51 / 100
高等部 一年目 皐月 新入生歓迎会
041 後夜祭 3
しおりを挟む**長尾視点**
「ハア、鬼柳院様ってばジャージ姿も格好いい~」
イートインスペースで親衛隊で仲の良い子たちとオペラグラス片手に飲み食いしつつ、推しの鬼柳院様がいる方を見守っていた。
鬼柳院様、フードトラックでチュロスを受け取っている。
すると神月君を見守っていた子たちが騒ぎ出した。
「うわー、余計なαが増えとる」
「ってか、理事長じゃね?」
「若い方、理事長にクリソツだね。息子?弟?」
気になって神月君のいる席の方に視線を変えた。
神月君はいつものように両脇を生徒会書記の黒峯と風紀委員長の狗遠寺で固めている。
そしてその向かい側には金髪碧眼のイケメンが二人。
一人は理事長、もう一人は理事長にソックリな少年。
「天野すばる?」
「長尾、知ってるの?」
「去年見に行った国際ピアノコンクールの覇者! うちの学園にいたなんて!」
「じゃ、やっぱり理事長の身内じゃん。」
みんなで様子を伺っていると、理事長と天野すばるが神月君に給餌?!
給餌を受け入れた神月君がふにゃりと笑った!
「神月様、尊いぃ~」
「相手が会長様だったら最高なのに!」
「「「それな~」」」
**鬼柳院視点**
「鬼柳院様、お待たせしました。」
前もって注文していた特別なチュロスをフードトラックの給仕から受け取った。
このフードトラックはうちのホテルのイベント用で、颯が大好きな佐藤甘慈のスイーツを販売している。
今回は食べやすさ重視でチュロスを提供している。
俺が受け取ったのは提供外の抹茶味とキャラメル味を加えた4種類だ。
それを持って颯達のテーブルへ行くと健太と京夜が露骨に嫌そうな顔を俺に向けた。
「陽翔、何か用?」
すばると理事長までいるが、こいつらは無視だ。
「颯、」
「バ会長・・・」
颯の視線が俺、いやチュロスに釘付けだ。
「佐藤甘慈が特別に作ったチュロス、欲しいか?」
ゴクリと颯の喉が鳴った。
「旨っ」
すばるのデカイ声に思わずそちらを見ると、すばるがいつの間にか抹茶味を手にバクバクと食っていた。
「ちょっと苦くて大人の味だけど、旨い!」
「すばるっ、貴様!」
「流石に旨いな。」
いつの間にか理事長まで残りのチュロスに食い付いていた。
「鬼柳院、学食のカフェに卸してくれ。」
「はあ?」
「早速契約だ!」
理事長に腕を掴まれ、引きずられるように颯から遠ざかる。
「理事長せんせーい、またね!」
颯が俺達の方に向かって手を降った。
満面の笑顔で、
くそっ可愛いな!!
2
あなたにおすすめの小説
笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。
世話焼き風紀委員長は自分に無頓着
二藤ぽっきぃ
BL
非王道学園BL/美形受け/攻めは1人
都心から離れた山中にある御曹司や権力者の子息が通う全寮制の中高一貫校『都塚学園』
高等部から入学した仲神蛍(なかがみ けい)は高校最後の年に風紀委員長を務める。
生徒会長の京本誠一郎(きょうもと せいいちろう)とは、業務連絡の合間に嫌味を言う仲。
5月の連休明けに怪しい転入生が現れた。
問題ばかりの転入生に関わりたくないと思っていたが、慕ってくれる後輩、風紀書記の蜂須賀流星(はちすか りゅうせい)が巻き込まれる______
「学園で終わる恋愛なんて、してたまるか。どうせ政略結婚が待っているのに……」
______________
「俺は1年の頃にお前に一目惚れした、長期戦のつもりが邪魔が入ったからな。結婚を前提に恋人になれ。」
「俺がするんで、蛍様は身を任せてくれたらいいんすよ。これからもずっと一緒っすよ♡」
♢♦︎ ♢♦︎ ♢♦︎ ♢♦︎ ♢♦︎ ♢♦︎ ♢
初投稿作品です。
誤字脱字の報告や、アドバイス、感想などお待ちしております。
毎日20時と23時に投稿予定です。
百合豚、男子校に入る。
揺
BL
百合をこよなく愛する男子高校生・眞辺恵。
母の歪んだ価値観により共学への進学を断たれ、彼が入学させられたのは――
男同士の恋愛が“文化”として成立している、全寮制男子校《私立瑞嶺学園》だった。
この学園では、生徒会長は「抱かれたいランキング」で選ばれ、美貌こそが正義とされる世界。
それでも眞辺は決意する。
生徒会長になり、この学校を“共学”に変え、間近で百合を拝むことを。
立ちはだかるのは、顔面至上主義の学園制度、性に奔放すぎるイケメンな幼馴染、そして彼らに憧れ恋をする生徒たち。
さらに何故か、学園の人気者たちに次々と目をつけられてしまい――。
百合を拝むため男子校を変えようとする異端者が、歪んだ王道学園を改革する物語。
転化オメガの優等生はアルファの頂点に組み敷かれる
さち喜
BL
優等生・聖利(ひじり)と校則破りの常習犯・來(らい)は、ともに優秀なアルファ。
ライバルとして競い合ってきたふたりは、高等部寮でルームメイトに。
來を意識してしまう聖利は、あるとき自分の身体に妙な変化を感じる。
すると、來が獣のように押し倒してきて……。
「その顔、煽ってんだろ? 俺を」
アルファからオメガに転化してしまった聖利と、過保護に執着する來の焦れ恋物語。
※性描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
※2021年に他サイトで連載した作品です。ラストに番外編を加筆予定です。
☆登場人物☆
楠見野聖利(くすみのひじり)
高校一年、175センチ、黒髪の美少年アルファ。
中等部から学年トップの秀才。
來に好意があるが、叶わぬ気持ちだと諦めている。
ある日、バース性が転化しアルファからオメガになってしまう。
海瀬來(かいせらい)
高校一年、185センチ、端正な顔立ちのアルファ。
聖利のライバルで、身体能力は聖利より上。
海瀬グループの御曹司。さらに成績優秀なため、多少素行が悪くても教師も生徒も手出しできない。
聖利のオメガ転化を前にして自身を抑えきれず……。
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
目立たないでと言われても
みつば
BL
「お願いだから、目立たないで。」
******
山奥にある私立琴森学園。この学園に季節外れの転入生がやってきた。担任に頼まれて転入生の世話をすることになってしまった俺、藤崎湊人。引き受けたはいいけど、この転入生はこの学園の人気者に気に入られてしまって……
25話で本編完結+番外編4話
全寮制男子高校 短編集
天気
BL
全寮制男子高校 御影学園を舞台に
BL短編小説を書いていきます!
ストーリー重視のたまにシリアスありです。
苦手な方は避けてお読みください!
書きたい色んな設定にチャレンジしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる