ミドくんの奇妙な異世界旅行記

作者不明

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一攫千金の国『ベガ・ラグナス編』

裏切りの結末! 悲しく痛む消えない呪印……。

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 ビリリッ! バチィン! バチバチバチッ‼
 電光石火の如く激しいラムダの連打が、いやらしく嗤うドナルドに向けて打ち込まれる!

 ッ‼

 バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッ‼

 ──午前2時39分。
 ベガ・ラグナス・タワーの中腹辺りをキールが登っているとき。南東の発電所の中では、ドナルド・ワイズマンと鬼族の女戦士ラムダが対峙し、激闘を繰り広げていた。

 時間にして3分間の激しい攻防の後に双方は距離を取った。恍惚としながら赤髪の道化師ドナルド鬼族の女ラムダに言った。

「いいねぇ~キミ♦ 思ったよりできるじゃないかァ……♥」
「はぁ、はぁ。気持ち、悪いこと、言ってんじゃ、ないよ‼ この、ピエロ野郎が‼」

 衣服がビリビリに破られて全身に青あざや切り傷、致命傷を負ってないだけで、ラムダは既に限界そうだ。息を切らせており、敵に知られてはいけない呼吸のリズムまで分かる。

 対して、多少の殴られた跡はあるものの赤と黄色の独特な衣装も損傷が少なく、ドナルドに目立った外傷はない。呼吸も乱れておらず、まるでマネキン人形のように呼吸のリズムが全く見えない。

 ひと目見ただけで、双方の実力の差は歴然だ。何事でもないように左手を腰に当てながら、ドナルドは右手で左肩の土埃を払いながら言う。

「でも残念。もう限界そうだネ。そろそろ終わりにしようか♠」
「あぁ⁉ れる、もんなら……‼」
「んふふ……意外と楽しかったヨ。バイバイ★」

 右手で左肩の裏から手品のように、ドナルドはハートエースのトランプを一枚だけ取り出した。そしてラムダの額を目掛けて、ドナルドがデコピンで弾くようにトランプを投げ飛ばした。

「!」

 飛んでくるトランプを凝視し、ラムダが両目をつぶった!

 ──ザク!

「?」

 ラムダは恐る恐る、目を開く。すると目の前に大男が立っていた。男がラムダを見下ろして言う。

「無事だったか、ラムダ」
「ゴメズ⁉ アンタ、何で⁉」

 巨人族のゴメズがラムダの正面に仁王立ちしている。巨大な筋肉の鎧にはトランプ一枚では傷は浅かったようだ。背中に刺さったトランプを片手で取って投げ捨てながら、ゴメズが言う。

「エイミーのことはキールに任せた」
「そう、かい……来てくれて、助かっ、たよ。あたし、一人じゃ、どうにも、ならなかったから、ね……」
「あの不気味な男が、刺客か?」
「ああ。あの、ピエロ野郎、いくら殴っても、ビクともしない……」

 ドナルドがゴメズとラムダの二人を交互に見ながら言う。

「おやおや、お友達かい? 巨人族と鬼族……どちらも強戦士の種族。二人同時は、さすがに面倒だな……★」
「ハッ! ビビってんなら、尻尾巻いて、とっとと失せな‼」
「ふふ。それは無理な相談だネ♦」

 馬鹿にするようにドナルドは嗤いながら赤いハンカチを取り出して手前でヒラヒラさせ始めた。ラムダとゴメズは警戒して構える。 

 ヒラヒラ~……バシュッ⁉

 するとドナルドが持っていた赤いハンカチが一瞬で一メートルほどの黒いステッキに早変わりした。いわゆる『アピアリングケーン』と呼ばれる手品に使われる道具だ。

 黒いステッキを優雅にクルクル回し、ドナルドは自身の右側で杖をつくように床にステッキを立てた。すると鉄の大槌おおづちを肩まで持ち上げたゴメズがドナルドに向かって突進していった!

「ふんぬ‼」

 ガキン!

 ゴメズの怪力で振り下ろされた大槌を、ドナルドは黒いステッキで受け流した。大槌は通路の床に落ちて激しく足元を揺らした。すれ違いざまにドナルドがゴメズの左腕を切り落とした。

「がぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」

 ゴメズが悲鳴を上げて左腕を右手でおさえた。さらにドナルドがステッキでゴメズの胴体を背中から貫こうとすると、ラムダがその背後を取った。ラムダがドナルドを羽交い締めにして全力で一気に放電する!

 感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリ感電バリッ‼

 永遠とも思えるような長い長い8秒間の放電。ドナルドは黒焦げになり「かはっ……」と口から黒い煙を吐いた。その時──。

 ボン‼ ボン‼ ボン‼

 突然ピンクや緑、紫の煙幕が発電所の通路に広がった。一気にラムダとゴメズ、そして黒焦げのドナルドを包み込む。

「今のうちだ! 逃げるぞ!」

 ラムダとゴメズがよく知っている声が響き渡った。ラムダが声の主を見て叫んだ。

「ラッシュかい⁉」
「は、早くしろよ、ラムダ! あ、ああ、あのピエロが、お、起きちまうだろ!」

 どうやらラッシュが煙幕弾を投げたらしい。ラッシュは一目散に尻尾を巻いて逃げていく。ラムダはゴメズを支えながら言った。

「ゴメズ⁉ アンタ、腕が!」
「ううぅ、ぐ……平気だ。う、腕の一本でヤツから逃げられるなら……安いものだ」

 左肘から先がキレイに切り落とされており、ゴメズは左脇を強く締めて一時的に止血を試みていた。そしてラッシュの逃げた先をついてくようにラムダとゴメズは煙幕の中を走っていった。

 30秒ほどしてから煙幕の中で黒焦げになっていたドナルドの心臓が動き出す。そして前のめりになり、全身をゴキゴキと鳴らし、ストレッチを始めた。そしてスッと真っ直ぐ立ち、首をコキコキ鳴らす。そして周囲を見渡して誰もいないのを確認しながら言う。

「やれやれ。もう一匹いたとは、ちょっと遊びすぎちゃった。相手が敵でも楽しませようとしちゃうのは昔の職業病かな。僕の悪い癖だネ♦」

 道化師ピエロのようにわざとらしくコミカルに、ドナルドはお腹を抱えてケタケタと笑っている。そして独り言のようにつぶやいた。

「んふふ……まさか緑髪の死神が関係のない鬼族の女他人を助けるなんてね。昔の彼なら考えられない……ふふふ。んふふふふふふ」

 暗闇の中で一人、ドナルドは嬉しそうに嗤っていた。

   *

「キール様、ご覚悟を」
「………………」

 振り上げられたルルの双錘そうすいは天に向けられたまま微動だにしない。眉間に力を入れて、ルルが下唇を噛みながら表情が曇っていく。

「どうしたルル? 早く楽にしてあげなさい」
「!」

 突然聞こえてきた声に驚いたルルが振り返った。いつから見ていたのだろう。大広間の奥の階段の上から、ベガ・ラグナスが見下ろすように立っていた。目を丸くしたルルが口を開く。

「べ、ベガ様⁉」
「随分、派手に暴れたようだね……ルル」

 力任せにルルが大暴れした大広間をベガが見渡す。柱や床がボコボコに凹んで大きなヒビが入っている。ルルは俯いて言う。

「も、申し訳ありません……」
「ルルのことが心配になって様子を見に来たんだ。だが、もうトドメを刺すようで安心したよ。さぁ、早く終わらせなさい」
「は、はい……」

 ベガに命令されたルルは、再び這いつくばるキールに視線を下ろした。キールは未だ痺れて動けずに四つんばいで震えていた。再び双錘を振り上げたルルだが、どうしても振り下ろせずにいた。それを見てベガが言う。

「分かっているはずだ。大盗賊フクロウの息の根を止めないと、魔法プログラムは解除できないんだぞ?」
「……分かっています」
「では早く頭を潰してしまいなさい。このままでは鬼族の子どもたちまで粛清されてしまうぞ」
「………………」
「何を躊躇ためらっているんだ?」
「………………」

 複雑そうに眉間にシワを寄せて、ルルが沈黙する。すると突然、ベガの表情が暗くなり、低く冷たい声で威圧的に問い詰めだした。

「まさか……私の正義命令に逆らうのか、ルル?」
「いえ! 決してそのようなことは……‼」
「では、なぜ躊躇う?」
「そ、それは……」

 ベガの質問に答えられず、ルルが言葉を失ってしまう。ルルを追い詰めるようにベガが更に問い詰めてくる。

「私の言葉は正義信愛教の教えだ。ルルは私を信じると誓ったはずだな?」
「はい」
「その男を処刑することが正義だと私は言っている。分かるな?」
「はい」
「その男を処刑することが正義だとルルも信じている。そうだな?」
「……はい」
「では、迷うはずがない。その男を殺せ」
「………………は、い」

 ルルが振り返り、這いつくばっているキールを見下ろす。震えながら右手に持った双錘そうすいを振り上げる。そのまま右手を離して鉄球を落とすだけでも人間の頭部くらいなら簡単に潰せるだろう。ベガが短く言った。

「殺せ」
「………………」
「殺せッッッッッッ‼」
「──っ!」

 ベガの怒鳴り声にビクッと肩を震わせたルルは思わず手の力を緩めてしまい、双錘を落としてしまった。棒の先の鉄球が落ちるのを見て慌てながらルルは掴み取ろうとした。しかし間に合わず鉄球はそのままキールの頭部目掛けて無慈悲に落ちていく。

 ぐしゃッ!

「あぁ……!」

 右手で口を抑えながら、ルルが辛そうに声を漏らした。

 落ちた双錘の鉄球の下に潰れた肉のような物体があり、真っ赤に染まっている。その周囲にジワジワと赤い液体が広がっていき、ルルの足元の靴にまで届こうとすると、ルルは怯えるように後ずさりしてしまう。

「ああ……あぁ……」
「よくやった。偉いね、ルル」

 嬉しそうに微笑みを浮かべながらベガがルルの耳元で囁いた。
 潰れたキールの頭部からルルは視線をそらせずにいる。視界がかすんで朦朧もうろうとし、右のまぶたがピクピクと痙攣けいれんしている。

 本当に殺してしまった。頭では分かっていた。覚悟もしたつもりだった。だが現実を目の当たりにすると体は正直だった。

 ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン 。

 ハッキリと耳の奥に心臓の鼓動が嫌と言うほど響いてくる。さっきまで戦ったからだろうか。いや違う。これはもっと、精神的な、ストレスというか、感情的な、何かだ。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 ルルの呼吸が少し乱れ始めた。動揺しているのか。そして振り返らずにルルがベガにたずねた。

「これで……粛清の魔法プログラムは……解除、されたんですね」
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
「ベガ、様?」

 ルルの問いかけにベガは答えなかった。
 すると感情を全て失ったかのような真顔で、ベガが口を開いた。

「残念だが解除はされてないんだ」
「え……っ⁉」

 ベガの言葉に信じられないといった表情でルルは振り返る。両目を見開いて口を半開きにしたまま悲しそうに眉を下げたルルが、恐る恐るベガに問いかけた。

「……どういう、ことですか?」
「そのままの意味だよ、ルル。粛清魔法プログラムは解除されていない。ほら、ルルの呪印を見てごらん」

 言われるがままに、ルルは手鏡を取り出して自身の首を見ようとした。呪印はうなじから前にかけて、まるで首を締める手の影のようにルルの喉にまで伸びて侵蝕しんしょくしていた。

 ズキンッ‼

っ⁉」

 呪印が再び紫色で点滅し始め、ルルは思わず首を手でおさえて膝から崩れ落ちる。それを見下ろしながらベガが言う。

「残念だ……とても残念だよ。ルルとお別れをしなくてはならないなんてね……」
「ひっ‼ べ、ベガ……さ、ま」
「ルルはとても優秀だった。その身に宿す雷臓らいぞうに蓄電されたエネルギーは私のカジノ運営には必要不可欠だったよ。これまでよく頑張ってくれたね、ありがとう……ルル」
「な、何を言ってるのか、わかり、ません!」
「かわいそうに……痛むかい? ルル。その呪印の読み込みは半分は終わっているだろう。あと数十分もすれば、弱い鬼族から順に首が爆破し、粛清されていくだろう。大丈夫、ルルはとても強いから最後になるだろう。先に爆破されるのは、おそらく発電所で寝ている鬼の子たちだろう」
「そ、そんな⁉ 話が、違います! キー……侵入者フクロウを排除すれば、魔法プログラムは解除されると──」
「ああ……そういえば、そんなようなことも言ったね。忘れていたよ。だが私は『おそらくフクロウだ』と言ったんだ。確証があったわけではない」
「で、では……誰が……?」
「………………………………………………………………………………」

 ベガは沈黙し、そして手で口元を抑えて肩を震わせながら言った。

「──さぁ……誰だろうね?」
「!」

 そのとき何かを確信したように……ルルが、あざ笑うベガを睨んだ。

   *

「大丈夫なんですか? まだ完治してないんじゃないですか?」
「平気平気! ほら、もうカサブタになってるから」

 左手首の包帯をスルスル外してミドは傷口のカサブタをマルコに見せた。横で見ていたフィオがミドにたずねる。

「ミドくん、本当にやるっスか? 勝ち目なんてないっスよ?」
「そうだね~。戦ったら間違いなく、ボクはベガには勝てないだろうね」
「だったら……」
「それでも、ボクはキールを迎えに行くよ」
「……分かったっス。もう何も言わないっスよ! やるからには思いっきりやってくるっス‼」
「うん、フィオとマルコはニオをお願い」
「ニオ? あ! ああ、はいはい。了解っス! きっちり報酬払ってもらわないといけないっスよね!」
「……ニオのこと忘れてたでしょ」
「そんなことないっスよ! いいから、こっちは任せるっス!」
「なんかちょっと心配になってきちゃったな~。はは……」

 フィオの適当さに不安になりながらも、気を取り直してミドが言った。

「それじゃあ簡単にだけど説明するよ。フィオとマルコはニオの救出。そしてボクはキールを奪還する。キールの目的はベガの命だ。ならタワーの最上階か地下にいるはずだ。ボクは最上階を目指すから、フィオとマルコは地下をお願い。もしキールが地下にいるようだったら連絡して、すぐに向かうから」
「了解っス、ミドくん」「任せてください! ミドさん!」

 三人が手を合わせてお互いの顔を見合う。そしてミドが笑顔で言う。

「よし、キールに会いに行こうか!」

 こうして、ミドたち三人はキールを奪い返しにカジノ・ザ・ベガ・ラグナスタワーへ向かう──。
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