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第2章 竜の暮らし篇
第26話 凍結
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ボス部屋の扉が開き、中に入る。
「あ、あれは!」
サレナが驚いた声を上げる。そこには30メートルを超える、巨大な白いクジラがいた。
名前 ケトス
種族 神鯨・神種(ホエールオブゴッド・ディバイン)
rank 555
称号 海の冠者
技能 浮遊 破水 神性 反射 超噴射
「あれはケトス!紛れもない神種ですわ!いくらリュート様でも神が相手じゃ…」
「だ、大丈夫よきっと、リュートを信じましょう」
「危ないから下がってるんだぞ」
「「はい!」」
遂に俺以外の神種が現れたか。上等だぜ。どうやら手を抜く訳には行かないな。
最大火力で吹っ飛ばして、一気にケリをつける!
「雷神」
巨大な雷がケトスに落ちる。しかし、ケトスは潮を噴射し防ぐ。
なんて威力の噴射だ。あんなのくらったら人たまりもない。
「どんどん行くぞ!鯨!」
「炎神」
「水神」
「風神」
「土神」
「闇神」
全て弾かれる。どれもまるで効果がない。
仕方ない別の魔法を使おう。
「創成・ギガンティックブレイド!」
巨大な剣を出現させる。
「付与・オール」
巨大な剣が七色に輝きだした。全属性の魔法を付与したのだ。
「更に行くぞ!」
「複製・付与剣!」
エンチャントされた巨大な剣がもう一つ現れた。
「複製、複製、複製、複製!」
空中に無数の付与剣が出現する。剣はケトスを中心に四方八方に展開している。
これだけの数の剣があれば、あの巨体では避けられないだろう。
「喰らえクジラ!」
「ディメ…」
俺が次元操作で、全ての剣をケトスに収束させようとしたその時だった。
『自動発動により超越感覚が発動しました』
『これより少し先の未来が開示されます』
超越感覚が発動した。そこで見えたのは収束した剣が全て跳ね返され、俺どころかクリアやサレナにも剣が飛んでいき、二人が巻き添えになり死んでしまう未来が見えた。
「!? 危ねぇ!」
これが超越感覚か。俺はすぐに魔法をキャンセルし、剣を消した。
「魔法解いちゃったけど、どうしたんだろう?リュート」
「たぶん、私たちではわからないことですわ」
危ないところだった。俺は自分の魔法で一番大切なものを破壊するところだった。ありがとよ、超越感覚。それと同時に激しい怒りが湧いてきた。こんな奴に苦戦してる俺が許せない。今すぐ消し飛ばしてやるよ!クジラ野郎!
『一定以上の感情の高揚を確認しました リミッターが一つ解除されます』
『リミッターの解除により次元操作の力が解放されました』
なんだ?リミッター?俺にはそんなものがかかっていたのか。次元操作に新たな力だと?最近、よくわからないまま異次元の実体化が出来るようになったが、俺の次元操作がさらに強くなるというのか。新しい次元操作の使い方が頭に流れ込んでくる。なるほどこれは強い。この力、早速試してやる。
「終わりにしよう。ケトス!」
「次元操作・凍結」
その瞬間俺以外の全ての時間が凍結した。音も光も動かない、無の世界。
「次元操作・固定」
俺の目の前に魔力が集中する。
「次元の神剣」
目の前に黒い剣が出現した。
出現した次元の神剣を操作出来る。今までは、一方向の動きしかできなかったが、今は、空中を漂う剣を思うがままに動かすことができる。剣をケトスの方に動かし、横一直線に振りかざした。なんの変化も起こらないが、俺にはこの後どうなるか想像するのは容易だ。
「次元操作・解凍」
再び、俺以外の全ての時間は解凍した。音や光が戻って来る。
そして、ケトスは横一直線に真っ二つになり次元に取り込まれながら消えた。
「あ、あれは!」
サレナが驚いた声を上げる。そこには30メートルを超える、巨大な白いクジラがいた。
名前 ケトス
種族 神鯨・神種(ホエールオブゴッド・ディバイン)
rank 555
称号 海の冠者
技能 浮遊 破水 神性 反射 超噴射
「あれはケトス!紛れもない神種ですわ!いくらリュート様でも神が相手じゃ…」
「だ、大丈夫よきっと、リュートを信じましょう」
「危ないから下がってるんだぞ」
「「はい!」」
遂に俺以外の神種が現れたか。上等だぜ。どうやら手を抜く訳には行かないな。
最大火力で吹っ飛ばして、一気にケリをつける!
「雷神」
巨大な雷がケトスに落ちる。しかし、ケトスは潮を噴射し防ぐ。
なんて威力の噴射だ。あんなのくらったら人たまりもない。
「どんどん行くぞ!鯨!」
「炎神」
「水神」
「風神」
「土神」
「闇神」
全て弾かれる。どれもまるで効果がない。
仕方ない別の魔法を使おう。
「創成・ギガンティックブレイド!」
巨大な剣を出現させる。
「付与・オール」
巨大な剣が七色に輝きだした。全属性の魔法を付与したのだ。
「更に行くぞ!」
「複製・付与剣!」
エンチャントされた巨大な剣がもう一つ現れた。
「複製、複製、複製、複製!」
空中に無数の付与剣が出現する。剣はケトスを中心に四方八方に展開している。
これだけの数の剣があれば、あの巨体では避けられないだろう。
「喰らえクジラ!」
「ディメ…」
俺が次元操作で、全ての剣をケトスに収束させようとしたその時だった。
『自動発動により超越感覚が発動しました』
『これより少し先の未来が開示されます』
超越感覚が発動した。そこで見えたのは収束した剣が全て跳ね返され、俺どころかクリアやサレナにも剣が飛んでいき、二人が巻き添えになり死んでしまう未来が見えた。
「!? 危ねぇ!」
これが超越感覚か。俺はすぐに魔法をキャンセルし、剣を消した。
「魔法解いちゃったけど、どうしたんだろう?リュート」
「たぶん、私たちではわからないことですわ」
危ないところだった。俺は自分の魔法で一番大切なものを破壊するところだった。ありがとよ、超越感覚。それと同時に激しい怒りが湧いてきた。こんな奴に苦戦してる俺が許せない。今すぐ消し飛ばしてやるよ!クジラ野郎!
『一定以上の感情の高揚を確認しました リミッターが一つ解除されます』
『リミッターの解除により次元操作の力が解放されました』
なんだ?リミッター?俺にはそんなものがかかっていたのか。次元操作に新たな力だと?最近、よくわからないまま異次元の実体化が出来るようになったが、俺の次元操作がさらに強くなるというのか。新しい次元操作の使い方が頭に流れ込んでくる。なるほどこれは強い。この力、早速試してやる。
「終わりにしよう。ケトス!」
「次元操作・凍結」
その瞬間俺以外の全ての時間が凍結した。音も光も動かない、無の世界。
「次元操作・固定」
俺の目の前に魔力が集中する。
「次元の神剣」
目の前に黒い剣が出現した。
出現した次元の神剣を操作出来る。今までは、一方向の動きしかできなかったが、今は、空中を漂う剣を思うがままに動かすことができる。剣をケトスの方に動かし、横一直線に振りかざした。なんの変化も起こらないが、俺にはこの後どうなるか想像するのは容易だ。
「次元操作・解凍」
再び、俺以外の全ての時間は解凍した。音や光が戻って来る。
そして、ケトスは横一直線に真っ二つになり次元に取り込まれながら消えた。
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