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第二部
side眞島みい
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今日は朝からクラスが色めき立っている。嫌な感じ…。たかだか男が一人、学校に通うからといって何が楽しいのか分からない。男なんて……最低だ………。男の話を聞くだけで思い出したくもない事をこっちは思い出してしまうというのに…、皆…私と同じ目に合えばいいのに…。でも他の子は逆に喜ぶかもしれない。そんな風に思っていたら…また浮かんでくる…あの日の消えない光景が…。
******
私の家には父がいる。母が父と出会ったからだ…。小学生の頃の私は父が居るというだけで嬉しかった…。だって父親が居るというだけで他所とは生活も何もかも違う。特別な家庭。そんな風に優越感を感じていたのかも知れない。例えそれが父親が太っていて風呂にも入らず自室へと引きこもり、醜い汚ない姿をしていて殆ど喋った事がないとしても…。
私が中学一年になってから間も無くソレは起きた…。
「…おい」
「な、何…お父さん?」
(お、お父さんが話し掛けてくるなんて…どうしたんだろう?)
「…もうお前も孕めるんだろ?」
「えっ?」
私は父親が…アイツが最初何を言ってるのか全く分からなかった。
「だから、ヤってやるから下半身裸になって、股開けと言ったんだ……。チッ…早くしろよ?直ぐに終わらせてやるから…」
「この間ようやく初潮が来たでしょう、みいちゃん?だから私がお父さんに頼んであげたの。そしたらお父さんがみいちゃんに子供を授けてくれるって!」
「そ、そんなのいらないし頼んでない!」
「嗚呼…くそっ!うるせー!こっちは薬飲んで準備してやったんだから早くしろってんだ!」
ビュッ!
─っとアイツが拳を握り腕を振ると次の瞬間…
バチン!
─っと頬に衝撃。私は殴られたのだ…。流石に男性の力が弱いとはいえグーで殴られれば頬の中は切れる。口の中に血の味が広がっていく…。
今の世の中男性の性欲がほぼない事は学校でも習う。近親相姦も今の世の中では当たり前。問題も何も無い。どうやら母親はアイツに精力剤を与えて続けて無理矢理性欲を引き出したみたいだった。そしてアイツを私と一緒に囲おうとしてたみたいだ。
「おい。お前はコイツを押さえ込めよ!俺の手を煩わせるなよな…」
「ごめんなさい、気が利かなくて…。みいちゃん?ちゃんと言う事を聞かないと駄目じゃないの!」
「な…何で…私は嫌っ!絶対に嫌っ!!!」
近付いて来た母親から逃げようとするものの床へと倒され押さえ付けられた。
「離して!離してお母さん!私は嫌なの!まだ妊娠なんて…子供なんて欲しくないよ!」
「何を聞き分けない事言ってるの?男性から直接子種なんて滅多に貰えないのよ?」
「そんな…そんなのいらない!」
バチンバチン…
─っと母親からも何度も顔をはたかれているうちにアイツの手が私の着ている服へといつの間にか伸びていた…。
「脱がすから大人しくしてろ…」
「…ゃぁ……絶対に…『バチン!』…うっ」
抵抗するも…スルスルと着ている物は脱がされていく…。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ絶対に嫌だぁ───────────っ!
暴れていたのが功を奏したのか私の足がアイツの股間のアレに当たったのだ…。
「ぐおぉおぉぉっ……ぅぐっ……」
アイツは股間を押さえてうずくまり母親はアイツの方へと駆け寄って行った。
「あなた!あなた!大丈夫!?」
「ふぐぅぅ……ううっ……」
「みい…何て事を…」
私は慌てて立ち上がり脱がされた服を拾い上げ家を飛び出した…。思い出したくもない…嫌な記憶。口の中に広がっていく血の味も忘れられる訳がない…。男なんていっそのこと皆…皆、いなくなればいいのに。
意識が現実へと引き戻された時にはいつの間にかクラスメイトの女子は殆ど机に突っ伏して男の自己紹介は終わっていた。私は男に視線を向けると、私はかけている眼鏡をクイッっと上げる…。思考はアイツをどうやって追い出そうかを考えていた…。
******
私の家には父がいる。母が父と出会ったからだ…。小学生の頃の私は父が居るというだけで嬉しかった…。だって父親が居るというだけで他所とは生活も何もかも違う。特別な家庭。そんな風に優越感を感じていたのかも知れない。例えそれが父親が太っていて風呂にも入らず自室へと引きこもり、醜い汚ない姿をしていて殆ど喋った事がないとしても…。
私が中学一年になってから間も無くソレは起きた…。
「…おい」
「な、何…お父さん?」
(お、お父さんが話し掛けてくるなんて…どうしたんだろう?)
「…もうお前も孕めるんだろ?」
「えっ?」
私は父親が…アイツが最初何を言ってるのか全く分からなかった。
「だから、ヤってやるから下半身裸になって、股開けと言ったんだ……。チッ…早くしろよ?直ぐに終わらせてやるから…」
「この間ようやく初潮が来たでしょう、みいちゃん?だから私がお父さんに頼んであげたの。そしたらお父さんがみいちゃんに子供を授けてくれるって!」
「そ、そんなのいらないし頼んでない!」
「嗚呼…くそっ!うるせー!こっちは薬飲んで準備してやったんだから早くしろってんだ!」
ビュッ!
─っとアイツが拳を握り腕を振ると次の瞬間…
バチン!
─っと頬に衝撃。私は殴られたのだ…。流石に男性の力が弱いとはいえグーで殴られれば頬の中は切れる。口の中に血の味が広がっていく…。
今の世の中男性の性欲がほぼない事は学校でも習う。近親相姦も今の世の中では当たり前。問題も何も無い。どうやら母親はアイツに精力剤を与えて続けて無理矢理性欲を引き出したみたいだった。そしてアイツを私と一緒に囲おうとしてたみたいだ。
「おい。お前はコイツを押さえ込めよ!俺の手を煩わせるなよな…」
「ごめんなさい、気が利かなくて…。みいちゃん?ちゃんと言う事を聞かないと駄目じゃないの!」
「な…何で…私は嫌っ!絶対に嫌っ!!!」
近付いて来た母親から逃げようとするものの床へと倒され押さえ付けられた。
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「何を聞き分けない事言ってるの?男性から直接子種なんて滅多に貰えないのよ?」
「そんな…そんなのいらない!」
バチンバチン…
─っと母親からも何度も顔をはたかれているうちにアイツの手が私の着ている服へといつの間にか伸びていた…。
「脱がすから大人しくしてろ…」
「…ゃぁ……絶対に…『バチン!』…うっ」
抵抗するも…スルスルと着ている物は脱がされていく…。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ絶対に嫌だぁ───────────っ!
暴れていたのが功を奏したのか私の足がアイツの股間のアレに当たったのだ…。
「ぐおぉおぉぉっ……ぅぐっ……」
アイツは股間を押さえてうずくまり母親はアイツの方へと駆け寄って行った。
「あなた!あなた!大丈夫!?」
「ふぐぅぅ……ううっ……」
「みい…何て事を…」
私は慌てて立ち上がり脱がされた服を拾い上げ家を飛び出した…。思い出したくもない…嫌な記憶。口の中に広がっていく血の味も忘れられる訳がない…。男なんていっそのこと皆…皆、いなくなればいいのに。
意識が現実へと引き戻された時にはいつの間にかクラスメイトの女子は殆ど机に突っ伏して男の自己紹介は終わっていた。私は男に視線を向けると、私はかけている眼鏡をクイッっと上げる…。思考はアイツをどうやって追い出そうかを考えていた…。
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