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第3章 爆剣鎧竜の探索篇
第34話 辿り着いた街
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嘗て、ミハエルからこんな情報を仕入れた。
『この大陸には七つの大国がある』
と。そして、その国の領土内には七色の罪竜と呼ばれる強大なドラゴンが存在している。
そんな話を聞いた後、ざっくりだが国の配置を聞いていた。あのコケ野郎がいるあの辺にはベルデ王国がある。そこから更に東に行った場所にはセールイ王国がある。恐らく俺たちは今その辺にいるはずだ。
「見えた!」
俺たちの目の前には立派な門と城壁を持った城がそびえ立つ大きな街が見えてきた。かなり大きな街なだけあって様々な人が門を出入りしていた。
「わぁ…すごく大きい…」
「人も沢山居そうですね」
ここならば、能力診断も受けられるはずだ。問題は検問とかで何か言われないかだが…。
街の入口の門へたどり着くと、門番が二人立っていた。しかし、他の通行人たちは特に何かを見せたり聞かれたりする訳でも無く、すんなりと中に入っていた。
「多分大丈夫だろう。よし、行こう」
二人を連れて門を通る。特に何も言われず、あっさり入ることが出来た。きっとあの門番はモンスターの侵入を阻むための人達なのだろう。
街の中に入る。街の内部は中世のヨーロッパ風の建物が多く立ち並んでおり、The異世界といった感じの見た目をしている。
「よし、せっかくだから色々見て回ろう」
「わーい!」
「楽しみですー!」
この世界の通貨はアル大陸とは違う。向こうは硬貨の種類によって価値が変わるようなシステムだった。しかし、こちらの大陸では、硬貨一枚の値段は変わらず、数で値を判断される。単位は1Eという。この大陸では、Eという単位で通貨が統一されている。
現在の俺の手持ちは10000E。冒険者三人組を助けた時のゴブリンの巣からくすねた物だ。これがどのくらいの価値なのか分からない。物価をしっかりと見極めなくては…。
俺たちは街を探索した。まず、街に来て最初にすることて言えば宿探しだ。三人一部屋にすれば、それなりにいい場所に泊まれるだろう。
「よし、ここにしよう」
見た目も決して悪い訳では無い。なかなかいい塩梅な気がする。とりあえず宿屋に入る。
「いらっしゃいませ。お泊まりですか?」
爽やかなメイドのような女性が出迎えてくれる。
「あぁ。今晩の宿を取りたくてね。三人一部屋で構わないんだが、部屋は空いてるか?」
「はい、空いています。一泊1000Eとなります」
「了解した。まだ街を見て回りたいのだが、予約ということにはできるか?」
「はい、大丈夫ですよ。お客様の部屋はとって置きますので」
「助かる。では、後ほどまた来る」
「はい。行ってらっしゃいませ」
無事に寝床の確保に成功した。
「よし。二人とも、街を探索しよう!」
「うん!」
「はい!」
こうして、リュート一行はセールイ王国へたどり着いたのであった。
『この大陸には七つの大国がある』
と。そして、その国の領土内には七色の罪竜と呼ばれる強大なドラゴンが存在している。
そんな話を聞いた後、ざっくりだが国の配置を聞いていた。あのコケ野郎がいるあの辺にはベルデ王国がある。そこから更に東に行った場所にはセールイ王国がある。恐らく俺たちは今その辺にいるはずだ。
「見えた!」
俺たちの目の前には立派な門と城壁を持った城がそびえ立つ大きな街が見えてきた。かなり大きな街なだけあって様々な人が門を出入りしていた。
「わぁ…すごく大きい…」
「人も沢山居そうですね」
ここならば、能力診断も受けられるはずだ。問題は検問とかで何か言われないかだが…。
街の入口の門へたどり着くと、門番が二人立っていた。しかし、他の通行人たちは特に何かを見せたり聞かれたりする訳でも無く、すんなりと中に入っていた。
「多分大丈夫だろう。よし、行こう」
二人を連れて門を通る。特に何も言われず、あっさり入ることが出来た。きっとあの門番はモンスターの侵入を阻むための人達なのだろう。
街の中に入る。街の内部は中世のヨーロッパ風の建物が多く立ち並んでおり、The異世界といった感じの見た目をしている。
「よし、せっかくだから色々見て回ろう」
「わーい!」
「楽しみですー!」
この世界の通貨はアル大陸とは違う。向こうは硬貨の種類によって価値が変わるようなシステムだった。しかし、こちらの大陸では、硬貨一枚の値段は変わらず、数で値を判断される。単位は1Eという。この大陸では、Eという単位で通貨が統一されている。
現在の俺の手持ちは10000E。冒険者三人組を助けた時のゴブリンの巣からくすねた物だ。これがどのくらいの価値なのか分からない。物価をしっかりと見極めなくては…。
俺たちは街を探索した。まず、街に来て最初にすることて言えば宿探しだ。三人一部屋にすれば、それなりにいい場所に泊まれるだろう。
「よし、ここにしよう」
見た目も決して悪い訳では無い。なかなかいい塩梅な気がする。とりあえず宿屋に入る。
「いらっしゃいませ。お泊まりですか?」
爽やかなメイドのような女性が出迎えてくれる。
「あぁ。今晩の宿を取りたくてね。三人一部屋で構わないんだが、部屋は空いてるか?」
「はい、空いています。一泊1000Eとなります」
「了解した。まだ街を見て回りたいのだが、予約ということにはできるか?」
「はい、大丈夫ですよ。お客様の部屋はとって置きますので」
「助かる。では、後ほどまた来る」
「はい。行ってらっしゃいませ」
無事に寝床の確保に成功した。
「よし。二人とも、街を探索しよう!」
「うん!」
「はい!」
こうして、リュート一行はセールイ王国へたどり着いたのであった。
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