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第3章 爆剣鎧竜の探索篇
第35話 適性職
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しばらく、三人で街を散策する。すると、待ち望んでいた建物を発見した。
「ここか…適性診断所。あったな」
その建物は割と普通な見た目をしていて、よく探さないと見失いそうだった。
「じゃあ、早速見てもらおうよ」
「そうですね」
「よし、行こうか」
診断所の中に足を踏み入れる。
「いらっしゃい」
中にはメガネをかけた知的な女性が居た。
「初めてなんだが、どのくらいの時間がかかるんだ?」
「安心してください、すぐに終わりますよ。診断料として、おひとり様500E程いただきますがよろしいですか?」
思ったより値段も高くない。早速受けさせてもらおう。どんな診断結果になるのだろうか。
「構わない。三人頼んでいいか?」
「はい。じゃあそちらの方から。こちらの椅子に座って下さい」
クリアが呼ばれ、椅子に座る。
「では、失礼しますね。診断!」
クリアが一瞬眩い光に包まれる。
「見えました。貴方はどうやら武器を使用した近接系の職にはあまり向いていないようです。というよりも、あまり戦闘向きの職はおすすめ出来ませんね」
「なら、私は何に向いているんですか?」
「そうですね…。貴方は癒しを与える僧侶か、主人に仕えるメイドなどに向いていますね」
メイド…?それも職業の種類なのか…。
「ありがとうございます」
「次は私でいいですかー?」
オリアナがクリアと入れ替わるように座る。
「はい。では、失礼します。診断!」
オリアナの体も光り輝く。
「貴方も近接戦闘系の職は向いていないようですね。あなたの適性職は…。モンスターを使役する魔物使いか、味方を鼓舞して、相手を弱らせる踊り子などに向いていますね」
「なるほどー」
オリアナは意外な結果だった。俺は一体どのような診断が出るのだろうか。
「最後は俺だ」
オリアナとリュートが変わる。
「はい。では、失礼して。診断!」
「どうだ?」
「なっ…」
診断してくれた女性に明らかな動揺が見える。
「どうしたんだ?」
「あ、貴方何者なの…?」
「えっ?」
「貴方は全ての職に適性があるわ!」
「なんだと?」
「貴方は何にでも成れる素質を持っているのですよ」
「そうなのか」
それが凄いことなのかわからないが、この道のプロも驚くということは、結構凄いことなのかもしれない。
「すっごい!」
「流石はリュートさんですねー」
「それはいいことを聞いた。よし、装備を整えようか。診断ありがとう」
俺たちは診断所を後にした。
「本当に何者なの…彼は…」
全てに適性がある。それは、逆を返せば勇者にも魔王にも、神にも悪魔にもなれるということだ。こんな人物は今まで見たことも聞いたことも無い。
「とんでもない逸材が現れましたね…」
リュートは自らの意図しないところで株を上げたのであった。
「ここか…適性診断所。あったな」
その建物は割と普通な見た目をしていて、よく探さないと見失いそうだった。
「じゃあ、早速見てもらおうよ」
「そうですね」
「よし、行こうか」
診断所の中に足を踏み入れる。
「いらっしゃい」
中にはメガネをかけた知的な女性が居た。
「初めてなんだが、どのくらいの時間がかかるんだ?」
「安心してください、すぐに終わりますよ。診断料として、おひとり様500E程いただきますがよろしいですか?」
思ったより値段も高くない。早速受けさせてもらおう。どんな診断結果になるのだろうか。
「構わない。三人頼んでいいか?」
「はい。じゃあそちらの方から。こちらの椅子に座って下さい」
クリアが呼ばれ、椅子に座る。
「では、失礼しますね。診断!」
クリアが一瞬眩い光に包まれる。
「見えました。貴方はどうやら武器を使用した近接系の職にはあまり向いていないようです。というよりも、あまり戦闘向きの職はおすすめ出来ませんね」
「なら、私は何に向いているんですか?」
「そうですね…。貴方は癒しを与える僧侶か、主人に仕えるメイドなどに向いていますね」
メイド…?それも職業の種類なのか…。
「ありがとうございます」
「次は私でいいですかー?」
オリアナがクリアと入れ替わるように座る。
「はい。では、失礼します。診断!」
オリアナの体も光り輝く。
「貴方も近接戦闘系の職は向いていないようですね。あなたの適性職は…。モンスターを使役する魔物使いか、味方を鼓舞して、相手を弱らせる踊り子などに向いていますね」
「なるほどー」
オリアナは意外な結果だった。俺は一体どのような診断が出るのだろうか。
「最後は俺だ」
オリアナとリュートが変わる。
「はい。では、失礼して。診断!」
「どうだ?」
「なっ…」
診断してくれた女性に明らかな動揺が見える。
「どうしたんだ?」
「あ、貴方何者なの…?」
「えっ?」
「貴方は全ての職に適性があるわ!」
「なんだと?」
「貴方は何にでも成れる素質を持っているのですよ」
「そうなのか」
それが凄いことなのかわからないが、この道のプロも驚くということは、結構凄いことなのかもしれない。
「すっごい!」
「流石はリュートさんですねー」
「それはいいことを聞いた。よし、装備を整えようか。診断ありがとう」
俺たちは診断所を後にした。
「本当に何者なの…彼は…」
全てに適性がある。それは、逆を返せば勇者にも魔王にも、神にも悪魔にもなれるということだ。こんな人物は今まで見たことも聞いたことも無い。
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