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第10章 黄金色の欲望篇
第123話 ジョーヌ訪問
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リュート達は新たにジョーヌの王になった、デザイアの招待で新ジョーヌ国へやって来た。
「うわぁ…何だあの趣味の悪い建物…」
リュートの視界に入って来たのは、派手に輝きを放つ黄金の城だった。
「城が…金になってるね…」
「あれはやはりデザイアの仕業だろう」
同行していたブレイズが口を開く。
「あいつの能力は…」
そう言いかけた時、突然ブレイズの口に金の延べ棒が詰まる。
「ごほっ!がはっ!」
「私の能力を勝手に話さないで貰えるかしら?短気のブレイズ?」
リュート達の目の前に黄金色のドレスを身にまとった美しい女性が現れた。間違いなく、あの人物がデザイア女王だろう。
「ペっ!何しやがる!この金好き野郎!」
「あら。野郎とは心外ね?私一応ドラゴンの頃から雌なんだけど?」
「貴方がデザイア女王か?」
「挨拶が遅れて申し訳ないわ。私が新たにこの国を統べることになった、デザイアよ」
デザイアは右手を差し出してくる。握手を求めているのだろう。わざわざ呼んでおいていきなり攻撃を仕掛けてくるような野暮な人物ではないようだし、断る理由も無い。
「俺がリュートだ。よろしく」
普通に手を握り返し、握手する。
「あら?意外とあっさり。私を信用するの?」
「まぁわざわざ呼んでおいていきなり攻撃はしてこないだろうよ」
「そこの短気君と違って話しがわかるのね。ここで話すのも何ですし、我が城へ。もちろん嫌なら場所を変えますが」
「そうだな…流石にずかずかと他国の城に入るのは警戒心が無さすぎるな」
「じゃあ城の敷地の外にリゾートがあるわ。そこならゆっくり話しが出来るんじゃないかしら」
「わかった。そこに行こう」
「…」
ブレイズがなんとも言えない顔でこちらを見てきた。どうやら、そうとうデザイアとは因縁があるみたいだ。
デザイアは数人の近衛兵と、リュート達を引き連れてリゾート地へやって来た。そこには大きな建物があり、内部に会議室のようなものもあった。リュート達はそこの机に迎え合うように座る。
「中々いい場所だな」
「そうでしょ?ここは観光施設としてもかなり人気なのよ?」
「では、早速だが本題に入ろう。なぜこの国を乗っ取った何を企んでいる?」
「あら。いきなり本題から入るのね。まぁ私が貴方を呼んだんだし、私が先に答えましょう。答えは簡単よ?私の欲を満たすためよ」
「欲?」
「どうせブレイズから聞いているんでしょうけど、私は七色の罪竜の黄欲竜。『強欲』の罪を背負っているの。その目的の為にこの国の王は邪魔だったの」
「なるほど。だから、王を消したのか」
「どの道あの王じゃ、この国は滅んでいたわ。じゃあ次はこちらから聞くわね?リュート王、私の国と同盟を組まない?」
デザイアの提案は衝撃的なものだった。
「うわぁ…何だあの趣味の悪い建物…」
リュートの視界に入って来たのは、派手に輝きを放つ黄金の城だった。
「城が…金になってるね…」
「あれはやはりデザイアの仕業だろう」
同行していたブレイズが口を開く。
「あいつの能力は…」
そう言いかけた時、突然ブレイズの口に金の延べ棒が詰まる。
「ごほっ!がはっ!」
「私の能力を勝手に話さないで貰えるかしら?短気のブレイズ?」
リュート達の目の前に黄金色のドレスを身にまとった美しい女性が現れた。間違いなく、あの人物がデザイア女王だろう。
「ペっ!何しやがる!この金好き野郎!」
「あら。野郎とは心外ね?私一応ドラゴンの頃から雌なんだけど?」
「貴方がデザイア女王か?」
「挨拶が遅れて申し訳ないわ。私が新たにこの国を統べることになった、デザイアよ」
デザイアは右手を差し出してくる。握手を求めているのだろう。わざわざ呼んでおいていきなり攻撃を仕掛けてくるような野暮な人物ではないようだし、断る理由も無い。
「俺がリュートだ。よろしく」
普通に手を握り返し、握手する。
「あら?意外とあっさり。私を信用するの?」
「まぁわざわざ呼んでおいていきなり攻撃はしてこないだろうよ」
「そこの短気君と違って話しがわかるのね。ここで話すのも何ですし、我が城へ。もちろん嫌なら場所を変えますが」
「そうだな…流石にずかずかと他国の城に入るのは警戒心が無さすぎるな」
「じゃあ城の敷地の外にリゾートがあるわ。そこならゆっくり話しが出来るんじゃないかしら」
「わかった。そこに行こう」
「…」
ブレイズがなんとも言えない顔でこちらを見てきた。どうやら、そうとうデザイアとは因縁があるみたいだ。
デザイアは数人の近衛兵と、リュート達を引き連れてリゾート地へやって来た。そこには大きな建物があり、内部に会議室のようなものもあった。リュート達はそこの机に迎え合うように座る。
「中々いい場所だな」
「そうでしょ?ここは観光施設としてもかなり人気なのよ?」
「では、早速だが本題に入ろう。なぜこの国を乗っ取った何を企んでいる?」
「あら。いきなり本題から入るのね。まぁ私が貴方を呼んだんだし、私が先に答えましょう。答えは簡単よ?私の欲を満たすためよ」
「欲?」
「どうせブレイズから聞いているんでしょうけど、私は七色の罪竜の黄欲竜。『強欲』の罪を背負っているの。その目的の為にこの国の王は邪魔だったの」
「なるほど。だから、王を消したのか」
「どの道あの王じゃ、この国は滅んでいたわ。じゃあ次はこちらから聞くわね?リュート王、私の国と同盟を組まない?」
デザイアの提案は衝撃的なものだった。
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