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第一部
凛の部屋
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「こ、ここがアタシの部屋よ…さぁ、入りなさいよ!」
「し、失礼します…」
部屋に入るとそこはピンクを基調にした可愛いらしいいかにも女の子との部屋っていう感じ。棚には可愛い犬や猫のヌイグルミが所狭しと飾られている。そして何て言えば良いのかな…。よくアニメなんかでも女の子の部屋に入ると甘い匂いがして匂いだけでもドキドキするとかそんな感じの言葉を聞くけどまさしくその通りだった。しかもそんな部屋に異性と2人っきり。ドキドキしない訳がない…。
「す、好きな所に…す、座りなさい…よ?」
「う、うん」
「は、はい、これペットボトルのお茶よ!喉乾いた飲みなさいよ?」
「…ありがとう」
お茶を受け取ろうして少しだけ彼女の手に僕の手が触れてしまった…。
「ぁ…っ……/////!?」
「ご…ごめん/////」
「き、気にしないでっ/////」
(あ───っ!?触れた触れた触れちゃった!?落ち着けっ!落ち着くのよアタシ!これくらいで驚いてどどどど、どうするのよ!?話…そう!話を振るのよ凛!)
「…い」
「…い?」
「い、良い天気…よね?」
「…はい」
「…………」
「…………」
(会話が続いていないじゃない!?こ、こんな状況で護衛なんて務まる訳ないわね…。明鏡止水…明鏡止水の心よ、凛)
「そ、そういえば…」
「…何?」
(ナイスよ…豊和?お礼に何でも答えてあげるわ…)
「道場があったみたいなんだけど…凛は何か武術でも出来るの?」
「…弓道よ」
「弓を使えるの?マジ!?」
(凄っ!?弓道女子って凄くカッコいいよね?)
「つ、使える…わ」
(えっ…キラキラした目で見てくるんですけど、何これ…そんなに見られるとドキドキ止まらないんだけど!?アタシの心臓もつかしら?)
「今度的を射る所見せて貰ってもいい?」
(これは見せて貰わねば!!!)
「ふん…と、特別に見せてあげるわ」
「やりー!ありがとう凛」
(きゃわわわわわ!?何その笑顔!?あっ…駄目!?鼻血、鼻血出ちゃう/////女の子が気になる男の子の前でそんなみっともない事するわけにはいかない!10倍に鋼の精神を引き上げるしかないわ…。もってちょうだい!私の身体!)
「そ、それ位…構わない…わ…。アンタも喉を潤しなさい?水分はしっかりととっておくものよ?」
言われた通りお茶を頂く事に…。やっぱりお茶は『へ~い、お茶!』これに限る。凛も分かっているな、旨いお茶がなんなのかという事を。やるな…凛?そんな風に思っていると、
「あ、あそこにある本棚の本…見たかったらみ、見てもいいから…か、勘違いしないでよね?お、落ち着く時間が欲しいなんて思っていないんだからね!」
気も使ってくれたのだろう。そっぽ向いてそんな事を言ってくれる。その頬は赤くなっており、落ち着きたいと本当に思っているのがその様子から分かる…。異性と居るとどうしてもそうなるし落ち着かないよね…。僕も気を紛らわせる様に本棚へと向かい本を物色。え~と、なになに…
『彼とのイケない秘密の時間』1~8巻
『秘密の秘め事』1~10巻
『私の中にあなたを注いでよ♡』1~20巻
─えっ?大丈夫かこれ?タイトルかなりヤバくない!?僕が知らないだけでこんな本が流行ってるのか?中身はアレか?タイトル詐欺みたいなモノか?と、取り敢えず中を見て見ようか…。手に取り中をパラパラ……
本を静かに閉じ本棚にそっと戻す…………。
エロ本じゃねぇかぁぁぁー!バッチリそんなシーンばっかりだったぞ!?余計に気まずくなるわこんなの!!!これが普通か?今の世の中の常識か?駄目だ…。漫画は駄目だ…。他の本にしよう…。これなんか良いんじゃないかな?
『進撃の珍獣』
─手に取りページを捲る。ふむふむ、出だしでいきなり化け物が登場するのか…。なるほどね…。これなら大丈夫か?少し読み進め…
「いやぁぁぁー!化け物の子を孕むなんて…」
「あっ…」
─パタンと本を閉じる…。本は止めておこう…。多分その方が良い筈…。僕は元居た場所へと戻り静かに腰を下ろす…。
「あ、あれっ…アンタ本は?」
「えっ…いや…なんというか」
「あんまり読みたい本なかった?」
「そ、そんな事はないけど…」
「ひ、秘密の秘め事なんて至高よ?柚希も持ってるし…。男性とのラブシーンなんて…
あっ……/////」
…い、今頃気付いたのか…凛…。本の中身に…。この空気どうすればいいんだ!?
「かかかかか、勘違いしないでよね?あれは今、大人気で…」
凛は慌ててお茶を取り喉を潤すって…
「それ…僕のお茶…」
「ぶふぅ──!?ゲホッゲホッ!あわわわわ!?どどどどどうしよう…キ、キスしちゃっ/////…………………………………………」
気絶した凛をベッドに運び窓から外の景色見て眺める…。うん…今日も本当に良い天気だ…。
「し、失礼します…」
部屋に入るとそこはピンクを基調にした可愛いらしいいかにも女の子との部屋っていう感じ。棚には可愛い犬や猫のヌイグルミが所狭しと飾られている。そして何て言えば良いのかな…。よくアニメなんかでも女の子の部屋に入ると甘い匂いがして匂いだけでもドキドキするとかそんな感じの言葉を聞くけどまさしくその通りだった。しかもそんな部屋に異性と2人っきり。ドキドキしない訳がない…。
「す、好きな所に…す、座りなさい…よ?」
「う、うん」
「は、はい、これペットボトルのお茶よ!喉乾いた飲みなさいよ?」
「…ありがとう」
お茶を受け取ろうして少しだけ彼女の手に僕の手が触れてしまった…。
「ぁ…っ……/////!?」
「ご…ごめん/////」
「き、気にしないでっ/////」
(あ───っ!?触れた触れた触れちゃった!?落ち着けっ!落ち着くのよアタシ!これくらいで驚いてどどどど、どうするのよ!?話…そう!話を振るのよ凛!)
「…い」
「…い?」
「い、良い天気…よね?」
「…はい」
「…………」
「…………」
(会話が続いていないじゃない!?こ、こんな状況で護衛なんて務まる訳ないわね…。明鏡止水…明鏡止水の心よ、凛)
「そ、そういえば…」
「…何?」
(ナイスよ…豊和?お礼に何でも答えてあげるわ…)
「道場があったみたいなんだけど…凛は何か武術でも出来るの?」
「…弓道よ」
「弓を使えるの?マジ!?」
(凄っ!?弓道女子って凄くカッコいいよね?)
「つ、使える…わ」
(えっ…キラキラした目で見てくるんですけど、何これ…そんなに見られるとドキドキ止まらないんだけど!?アタシの心臓もつかしら?)
「今度的を射る所見せて貰ってもいい?」
(これは見せて貰わねば!!!)
「ふん…と、特別に見せてあげるわ」
「やりー!ありがとう凛」
(きゃわわわわわ!?何その笑顔!?あっ…駄目!?鼻血、鼻血出ちゃう/////女の子が気になる男の子の前でそんなみっともない事するわけにはいかない!10倍に鋼の精神を引き上げるしかないわ…。もってちょうだい!私の身体!)
「そ、それ位…構わない…わ…。アンタも喉を潤しなさい?水分はしっかりととっておくものよ?」
言われた通りお茶を頂く事に…。やっぱりお茶は『へ~い、お茶!』これに限る。凛も分かっているな、旨いお茶がなんなのかという事を。やるな…凛?そんな風に思っていると、
「あ、あそこにある本棚の本…見たかったらみ、見てもいいから…か、勘違いしないでよね?お、落ち着く時間が欲しいなんて思っていないんだからね!」
気も使ってくれたのだろう。そっぽ向いてそんな事を言ってくれる。その頬は赤くなっており、落ち着きたいと本当に思っているのがその様子から分かる…。異性と居るとどうしてもそうなるし落ち着かないよね…。僕も気を紛らわせる様に本棚へと向かい本を物色。え~と、なになに…
『彼とのイケない秘密の時間』1~8巻
『秘密の秘め事』1~10巻
『私の中にあなたを注いでよ♡』1~20巻
─えっ?大丈夫かこれ?タイトルかなりヤバくない!?僕が知らないだけでこんな本が流行ってるのか?中身はアレか?タイトル詐欺みたいなモノか?と、取り敢えず中を見て見ようか…。手に取り中をパラパラ……
本を静かに閉じ本棚にそっと戻す…………。
エロ本じゃねぇかぁぁぁー!バッチリそんなシーンばっかりだったぞ!?余計に気まずくなるわこんなの!!!これが普通か?今の世の中の常識か?駄目だ…。漫画は駄目だ…。他の本にしよう…。これなんか良いんじゃないかな?
『進撃の珍獣』
─手に取りページを捲る。ふむふむ、出だしでいきなり化け物が登場するのか…。なるほどね…。これなら大丈夫か?少し読み進め…
「いやぁぁぁー!化け物の子を孕むなんて…」
「あっ…」
─パタンと本を閉じる…。本は止めておこう…。多分その方が良い筈…。僕は元居た場所へと戻り静かに腰を下ろす…。
「あ、あれっ…アンタ本は?」
「えっ…いや…なんというか」
「あんまり読みたい本なかった?」
「そ、そんな事はないけど…」
「ひ、秘密の秘め事なんて至高よ?柚希も持ってるし…。男性とのラブシーンなんて…
あっ……/////」
…い、今頃気付いたのか…凛…。本の中身に…。この空気どうすればいいんだ!?
「かかかかか、勘違いしないでよね?あれは今、大人気で…」
凛は慌ててお茶を取り喉を潤すって…
「それ…僕のお茶…」
「ぶふぅ──!?ゲホッゲホッ!あわわわわ!?どどどどどうしよう…キ、キスしちゃっ/////…………………………………………」
気絶した凛をベッドに運び窓から外の景色見て眺める…。うん…今日も本当に良い天気だ…。
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