った薬で部分的に猫化したと?」
「はぁはぁ……ひ、酷い目に遭いましたニャッ…び、敏感になっておりますニャッのに…朝からニャン度もニャッン度もイかされるニャッんてっ…と、とにかくニャッ…ようやく…話が通じたようで何よりですニャッ…」
「これは…是非!商品化せねばなりませんね?」
「い、今はそんなお話どうでもいいのですニャッ!問題は…」
「問題はありませんよ?アリシアが作ったのなら」
「アリシアに対する…そ、その絶対的な信頼感はどこから来るのニャッ…?」
「アリシアは…ルナの事も大切に思ってるのが分かるからですよ」
「るっ!?ルナって呼びすてされたニャッ!?何でこのタイミングニャのかわかりかねますがニャ…」
「とにかく…これは猫化したルナを存分に愛でるようにというアリシアの心遣いなんです!間違いないです!」
「ほ、ホントですニャッ…?」
「じゃあ…愛でますね?」
俺はルナのスカートやらをズラして尻尾の付け根を確認…。
「おお~~~っ!?ちゃんとお尻の割れ目の上の方から猫の尻尾が生えてるっ!!俺、感動っ!」
「ニャッ!?い、いきなり脱がさないでニャッ!?」
「アリシアに感謝を込めていただきますニャッ♡」
「そこはわたくしに感謝して下さいましニャッ…はにゃあぁぁぁぁ~~~♡」
3時間後…薬の効果が切れたみたいでルナは元通りのルナに…。今度またアリシアにこの薬を作ってもらわねば…そう強く思った俺だった。
アリシアの妊娠が発覚してアリシアと存分にイチャイチャした翌日の朝早くの事だ。ルナ先輩からそんなメールが届いた。
『何かあったんですか?』
とりあえずそう返信してみるものの来て下さいましたら分かります!というメッセージが折り返しで届いたんだ。 何事かと思いつつも、とにかく俺は忙ぎルナ先輩の元へと向かったんだ。
♢
──ルナ先輩は自身の会社の社長室に居るとの連絡を受けた。俺は真っ直ぐ社長室へと向かって社長室のドアをトントンとノックする。
「ルナ先輩?」
「豊和様ですニャっ!?」
んっ?ニャっ…?今…ニャって言ったか?いつものお嬢様口調ではなかったのような…。聞き間違いか…?
「は、入って来て下さいませニャッ」
どうやら聞き間違いじゃあなかったようだ。やっぱりニャッって聞こえるしな…。そういうプレーだろうか?とりあえず部屋の中へ入っていいみたいなので社長室の部屋の中へと足を踏み入れる…。
「ルナ先輩、どうされ………」
入って早々…ルナ先輩が視界に入る。いつもの金髪縦髪ロールは健在。ただし…
「…その頭に着いているのは…猫耳カチューシャで間違いないでしょうか?それとお尻の後ろでフリフリされてるのは猫の尻尾型アクセサリーで間違いないでしょうか?」
俺が今、口にした通り、いつものルナ先輩ではないのだニャッ…。やべっ…。うっかり俺も語尾が猫語になってしまったぜ☆まあ、とにかく何があったのかは分からないが、ルナ先輩の頭には猫耳が装着されていて、しかもピコピコとその猫耳が動いているんだ。更にっ!更にだっ!猫の尻尾みたいなものもお尻の後ろの方でフリフリと動いているのが見てとれる…。まるで本物の猫耳と尻尾のようだ。
「何で敬語なのですニャッ!?」
「…なるほど…そういう事ですか…ごくっ…」
「私の話聞いてないのニャッ!?何を一人で納得されておられるのニャッ!?まだ何も言っておりませんニャッ!?しかも何で距離を詰めてきてますのニャッ!?」
「気にしないで下さい…決して…ルナ先輩のその姿に欲情したわけではありませんので…これは…そう…確かめる為です…」
「嘘ですニャッ!?欲情してますニャッ!?」
「語尾もニャッの拘り…流石ルナ先輩…完璧ですニャッ」
「これは、違うニャッ!?とにかく話を聞いて下さいませニャッ!?」
俺はそっと猫耳に触れる。目の前にモフるモノがあるのならモフるのは当然…だろ?サワサワとルナ先輩が装着している猫耳を撫でるとルナ先輩がまるで自分の耳を触られてるかのようにその可愛いお口から声が洩れ始めた…。
「ふにゃっ!?だ、駄目ですニャッ!?そこは…びっ…敏感にニャッって…んにゃあ♡」
「これは素晴らしい出来ですね?しかも俺が触るのにあわせて声を出してくれるとは…ルナ先輩…朝からごちそうさまです…いや、いただきますの方がいいですかね?」
「とっ、とにかく話をっ…んにゃあ~~♡き、聞いて下さいましだニャッ~~~♡」
尻尾も一緒にモフりながらルナ先輩に何があったのか話を聞くことに…。その際…何度かルナ先輩の体がビクンビクンと痙攣を起こしたのはここだけの秘密だ…。床には大量の水たまりが出来ている…。深い意味はないからな?これはただの水たまり。いいね?ただの水たまりだからね?
「──なるほど…アリシアが作った薬で部分的に猫化したと?」
「はぁはぁ……ひ、酷い目に遭いましたニャッ…び、敏感になっておりますニャッのに…朝からニャン度もニャッン度もイかされるニャッんてっ…と、とにかくニャッ…ようやく…話が通じたようで何よりですニャッ…」
「これは…是非!商品化せねばなりませんね?」
「い、今はそんなお話どうでもいいのですニャッ!問題は…」
「問題はありませんよ?アリシアが作ったのなら」
「アリシアに対する…そ、その絶対的な信頼感はどこから来るのニャッ…?」
「アリシアは…ルナの事も大切に思ってるのが分かるからですよ」
「るっ!?ルナって呼びすてされたニャッ!?何でこのタイミングニャのかわかりかねますがニャ…」
「とにかく…これは猫化したルナを存分に愛でるようにというアリシアの心遣いなんです!間違いないです!」
「ほ、ホントですニャッ…?」
「じゃあ…愛でますね?」
俺はルナのスカートやらをズラして尻尾の付け根を確認…。
「おお~~~っ!?ちゃんとお尻の割れ目の上の方から猫の尻尾が生えてるっ!!俺、感動っ!」
「ニャッ!?い、いきなり脱がさないでニャッ!?」
「アリシアに感謝を込めていただきますニャッ♡」
「そこはわたくしに感謝して下さいましニャッ…はにゃあぁぁぁぁ~~~♡」
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