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第13章 天竜の試練篇
第152話 嘘の神
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「ガルルルルルルル!」
「何?この獣は?」
ガブ!コットンはライの胸に噛み付いた。
「何するのよ!この獣が!」
何故かコットンの噛みつきは空を切り、コットンの腹部に重い蹴りが入る。
「きゃうん!」
コットンは壁まで吹き飛んだ。
「コットン!」
「ちっ。せっかくあのバカデカ女の体で遊んでたのに」
気がつくとライの姿は変わっていた。髪が紫色で、胸は無い。どうやらあの姿は本物の豊穣の神フルネスの姿を模していた何かしらのスキルだろう。
ライは吹き飛んだコットンの方を向いている。今のうちに機械を外さなくては。
体の痺れが取れてきたので、機械を外そうと試みる。しかし、機械は胸にぴったりとくっつき、離れそうにない。こうなったら一か八か。
「さぁて…邪魔者も居なくなったことだし、魔力搾取を再開…」
ライが振り向くとクリアの姿がなかった。
「馬鹿な!あの機械は私が外そうとしない限り外れないはずだ!」
ライは胸元から何かの端末を取り出す。その端末には機械はまだ作動していることが映っている。
「ははぁん?どこかに隠れたな?」
バレた。私は透明化を使って機械ごと消えた。まだ機械は付いたままだ。
「じゃあ出力あげちゃえ!」
ポチ!ライが端末を操作する。
ギュイィィィン!機械の吸い付きが激しくなり、声が漏れてしまいそうになるのを口を塞いで耐える。
「どこにいるの?隠れても無駄よ?」
く!的確に胸を刺激され気持ち良くなってしまいそうだ。だが、耐える。リュートのことを考えれば、耐えられる。しばらく耐え続け、力が抜け床に這いつくばりそうになる。
その時、
「ガルルルルルルル!」
起き上がったコットンが再びライに噛み付く。今度は腕だ。
「痛っ!このクソ獣が!」
あまりの痛みでライは端末を落とす。今だ!
「重力操作・吸引!」
端末を手元にひきよせる。
「しまった!」
仕組みはよくわからないが電源ボタンを見つけたので押す。
ぷしゅうぅぅぅ。ゴトッ!機械が止まり、胸から外れて落ちる。
「よくも私の胸を弄んだね?あなたは絶対に許さない!」
怒りが沸き上がり、力が漲る。
「あら?これって不味い?逃げ…」
「無駄だよ!重力操作・超過重」
「ぐふぅ!」
激しい重力がライにかかり、床に這い蹲る。ミシミシィ!ライの骨が軋む。あまりに腹が立っていたので、頭を踏みつける。
「ひ、ひぃ!ゆ、許して…」
「貴方みたいな神はこの世界に要らない。さようなら」
「重力操作・超圧縮!」
「あぁぁぁぁぁぁ!」
重力がライの体を潰し、ライは豆粒くらいの塊になった。
「ごめんね。コットン大丈夫?」
「くぅーん…」
機械に溜まっていた魔力を疲弊したコットンに流し込み、回復させる。
「くぅん!」
少し元気になったようだ。本当に良かった。
私は神を倒すことに成功したのだった。
「何?この獣は?」
ガブ!コットンはライの胸に噛み付いた。
「何するのよ!この獣が!」
何故かコットンの噛みつきは空を切り、コットンの腹部に重い蹴りが入る。
「きゃうん!」
コットンは壁まで吹き飛んだ。
「コットン!」
「ちっ。せっかくあのバカデカ女の体で遊んでたのに」
気がつくとライの姿は変わっていた。髪が紫色で、胸は無い。どうやらあの姿は本物の豊穣の神フルネスの姿を模していた何かしらのスキルだろう。
ライは吹き飛んだコットンの方を向いている。今のうちに機械を外さなくては。
体の痺れが取れてきたので、機械を外そうと試みる。しかし、機械は胸にぴったりとくっつき、離れそうにない。こうなったら一か八か。
「さぁて…邪魔者も居なくなったことだし、魔力搾取を再開…」
ライが振り向くとクリアの姿がなかった。
「馬鹿な!あの機械は私が外そうとしない限り外れないはずだ!」
ライは胸元から何かの端末を取り出す。その端末には機械はまだ作動していることが映っている。
「ははぁん?どこかに隠れたな?」
バレた。私は透明化を使って機械ごと消えた。まだ機械は付いたままだ。
「じゃあ出力あげちゃえ!」
ポチ!ライが端末を操作する。
ギュイィィィン!機械の吸い付きが激しくなり、声が漏れてしまいそうになるのを口を塞いで耐える。
「どこにいるの?隠れても無駄よ?」
く!的確に胸を刺激され気持ち良くなってしまいそうだ。だが、耐える。リュートのことを考えれば、耐えられる。しばらく耐え続け、力が抜け床に這いつくばりそうになる。
その時、
「ガルルルルルルル!」
起き上がったコットンが再びライに噛み付く。今度は腕だ。
「痛っ!このクソ獣が!」
あまりの痛みでライは端末を落とす。今だ!
「重力操作・吸引!」
端末を手元にひきよせる。
「しまった!」
仕組みはよくわからないが電源ボタンを見つけたので押す。
ぷしゅうぅぅぅ。ゴトッ!機械が止まり、胸から外れて落ちる。
「よくも私の胸を弄んだね?あなたは絶対に許さない!」
怒りが沸き上がり、力が漲る。
「あら?これって不味い?逃げ…」
「無駄だよ!重力操作・超過重」
「ぐふぅ!」
激しい重力がライにかかり、床に這い蹲る。ミシミシィ!ライの骨が軋む。あまりに腹が立っていたので、頭を踏みつける。
「ひ、ひぃ!ゆ、許して…」
「貴方みたいな神はこの世界に要らない。さようなら」
「重力操作・超圧縮!」
「あぁぁぁぁぁぁ!」
重力がライの体を潰し、ライは豆粒くらいの塊になった。
「ごめんね。コットン大丈夫?」
「くぅーん…」
機械に溜まっていた魔力を疲弊したコットンに流し込み、回復させる。
「くぅん!」
少し元気になったようだ。本当に良かった。
私は神を倒すことに成功したのだった。
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