【R18】一匹狼は愛とか恋とか面倒くさい

藍生らぱん

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高等部 一年目 皐月 新入生歓迎会

029 新入生歓迎会 11

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ムリヤリ未遂があります

**健太視点**

流れ作業のような、ファンサのような「依頼」する奴等との自撮りがようやく終わった。
城山先生が上手く捌いてくれたから短時間で済んでくれて助かった。

そろそろヒールを履いた足も限界だ。
「城山先生、着替えしたい。」
「おう、ご苦労ご苦労。いつもの楽屋に別の衣装用意してあるから、ここはもういいぞ。」
「了解。」

ゲームの残り時間は30分位か。
さっさと着替えて巡回に回ることにしよう。

楽屋に入ってすぐにヒールとドレスを脱ぐ。
黒いタンクトップとビキニタイプの黒ブリーフだけになると、ソファーの上の衣装が入った紙袋の中身を出した。
少年怪盗の学ランとスニーカーが出てきた。

ガチャリ

と、楽屋の鍵が閉まる音に気付いてドアの方に視線を向けると、怪人二十面相の衣装を着た理事長がいた。
「何か、ご用ですか?」
「君、黒峯君だよね?」

あまり、会わないように、視界に入らないように気を付けていたのに、俺の顔覚えていたのか。

理事長もすばると一緒で前世の記憶無いと思っていたんだが、浮かれて前世ヴィアンカに寄せた化粧が災いしたか?

俺はウェットシートで化粧を落とし、付け毛を外して伊達眼鏡をかけてから理事長の方へ向き直った。

「正解です、理事長先生、うわっ」
学ランのズボンを履こうと手に取った時に、理事長にソファーに押し倒された。
「ちょっと!」
「・・・には、渡さない・・・」
理事長の様子が変だ、、、
「はなっ!」
離せ、と言おうとして口を開けたらキスされた。
舌が入ってきて口内を好き勝手に蹂躙される。
今世では履き慣れてないヒールで歩き回っていたせいで疲れているのか、蹴飛ばそうと藻掻くが、足に力が入らない。

そうこうしているうちに理事長の手が下着の中に入りこみ、俺の尻を撫でた。
そして指先がグプリとアナルの入り口に入ってきた。
「柔らかいね、・・・ともう寝たの? また薬盛られた? 上書きして綺麗に消毒してあげるね?」

記憶、あるのか?
前世で似たようなこと言われて、好き勝手にやられたっけ!
鳥肌と冷や汗がっ

「ヤメロー!!」

ゴンっ!

思いっきり、理事長の顔をぶん殴って顔を押し退けた。

「・・・痛い・・・!」
正気に戻った理事長が頬を押さえ、着衣が乱れた俺に気付くと慌てて俺の上から飛び退いた。

そして、土下座。
「すみません、すみませんっ」
泣きながら何度も誤ってきた。

この様子だと、完全に前世の記憶があるわけじゃなさそうだな。

「今日の事は忘れるし、許すから、もう二度と半径二メートル以内に入らないでもらえますか?」
「忘れないで欲しいし、触れ合いたいです、グスン。好きです、グスッ付き合ってくれなきゃ死んでしまう、グスグスっ、お願い、見捨てないで、愛してる!」

今度は泣きながらの愛の告白?
前世も今世も泣き虫か・・・

前世の元婚約者──今世はすばると叔父甥で、アラサーの青年実業家で、資産家で、最高位αのくせに、、、
なんで転生しても俺に執着するんだ?

お前もすばるも、前世、おっぱい大好き星人だったじゃないか!
前世はともかく、今世の俺は男で貧乳だぞ?

「黒峯君、捨てないでーーー!」
絶世の美男が、涙目で俺にすがりつく。
捨てるも何も、付き合っても無いし、ただの顔見知り!

前世の伯父上、
今世もまた面倒くさいことになってます・・・

もしかして、俺、呪われてる?

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