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高等部 一年目 皐月 ゴールデンウィーク
063 GW 最終日 3 R18
しおりを挟む今回、無理矢理です。
流血表現もありますのでご注意下さい。
**健太視点**
「健太~!」
颯達と駐車場で別れて、一人で寄宿舎に向かっていると、すばるが俺の名前を叫びながら走ってくるのが見えた。
抱き付かれる前に避けて歩くスピードを上げた。
「待ってよ~」
すばるが抱きつくのを諦めて横に並んだ。
「健太、お帰り!」
「ただいま」
「夜ご飯、一緒に食べよ?」
「・・・話があるから、今から俺の部屋、来る?」
「行く!」
学園の高等部の寄宿舎は全部で5棟ある。
番用と既婚教職員用のファミリータイプが1棟づつ、残り3棟は生徒と単身の職員用でワンルームマンションのような作りになっている。
教職員用の寄宿舎の1階にはテナントとしてスーパーやコンビニ、理容室や美容室、診療所(歯科含む)も入っていて、教職員はもちろん生徒も利用可能だ。
部屋に入るとトランクを玄関ホールに置いて洗面所で手洗いとうがいをする。
次にすばるがしているうちにキッチンに行ってコーヒーメーカーにコーヒー豆と水をセットしてスイッチを入れた。
「健太」
すばるの声に振り向こうとして、後ろから抱きしめられた。
グイッとすばるの硬くなった猛りを押し付けられ、項に荒く生温かい息を吹き付けられた。
「すばる、止めろ」
「やだ、」
「話しがあるって言ったろ?」
「した後でもいいじゃん」
ガチャガチャとベルトとGパンのボタンを外され、ジッパーも下げられた。
「ダメだって!」
払いのけようとしたすばるの左手が下着の中に入って俺の陰茎を握った。
「健太っ」
ぎゅうっと強く握り締められ、全身に痛みが奔る。
俺の陰茎を握り締めて上下に扱きながら、すばるは自分のジャージのズボンを引き下げ、猛った先端を俺のアナルの入口にあてた。
「あっ」
すばるの先走り液が俺のアナルを濡らしながら、少しづつ中に入り込んで来た。
前戯も無く、亀頭がねじり込んで来る痛みに耐える。
何かの熱に浮かされるかのように、すばるの腰が強く押し付けられる。
「うぐっ」
握り締められて扱かれている陰茎は、快楽を得る事も無く、強く圧迫された痛みで縮こまったままだ。
痛みと圧迫感、苦しさで立っていられなくなり、床に四つん這いになった。
「健太っ、健太っ」
すばるの猛りが乱暴に俺の中を行き来する。
パンッ、パンッ、と肌をぶつけながら狂った獣のようにすばるは俺の中を蹂躙した。
すばるはラットで自我が制御できていないのかもしれない、と気付いた頃には亀頭球が生じていて力尽くでも抜けられない状態になっていた。
ドクリ、ドクリ、と中に白濁が注ぎ込まれ、すばるの犬歯が項につき刺さる。
「すばる、嫌だっ、止めてくれ」
「健太っ、健太っ」
行為は一回で終わらなかった。
二度三度繰り返されても苦しさと痛みが緩和されることは無かった。
そんな俺とは反対に、すばるは快楽に酔っているようだった。
すばるは本能のままに腰を動かして俺の中に精液を吐き出し、項に何度も噛み付いた。
日が暮れるまでの数時間ずっと、すばると繋がったままだった。
相手がすばるじゃなければ、やられる前に腕の一本や二本折って外に叩き出していただろう。
けれど、すばるに対する情と罪悪感、前世の記憶、それらが綯い交ぜになって心に突き刺さる。
そんな心の葛藤が行動に制限をかけているようだった。
すばるを完全に拒否できなかった自分が不甲斐ない。
亮輔に合わせる顔がない。
「番」が成立しなかったのが、せめてもの救いだった。
「すばる・・・」
すばるのが体の中からゆっくりと抜けて行った。
「健太っ・・・ごめんっ」
白濁でグチョグチョになった下半身。
何度も噛み付かれて血まみれになった項。
痛みと苦しさで動けそうもない。
「すばる・・・」
俺はグズグズと泣くすばるを手を伸ばして抱き寄せた。
「大丈夫だから、泣くな・・・」
すばると、床の上に寝転びながら抱きしめ合った。
すばるの泣き顔が颯と重なって心が痛む。
前世の因縁のせいか、すばると颯は似ている。
見た目でなく、性格とか、ちょっとした仕草とか癖がそっくりだ。
だから、情を捨てきれないのかもしれない。
「ごめん、健太、俺、おれっ・・・」
一頻り泣いてから落ち着いて来たすばるが上半身を起こした。
「すばる、俺、動けないからさ、綺麗にしてくれないか?」
「うん」
すばるは俺を抱き上げてシャワーで丁寧に洗ってくれた。
項と尻の手当ても丁寧だった。
俺をベッドに寝かせてからは白濁と血で汚れた床の掃除もしていた。
やればできるじゃん・・・
ウトウトしながら、すばるが床を拭き上げる姿を見ているうちに俺は眠っていた。
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