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第一章
お風呂あがりと朝のいざこざ
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「──露天風呂最高だったよ♪」
自室でゲームをしていると、二人がお風呂をあがったのが気配で分かった。なので自室から屋上テラスの方へ転移する。歌羽根さんは開口一番そんな嬉しい事を言ってくれた。拘ったものを褒められるっていうのは本当嬉しいもんだ。
「満足してもらえたようでなにより。お風呂あがりの飲み物は牛乳とコーヒー牛乳、フルーツ牛乳のどれがいい?ちなみに全部異世界のだよ」
「んなっ!?そ、それは…卑怯だよ早房君…」
「私はフルーツ牛乳で」
「迷わない…だと…?」
「なんで迷う必要があるのよ、天音」
「分かってない、美樹子は分かってないよ!異世界の飲み物だよ!?しかも種類が三種類もあるんだよ。これがどれほどの事か全然分かってないよ!どれを初めて口にするかは人生を左右するうえでとても大切な事柄なんだよ!?」
「──はいはい。天音はラノベの読み過ぎなのよ。人生左右する程じゃ絶対にないからね?無難に牛乳から飲んで明日はコーヒー牛乳。明後日はフルーツ牛乳でいいでしょうに」
「ひ、日替わり…そんな手が…天才!?天才なの美樹子は」
歌羽根さんは面白い反応をするなぁ…。流石ラノベ好き。でも…抜けてるところもあるよな。初めて口にするのはどれにするかで迷ってたろうに美樹子の口車に乗せられてそれを忘れるとは…。まあ、言わないんだけどな…。
美樹子に余計な幸言うなと怒られるしな。
「じゃあ、はい。歌羽根さんには牛乳。美樹子にはフルーツ牛乳」
俺は瓶に入ったそれらを手渡す。やっぱさぁ。こういうのは瓶に限るよな。ジュースやビールなんかでもそうだけど紙に入ってるやつより明らかに美味しんだよな。個人的主観だけども。あっ、未成年はビールとかは飲んだら駄目だぞ?俺も今は飲んでないしな。今はって答えたのはあっちの世界では一度二十歳を越えてたからだからな?そこら辺間違わないように。
「ありがとう」
「いただくね」
そう言って二人はそれぞれの飲み物を口にする。
「んっ!? 美味しい…凄く濃厚なんだけど、滑らかというスッキリするというか…飲みやすいね」
「…まあ…最高よね」
「だろ?牛乳は猛牛という異世界の動物から、コーヒー牛乳は豆牛《まめうし》から、フルーツ牛乳は果牛のチチから直接搾りたてたものだからね」
「ち…ちちっ…」
「ひ、卑猥よ…」
二人とも顔を赤らめている。そこに反応しないで欲しい。反応されるとは思っていなかったし、他に言い様ないよな?搾乳が良かったか?
「と、とにかく…そういう事だから。まあ、今日はもうゆっくり休むといいよ。色々あったから疲れてるだろうしね」
「あ、うん。ホントにありがとうね」
「お礼は言わなくても大丈夫だよ?契約だし、お金をもらってるんだから」
「それでもだよ!あっ、それと…厚かましいようでなんだけど…シャンプーとリンス、それと石鹸を売ってもらえないかな?」
「勿論構わないよ。はい、これね」
「かさねがさねありがとうね!」
「じゃあ…おやすみ」
「おやすみなさい」
「おやすみ豊和」
♢♢♢
「──おはよう…って、これはっ!?ふ、二人ともちょっと待って…少しだけ時間をちょうだい」
それは翌朝の事。それぞれ学校へ行く準備をして玄関を出たところだった。たまたま三人とも同じタイミングだったんだよな。そこで美樹子からそう声を掛けられたんだ。
「おはよう。ええと、どうかしたのか美樹子?そんなに難しい顔をして」
「おはよう美樹子、早房君も。時間はまだ余裕があるからいいけど…」
俺も歌羽根さんも美樹子が言いたい事が分からない。なので次の言葉を待ってたんだが…。
「…ズルいわ」
「はい?」
「……へっ???」
ズルいと言ったか…?何がだ…?
「二人は…同じ学校なのよね?」
「まあ…」
「そ、そうだね」
「これは迂闊だったわ…」
「迂闊?美樹子は何が言いたいんだ?」
「…通学もクラスも一緒なのよね…?そして…席は隣…」
「…通学は…今日は偶然同じ時間に学校に向かう事になっただけだろ?一緒ではないような…クラスと席については…言った通りだけど…それがどうかしたのか?」
歌羽根さんは美樹子が何を言いたいのか分かったようで『ああ…』と呟いている。
「…なんとかして豊和」
「何をなんとかするのか分からないんだが!?心を読めと!?」
「…読んだら殺すわ」
「殺すなよ!?それに読まねぇし!俺にどうしろと!?」
「み、美樹子は私達の学校に私達と通いたいんじゃないかな?」
「はい?」
「そ、そうよ!」
「そうよって言われてもなぁ…」
「美樹子…流石にそれは無理なんじゃあ…」
「それに今の女子校に通うように決めたのは美樹子だろうに?」
「…そうだけど…ちゃんと通うとこを教えなかった馬鹿が悪いというか…だから…女子校に行くしか…」
ブツブツ美樹子がなにやら呟いているが…聞き取った方がいいのか?聴力上げれば聞き取れる筈だが…あんまりそれは好ましくないように思える…。
「はぁ…今の高校に未練は?」
「──ないわ!」
「即答で言い切るなよ。せっかくそんな可愛い制服着ているのに」
「かわっ!?へ、変な目で見ないでよね!?」
「変な目では見てねぇよ!?」
「じゃあどういった目で見てるのよ」
「客観的にだろ!?」
「ええとっ…?早房君どうにかなるの?」
「…なるよ」
「…なるんだ…どこかのマスターみたいに『あるよ!』のノリで答えられちゃったんだけど…」
パチリ!
指を鳴らす。あ~ら不思議。
「これでいいんだな?」
「いいわ♪」
「いつの間に!?いつの間に美樹子の制服が私達の高校の制服になったの!?」
「まあ、魔法で」
「触ってないわよね?」
「当然」
「…少しならいいけど…」
「なんて?」
「なんでもないわよ!さあ、行くわよ!」
「なんでもありなんだね…魔法って…」
「あっ!クラスは?」
「同じにしておいた」
「席は?」
「歌羽根さんの「──あんたの隣にして」……しといた」
「ありがと♪ 」
こうして三人同じ高校へ向かう事に…。朝っぱらからヤレヤレだ…。今までそんな事言った事なかったのに…。
長年幼馴染やってるけど…よく分からんもんだな…。
自室でゲームをしていると、二人がお風呂をあがったのが気配で分かった。なので自室から屋上テラスの方へ転移する。歌羽根さんは開口一番そんな嬉しい事を言ってくれた。拘ったものを褒められるっていうのは本当嬉しいもんだ。
「満足してもらえたようでなにより。お風呂あがりの飲み物は牛乳とコーヒー牛乳、フルーツ牛乳のどれがいい?ちなみに全部異世界のだよ」
「んなっ!?そ、それは…卑怯だよ早房君…」
「私はフルーツ牛乳で」
「迷わない…だと…?」
「なんで迷う必要があるのよ、天音」
「分かってない、美樹子は分かってないよ!異世界の飲み物だよ!?しかも種類が三種類もあるんだよ。これがどれほどの事か全然分かってないよ!どれを初めて口にするかは人生を左右するうえでとても大切な事柄なんだよ!?」
「──はいはい。天音はラノベの読み過ぎなのよ。人生左右する程じゃ絶対にないからね?無難に牛乳から飲んで明日はコーヒー牛乳。明後日はフルーツ牛乳でいいでしょうに」
「ひ、日替わり…そんな手が…天才!?天才なの美樹子は」
歌羽根さんは面白い反応をするなぁ…。流石ラノベ好き。でも…抜けてるところもあるよな。初めて口にするのはどれにするかで迷ってたろうに美樹子の口車に乗せられてそれを忘れるとは…。まあ、言わないんだけどな…。
美樹子に余計な幸言うなと怒られるしな。
「じゃあ、はい。歌羽根さんには牛乳。美樹子にはフルーツ牛乳」
俺は瓶に入ったそれらを手渡す。やっぱさぁ。こういうのは瓶に限るよな。ジュースやビールなんかでもそうだけど紙に入ってるやつより明らかに美味しんだよな。個人的主観だけども。あっ、未成年はビールとかは飲んだら駄目だぞ?俺も今は飲んでないしな。今はって答えたのはあっちの世界では一度二十歳を越えてたからだからな?そこら辺間違わないように。
「ありがとう」
「いただくね」
そう言って二人はそれぞれの飲み物を口にする。
「んっ!? 美味しい…凄く濃厚なんだけど、滑らかというスッキリするというか…飲みやすいね」
「…まあ…最高よね」
「だろ?牛乳は猛牛という異世界の動物から、コーヒー牛乳は豆牛《まめうし》から、フルーツ牛乳は果牛のチチから直接搾りたてたものだからね」
「ち…ちちっ…」
「ひ、卑猥よ…」
二人とも顔を赤らめている。そこに反応しないで欲しい。反応されるとは思っていなかったし、他に言い様ないよな?搾乳が良かったか?
「と、とにかく…そういう事だから。まあ、今日はもうゆっくり休むといいよ。色々あったから疲れてるだろうしね」
「あ、うん。ホントにありがとうね」
「お礼は言わなくても大丈夫だよ?契約だし、お金をもらってるんだから」
「それでもだよ!あっ、それと…厚かましいようでなんだけど…シャンプーとリンス、それと石鹸を売ってもらえないかな?」
「勿論構わないよ。はい、これね」
「かさねがさねありがとうね!」
「じゃあ…おやすみ」
「おやすみなさい」
「おやすみ豊和」
♢♢♢
「──おはよう…って、これはっ!?ふ、二人ともちょっと待って…少しだけ時間をちょうだい」
それは翌朝の事。それぞれ学校へ行く準備をして玄関を出たところだった。たまたま三人とも同じタイミングだったんだよな。そこで美樹子からそう声を掛けられたんだ。
「おはよう。ええと、どうかしたのか美樹子?そんなに難しい顔をして」
「おはよう美樹子、早房君も。時間はまだ余裕があるからいいけど…」
俺も歌羽根さんも美樹子が言いたい事が分からない。なので次の言葉を待ってたんだが…。
「…ズルいわ」
「はい?」
「……へっ???」
ズルいと言ったか…?何がだ…?
「二人は…同じ学校なのよね?」
「まあ…」
「そ、そうだね」
「これは迂闊だったわ…」
「迂闊?美樹子は何が言いたいんだ?」
「…通学もクラスも一緒なのよね…?そして…席は隣…」
「…通学は…今日は偶然同じ時間に学校に向かう事になっただけだろ?一緒ではないような…クラスと席については…言った通りだけど…それがどうかしたのか?」
歌羽根さんは美樹子が何を言いたいのか分かったようで『ああ…』と呟いている。
「…なんとかして豊和」
「何をなんとかするのか分からないんだが!?心を読めと!?」
「…読んだら殺すわ」
「殺すなよ!?それに読まねぇし!俺にどうしろと!?」
「み、美樹子は私達の学校に私達と通いたいんじゃないかな?」
「はい?」
「そ、そうよ!」
「そうよって言われてもなぁ…」
「美樹子…流石にそれは無理なんじゃあ…」
「それに今の女子校に通うように決めたのは美樹子だろうに?」
「…そうだけど…ちゃんと通うとこを教えなかった馬鹿が悪いというか…だから…女子校に行くしか…」
ブツブツ美樹子がなにやら呟いているが…聞き取った方がいいのか?聴力上げれば聞き取れる筈だが…あんまりそれは好ましくないように思える…。
「はぁ…今の高校に未練は?」
「──ないわ!」
「即答で言い切るなよ。せっかくそんな可愛い制服着ているのに」
「かわっ!?へ、変な目で見ないでよね!?」
「変な目では見てねぇよ!?」
「じゃあどういった目で見てるのよ」
「客観的にだろ!?」
「ええとっ…?早房君どうにかなるの?」
「…なるよ」
「…なるんだ…どこかのマスターみたいに『あるよ!』のノリで答えられちゃったんだけど…」
パチリ!
指を鳴らす。あ~ら不思議。
「これでいいんだな?」
「いいわ♪」
「いつの間に!?いつの間に美樹子の制服が私達の高校の制服になったの!?」
「まあ、魔法で」
「触ってないわよね?」
「当然」
「…少しならいいけど…」
「なんて?」
「なんでもないわよ!さあ、行くわよ!」
「なんでもありなんだね…魔法って…」
「あっ!クラスは?」
「同じにしておいた」
「席は?」
「歌羽根さんの「──あんたの隣にして」……しといた」
「ありがと♪ 」
こうして三人同じ高校へ向かう事に…。朝っぱらからヤレヤレだ…。今までそんな事言った事なかったのに…。
長年幼馴染やってるけど…よく分からんもんだな…。
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