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第一部
これって…
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「よし!メイクは完璧!!後は─っと…ちょっとあそこの椅子に腰掛けて待っててくれるかな?私の家、このコンビニの裏にあるんだけど家に帰ってちょっとアレを取ってくるから!」
そう言うと愛歌さんは部屋を出て行く。僕は椅子に腰掛けて愛歌さんを待つ事に…。アレってなんだろ?それにしても化粧されるなんて思ってもみなかったよ…。見た目はどうなっているんだろうね?そんな事を思っているとこちらに向かってタッタッタ…っと駆けて来る音が…、
─「お待たせ~!」
「愛歌さん、何が入ってるんです…ソレ?」
愛歌さんが段ボールを抱えている。中身は何が入ってるのだろう?不思議に思っているとすぐに…
「じゃあ…これを着てくれる?」
愛歌さんが段ボールから取り出したのは…肌色の…?
「いぃぃ… !?ししし、死体!?」
愛歌さんが持って来た物を見た瞬間は首が無い女性の死体にしか見えなかった。首がない女性の裸の死体…。でもよく見ると骨が入っていないみたいにフニャフニャしているのが分かる…。テレビで見たホラー映画のワンシーンを思い出す…。人間の皮を着るホラー映画…。思い出すだけでも身の毛がよだつよね?
「アハハ…驚いた?驚くよね?これ本当に良く出来てるでしょっ?女性の体を忠実に再現した肉襦袢なんだ。男性が外を気軽に出歩ける様にって作られたモノなんだよ?」
「…ホントに驚きましたよ。それにしてもよく出来ていますね?」
ホントによく出来てる…。ちゃんと女性の胸があるし…。
「…豊和君のエッチ/////。今、胸ばかり見てたでしょ?」
「いや…その、良く出来てるな、と…」
そこに胸があったら男なら見てしまうよね?仕方なくない!?ホントによく出来てるんだし。僕のこの気持ち分かってくれる人おりゅぅー?
「エッチな豊和君は一旦置いておいて、これの凄い所はまだあるんだよ?伸縮性抜群だし通気性にも優れてるし、夏は涼しいし、何よりも凄い所はこの服には女性特有の甘い匂いが付いているんだよ!」
「甘い匂い?」
「簡単に言えばフェロモン…。女性って甘い良い匂いがするでしょっ?」
「…確かに/////」
(そういえば…さっき愛歌さんに膝枕されてる時も甘い良い匂いが…)
「…その顔、もしかして……私の匂いでも思い出してる…の?/////」
何という質問を投げ掛けてくるんだ、愛歌さんは!?
「ノーコメントで…」
「じゃあ…私って良い匂いだった/////?」
「…それは……はい/////」
「そ、そっかあ/////」
一体僕達は何の会話をしているんだ?恥ずかしい事この上ないんだが…。しかも愛歌さんから聞いてきたのにマジ照れは止めて?こっちの頬迄熱く赤くなる/////。
「…え~と…本当に豊和君は女性が苦手じゃないんだね?」
「…そうですね。まぁ、苦手とかは全くないですよ」
「それに優しいよね?」
「そうですか?」
「だって…この服の元の持ち主…お父さんなんだけど、お父さんの事とか聞いてこないし…ね」
「……」
(それは今の関係ではまだ聞いたらいけない気がしたんだ…)
「私がお父さんの事を話したくなったら…聞いてくれる?」
「勿論ですよ」
「約束だよ?」
「はい、約束します」
恩もあるし当然だと思う。
「ありがとう!あんまり遅くなるとアレだし、じゃあ…肉襦袢を着てからその着ている服を着てくれる?そしたら完璧に女性に変身出来るから!私は部屋の外で待ってるから、着替え終わったら呼んでね?」
「分かりました!」
愛歌さんが部屋を出たので服を脱ぎ、そういえば…下着も買わないといけないなと今更ながらに思う…。女性モノの下着に無理矢理納めてるから痛いんだよね…。肉襦袢を手に取るとゴムみたいに伸びる素材…。最近の技術は凄いもんだなと感心しつつ装着!先程迄着てた服を着て─っと。よし!着替え終了!愛歌さんを呼び…
「うん…どこから見ても女性だよ?あっ、ここの首元は隠れる服にしないと駄目だよ?ウイッグは付けても付けなくてもどっちでも良いけど念の為付けて、うん。見た目は完璧!」
「そうですか?鏡が無いから自分の容姿が分からなくて…」
「見てみる?鏡はあるから…はい、これ!」
手鏡を借りて自分の容姿を確認するとホントに女性へと僕が変わっているのが分かる。
「声は気を付けてよ?声を女性の声に変えれる変声機マスクも売ってるみたいだから今度買うと良いよ?」
「本当にありがとうございます!」
「肉襦袢もウイッグもあげるから大切に使ってね?」
「いいんですか?」
「うん」
「それじゃあ…」
「気を付けて家に帰るんだよ?いつでも遊びに来ていいからね?」
「?」
「───ちょっと待って…。その顔何?」
「いや…せっかくこんな格好になったんだし、醤油と下着…「ねぇ…豊和君って本当に馬鹿なの?私説明したよね?確かにその格好なら中々バレないとは思うけど今は声出したらバレるんだよ?襲われたいの?」…いや…ほら…愛歌さんみたいに優しい人ばかりかも…」
「ちょっと待ってて!」
この後、愛歌さんは家に今一度戻ってどうやら店番を家族に頼んできたらしい。そして裏口から怖い顔した愛歌さんに連れられ僕は帰路へと着くことになった。どうやら家迄送り帰されるみたい…。何も買ってないのに何て事だ…。しくしくしく…。涙が出ちゃう…。女の子だもん…。しくしくしく…。
そう言うと愛歌さんは部屋を出て行く。僕は椅子に腰掛けて愛歌さんを待つ事に…。アレってなんだろ?それにしても化粧されるなんて思ってもみなかったよ…。見た目はどうなっているんだろうね?そんな事を思っているとこちらに向かってタッタッタ…っと駆けて来る音が…、
─「お待たせ~!」
「愛歌さん、何が入ってるんです…ソレ?」
愛歌さんが段ボールを抱えている。中身は何が入ってるのだろう?不思議に思っているとすぐに…
「じゃあ…これを着てくれる?」
愛歌さんが段ボールから取り出したのは…肌色の…?
「いぃぃ… !?ししし、死体!?」
愛歌さんが持って来た物を見た瞬間は首が無い女性の死体にしか見えなかった。首がない女性の裸の死体…。でもよく見ると骨が入っていないみたいにフニャフニャしているのが分かる…。テレビで見たホラー映画のワンシーンを思い出す…。人間の皮を着るホラー映画…。思い出すだけでも身の毛がよだつよね?
「アハハ…驚いた?驚くよね?これ本当に良く出来てるでしょっ?女性の体を忠実に再現した肉襦袢なんだ。男性が外を気軽に出歩ける様にって作られたモノなんだよ?」
「…ホントに驚きましたよ。それにしてもよく出来ていますね?」
ホントによく出来てる…。ちゃんと女性の胸があるし…。
「…豊和君のエッチ/////。今、胸ばかり見てたでしょ?」
「いや…その、良く出来てるな、と…」
そこに胸があったら男なら見てしまうよね?仕方なくない!?ホントによく出来てるんだし。僕のこの気持ち分かってくれる人おりゅぅー?
「エッチな豊和君は一旦置いておいて、これの凄い所はまだあるんだよ?伸縮性抜群だし通気性にも優れてるし、夏は涼しいし、何よりも凄い所はこの服には女性特有の甘い匂いが付いているんだよ!」
「甘い匂い?」
「簡単に言えばフェロモン…。女性って甘い良い匂いがするでしょっ?」
「…確かに/////」
(そういえば…さっき愛歌さんに膝枕されてる時も甘い良い匂いが…)
「…その顔、もしかして……私の匂いでも思い出してる…の?/////」
何という質問を投げ掛けてくるんだ、愛歌さんは!?
「ノーコメントで…」
「じゃあ…私って良い匂いだった/////?」
「…それは……はい/////」
「そ、そっかあ/////」
一体僕達は何の会話をしているんだ?恥ずかしい事この上ないんだが…。しかも愛歌さんから聞いてきたのにマジ照れは止めて?こっちの頬迄熱く赤くなる/////。
「…え~と…本当に豊和君は女性が苦手じゃないんだね?」
「…そうですね。まぁ、苦手とかは全くないですよ」
「それに優しいよね?」
「そうですか?」
「だって…この服の元の持ち主…お父さんなんだけど、お父さんの事とか聞いてこないし…ね」
「……」
(それは今の関係ではまだ聞いたらいけない気がしたんだ…)
「私がお父さんの事を話したくなったら…聞いてくれる?」
「勿論ですよ」
「約束だよ?」
「はい、約束します」
恩もあるし当然だと思う。
「ありがとう!あんまり遅くなるとアレだし、じゃあ…肉襦袢を着てからその着ている服を着てくれる?そしたら完璧に女性に変身出来るから!私は部屋の外で待ってるから、着替え終わったら呼んでね?」
「分かりました!」
愛歌さんが部屋を出たので服を脱ぎ、そういえば…下着も買わないといけないなと今更ながらに思う…。女性モノの下着に無理矢理納めてるから痛いんだよね…。肉襦袢を手に取るとゴムみたいに伸びる素材…。最近の技術は凄いもんだなと感心しつつ装着!先程迄着てた服を着て─っと。よし!着替え終了!愛歌さんを呼び…
「うん…どこから見ても女性だよ?あっ、ここの首元は隠れる服にしないと駄目だよ?ウイッグは付けても付けなくてもどっちでも良いけど念の為付けて、うん。見た目は完璧!」
「そうですか?鏡が無いから自分の容姿が分からなくて…」
「見てみる?鏡はあるから…はい、これ!」
手鏡を借りて自分の容姿を確認するとホントに女性へと僕が変わっているのが分かる。
「声は気を付けてよ?声を女性の声に変えれる変声機マスクも売ってるみたいだから今度買うと良いよ?」
「本当にありがとうございます!」
「肉襦袢もウイッグもあげるから大切に使ってね?」
「いいんですか?」
「うん」
「それじゃあ…」
「気を付けて家に帰るんだよ?いつでも遊びに来ていいからね?」
「?」
「───ちょっと待って…。その顔何?」
「いや…せっかくこんな格好になったんだし、醤油と下着…「ねぇ…豊和君って本当に馬鹿なの?私説明したよね?確かにその格好なら中々バレないとは思うけど今は声出したらバレるんだよ?襲われたいの?」…いや…ほら…愛歌さんみたいに優しい人ばかりかも…」
「ちょっと待ってて!」
この後、愛歌さんは家に今一度戻ってどうやら店番を家族に頼んできたらしい。そして裏口から怖い顔した愛歌さんに連れられ僕は帰路へと着くことになった。どうやら家迄送り帰されるみたい…。何も買ってないのに何て事だ…。しくしくしく…。涙が出ちゃう…。女の子だもん…。しくしくしく…。
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