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第二部
ある日の出来事
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「直弘…準備は万端か?」
「いつでもいけるぞ豊和!」
「分かってるだろうが…失敗は許されない。この日の為に茜先輩に護衛を外れて貰ったんだから…」
「勿論だ。だからこそ俺がお前の護衛を引き受けたんだろ?」
「ああ!」
「そろそろ行くか?」
「待て!」
「どうした?まさかこの期に及んで怖じ気付いたのか?」
「違う。お前の方こそ麻季は大丈夫なんだろうな?巻き添えはゴメンだぞ…」
「クックックッ…その事か。その辺は抜かりは無い」
「分かった信じるぞ?」
「それは俺の台詞だ!」
俺達は今日ある任務を遂行する。失敗は許されないし失敗すればどんな事になるのかは考えたくもない。それだけ重大な任務…。意を決して俺達はある建物の中へと入って行った。
建物の中に入ると売店があり異様な熱気に溢れている。俺と直弘も列に素早く並びアクリルスタンドとポスターを購入。購入後はイベント舞台へと向かう。舞台には大きなモニターも設置。今日の収容人数は当選した三十人だけ。当選した者だけが入れる…まさに聖地といっても過言ではないだろう!
そう。今日は当選した者だけ招かれ行われるVTuberプリプリシスターズのイベント。俺と直弘は彼女達のファンなのだ。これは直弘と俺だけの秘密。彼女達の配信はとても楽しく見ていて飽きない。それになんといっても
彼女達の外側の出来がまた素晴らしい。アニメや漫画好きなら必ず好きになる。それくらいの出来だ。今回のポスターなんか百合っぽさも感じさせる魅惑のポスター。直弘と必ず買うと決めていた。おっとイベントが始まるみたいだ。
『『皆ぁ~今日は私達のイベントに来てくれてありがとう!』』
「「「「「イェ─────ィ!!」」」」」
『うんうん。皆今日も元気だね~♪』
『改めて、プリプリシスターズのみぃ~と』
『けいだよ!』
「「「「「うぉぉー!」」」」」
『『今日も皆の精を貰って骨抜きにしちゃうから~♡』』
そう。彼女達はサキュバスの双子。今の台詞、声に半分以上は早速骨抜きにされた事だろう。何を言ってるか分からない?そんな事は無い。推しが出来れば皆分かる様になる。中学の時、直弘と動画を漁っている時2人同時にはまったんだ。直弘も俺もテンションMAX!イベントはどんどん進行していき、そして…
『今日は皆来てくれて本当にありがとう!』
『ちゃんと私達に精は捧げてくれたかな?』
「捧げたー!」「「「当然!!!」」」
「愛してるぅぅー!」
『フフフッ!また吸い出しに来て・あ・げ・る♡』
『じゃっ…また♡』
─こうしてイベントを終えた俺達は2人帰り道余韻に浸りながら喋りまくる。ちなみに直弘はみぃ~派、俺はけい派だ。
「マジで良かったな豊和!」
「やはり来て正解だったな?」
「だな!」
「みぃ~ちゃん本当に仕草も良かったけどやはり声が良いな?」
「いやいや、けいちゃんの仕草と声が一番だろ?」
「いや、みぃ~ちゃんだ!」
「けいちゃんだ!」
「「ハハハッ!!」」
「やっぱりこうしてお前と過ごす時間は楽しいな」
「だな。俺もそうだよ」
「「あ、あの、ちょっと良い??」」
「「えっ??」」
─ふと後ろから聞き覚えがある様に感じる声がしたんだ。
「いつでもいけるぞ豊和!」
「分かってるだろうが…失敗は許されない。この日の為に茜先輩に護衛を外れて貰ったんだから…」
「勿論だ。だからこそ俺がお前の護衛を引き受けたんだろ?」
「ああ!」
「そろそろ行くか?」
「待て!」
「どうした?まさかこの期に及んで怖じ気付いたのか?」
「違う。お前の方こそ麻季は大丈夫なんだろうな?巻き添えはゴメンだぞ…」
「クックックッ…その事か。その辺は抜かりは無い」
「分かった信じるぞ?」
「それは俺の台詞だ!」
俺達は今日ある任務を遂行する。失敗は許されないし失敗すればどんな事になるのかは考えたくもない。それだけ重大な任務…。意を決して俺達はある建物の中へと入って行った。
建物の中に入ると売店があり異様な熱気に溢れている。俺と直弘も列に素早く並びアクリルスタンドとポスターを購入。購入後はイベント舞台へと向かう。舞台には大きなモニターも設置。今日の収容人数は当選した三十人だけ。当選した者だけが入れる…まさに聖地といっても過言ではないだろう!
そう。今日は当選した者だけ招かれ行われるVTuberプリプリシスターズのイベント。俺と直弘は彼女達のファンなのだ。これは直弘と俺だけの秘密。彼女達の配信はとても楽しく見ていて飽きない。それになんといっても
彼女達の外側の出来がまた素晴らしい。アニメや漫画好きなら必ず好きになる。それくらいの出来だ。今回のポスターなんか百合っぽさも感じさせる魅惑のポスター。直弘と必ず買うと決めていた。おっとイベントが始まるみたいだ。
『『皆ぁ~今日は私達のイベントに来てくれてありがとう!』』
「「「「「イェ─────ィ!!」」」」」
『うんうん。皆今日も元気だね~♪』
『改めて、プリプリシスターズのみぃ~と』
『けいだよ!』
「「「「「うぉぉー!」」」」」
『『今日も皆の精を貰って骨抜きにしちゃうから~♡』』
そう。彼女達はサキュバスの双子。今の台詞、声に半分以上は早速骨抜きにされた事だろう。何を言ってるか分からない?そんな事は無い。推しが出来れば皆分かる様になる。中学の時、直弘と動画を漁っている時2人同時にはまったんだ。直弘も俺もテンションMAX!イベントはどんどん進行していき、そして…
『今日は皆来てくれて本当にありがとう!』
『ちゃんと私達に精は捧げてくれたかな?』
「捧げたー!」「「「当然!!!」」」
「愛してるぅぅー!」
『フフフッ!また吸い出しに来て・あ・げ・る♡』
『じゃっ…また♡』
─こうしてイベントを終えた俺達は2人帰り道余韻に浸りながら喋りまくる。ちなみに直弘はみぃ~派、俺はけい派だ。
「マジで良かったな豊和!」
「やはり来て正解だったな?」
「だな!」
「みぃ~ちゃん本当に仕草も良かったけどやはり声が良いな?」
「いやいや、けいちゃんの仕草と声が一番だろ?」
「いや、みぃ~ちゃんだ!」
「けいちゃんだ!」
「「ハハハッ!!」」
「やっぱりこうしてお前と過ごす時間は楽しいな」
「だな。俺もそうだよ」
「「あ、あの、ちょっと良い??」」
「「えっ??」」
─ふと後ろから聞き覚えがある様に感じる声がしたんだ。
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